連合出発数日前
一刀「明命、居るか?」
明命「はい、どうしました?一刀様」
一刀「明命に伝令を頼みたいんだ。恋に」
明命「は、はい!」
一刀「―――――よろしくね」
明命「・・・はい。しかと承りました。」
一刀「さて・・・・これでちょっとは安全になったかな。」
そして董卓連合大天幕所在地
一刀「到着~」
雛里「長かったでしゅ。」
凪「さすがに涼州から回り込むのは大変でしたね。」
風「仕方ないですよ~これが西側に居る私たちの弱みですよ~」
桂花「さてと、一刀。誰が袁紹のとこに付いてく?私は嫌よ?」
一刀「う~んなら・・・・軍師に風、護衛に凪。よろしく。」
風「はい~」
凪「分かりました!」
一刀「じゃあ、後の人達は天幕の設営お願いね。」
こうして一刀は風、凪を連れ大天幕に向かって歩き出した。
桂花「さてと・・・・鈴々。ちょっと頼みたい事があるんだけど。」
鈴々「にゃ?鈴々頭良くないからあまり役に立たないかも・・・・」
桂花「大丈夫よ、力仕事だから。ほら、あの荷車の資材あるでしょ?あれをこの地図にある・・・ここ・・・・ここならあなたは分かるでしょ?ここに運んで組み立てていてほしいの。」
鈴々「お~、分かったのだ。」
桂花「よろしくね」
鈴々「任せるのだ。」
深月「何をするんだ?」
桂花「ふふ、一刀監修の元作り上げた攻城兵器よ。組み立てに時間がかかるのが難点だけどあれを見ても攻城兵器とはだれも思わないわ。だって・・・・・あれは天の国の“戦車”なのだから・・・・」
深月「・・・・あれか・・・・・一応救う側なんだがな・・・・悪党じみてるな・・・」
桂花「これは一刀の言うところの必要悪よ!」
深月「違う気がするが・・・・」
桂花の策、戦車による巳水関攻略準備着々と進行中。
流琉「あはは、桂花さん張り切ってるな~」
季衣「あ~~~~流琉、こんな所でなにしてるんだよ!」
流琉「あ、季衣・・・」
季衣「手紙出しただろ!何で来ないんだよ~」
流琉(あ・・・・そう言えば私って季衣に手紙で呼び出されたんだった・・・・)
季衣「流琉の馬鹿~~~~~」
どご~~~~~~~~~~~~~~~~ん
流琉「な、馬鹿って何よ。馬鹿って言う方が馬鹿だって兄様言ってたもん。季衣の馬鹿~~~~」
どご~~~~~~~~~~~~~~~~ん
その周りのは二人の暴走を止められる人はいなかったので深月が近くに来るまで喧嘩は続いたという。
袁紹側大天幕
一刀「遅くなった。」
麗羽「お・そ・い・で・す・わ!」
一刀「ああ、すまない。なにぶんこっちは西の果てから来てるからな。そこは汲み取ってほs」
麗羽「そんなのは知りませんわ。」
一刀「・・・・ピキ」
斗詩「あ~、ごめんなさいごめんなさい・・・・」
一刀「はあ、顔良さんも大変だね。」
斗詩「え!何で私の名前を・・・」
一刀「ウチの間諜は優秀でねここに居る全員知ってるよ。」
美羽「ぬはは~、よく言うの。主様♪」
一刀「・・・・ふふ、美羽も息災で何より。良い太守になってるそうだね」
と、一刀は美羽の頭をなでる
美羽「///・・・恥ずかしいのじゃ~」
一刀「ああ、ごめんごめん。」
華琳「ちちくり合うのは後でやってもらえるかしら。(なんかイラってするわね)」
一刀「あ、ああ(相変わらずきついな~)」
麗羽「それでは・・・・・」
一刀「進軍方針を決めるんだな?」
麗羽「総大将を誰にするかですわ!!」
一刀以外一同「・・・・・・・はぁ?」
一刀「・・・・・はぁ」
疑問形の「はぁ」とやっぱりかの「はぁ」の違いである
麗羽「ここはだれが総大sy」
一刀「言い出しっぺ袁紹でいいだろう?決まりだ。」
麗羽「な、勝手に決めないでいただきたいですわ!!」
一刀「嫌なのか?それならだれがふさわしい?」
麗羽「それは持ちろん高貴で身分の高い聡明なものが勤めるべきでしょう?」
一刀「だれだ?曹操」
華琳「私に振らないでよ。麗羽で言い名じゃない?一応名家なんだし。」
美羽「じゃな、ちなみに妾は嫌じゃぞ?はっきり言ってめんどくさい。」
一刀「それははっきり言い過ぎだよ。美羽」
美羽「そうか?」
華琳「それにあなたも名家でしょう?」
美羽「妾は姉さまのような迷家ではないぞえ?」
華琳「・・・・字がちg」
美羽「合っとるじゃろ?」
華琳「合っているわね」
