No.614330

プロローグ

Minosawaさん

この作品も投稿しました。まあ駄文ですはい…

2013-08-31 08:26:12 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1082   閲覧ユーザー数:1034

ここはこの世とあの世の狭間にあり、様々な種族が住んでいる異世界『魔界』

 

その魔界の中心にそびえ立つ城『魔帝城』・・・そこには魔界の頂点に立つ存在、二人の魔王が住んでいる。

 

その魔王二人を守る親衛隊隊長がいた。その男は持ち前の力で数々の護衛と戦場で活躍し、城では『魔王の守護神』戦場では『戦場の破壊神』と呼ばれた

 

この物語はその一人の親衛隊隊長と一人の少女がちょっと?不思議な魔法の物語・・・

 

 

 

「次、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール」

 

「はい!」

 そう呼ばれて、ルイズは立ち上がり、皆の前から一歩前へ出た。

今日は自身にとって大切な儀式、自分の一生の召使いである使い魔を呼ぶ神聖な日だ。

 

「おい、ルイズの奴何を召喚するかな?」

「どうせボンボン爆発して終わりさ、賭けたっていいぜ」

 

 などとざわつく周囲の言葉をなるべく無視して、今はこの瞬間に全身全霊を尽くす。

 生まれてこの方16年、あらゆる魔法を爆発という形で失敗させ続け、未だに系統魔法どころか基礎的な魔法まで扱うことができない。

 家族からは才がないと言われ、生徒たちからは『ゼロのルイズ』という不名誉なあだ名が通ってしまい、その屈辱に耐える日々。

 そんな生活から、一転して変えることのできる重大な日。それがこの召喚の儀である。

 

(見てなさい、立派な使い魔を呼んでアッと言わせてやるんだから!)

 

 周りの生徒たちは、あらかた使い魔を召喚し終えた後だった。

皆それぞれサラマンダーやモグラ、タコやカエル、中にはドラゴンまで召喚しており、今は一体何を呼び出すのか……と好奇の目でルイズの方を注目していた。

 段々とざわめきが薄くなり、静かになっていく中、ルイズは杖を掲げて朗々と唱えた。

 

 

 

「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。

 我の運命に従いし、"使い魔"を召喚せよ!」

 

 ルイズはサモン・サーヴァントの呪文を唱えると、白く光る鏡のような形をしたゲートが現れた。

 

…ただし2メイルほどの高さで、しかも横になった状態である。

 しかしルイズは初めて魔法が成功したことに、喜びを感じていた。

 

「やった! わたしはもう「ゼロ」じゃないわ!」

 

 しかし現実は無常であった。

ルイズは混乱していたなぜならサモン・サーヴァントが成功したと思った次の瞬間ゲートから現れた…いや落ちてきたのは人間、

身につけているものからしてただの平民だが、高身長で鍛え上げたガッシリした体の男だった。

 

「うっ、ここは・・・」

 

男が目を覚ますとそこは魔法使いのローブを着た少年・少女がこっちを見ていて桃色の髪をした少女は。

 

「あんた誰?」

 

「誰って言われても見知らぬ人に言われても、って言うかあなたは誰でここどこ?」

 

「聞いてるのは私のほうなのよ、いいから答えなさい!!」

 

ルイズの怒気のこもった声に押され???はしぶしぶ答えた。

 

「自分の名はヤマトです」

 

これが・・・ルイズとヤマトの出会いである。

 

 

 

 

次回はヤマトの苦悩?の日々が始まります。

 

 

 

 

 


 
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