No.626832

仮面ライダーオーズ×ポケットモンスター 氷の中で燃える炎・欠ける虹 14話

XXXさん

今言えることは…コンは生粋のビビり

2013-10-10 21:14:23 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1664   閲覧ユーザー数:1649

とある世界のとある海に浮かぶ施設…『バトルフロンティア』

新施設の公開七日前のマスコミ公開日にとある少年がやって来た

名をエメラルド……彼はマスコミにバトルフロンティアの施設を制覇すると言い、その場をしっちゃかめっちゃかにする

当然施設の責任者フロンティアブレーンに捕まるも、オーナーであるエニシダに特別に挑戦権を与えられた

三日目には三人のブレーンを破り、彼は真の目的を口にする

 

 

『幻のポケモン、ジラーチの捕獲』

 

 

彼はポケモン図鑑を所有する図鑑所有者であり、オーキド博士に頼まれてバトルフロンティアにやって来たのだ

とうとう彼はジラーチの行方を突き止め、とある洞窟に向かうもそこに待っていたのはエメラルドと同じくジラーチを狙う人物

名を甲冑の男(ガイル・ハイダウト)

バトルファクトリーのレンタルポケモンを奪い使用する謎の敵

エメラルドとフロンティアブレーンは彼と対峙し、ジラーチ捕獲に失敗

ガイルに逃げられた後、なんとエメラルドはすぐにバトルアリーナに挑戦

彼のウソッキーのがんばりで見事勝利した後、エメラルドは爆睡してしまった

 

これはバトルフロンティアの宿泊施設に連れ込まれた後のエメラルド…と、異世界からの訪問者の話

 

 

「――こいつは見物だぞ!!ポケモン同士によるエメラルドくんの介抱合戦だ!!」

 

エメラルドと一緒に行動するカメラマン……本名は知らないのでカメラマンが解説者のように叫ぶ

ことの始まりはエメラルドのウソッキーがきのみジュースを作ったことだった

家庭的なウソッキーに対抗心を燃やすジュカインがきのみで料理をし、ウソッキーも対抗心を燃やす

そして始まった料理合戦

グリルにフロート、お子さまランチにパフェ…とてもポケモンとは思えない料理が次々と出てくる

 

「むむ!?料理対決に参加できなかったサマヨールのイライラが、最高潮に達したぞ!!どうする気だ!?」

 

わなわなとしているサマヨールに気づくカメラマン

そして次の瞬間、サマヨールは闇の真空を作り出した

サマヨールは全ての料理を吸い込むのが目的のようだが、もう一つ目的があった

 

「う~ん」

 

「わーー!!エメラルドくんまで…!一人占めする気か!?」

 

そう、サマヨールのもう一つの目的はエメラルドの一人占め

闇の真空に吸い込まれそうになるエメラルドの両足をジュカインとウソッキーが掴み、引っ張る

 

「…んが?」

 

こんな状況で目を覚まさない人間はいない…よってエメラルドは目を覚ます

そしてすぐに悲鳴をあげた

 

「うわわわわ、いたいいたいいたい!!何やってんだ、放せ~~!!」

 

腕と頭…むしろ髪と両足を引っ張られる苦痛で放すように言う

ジュカイン達は主人の目覚めに気付き、真空を消し、足を放した

やっと解放された、と思いきや――エメラルドの真上の天井が歪み出す

正確には空間が歪んだと言った方がいい

 

そしてそこから、いくつかの影がエメラルドの上に落ちた

 

「「――おわっ!?」」

 

「ピカっ!?」

 

「ピチュ!?」

 

「きゅっ!?」

 

「ガウ!」

 

「ぐぇぇ!」

 

「エメラルドくん!」

 

突然影が自分の上に降ってきたので妙な声をあげるエメラルド

腹部に直撃だったので相当なダメージだろう

 

「いてて……リト重いって!」

 

「ん…悪い」

 

「ピカァ…」

 

影の正体は二人の人間と四匹のポケモン

一人の男…サトシは上に乗る男…リトにどけるように言う

ピカチュウとギザミミピチューのミミはその近くに寝そべっていた

一方のルカリオのリオウは着地に成功している

そして、ゾロアのコンはと言うと…

 

「きゅ~~……きゅ?」

 

「?」

 

「きゅっ…きゅぅぅぅん!?」

 

