【ダンガンロンパIfストーリー・ダンガンスクール】
【希望ヶ峰学園デノ生活】
【第12話・葉隠康比呂】
【超高校級の占い師】
【別タイトル・超高校級の男子会】
【ジュウイチガツ・フツカ】
【超高校級の占い師】である葉隠康比呂は、最近の自分の扱いに不満を覚えていた。なんだか皆から自分の扱いが少し雑になっている気がするのである。
「確かに皆よりも歳をとっている俺からしたら、苗木っちや朝日奈っちみたいに軽い気持ちで接してくる人間は、嬉しいんだべ。でも、皆が皆、そうやって軽い気持ちで接している訳ではないから、困ってるんだべ。どうすれば皆ともっと仲良くなるんだべ?」
「ふっ、くだらんな。そんなくだらない事で呼び出されるとはな」
と、【超高校級の御曹司】である十神白夜はくだらないと言いつつ、紅茶を飲む。今、このファミリーレストランには私立希望ヶ峰学園の男子生徒達が居た。
メンバーは【超高校級の幸運】、苗木誠。【超高校級の野球選手】、桑田怜恩。【超高校級の御曹司】、十神白夜。【超高校級の風紀委員】、石丸清多夏。【超高校級の暴走族】、大和田紋土。【超高級の同人作家】、山田一ニ三。【超高校級のプログラマー】、不ニ咲千尋の7人と、彼らを呼び出した【超高校級の占い師】である葉隠康比呂の8人が、ファミレスで話し合っていた。
「大丈夫ですぞ、葉隠君! 初めは僕も兄弟と仲良く出来るかは全然思ってなかったが、今ではここまで仲良くなれているのだからな!」
「そうだな! 今では仲良しだ。人間何が起きるか分からないんだ。お前が気にするほどの事ではないだろうぜ」
と、4月にあった時と比べると仲が正反対の方向に発展した大和田と石丸の2人は、肩を組んだまま笑い合っていた。
「くだらんな、大多数の人間などどうでも良いに決まっている。要は自分がどう思っているかが大事なのだ。大衆よりも個々の価値観こそが大事なのだ」
十神は「それこそが十神家に立つ人間なのだ」と言う。
「そうですぞ、葉隠康比呂殿。人間、思いっきりが良い方が良いに決まってますぞ。こう言う場合は考えずに、ただただ本能の赴くまま描く方が良いに決まってますぞ! 考えたら負けなのですぞ! デュフフフ。
さぁ、不二咲千尋殿! 折角ですが大和田攻めで不二咲受けを描いてもよろしいですかな? なにかシチュに希望がありましたら、是非とも取り入れたいのですが?」
「え、えっと……シチュって何かな?」
「不二咲。あまり突っ込まない方が良いと思うぞ」
と、不二咲にそうハァハァ言いながらカップリングを描きたいと願う山田。山田の異様な雰囲気に圧されている不二咲に気を付けるようアドバイスをする桑田。
もはや当初の目的である葉隠の悩みなどどこ吹く風。皆はファミレスで思い思いのメニューを頼みつつ、楽しんでいた。
「苗木っち、皆が俺を無視するぜよー!」
「う、うん。どうすれば良いのかなー。どうすれば仲良くなるかなー?」
と思いつつ、苗木は考えつつ、飲み物を飲みながら考えていく。葉隠はそれを見て、「苗木っちは本当に良い奴だべー」と言って彼に抱き着き、苗木は困惑するのだった。
Tweet |
|
|
1
|
0
|
追加するフォルダを選択
ダンガンロンパIfストーリー。
もしも、彼ら彼女らが普通に学園生活を送っていたらどう言う生活を送っていたのか?
第12話、【超高校級の占い師】葉隠康比呂の話。