恐る恐る星に近付くと、手の触れる距離にて、一気に手を掴まれて布団の中へと引き込まれました。
体勢をどさくさに紛れて崩れたと見せかけて、星に抱きつきます。
ぬっ!これは!
そこまで、触っていいんですか!?
いつもは、俺におねだりするときしか、身体を密着させて来ないというのに!
そのせいで、いつか、きっとと思い、言うことを聞いてきた!
確かにもうすぐ目的地ですし、今日で全てのポイント還元ってやつですね!
ポイント貯めててよかったわ~。
・・・・・・・・・。
何故俺は、現在簀巻きになっているんでしょう?
この紐解いてもらえませんか?
ちょっと・・・寝たふりやめてくださいよ・・・。
起きてるんですよね?
・・・次の課題は縄抜け技術を得よう・・・。
相手を捕縛するやり方はあそこで知ってるけど、自分が抜ける方は練習出来なかったからなぁ。
抜けれるようになったら覚悟することだ!
関節を自分で外すのが、とても痛いです・・・。
痛み押さえるツボ押せないし・・・。
そして、片腕を自由にすることが出来るようになった頃・・・周りが少し明るくなってきて気付きました。
気でこんな縄は、切ってしまえばいいではないかと・・・。
長かった・・・ここまでが非常に長かった・・・。
忍者に憧れて、関節はずして縄抜け!という思考に囚われてしまったようです。
無駄な時間を過ごしてしまった・・・。
それよりも星です!
今のうちに鍼を刺してやる!
昨日の続きはそれからだ!
「む・・・おや?白夜、どうかされましたかな?」
クックック、身体の自由が一刻はきくまい!
「ええ、昨日のことなのですが、何者かに不覚にも簀巻きにされてしまったので、返礼せねばと考えているのです」
昨日のことで、もうこっちはオッケーと捉えましたよ!
ポイントは貯めるものじゃない!使うものだ!
「何者かは分かりませぬが、相当な手練れなのでしょう」
冷や汗ですか?顔が少々優れないようですが。
「ええ、かなりの手練れでした。今は捕らえてあります」
「私にも見せていただきたいのですが?」
勿論ですとも!
見るだけてはなく、体感させてあげましょう!
「是非、見ていってください。これからやること(返礼)を・・・」
「白夜の目が血走っておられますぞ・・・一度冷静になりませぬか?」
先ずは手を合わせてっと、いただきま・・・。
むっ!?
何者かがこの部屋に近付いてくる・・・。
・・・。
「おい、起きてるか!」
・・・。
おい、店主・・・なんでここで来るの?
「起きてますが、それがなにか?」
「起きてるなら仕込み手伝ってもらうぞ!」
「えっ!?」
そんな話聞いてないのですが?
そう言えば、星が宿泊の交渉をしていましたね・・・。
「そっちの娘は身重なんだろ?旦那がしっかりしてやらんとな!ではいくぞ!」
おぃぃいいい!!!
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本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。
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