No.619293

病みつきレヴィ

rikubさん

病みつきシリーズ第16段

レヴィが久々に会えた彼
そんな彼を見て得たのは朗報ではなく────

2013-09-14 09:35:26 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:9935   閲覧ユーザー数:9480

レヴィには好きな人がいた。 彼は昔から優しく、傍にいてくれる人“だった”。

 

ここ、管理局に入ってから彼は変わった。 変わったと 言っても、急に性格が変わったわけでもなければ、レヴィ に対し悪質な虐めをするようになったわけでもない。

 

傍にいてくれなくなった。 たったそれだけの単純明快 な変化。 当事者であるレヴィからしたら、頭を抱えるほ どの悪質な変化だ。

 

今日も会えないのかな、レヴィは昼食を取るため食堂に 向かいながら肩を落とし、見て分かるほどに落胆する。

 

ここ最近は彼の顔すら見なくなった。 それは、たまた ま休み時間が被らないっという偶発的な偶然かもしれない し、彼の仕事量が激増したという必然的な理由かもしれな い。 大幅を占めるのは後者なんだろうが。

 

仕事が忙しいのはレヴィでも分かる。 バカな頭なりに 理解している。 でも、それでも会いに来てほしい、遊び に行けなくても、少しぐらいは話をしたい。 恋する乙女 は細やかな願いを胸に歩みを早くする。

 

彼に会いたいと願いながら。

 

レヴィの願いが叶ったのか、食堂には彼が1人佇んでい た。 食堂にて群がる人を暇潰しに観察してるのか、壁に 保たれて暇そうに目線をあっちこっちに忙しなく動かして いる。 そんな彼がレヴィを視界に入れたのは直ぐのこと。 彼 女の嬉さ満開な笑みが視界を奪う。

 

「いたーー!!」

 

食堂に響き渡るほどの大音量で叫ぶレヴィ。 彼だけで なく食堂の視界すらも奪ってみせた。

 

レヴィは道程にいた邪魔な人々を無視し、一目散に彼へ と駆け寄り、飛び付いた。 急に飛んできたレヴィに対し 驚きながらも彼は優しくキャッチする。

 

「会いたかったんだぞ! 最近ずっと会いに来てくれなく て寂しかった……」 「ごめんね、仕事が忙しくてさ」 「分かってるけど、彼女を放っておくなんてサイテーだぞ !!」 「彼女、ねぇ」

 

上目遣いて笑みを浮かべながら睨むだなんていう高等テ クニックを披露しているレヴィ。 彼女の頭の中では、既 に自分と彼は恋人同士だと思っている。 思い込んでいる 。

 

実際にはそんな事実はなく、レヴィと彼の関係は単なる 腐れ縁に似た何かだ。 とてもじゃないが恋人なんて綺麗 に、一言で纏めれる仲ではない。 それだけは確かな事で ある。

 

早くレヴィを何とかしないと、彼女が来ちゃう。 彼は 内心焦る。

 

「レヴィ、昼食は食べないの? 早く並ばないと休み時間 終わっちゃうよ?」

 

食堂には客足が減ることはなく、むしろ増加の一歩を辿 っている。 減らない原因は彼とレヴィのプチ修羅場を楽 しもうとしている不随な輩もいるのだが、2人はそんな事 には気付かず、周りに目を向けるような余裕は無い。 互 いに互いの相手をするのに両手が一杯、むしろ溢れていた 。

 

「そうだ! 一緒に食べよう! おまえも休み時間なんだ ろ!?」 「いや、俺は少し違って……」 「えっー 彼女のお願いは聞こうよ!!」 「ごめんね」

 

徐々に声を大きくするレヴィとは対象的に彼の声は萎ん でいく。 レヴィは徐々に怒りを感じていた。 せっかく 会えたにも関わらず煮え切らない態度を一貫する彼に対し 、不満があり、それは爆発しかけていた。

