No.626643

働きたくない錬金術師

たかBさん

リリカルなのはの世界でだらだらしたい転生者の物語。
…の、はず。

2013-10-10 00:23:34 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:4028   閲覧ユーザー数:3750

 働きたくない錬金術師

 

 

 

 「食ったらシビシビ。食ったらシビシビ。ケケケケケ♪」

 

 とある暗闇で手入れをすれば綺麗な金髪をボサボサに汚した髪を揺らしながら一人の青年が一抱えぐらいの大釜の中身を木の匙でぐるぐるとかき混ぜていた。

 

 「練れば練る程、色が変わって♪」

 

 緑色の瞳に不気味な光を灯しながら、不気味な笑みを浮かべる。

 

 ぱくっ。

 

 「美味い!」

 

 

 

 テーレッテー♪

 【麻痺薬】レベル2が出来ました。

 

 

 「にーさん。族長たちがそろそろご飯だって、って!?兄さん!どうしたの!」

 

 「ゆ。ユー…ノ…。…た、たす、…け…」

 

 夕食の時間帯になっても来なかった兄を呼びに来た金髪美少年。

 ユーノは自分の実の兄を呼びにキャンプしている小屋に入りこむと、全身をぴくぴくと震わせながら倒れている兄を見て慌てて駆け寄った。

 

 

 

 ナンブ・スクライア。

 

 

 

 後に『放浪の錬金術師』と呼ばれる男である。

 

 

 

 あと、前世でとある会社の社畜として働き、その最後には労働意欲が全くなくなってしまった転生者である。

 

 


 
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