No.613741

ガンダム仮面ライダーディケイド in 真・恋姫†無双 篠崎柾棟伝 外史編

劉邦柾棟さん

はい、どうも。 今晩は皆さん。

劉邦柾棟です。

色々とブレまくりながら、書いていた続きの投稿です。

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2013-08-29 20:50:03 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:3219   閲覧ユーザー数:3126

 

 

再び、時間は巻き戻って

 

 

柾棟side

 

 

アニキ・チビ・デク「「「「・・・・・・・はぁぁぁあああああああああーーーーーーーーーーーーーー!? 『『『愛紗ちゃん』』』じゃねぇのかよwwwwwwwwwwwwwwww!?Σ(゚д゚lll)」」」」

 

 

晴れ渡る蒼天の下、広大な荒野にアニキ・チビ・デクの大声が重なって響いた。

 

 

地和「ああ~もう! さっきから何訳の分からない事を叫んでんのよ! いい加減、黙らないとアンタ達から先にぶっ飛ばすわよ!?」

 

 

先程、三人に言われた事をまだ怒っているせいか殺気全開で「キシャwwwwww!?」っと叫びながら三人組に言う地和。

 

 

アニキ・チビ・デブ「「「ヒィィィイイイイイwwwwwwwww!? ス…スンマセンしたwwwwwwwwwwwwww!?」」」

 

 

アニキ・チビ・デクの三人は地和の殺気を受けて全力で土下座をした。

 

 

そんな地和達の遣り取りを見ていた柾棟は・・・・・。

 

 

柾棟「やれやれ『雉も泣かずば撃たれまい』だな。 本当なら、アニキ達から色々と聞きたかったんだが……まあいいか。(それに、「地和」が居るって事は「天和」や「人和」も近くにいる筈だろうし、何より「地和」が「張宝」じゃなく『関羽』になっているのなら……あの二人も「張角」と「張梁」ではなく『劉備』と『張飛』になっている可能性があるからな)」

 

 

柾棟は地和とアニキ達の遣り取りに呆れつつ、冷静に状況分析をしながら説教している地和に近づいて行く。

 

 

地和「全く! 最初からそう言えば良いのy…「おい、『関羽』」って! 何よ!? 人が喋ってるのに話掛けないで……え?」

 

 

地和が両手を腰に当てながら喋っていると……柾棟が声を掛ける。

 

 

すると、アニキ達に説教をしている最中に声を掛けられた地和は怒りながら柾棟の方を向いた瞬間……怒っていた顔から、「( ゚д゚)」こんな顔して目を見開いて口を大きく開けた顔のまま固まってしまう。

 

 

柾棟「何だよ? そのマヌケ顔は?」

 

 

明らかに不満げな顔で地和に言う柾棟。

 

 

それに対して、地和はと言えば・・・・・・・・・・

 

 

地和「あ、ああ……アンタ! しゃ…喋れるの!? ってか、何でちぃの名前を知ってるのよ!」

 

 

何ともはや、間抜けな発言をかまして来た。

 

 

柾棟「何、アホ丸出しの顔で驚いてんだよ? 俺が喋ったりしちゃいけないのか? 俺がお前の名前を知ってたら何か不味い事でもあるのか? 『関羽雲長』さんよ?」

 

 

柾棟は腰に両手を当て、地和の発言に呆れながら言い返す。

 

 

地和「ア…アホとは何よ! アホとは! 「妖」の分際で生意気よ!?」

 

 

柾棟「イヤイヤ、「妖」じゃないし。 今は姿が変わっているけど俺は『人間』だぞ」

 

 

柾棟は、右手を左右に振りながら、地和の発言を否定する。

 

 

地和「『人間』ですって~? 信じらんないわよ、そんな事!? そうやってちぃの事を騙す気なんでしょう? 其処に居る三人を襲うとしているのをバッチリ見ているんだからね!」

 

 