 

そんなレヴィの爆弾を処理班よろしく、防ぐ者が現れる 。

 

「どうかしたの2人共?」 「フェイトさん」 「……オリジナル」

 

突然現れたスペシャルゲストの登場に観客、もとい食堂 に居る人々が声を揃えて「おぉ!!」っと驚きの声を挙げ る。

 

彼は待ち人が来たことに嬉しさを、レヴィは邪魔者が来 たことに苛立ちを感じる。 そんな2人の空気に感付くこ となくフェイトは彼の手を取った。 瞬間的にレヴィがそ の手を弾く。

 

「ひ、人の彼に何やろうとしてるんだよ!!」 「えっ!? 2人共付き合ってたの!?」 「付き合ってるというか、何というか」

 

軽率な行動に激情するレヴィ、驚愕な真実(レヴィの頭 の中限定)に驚くフェイト、何と説明しようか悩む彼。 奇妙な3すくみが出来上がった瞬間だった。

 

彼に対して有力なレヴィが声を張る。

 

「何でここにオリジナルが来てるんだよ!?」 「俺はフェイトさんとここで待ち合わせしてたんだよ」

 

そもそも食堂なのだから誰が来ても可笑しくはないのだ が、バカな子にはそこまで頭が回ることはなかった。

 

彼は自身が優勢であるフェイトに話題を振る。

 

「意外と早かったんですね、もう少し掛かると思ってまし た」 「あんまり君を待たせたくなかったしね」 話題を逸らされたことに少しして気付いたレヴィ。 彼 女の頭を追い込むようにフェイトは追求する。

 

「レヴィは何で彼と居るの? 仕事に戻らなくていいの? 」 「ふんっ! 僕は今休み時間だから何をしてもいいんだ! !」

 

もちろん休み時間だからといって何をしてもいい訳では ない。 少なくとも他人の仕事を邪魔するような軽率な行 いはご法度だ。

 

「レヴィ、俺とフェイトさんは仕事に戻るから、また時間 が出来たら会おうね」 「えっ、し、仕事も大事だけど、たまには僕を――」 「レヴィ、我が儘言うのはダメだよ」やんわりとレヴィを 咎めるフェイト。 「それでも、せっかく会えたのに」 「ごめんね、今の事件が終わったらメールするから」

 

俯き、今にも泣きだしそうなレヴィの頭を軽く叩きなが ら、彼はフェイトに視線を向ける。

 

「それじゃ、急ぎましょうか」 「そうだね」

 

2人はレヴィに対して別れの挨拶を口にして食堂を去っ た。 2人にお供するかのように次々に野次馬がこの場を 去っていく。 レヴィは変わらず俯いたまま。

 

いつからだろう。 レヴィは思う。 いつから彼が僕の事を冷たくあしらうようになったんだ ろう。 レヴィは考える。 いつから彼の隣にいるのは、手を取るのは僕じゃなくな ったんだろう。 レヴィは頭をフル回転させる。 回転を止める。

 

そんなこと、今さら考えても無駄なこと。 どんなに過 去を思っても、考えても彼はいない。 傍にいてくれた彼 はいない。 もう、いない。

 

だからこそ、自分から傍にいこう。 自分から会いにい こう。 レヴィは前向きに考える。

 

明日の休み時間は彼に会いにいこう。 彼のために時間 を割こう。

 

レヴィはポジティブに思考を働かせることにし、その1 日を過ごした。

 

レヴィは彼を愛している。 猟奇的なまでに、病的な程 に、強く強く、誰よりも、何よりも、愛している。 彼も 自分を同じぐらい、いや、それよりも強く愛してくれてい ると思っている。 レヴィはそう信じて疑う事を知らない 。 彼女の中では決定的事項であり、変化しようのない真 実なのだ。 どんなに離ればなれだろうと、2人で会う時 間が無かろうと、その思いは変わらず、その関係は頑固た る絆。

