鈴々にアドバイスをしてから村へと戻ります。
村では、やはりお人好しばかりのようで、鈴々が来ないので心配していたようです。
事情を簡単に説明しておきました。
「と言うことで、もしかしたらたまに、降りてきて食糧を要求するかもしれないが、回数は少なくなるだろう。どちらかというと、人恋しさに来るかもしれない」
「分かりました。ありがとうございます」
どうやら、元々この村に住んでいたが、両親が他界したそうです。
その上に飢饉があり、食糧をやることも出来ない時期があってからは、山賊の真似事を始めてしまったらしい。
鈴々強くいきろ・・・。
連れてきた方がよかっただろうか・・・?
結構東に来ました。
やっと冀州ですね。
気持ち予定進路より北東に来ましたが、街道を通っているのでこんなものでしょう。
丁度いいところに村があります。
今日のところは、あそこで休むことにしましょう。
泊めてくれる人がいればいいですが・・・。
・・・・・・・・・。
誰も泊めてくれない・・・。
確かに頭巾してて怪しいかも知れないけどさ・・・。
頭巾を取ったら取ったで、違う言い訳で追い出されるし・・・。
最初から泊めれないと言ってくれよ・・・。
それと、泊まれる家を教えて・・・。
まあ、最後の一軒なんで、これでダメなら諦めますがね・・・。
「ごめんくださーい」
軽めのノックで爽やかに!
「・・・なにようですかな?」
「・・・失礼しました。なんでもないです」
廻れ~右!
廻れ右をして行こうとしたら肩をガッチリと掴まれてしまいました・・・。
「夜も遅いですし、泊まっていかれては如何ですかな?」
なぜニヤリとしながら話すんです・・・。
「いえいえ、女性一人のところには泊まれませんよ」
この人は、超要注意人物です。
好きなんですが、一緒にいると危険な香りがプンプンします。
戦略的撤退です・・・。
逃げてるわけではありません!
「おや?この家に私ひとりと言いましたかな?」
なぜそこに引っ掛かる!
「・・・チラッと中が見えたもので・・・」
「そうですかな?そこから奥まで見えるとは思えませぬが。それに、家主が良いと言っておるのです、取り敢えずお入りなさい」
有無を言わせぬすごい力で引っ張られます・・・と言うか引き吊られます・・・。
助けて・・・。
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本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。
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