「実は……困ったことが起こりました。」
「……マジな話みたいだな。」
「ええ、実は涼宮さんが同性愛……それも男性同士の方に強く興味を示しまして……。」
「ホモか……あいつは何を考えているんだ。……きっかけはなんなんだ?」
「彼女の自宅の裏には駐車場があるのです。 ……そこにホモ雑誌が棄ててあって……。」
「拾ったわけだな。 ……それが問題なのか?」
「問題は、彼女によってこの世界で同性愛が拡大しようとしているのです。」
「……確かに困るかもな。 で、俺が何かできるのか?」
「ふふ、話が早いですね。 要するに彼女から腐女子思想を忘れさせて欲しいのです。」
「つまり犯れ、と。 あのな……き、キスくらいなら何とか。」
「それは頼もしいですね。」 (なんでしょう、この胸の高鳴りは……。)
「じゃあ古泉、俺は行って来る。 フルボッコにされちまうだろうがな……。」
「お願いします、キョンたん。」
「!? 」
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えっ