柾棟「それは誤解だ。 其処で土下座しているソイツらが先に俺を襲って来たんだぞ?」

 

 

三人組「「「ビクッ!」」」

 

 

絶賛土下座中の三人に指を差して、「襲って来たのはアイツらだ」っと告げる柾棟。

 

 

その言葉を聞き体を身体をびくっ、と……震わせるアニキ・チビ・デクの三人。

 

 

 

 

地和「信じらんないわよ! 「妖」の言う事なんて! ともかく、この地和様がアンタを成敗してやるから覚悟しなさい!?」

 

 

柾棟「……ハァ~(原作で、良くこういった展開があるのは知ってるから分かってたけど、全く人の話を聞かないんだよな。 原作の連中は~)仕方がない、こうなった以上相手をしてやるよ。 人の話をちゃんと聞かないとどういう目に遭うか俺が直々に教えてやるから覚悟しろよ?」

 

 

地和「や~っと、本性を現したわね「妖」!? 教えられるモンなら教えて見なさいよ!」

 

 

柾棟「いいぜ……教えてやるよ!(それに『練習』相手として、丁度良いしな……)」

 

 

柾棟はバックルを展開して左腰のライドブッカーからカードを一枚取りし……

 

 

柾棟「変身!?」

 

 

バックルに投げ入れ、元の位置に戻す。

 

 

『GANDAM KAMEN RIDE』

 

 

『BLADE』

 

 

地和「えっ? ちょっと、なn……きゃああーー!」

 

 

バックルから電子音声が発せられると共に、「カブトムシの絵」が描かれた青い壁……『オリハルコンエレメント』が飛び出て来て、地和は後ろに吹き飛んでしまう。

 

 

柾棟「はあぁぁぁーーーー!?」

 

 

掛け声と共に、柾棟は前面に出現した『オリハルコンエレメント』に向かって走り出し、一気に駆け抜ける。

 

 

そして、『エレメント』を抜けたと同時に柾棟の姿は「ガンダム仮面ライダー ディケイド」から「ガンダム仮面ライダー 剣」の姿に変わった。

 

 

地和「もう! 何なのy……って! 姿が変わった!?」

 

 

アニキ「……ヒソヒソ(また、姿が変わりやがった!Σ(゚д゚lll))」

 

 

チビ「……ヒソヒソ(ア…アニキ~!(´;ω;`))」

 

 

デク「……ヒソヒソ(もう、訳が判らないんだな~(´;ω;`))」

 

 

地和は驚愕の声を上げ、柾棟の変身を一度見ていたアニキは小声で驚きの声を上げチビとデクは涙目になっていた。

 

 

柾棟「おいおい、姿が変わった位で驚くなよ? それとも、怖いのか? お嬢ちゃん?」

 

 

柾棟は地和に向かって挑発をする。

 

 

――――カチーン!?

 

 

地和「~ッ! もう、泣いて謝っても許さないんだからwwwwwwww!? (# ゚Д゚)」

 

 

柾棟の挑発を受けて頭に来た地和は柾棟に向かって一気に走り出し、何の考えも無しに正面から攻撃を繰り出す。

 

 

しかし、地和は気付かない。

 

 

柾棟が、挑発した意図に・・・・・。

 

 

地和「でえぇぇぇりゃあああああーーーーーーー!?」

 

 

奇声を上げながら、地和は柾棟に近づいて『青龍偃月刀』を上段から振り下ろす。

 

 

それは、正に『渾身の一撃』だった。

 

 

しかし・・・・・・

 

 

柾棟「そいつを待ってたんだよ!?」

 

 

それこそが、柾棟の狙いだった。

 

 

すかさず、左のライドブッカーから一枚のカード取り出し、バックルを展開して挿入してバックルを戻す。

 

 

『ATCCK RIDE』

 

 

『METARU』

 

 

電子音声と共に、銀色のオーラが柾棟の体を包み込む。

 

 

それと同時に、地和の攻撃が当たる。

 

 

だが・・・・・・・・・

 

 

―――――ガキン!?

