ここはこの世とあの世の狭間にあり、様々な種族が住んでいる異世界『魔界』
その魔界の中心にそびえ立つ城『魔帝城』・・・そこには魔界の頂点に立つ存在、二人の魔王が住んでいる。
その魔王二人を守る親衛隊隊長がいた。その男は持ち前の力で数々の護衛と戦場で活躍し、城では『魔王の守護神』戦場では『戦場の破壊神』と呼ばれた
この物語はその一人の親衛隊隊長と一人の少女がちょっと?不思議な魔法の物語・・・
「次、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール」
「はい!」
そう呼ばれて、ルイズは立ち上がり、皆の前から一歩前へ出た。
今日は自身にとって大切な儀式、自分の一生の召使いである使い魔を呼ぶ神聖な日だ。
「おい、ルイズの奴何を召喚するかな?」
「どうせボンボン爆発して終わりさ、賭けたっていいぜ」
などとざわつく周囲の言葉をなるべく無視して、今はこの瞬間に全身全霊を尽くす。
生まれてこの方16年、あらゆる魔法を爆発という形で失敗させ続け、未だに系統魔法どころか基礎的な魔法まで扱うことができない。
家族からは才がないと言われ、生徒たちからは『ゼロのルイズ』という不名誉なあだ名が通ってしまい、その屈辱に耐える日々。
そんな生活から、一転して変えることのできる重大な日。それがこの召喚の儀である。
(見てなさい、立派な使い魔を呼んでアッと言わせてやるんだから!)
周りの生徒たちは、あらかた使い魔を召喚し終えた後だった。
皆それぞれサラマンダーやモグラ、タコやカエル、中にはドラゴンまで召喚しており、今は一体何を呼び出すのか……と好奇の目でルイズの方を注目していた。
段々とざわめきが薄くなり、静かになっていく中、ルイズは杖を掲げて朗々と唱えた。
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。
我の運命に従いし、"使い魔"を召喚せよ!」
ルイズはサモン・サーヴァントの呪文を唱えると、白く光る鏡のような形をしたゲートが現れた。
…ただし2メイルほどの高さで、しかも横になった状態である。
しかしルイズは初めて魔法が成功したことに、喜びを感じていた。
「やった! わたしはもう「ゼロ」じゃないわ!」
しかし現実は無常であった。
ルイズは混乱していたなぜならサモン・サーヴァントが成功したと思った次の瞬間ゲートから現れた…いや落ちてきたのは人間、
身につけているものからしてただの平民だが、高身長で鍛え上げたガッシリした体の男だった。
「うっ、ここは・・・」
男が目を覚ますとそこは魔法使いのローブを着た少年・少女がこっちを見ていて桃色の髪をした少女は。
「あんた誰?」
「誰って言われても見知らぬ人に言われても、って言うかあなたは誰でここどこ?」
「聞いてるのは私のほうなのよ、いいから答えなさい!!」
ルイズの怒気のこもった声に押され???はしぶしぶ答えた。
「自分の名はヤマトです」
これが・・・ルイズとヤマトの出会いである。
次回はヤマトの苦悩?の日々が始まります。
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この作品も投稿しました。まあ駄文ですはい…