恋たちに食事を奢って、別れました。
ちょっと意地悪して、音々音の分については、奢るとは言ってないと言うと、『ションボリ』してので、可哀想になり奢りました。
そろそろ、約束の刻限です。
月明かりのみの、暗くなってきた頃に、集合場所へと向かいました。
・・・ちゃんと兵は時間までに来ていたようです。
「準備はいいか?よければいくぞ」
「・・・分かりました」
元気のないやつらです。
「遅れずに付いてこいよ。ひとりでも遅れたり、迷子になったら連帯責任だ!」
「この闇夜でそれは困難かと思われます!」
本気で走るわけでは無いですし、馬の駆け足くらいなら、こいつら余裕でついてこれるでしょう。
「全力ではなく、駆け足程度だから安心しろ」
こうして、俺たちは、次の町へと向かっていった。
まさか、本当に脱落者が出るとは思いもしませんでした。
月明かりで十分見えるのに、見失うとかありえない・・・。
脇見ばかりしてるからですね。
数人は頭がふらふらしてますし、眠いんでしょうか?
こいつらは、戻るまでに鍛え直さねばならないようです。
仕方ない、最後の休憩をとるとしましょう。
「今日はここまでだ。これより夜営の準備にはいれ。できたものから寝てよし」
食事をしてきたんだから、馬の世話をして寝るだけですよ。
俺の一声で、馬の世話もせずに寝るやつが現れました。
丁度いいです。次の町で馬は売ってしまいましょう。
今の俺の財布は、かなりのダメージを受けているので、いい機会です。
生き残るための術を教え込みましょう。
「本当に売ってしまわれるのですか?」
「残念ながら昨日馬の世話も満足に出来ずに寝た輩がいた・・・。俺は、連帯責任だと始めに言ってあったにも関わらずだ。きっと馬はそいつにとって必要が無かったのだろう。だが安心しろ!お前たちには移動するための手足があるじゃないか!」
なぜそんな不安そうな顔するんです?
馬を売ったお金で、みんなに剥ぎ取り用の短剣や縄、食糧などを購入し、こちらも医療品を購入して、残りはありません。
「さて、久しぶりのショートカットだな」
「いやな予感しかしないのですが・・・」
ただ突っ切るだけですよ。
俺が一度は通っているので安心して行けます。
「さて、いくぞ!」
「華陀さま・・・そちらは山です。街道はこちらになります」
「こっちの方が近いからこちらにいくだけだ。お前たちへの訓練もこれには含まれる。さあいくぞ」
みんな、諦めたような顔をしてますが、ここからが本番ですよ?
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本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。
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