 

そう思っていた。

 

それは、久々の彼との遭遇から翌日のこと。

 

レヴィは彼を食事に誘うため意気揚々と嬉しさ満開な笑 みを浮かべ、鼻歌を謡ながら管理局の廊下を歩いていた。 目的の彼がいる部署まで後わずか。 もうすぐ彼に会え るという期待で、レヴィの胸が張り裂けそうな程に高鳴り をあげている。

 

彼がいる部署には先日突然現れ、颯爽と去っていたオリ ジナルこと、フェイトも所属していたりする。 レヴィは オリジナルの事を思い出す。 胸の高鳴りが止む。 フェ イトのことは嫌いではないが、彼が絡むとなれば話は別だ 。 彼が絡むとどんな相手だろうと、それこそ老若男女問 わずに嫌い。 大嫌いなのだ。

 

レヴィが廊下を歩いていると、目的である彼の姿が窓ガ ラス越しに見えた。

 

「あっ、いた!!」

 

レヴィは窓ガラスを開け、彼を呼ぼうとした時、彼女の 、フェイトの横顔が見えた。 嬉しそうに微笑みながら彼 の隣を我が儘顔で歩いている。

 

……なんでオリジナルが僕の彼氏の隣にいるんだよ!! 内心に不満を溜め込むレヴィ。

 

溜めきれなかった不満を声に変え、大声でフェイトに不 満の声を挙げようとした瞬間、レヴィは見た。 見てしま った。

 

フェイトと彼が互いに頬を桜色に染めながら、キスをし たところを見てしまったのだ。

 

「……えっ?」

 

なんで? なんでオリジナルが僕の彼氏とキスしてるの? なんで嫌がらないの? なんで拒否しないの? なんで嬉しそうに微笑んでるの? なんで互いに嬉しそうに笑ってるの? なんで僕じゃなくてオリジナルにキスしてるの? なんで僕以外の人と仲良くしてるの? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで?

 

レヴィは混乱する。 思考が上手くまとまらない。 そ れは、彼女がバカな子だからとかではなく、愛しの、最愛 の人に裏切られたから。 自身が最も信頼していた彼に裏 切られたから。 自身の彼氏に裏切られたから。 自身を 信じてくれていると思っていた彼に裏切られたから。

 

彼に裏切られたから。

 

「……いや、嘘だよね、嘘に決まってる、冗談なんだ、ハ ハハッ、やだなこんな悪質な冗談、笑えないじゃん」

 

今にも消えそうな声で呟くレヴィを捨て置いていくかの ように、彼とフェイトは歩きだした。 互いの手を固く結 びながら。

 

「いや、いや、いや、いや、いや!、いや!、いや!、い や!、いや!!、いや!!、いや!!、いや!!」

 

レヴィは他人の目を気にせず叫ぶと両膝を廊下に着かせ 、その場で泣き崩れてしまう。 言葉にならない声を悲鳴 にも似た叫びに変えて、ただ泣き叫ぶ。

 

その場にいた観客達はレヴィを一見して直ぐに目線をそ らす。 みんなみんな、レヴィを見て見ぬフリをする。

 

ひたすら泣いたレヴィはその後、ゆっくりと立ち上がる とぶつぶつとか細く、聞き取れない声で何かを呟き、この 場を後にする。

 

光を宿していない虚ろな瞳で空を見ながら、ふらふらと 歩いていった。

 

レヴィとフェイトの容姿は瓜二つだ。 知らない人に双 子と言えば信じてしまう程に。 見た目がそっくりでも性 格は全然違うのだが。

 

レヴィが彼に裏切られてから数日後。

 

レヴィは管理局に備え付けられている更衣室の1室を陣 取っていた。 変わらぬ虚ろな瞳で空を見ながら。

 

更衣室に入って数分後、彼女が息を切らしながら更衣室 内に駆け込む。

 