 

 

地和「きゃぁぁあああーーーーーー!?」

 

 

柾棟は『メタル』の効果で自身の体を鋼の様に硬質化させ、防御力を強化し、その結果……地和の攻撃は弾かれてしまった。

 

 

おまけに……繰り出された攻撃に勢いがあり過ぎた為、その反動は半端な物ではなく体重の軽い地和は踏ん張る事も出来ず、後ろに吹き飛んでしまう。

 

 

地和「いっ…痛ーーーーい!? もう何なよ! あの硬さは~! 背中は思いっきり痛いし、手も痺れちゃったじゃない!?」

 

 

吹き飛ばされた地和は受け身を取る事が出来ず、脆に背中から地面に倒れてしまう。

 

 

更に、『メタル』の効果で鋼の様に硬質化した柾棟に攻撃をした為、あまりの「硬さ」と、青龍偃月刀で斬りつけた時の「反動の強さ」によって、地和の両手は痺れてしまった。

 

 

 

 

柾棟「良い一撃だったが……怒りに任せて考えもせずに武器を振るえばどうなるか、良く分かっただろ? 関羽さん?」

 

 

「ガンダム ブレイド」の姿から「ガンダム ディケイド」の姿に戻った柾棟は地和に近づいて言葉を掛ける。

 

 

地和「…ッ! 何よ、あんなの卑怯じゃない!?」 

 

 

キッと柾棟を睨み付けながら文句を言う地和。

 

 

柾棟「卑怯? 何の考えも無しに斬り込んで来た奴に言われたくないな? そんな台詞は」

 

 

地和「うぐっ!」

 

 

睨み付けながら文句を言う地和に対して、柾棟は気にする事なく正論を述べて地和を黙らせる。

 

 

柾棟「で? どうする? まだ、続けるのか? 俺としては、もう終わらせたいんだけど?」

 

 

地和「ッ! 何よ! まだ、決着は着いちゃいないでしょうが!」

 

 

柾棟の言葉聞いた地和は「まだ決着は着いていない」っと言い、戦おうとする。

 

 

柾棟「……(やれやれ、仕方が無いな。 なら、一気に終わらせるか)」

 

 

柾棟は戦いを終わらせる為、左腰のライドブッカーから「ガンダム ディケイド」の『FINAL ATCCK RIDE』のカードを取り出して、バックル展開して入れようとした……その時だった。

 

 

??「駄目wwwwwwwwwwwwwwwww!?」

 

 

柾棟・地和・アニキ・チビ・デク「「「「「ッ!」」」」」

 

 

突如、聞こえた声に驚く柾棟達。

 

 

??「そこまでよ! ちぃ義姉さん! コレ以上話をややこしくしないで!?」

 

 

柾棟達の前に二人の女の子が現れた。

 

 

柾棟「……(予想的中だな。 なら、「コレ」はもう必要無いな)」

 

 

柾棟は視線の先にいる二人の女の子・・・・・・

 

 

天和と人和を見た柾棟は「カード」を左腰の「ライドブッカー」に戻しながら心の中でそう呟くのだった。

 

 

そして、絶賛土下座中の三人組も、やって来た天和と人和の二人を見て・・・・・・・

 

 

チビ「ヒソヒソ(ア、アニキ! 今度は『桃香ちゃん』が来ましたよ!? 今度は本物だ! あの『巨乳』間違いねえッス!?)」

 

 

アニキ「ヒソヒソ(バカ野郎! チビ! オメーは、さっきの事をもう忘れちまったのか!? 其処に居る『愛紗ちゃん』似の嬢ちゃんが別人だったんだ。 なら、その嬢ちゃんの関係者なら俺らの知っている『桃香ちゃん』何かじゃねえよ! それにさっきみたく下手な事を言って見ろ! 今度こそ殺されちまうぞ!?)」

 

 

デク「ヒソヒソ(そ、そうなんだな! もう、さっき見たいな事は勘弁なんだな!?)

