No.616532

真・リリカルなのは 第十章 エルトリア振興編 第三話 狙われたエルトリア中編

ohatiyoさん

お待たせしました
第三話です

2013-09-06 17:50:29 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:544   閲覧ユーザー数:534

突如現れた侵略者ブラックガースト

 

彼らはエルトリアを犠牲に死神樹を育てることが目的だった

 

ディアーチェとアミタが合流した頃、シュテルとユーリは死神樹の種が植え付けられた場所に来ていた

 

シュテル「これは………………………………………」

 

ユーリ「植物?」

 

死神樹は植えつけられてから、まだ10分も経っていないというのに、既に芽が出ていた

 

ユーリ「回りからエネルギーを吸収している……………………………しかも、尋常ではないスピードで!!!」

 

シュテル「エネルギー?」

 

ユーリ「よくわからないけど、この植物を除去しないと不味いのはわかる……………………エルトリアが滅んでしまう」

 

死神樹のことを理解していないユーリだが、何かを感じ取っているようだ

 

流石はエグザミアと言った所か……………………

 

シュテル「では、私が焼きましょう」

 

シュテルは自身のデバイスを構える

 

シュテル「行きますよ、ルシフェリオン」

 

ルシフェリオン【了解しました】

 

このエルトリアに来た後に、ルシフェリオンにAIを搭載した

 

つまり、インテリジェントデバイスに生まれ変わったのだった

 

その名はルシフェリオンFX

 

シュテル「フレアバースト!」

 

死神樹を燃やす…………………………しかし

 

シュテル「なっ!?」

 

ユーリ「これは………………………」

 

シュテルの攻撃で一旦は燃えた死神樹だが、すぐに火は消え去る

 

シュテル「火力が弱かった様ですね……………………ならば!!」

 

再び死神樹を焼こうとするが、

 

デルム「やめときな、おめぇ如きでは無理だ」

 

シュテル「っ!!!」

 

突如 現れたデルムに驚き、攻撃を中断する シュテル

 

ユーリ「何者ですか?」

 

デルム「俺か? 俺はデルム・アビエーター」

 

シュテル「………………そのデルムさんが、私達に何のご用ですか?」

 

デルム「いや何、おめぇらが無意味なことをしてるからよ、止めにきてやったんだぜぇ?」

 

シュテル「この、訳のわからない植物を植え付けた犯人といったところでしょうか?」

 

デルム「まぁそういうことだわな」

 

隠すことなく、自分が犯人だと話す デルム

 

シュテル「………………………………………………………………」

 

シュテルは無言で、ルシフェリオンをデリムに向ける

 

デリム「何の真似だ?」

 

シュテル「今すぐアレを何とかして下さい。さもなくば撃ち落とします」

 

デリム「無理に決まってるだろ? アレは死神樹、惑星そのもに寄生し、生命エネルギー………………まぁ俗に言う寿命を吸収し続けて育つ」

 

ユーリ「やはり、そうですか。では、このまま放置しておくと…………………………」

 

デリム「まぁ滅びるわな……………とは言っても、人が住めないような環境になるだけだぜ?」

 

まるで、自分達が悪い行いをしていないかのような口調である

 

シュテル「私はあなたを許すわけにはいきません」

 

シュテルはデリムを睨み付け、殺気を飛ばす

 

デリム「何?」

 

シュテル「その事実を知っておきながら、死神樹をこのエルトリアに植え付けたあなたを!!!」

 

シュテルは、珍しく怒りを露わにしているようだ

 

デリム「じゃあどうするよ? まさか、俺を倒せるつもりか?」

 

シュテル「ええ、倒します」

 

デリム「ハハハハハハ!!!!! 俺に勝てるつもりなんて、何て可愛そうな奴だ!!」

 

高笑いをする デリム

 

よほど自分の実力に自信があるのだろう

 

ユーリ「あ!!!」

 

ユーリは死神樹を見て驚く

 

さっきまで芽だった死神樹は、既に木になっていた

 

ユーリ(少し目を離した隙に………………………何て成長スピード)

 

このままでは本格的に不味いです………………………………………

 

ユーリは死神樹に向かう

 

デリム「あのガキ!! 何をするつもりだ!!!!」

 

デリムは、ユーリを追おうとする……………………………しかし

 

シュテル「あなたの相手は私です!」

 

シュテルが行く手を阻む

 

デリム「チッ 虫けらの癖に邪魔な………………………………」

 

シュテル「虫けらかどうか…………………その身で味わいなさい!!!」

 

シュテルとデリムは戦うようだ

 

一方ユーリは死神樹の前に来ていた

 

ユーリ「何て大きい木……………………………」

 

それは普通の木では無い

 

明らかに大きすぎるのだ

 