「ごめんねレヴィ。 待たせちゃって」

 

フェイトは軽い笑みを浮かべる。

 

「でも、いきなり更衣室に来いなんて言われても困るよ。 私だって仕事が……」 「黙れ!!」

 

フェイトの言葉尻を切り落とす勢いで声を張るレヴィ。 突然の出来事にフェイトは体をピクリと動かして驚いた 。

 

「な、なんで怒ってるのレヴィ? 私何かした? ……ご めんね」 「これ」

 

頭を下げたフェイトの顔と床の間に大きめのバックが入 る。

 

「これは?」 「…………」

 

フェイトの問い掛けに無言の圧力で返すレヴィ。 本当 に自分は何をやってしまったのか、フェイトは真剣に思い 出しながらバックを受け取る。

 

レヴィのご機嫌を伺いながら恐る恐るバックを開けると 、中には更にフェイトを悩ませる物が入っていた。

 

「……これって」

 

困惑しながら顔を上げたフェイトに訪れたのはやはり、 この難問の解答ではない。

 

「じゃあね、“レヴィ”」 「レヴィ――!?」

 

レヴィが自身の名前を口にすると同時に、展開していた デバイスでフェイトを勢い良く切る。 冷静に、躊躇うことなく、無表情に、彼女を切った。

 

「ごめんね、遅くなっちゃった」

 

更衣室での出来事から数分後、“彼女”は彼がいる部署へ と駆け付けた。

 

「遅いですよ“フェイト”さん」

 

彼女、フェイトは苦笑いを浮かべながら平謝りしてこの 場を流す。

 

「ごめんね、レヴィとの用事が少し長引いちゃって」 「そうですか。 レヴィは元気でした?」 「……気にすることないよ、あんな奴」 「フェイトさん?」

 

フェイトの雰囲気が突然変わった事に気付いた彼はパソ コンから目を離し、彼女に視線を移す。

 

「何かあったんですか?」 「……何もなかったよ、ほら、そんなことより仕事しよ仕 事!!」

 

フェイトは彼の隣に座ると自身もパソコンに向き合う。

 

フェイトさんは仕事が速い。 彼は内心で彼女を評価す る。 フェイトさんの仕事量は俺より多くても、それを終える のは俺よりも速い。 俺が遅いだけかもしれないけど。 苦笑いを浮かべながら、彼もパソコンに向かった。

 

フェイトは仕事が速い、速いのだ。 本来なら、速いの だ。 今日は、というか、先程の休憩より前迄速かったの は確かなことになる。 パートナーである彼が言うのだか ら間違いがない。

 

フェイトはいつも小刻みにテンポよくキーボードを叩く のだが、今はその手が止まっている。 可笑しい。

 

心配した彼が優しく語り掛ける。

 

「大丈夫ですか、フェイトさん?」 「……ごめんね、今日はもう帰るよ」

 

顔を青白くしながら立ち上がるフェイトを彼が止めるこ とは出来なかった。 フェイトが荷物を取ったと同時に、扉が開き、場の空気 を一気に切る怒声が響いた。

 

「何やってるのレヴィ!?」

 

そう言ってずかずかと部屋に侵入し、フェイトに詰め寄 る“レヴィ”。 間に彼が入る。

 

「レ、レヴィ? どうしたんだよいきなり叫んで」 「私はレヴィじゃない!!」

 

そう言うレヴィの足下から顔までじっくりと彼は見る。 うん、レヴィだ。 彼は内心断言した。

 

「レヴィ、フェイトさんは具合が悪いから用事があるなら 後でね」 「だから! 私はレヴィじゃなくてフェイトで……」 「ほら、そろそろ仕事に戻らないと怒られるよ」「私の仕 事場はここだよ!!」 「……レヴィ」

 

溜め息混じりに名前を呼ぶ彼の顔には怒りを通り越し、 呆れが見えた。 きっと、俺が構ってやれなかったからこんなこと言って るんだろうな。 彼は内心いたたまれない思いになる。