 

 

と、三人は「ヒソヒソ」と小声で言い合っていた。

 

 

柾棟「……(コイツら、土下座しながら何の話をしているんだかε=(・д・`*)ハァ…)」

 

 

アニキ・チビ・デクの小声による会話を聞いた柾棟は心の中で呆れるのだった。

 

 

そんな遣り取りをしている四人を気にする事なく話は進んで行くのだった。

 

 

 

 

地和「て、天和義姉さん! それに人和! 何で止めるのよ! 今から、ちぃがこの「妖」を懲らしめようとしてたのに!?」

 

 

突然、現れた義姉と義妹の登場に驚く地和。

 

だが、同時に義姉と義妹に何故「止めるのか」と文句を言い出す。

 

しかも、『ビシッ』と柾棟を指で差す・・・・・・・

 

 

柾棟「だからって、人を指で差すなよ」

 

 

地和に指で差された柾棟は、半目のジト目で地和を見ながら文句を言っていた。

 

 

天和「駄目だよ、ちぃちゃん! 私達は全然事情が分かっていないんだから、話も聞かないでそんな風に決めつけちゃいけないよ~!」 

 

 

人和「それなのに、いきなり攻撃をするなんて……もし、間違っていたら取り返しがつかない事くらい分かるでしょ? 地和義姉さん!」

 

 

地和の文句に対して、天和と人和は「相手の事情や話も聞かずに行動して、もしも間違っていたら取り返しがつかなくなる」っと反論した。

 

 

地和「うう~、で…でも、「コイツ」が怪しいのは確かでしょうが!」

 

 

二人の正論に言い淀む地和だが、何とか言い返す。

 

 

また、柾棟を指差しながら・・・・・

 

 

柾棟「(はあ~、このままだと話がずっと平行線を辿りそうだな。 俺も、こんな不毛な遣り取りの繰り返しは勘弁だし……さっさと終わらせるか)なあ? 三人で話し合いをしている所を邪魔して悪いんだけど、取り敢えずは「俺の話を聞いて貰える」って事でいいのか?」

 

 

三人「「「……えっ?」」」

 

 

三人が話し合っている所に、柾棟が割って入って来た。

 

 

地和「ちょっと! アンタは黙っててよ! 今、凄く大事な話をしてるんだから邪魔しないd……「ちぃちゃん(地和義姉さん)は黙ってて!?」な、なんでよ~!(涙目)」

 

 

柾棟が会話に入って来た事に地和は「邪魔するな」と言おうとするが、驚きから立ち直った天和と人和に「黙ってて」っと言われて涙目になってしまう。

 

 

天和「あの……妖さん、すみませんでした!? ちぃちゃん、本当は優しくて凄く真面目な良い子なんです。 だかr……「気にしなくて良い」…えっ?」

 

 

天和が俺の方に向き直り謝罪の言葉と地和を擁護する言葉を言おうとして来たが、俺は天和に「気にしなくて良い」と告げると、天和は驚いた顔で俺を見てきた。

 

 

柾棟「確かに、関羽が考えも無しに攻撃して来たのは余りに褒められた事じゃない。 でも、見慣れない姿をした奴がいれば誰だってそうしようとするだろ?」

 

 

人和「でも、そのせいで貴方に怪我をさせてしまったら・・・・・」

 

 

今度は人和が心配した表情で言ってくるが・・・・・・・

 

 

柾棟「俺は怪我なんてしていないから、大丈夫だ」

 

 

と、言い返しておく。

 

 

柾棟「それと…だ。 このままじゃ、お互いに「言い合いの繰り返し」になるから自己紹介をしようぜ? 俺も『元の姿』に戻るからさ」

 

 

天和「えっ?」

 

 

人和「元の姿?」

 

 

柾棟の言った『元の姿』という言葉に反応する天和と人和。

 

 

そんな二人を気にする事なく、バックルを展開して変身を解く柾棟。

 