一刀「二人ともひどいなぁ。合ってるけど」
麗羽「ほ、ほほほほ。そこまで言うのならワタクシ袁本初が総大将をつとめさせて差し上げますわ。このめ・い・け!である袁本初がね!!」
斗詩、猪々子(字が違うのは教えないほうがいいんだろうな~)
麗羽「では、総大将が決まった事で皆さん、自己紹介を始めましょうか。もちろん華琳さんは最後がよろしいでしょ?」
華琳「はあ、もうどうでもいいわよ。」
白蓮「なら私からだな。幽州の公孫賛だよろしく頼む。」
美羽「寿春を治める袁術じゃ」
雪蓮「建業を治める孫策よ」
一刀「涼州一帯を取り仕切る北郷一刀だ」
華琳「陳留を治める曹孟徳よ。」
麗羽「そ・し・て!ワタクシが袁本初、名門袁家の袁紹ですわ!」
麗羽以外(駄迷門の間違いだけどね。)
一刀「で?進軍に付いて策はあるのか?」
麗羽「えぇ、ありますわ。とっっっっても素晴らしい策が!!!!」
華琳「ふぅん、まあ、聞こうじゃない」
麗羽「雄々しく、勇ましく、華麗に進軍!優雅に、可憐に、大進撃ですわ!!!!!!!!!」
一同(・・・・・・・・・・はぁ)
麗羽「それと・・・・・そこの下男、北郷さんと言いましたか?」
一刀「下おと・・・・・はぁ、確かに北郷だけど?」
麗羽「あなた、遅れてきた上にワタクシに対して無礼なもの言い、先陣を申しつけますわ。」
一刀「(カチン)・・・・・・・・良いだろう・・・・・・」
美羽「・・・・・(ガタガタブルブル」
雪蓮「ははは・・・・こわ~い」
華琳(はぁ、麗羽の奴、怒らせたらまずい人間を怒らせてるわね。)
一刀「では進軍方針は決まったな。失礼する。」
こうして袁紹は一刀のちょっとした怒りを買いつつ軍議は終了。各諸侯は本陣に戻って行ったのだった。
北郷軍天幕
一刀「ただいま。」
桂花「お帰り。首尾は?」
一刀「ああ、先陣をもらってきたよ。」
桂花「・・・・ちょっと屈みなさい。」
一刀「ん?」
桂花「んっ」
一刀「!!」
桂花「///・・・色々苦労したんでしょ?これは御褒美よ。」
一刀「あ、ありがとう。」
明命「・・・・あの・・・・」
一刀「うわぁ、い、居たのか明命!!」
明命「はい、それで先の伝言ですが・・・」
一刀「あ、ああ、何か言ってた?」
明命「はい。全力で逝く、と」
桂花「?」
一刀「虎牢関で対峙するであろう。呂布の事さ」
桂花「あんたね~」
一刀「恋は今桃香の傍を離れるのは得策じゃないからね。十常侍に怪しまれないようにしないと・・・」
白龍兵「申し上げます。」
一刀「どうした?」
白龍兵「賈詡と張遼を名乗るものがこちらに来ていますが。」
一刀「ん、通してあげて」
白龍兵「は」
詠「・・・・・」
霞「・・・・・」
一刀「訪ねてきたのはそっちなんだけど・・・・・」
霞「月っちは?ここには来とらんのか?」
一刀「彼女は将じゃないからね。でも・・・来てるよ?」
詠「な!!」
一刀「月。入っていいよ」
月「詠ちゃん、霞さん。お久しぶりです。」
詠「月!何その格好!!」
霞「なあ、あんた・・・・・月に何したん?」
月「・・・・へう///」
一刀「いやいやいや。月さん、その反応は良くない。」
月「あ、すみませんご主人様。ついいつのもノリで・・・・」
一刀「いつものノリって・・・・」
詠「ま、ままままままままさか月にあんな事やこんな事を・・・・」
霞「こいつ!!!」
明命「動かないでください。」
張遼の後ろには明命がいつの間にか魂切を抜いて首筋に当てていた。
一刀「張遼さん、曹操さんに報告してもいいのかい?」
霞「な・・・・・・」
月「二人とも落ち着いてください。私は自分の意思でご主人様にすべてを委ねたんです。」
霞「委ねたって・・・・」
詠「月・・・・・」
月「二人とも・・・・いい加減にしなければ私は本気で怒りますよ?」
詠「でも・・・月・・・・」
月「メイド隊の皆さん!!」
メイド隊「は!!」
そう言うとメイド隊が何処からともなく現れ、二人を囲んだ。
月「全員厳戒態勢です。ご主人様の命の危険があります!」
メイド隊「はい!!」
霞「な・・・・全然気付かへんかった」
詠「月・・・・・」
一刀「はあ、メイド隊は下がっていいよ。月も落ち着いて。」
月「ですが・・・・」
一刀「言う事を聞かない子には・・・・こうだ!」