 

「レヴィ」

 

そんな彼の後ろから、フェイトは優しく声を掛ける。

 

「ダメだよレヴィ、彼を困らせるような事を言ったら」 「困らせてるのは私じゃなくてあなたでしょ!!」 「レヴィ! いい加減目を覚まして!!」 「あなたこそ目を覚ましてよ!! 私の彼から離れてよ! !」 「……レヴィ、あなたに伝えたい事があるの」

 

フェイトは口調を暗くし、重々しく告げる。

 

「私は彼と付き合うことにしたの」 「――ッ!?」

 

唐突な重い宣告に、レヴィは息を吸う。

 

「私が告白して、彼は了承してくれた。 だから、彼の彼 女は私、あなたじゃない」 「……そだ」 「彼は私の、レヴィのじゃないんだよ」 「……うそ」 「レヴィ、私達はね、付き合うことになったの」 「嘘だ!!」

 

叫ぶと彼を、否、彼と後ろにいるフェイトを睨むレヴィ 。

 

「そうやって嘘を吐いて私を……僕を騙そうとしてるんだ な!! 僕は騙されないぞ!! こいつは僕のモノなんだ! オリジナルのモノじゃない んだ!! 僕の、僕だけの、僕のための、僕専用の、モノなんだ! !」

 

レヴィは口調をフェイトの真似から変え、自身のソレに 戻す。 戻したレヴィは先が見えないのか、血迷ったのかわから ないが、デバイスを展開し、振り上げる。 突然の展開に付いていけない彼は振り上がったデバイス を眺めるだけ。 フェイトは顔色を悪くしたまま、後ろから彼の服をぎゅ っと握りしめる。

 

「僕以外の人のモノになるなんて許さない!! そうなるぐらいだったら、殺す!! 殺して奪って、僕のモノにして……や……る」

 

徐々に言葉尻を萎めると、力を無くしたかのようにその 場から崩れ、倒れるレヴィ。 な……? えっ? レ、レヴィ? レヴィ!? 彼はパ ニック状態に陥りながらレヴィの肩を掴み、揺らす。

 

「レヴィ! どうした、どうかしたのかレヴィ!? レヴ ィ!! レヴィ!!?」

 

彼が名前を呼んで叫んでいると、レヴィは右手で彼の左 頬を優しく撫でる。

 

「……嘘だよね、僕のモノ……だよ……ね」

 

言い切った事に満足したのか、撫でていた手はだらりと 床へと落下する。

 

部屋には彼が大音量で叫んだ彼女の名前が大きく響いた 。

 

後日談というか、今回の裏話。

 

レヴィはどうやら、俺とフェイトさんがキスしていた現 場を目撃していたらしい。 それを切っ掛けに、レヴィはフェイトさんに変装、振り をしようとしたとのこと。

 

更衣室でフェイトさんを呼び出し、デバイスで彼女を… … 切ろうとしたらしいが、返り討ちにあい、失敗したらし い。

 

フェイトさんの顔色が悪かったのはその時に受けた傷が 大きかったからだ。

 

その後の展開は見ての通りかな。

 

2人共非殺傷にしていたからか、たいした怪我はなくて よかった。

 

身体的には、だけどね。

 

暫くの間はレヴィの様子見を兼ねて、2人でいる時間を 増やした。 ……彼女であるフェイトさんからは不満の声を頂いてい るが、我慢してもらうしかない。

 

レヴィは隣に俺がいるだけで満足してくれているとのこ とだ。

 

……複雑な気持ちだ。

 

いつか俺が、レヴィの傍から離れる時にはまた、こんな 事に巻き込まれるのだろうか。

 

幸せそうな笑顔を浮かべているレヴィの頭の中には、俺 が離れるなんて事態想定してないんだろうな。

 

……複雑な気持ちだ


 
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