「??」

 

「きゅぅぅぅ!?」

 

「???」

 

「きゅ、きゅぅぅぅ…!」

 

落ちていた場所の目の前にいたサマヨールと目が合い、恐がり逃走

しかし、その逃走先にはジュカインがいてまた逃走…したらその先にもウソッキー

しまいにはそこで泣いてしまった

 

「あ~~、コン大丈夫か?」

 

「きゅぅぅぅ…(お化けぇ…目付き恐い…動く木ぃ…)」

 

「大丈夫だぞ。皆ポケモンだし、目付き悪いのはリオウで見慣れてるだろ?」

 

「ガウ!?(ちょ、マスターヒデェッス!?)」

 

「ピチュ…(コンの恐がりも殿堂入りだね…)」

 

リトはコンを抱き上げ、慰める

若干悪口っぽいのを言ったが

それよりウソッキー見て泣くのはどうかと思うぞ、コン

 

「き、君達一体…」

 

「ん?ああ…なんかごめん。色々あって変なとこ来ちゃったみたいだ」

 

「ホントに何だよあんたら!?人の上から降ってきて!」

 

「きゅぅ!?(クロワッサンのお化けぇ!?)」

 

「いや、コン…クロワッサンよりはルナトーンだろ」

 

「クロワッサンでもルナトーンでもなーい!!」

 

クロワッサンやルナトーンはともかく、リトは状況の掴めないエメラルド達に自分達の素性を説明

だが、世界が消滅しかけていることは言わない

なぜなら今それを言っても状況は変わらないからだ

 

それを教え終えたリトは逆に今いる場所を確認する

バトルフロンティア…ポケモンバトルの為の新施設

それを聞いたサトシは自分のいた世界でのバトルフロンティアの戦いを思い出していた

 

「バトルフロンティアか~~…リラ元気かな?」

 

「そうか…バトルフロンティア…。それでエメラルド…だったな?お前まさか図鑑所有者か?」

 

「えっ?わかんの?」

 

「ポケモン図鑑、ベットにおきっぱなしだぞ」

 

三代目ポケモン図鑑を指差すリト

エメラルドは図鑑をマジックハンドで取りながら疑問に思う

 

「あり?でもなんでこれがポケモン図鑑だってわかったんだ?」

 

「前にもそれと同じポケモン図鑑を見たことあるからさ。それよりも前の図鑑の所有者達もな」

 

「ふーん…じゃあ、捕獲の専門家…」

 

「クリスのことか?そういやアイツオーキド博士の所で助手してんだっけか」

 

「……本当だった」

 

エメラルドはためしに自分の尊敬する人物、クリスタルのことを答えられるかどうか聞こうとするがリトに即答される

これでリトの言葉を嫌でも信じるしかない

 

「あれ…?なあ、リト。ミュウツー達とバイクは?」

 

「……………あっ!?」

 

 

 

その頃、バトルフロンティア敷地内の外では

 

「フラァァァァァ!(ここどこだぁああああああああ!)」

 

「メッタ…(ライライ、うっさいよ…)」

 

『ああ、今は戦友とサトシ達と合流することが先だ』

 

「フラッ!!(Σ何でお前ら冷静なんだよ!!)」

 

世界の消滅の影響か、リト達が出てきた場所とは違う場所にフライゴンのライライ、メタグロスのメッタン、ミュウツーは到着していた

ちなみにリトが乗っていたトライチェイサーもある

それとメッタンは冷製なのではなく、ただ眠いだけなのだ

 

「メェ~(それよりもさ~もう寝ない?暗いんだし)」

 

『そうだな、暗い場所で闇雲に探したとしても迷うだけだ。我々が隠れることができる場所を見つけ、明日までまとう』

 

「…ゴン…(…俺ぜってーメタ公の近くで寝ねぇ…)」

 

 

 

 

 

 

「まぁ…大丈夫だろ。ライライ以外」

 

「ピッチュ!?(ライライ外した!?)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、と言うわけでポケスペ編のプロローグ的な今回です

まぁ、短いですからね

と言うより、ネタの問題でもあるんですが…

 

とりあえずポケスペ本編と大体同じように沿っていく形にする予定です

セリフが一部ないとかこのシーンを跳ばしてる、とかはご理解ください

ではでは

 


 

 
 
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