今はユーリは根元に居るのだが、そこから天辺は見ることが出来ない

 

雲を突き抜けている

 

ユーリ「私の力で破壊出来ない物があるなんて………………………………」

 

ユーリは死神樹に近づいただけで、自分でも破壊できないことを悟る

 

ユーリ「仕方ありません。ディアーチェ達が奴らから、この木の取り除き方を聞きだしいてくれるまで、私が成長を止めるしかありません」

 

もし本当に取り除き方が無いならば、エルトリアは終りですが……………………

 

ユーリ「いえ、余計なことは考えないでおきましょう………………………私は、私が出来る事をするだけです」

 

ユーリは少しの隙間から死神樹の内部へ入っていく

 

その中は空洞で、かなり広い

 

家で言うなら100坪はあるだろう

 

ユーリ「この死神樹と一時、融合します」

 

ユーリは紅蓮の炎で出来た翼を、死神樹に突き刺す

 

ユーリ「エネルギーの吸収を止めます」

 

死神樹の成長はユーリによって中断される

 

しかし、ユーリは死神樹と融合状態に入っているため、そこに意識は無い

 

いくらユーリといえども、この状態が長く続くわけではない

 

その間に死神樹を除く手立てが見つかるか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~シュテルVSデルム~

 

デルム「これでも食らいな!!!!」

 

デルムのデバイスは狼牙棒

 

かなりにの重さであり、振り回すたびに、風が鈍器の様にシュテルを殴る

 

シュテル「クッ」

 

何て馬力……………………………

 

ルシフェリオン【シュテル、真っ向から挑む事が戦いではありません】

 

シュテル「わかっていますよ、ルシフェリオン」

 

今まで戦った事が無いタイプの敵に苦戦を強いられる シュテル

 

デルム「ハッハハハ!! 俺のデスナウンのパワーに手も足も出ねぇか!!!」

 

彼のデバイス、狼牙棒の名はデスナウンというらしい

 

シュテル(私はコイツを倒さなくてはならない!)

 

エルトリアの復興を邪魔したコイツを………………………

 

みなの努力を無駄にしたコイツを………………………………

 

私たちの絆の証を汚したコイツを!!!!!!

 

シュテル「フレグランス・スフィア!!!!」

 

シュテルは真っ赤なスフィアを出現させる

 

デルム「何だそりゃ?」

 

シュテル「食らいなさい!!!」

 

デルムに向けて撃ち出す

 

デルム「はっ! そんな、ちんけな技が効くと思ってんのか?」

 

デルムは、自身のデバイスであるデスナウンで、スフィアを殴る

 

すると、スフィアは全て破裂し、魔力が分散する

 

デルム「目暗ましか? 下らねぇ!!」

 

シュテル「そうですか? では、取って置きをプレゼントします」

 

デルム「!?」

 

シュテルは、デルムの後ろを取っており、ルシフェリオンはデルムの背中に添えられていた

 

シュテル「ルシフェリオンブレイカァァァァ!!!!!!」

 

デルム「グギャァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!」

 

シュテルの最強の技が決まり、デルムを倒した……………………………かに思えたが、

 

バルム「オラよ!!」

 

バキィ

 

シュテル「うわぁ!!!」

 

突如として現れたバルムに蹴り飛ばされる

 

シュテル「クッ あなたはルシフェリオンブレイカーの餌食だと思いましたが………………」

 

バルム「さっきのは兄貴だよ。俺は弟のバルム・アビエーターだ」

 

そう、シュテルが吹き飛ばしたのは兄の方だった

 

シュテル「双子………………………………」

 

バルム「そういうことだな」

 

デルム「痛って~ やりやがったな!!!! クソ(あま)が!!!」

 

兄貴の方も、ルシフェリオンブレイカーをまともに食らっておきながら、倒せていない

 

バルム「兄貴、ダサいぞ?」

 

デルム「やかましい!!!」

 

シュテル(どういうことでしょう? あの弟の方はさっきまでいませんでしたが……………………)

 

接近してきた場合は、ルシフェリオンに何らかの反応があるはず

 

シュテル(突如現れた………………何らかの能力でしょうか?)

 

厄介ですね………………………………

 

冷静に双子の能力を分析しつつ戦う シュテル

 

兄の方の実力はかなりの者である

 

弟もほぼ同じ実力と見るべきだろう

 

2対1

 

圧倒的に不利な状態である

 

デルム「さて、続きと行こうか?」

 

バルム「てめぇはここで確実に仕留めておくか!!!」

 

シュテル大ピンチ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と言う訳で第三話でした

 

なのは達の出番はもう少し先です

 

さて、ディアーチェ達の運命は如何に!!

 

次回もお楽しみに!!!

 

 


 
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