月「え、ちょ、あ、あはははははは!!」
一刀「どうだ!落ち着いたか!」
月「あはは、わ、分かりましたご主人様!分かりましたから~~~~~!!」
一刀「よろしい」
月「へう~~~」
霞「・・・・なんや、幸せそうやな。」
詠「霞!」
霞「詠っち、ここまで見せつけられたら仕方あらへん。こっちに引き込むんは無理や。」
詠「・・・・・わかったわ。」
月「ご主人様。」
一刀「ああ。送ってあげて、月」
月「はい」
こうしてかつての親友と家臣を曹操陣営に送る月、その背中を悲しそうな目で見つめる一刀の姿があった。
明命「一刀様」
一刀「明命、雪蓮達に会いに行ってきな。今回はそれが出来るいい機会だ。」
明命「・・・・はい!」
明命もそのまま孫策陣営に向かって走って行ったのだった。
孫策軍陣営
雪蓮「は~なんか面白い事ないかな~」
冥琳「雪蓮、そんな事を言うなら普段の仕事をしっかりとやってもらいたいものだな」
雪蓮「あ、あはは~」
思春「雪蓮様、冥琳様。よろしいですか?」
雪蓮「どうしたの?」
思春「は、明命がこちらに来ておりますが」
冥琳「なに!いきなり暇をもらうと居なくなった明命がか!?」
思春「はい。」
冥琳「よし、通せ」
思春「は、明命」
明命「お久しぶりです!雪蓮様!冥琳様!」
雪蓮「今までどこに居たのよ!こっちに戻ってくる気になったの?」
明命「いえ、一刀様にこっちに挨拶できるうちはしておけと言われ来ただけです!」
冥琳「来ただけって・・・・」
思春「おい明命、それは少し失礼だろう」
明命「あ・・・・し、失礼しました!」
雪蓮「良いのよ、あなたの顔を見れば北郷軍で良くしてもらってるって分かるもの。」
明命「よくしてもらっている・・・・わわわわわわ/////」
冥琳「・・・・ふむ・・・・・」
雪蓮「・・・・・へえ・・・・」
明命「な、なんでしょう?」
雪蓮「ほんとよくしてもらってるようよ?冥琳」
冥琳「そのようだな」
思春「・・・・ふしだらな・・・・」
明命「ななな、何の事でしょう!」
思春「まったく、あんなひょろい男の何処がいいんだか・・・・ただの優男ではないか。」
明命「・・・・いくら思春どのでも言っていいことと悪い事がありますよ?」
三人「!?!?!?!?!?!?」
その瞬間三人は何とも言えない寒気に襲われ身動きが取れなくなった。
雪蓮(ちょっと・・・・・明命こんな殺気を放てるようになってたなんて・・・)
冥琳(う、動けん・・・・雪蓮も固まってる以上今の明命は雪蓮以上か・・・・)
思春(こ、これが明命だと!?だめだ・・・・意識を持って行かれそうだ・・・)
明命「だから気を付けてくださいね(ニッ」
思春「あ、ああ」
明命「それでは私はこれで!隊をまとめなければ無いりませんから。あ、後雪蓮様」
雪蓮「な、なに?」
明命「冥琳様の秘蔵のお酒を盗むのはどうかと・・・・」
雪蓮「な!!なんでその事を!!」
冥琳「ほう・・・・雪蓮、少し話そうか?」
雪蓮「は、はははははは・・・・」
明命「冥琳様、そこには思春殿と祭殿も関わっていますよ?」
思春「な!明命!!め、冥琳様、あれはおふた方に脅されて仕方なく・・・・!」
冥琳「・・・・祭を捕らえてきたら許そう。」
思春「は!!!!」
冥琳「明命、情報提供感謝する。」
明命「はい!」
雪蓮(明命~~~~~!恨むわよ~~~~!!)
その後孫呉の天幕では二人の悲鳴が木霊して居たと言う。
ちなみに凪はと言うと、二人に合わないように鈴々に付いて行き組み立て作業を手伝っていた。
凪「きっと二人に会ったら色々と面倒な事になるしな・・・・」
鈴々「な~凪~。これはどうすればいいのだ?」
凪「あぁ、それはあそこですよ鈴々様」
鈴々「わかったのだ~」
こうして巳水関攻略にむけて全軍が進軍を開始した。
あとがき
さて本日の連投は終わりにしましょう
次回は巳水関攻略です。一話で終わらせるつもりです。
なぜ?戦車を使うからです。卑怯?知らんがな。
魔法よりはマシでっしゃろ?
冥琳の酒を盗むなんて事をするからだよ。雪蓮、祭、生きて。
それでは次回にお会いしましょう『チェリオー』
Tweet |
|
|
37
|
1
|
追加するフォルダを選択
羽生なのです
今回は連合に合流です
では本編どうぞ