 

 

 

柾棟「ふう、これで良しっと!」

 

 

変身を解いた柾棟は何とも無いとは思いつつも……一応、何処か異常が無いかどうかを確認する。

 

 

天和「……え?」

 

 

地和「……嘘」

 

 

人和「……あ」

 

 

「ガンダム仮面ライダー ディケイド」の姿から元の姿に戻った柾棟を見て、それぞれの反応のをする三人。

 

 

柾棟「さてと、取り敢えず……関羽? これで俺が「妖」じゃないって分かってくれたよな?」

 

 

変身を解いた柾棟は改めて地和に声を掛ける。

 

 

地和「えっ? あ……う、うん。 ホントに……人間だったんだ」

 

 

柾棟「まあ、さっきまでの姿で言われても信じられないよな?」

 

 

地和の言葉を聞き、腰に両手を当てながら苦笑気味に言う柾棟。

 

 

地和「うう、わ…悪かったわよ。 疑ったりして、ホント……ごめん」

 

 

先程、柾棟が「妖じゃなくて、人間だ」と言ってた言葉を思い出し、バツが悪そうに謝罪してくる地和。

 

 

柾棟「おう。 今度からはちゃんと気を付けてくれよ?」

 

 

笑いながらそういう地和に言う柾棟。

 

 

地和「あ……う、うん////////」

 

 

柾棟の笑顔を見た地和は頬を少し赤く染めながら、柾棟に返事を返すのだった。

 

 

柾棟「それじゃ~、次は・・・・・・・オイ! そこの絶賛土下座中のおっさん達もいい加減、立ちなって」

 

 

アニキ・チビ・デク「「「ッ!?」」」

 

 

先程から蚊帳の外だったアニキ・チビ・デクの三人は突然、柾棟に声を掛けられて体をビクッとさせてしまう。

 

 

天和「あれ? そういえば、何でこの人達は土下座してるの?」

 

 

人和「ちぃ義姉さんの方を優先してたから言わなかったけど、この人達って……さっき襲われていた人達よね? 何で土下座なんかしているの? ちぃ義姉さん?」

 

 

地和「えっ! え~~~っと、それはwwwwww(汗)」

 

 

天和は気がついていなかったのか、アニキ達三人が何で土下座しているのか解らず。

 

 

人和は土下座中のアニキ達に気がついていたが敢えて無視していた。

 

 

地和は人和に聞かれて何て答えればいいのか分からず、言い淀んでしまう。

 

 

すると・・・・・

 

 

柾棟「その事に関しては、俺が説明するよ」

 

 

そんな地和を見かねてか、柾棟が説明役を買って出た。

 

 

 

<説明中・・・・・・>

 

 

 

天和「えー! 何それ! 酷過ぎだよ~! o(`ω´*)o」

 

 

人和「幾ら、知人に似ているからって「ソレ」は無いわね」

 

 

柾棟の説明を聞いた天和は頬を膨らませて、人和は両腕を組んで目を細めながら「アニキ・チビ・デク」の三人に対して、怒りを顕にする。

 

 

アニキ・チビ・デク「「「本当にスンマセンデシタwwwww!? orz 」」」

 

 

そんな二人の視線や言葉を受けて、三人は頭を必死に地面に擦りつけて土下座をして居た。

 

 

地和「……別にいいわよ。 それに『小さい』のはホントのことd……「本当にすまねえ! 嬢ちゃん!」……えっ?」

 

 

それに対して、地和は「別に気にしなくていい、胸が『小さい』のホントの事だし」と言おうした瞬間、地和の言葉を遮る形でアニキが謝罪の言葉を地和に言って来た。

 

 

アニキが謝罪の言葉を地和に告げた事でアニキ以外の全員がアニキに注目する。

 

 

地和「な、何よ…アンタ? いきなり、謝って来て・・・・」

 

 

いきなり、アニキに謝られた地和は何が何だか分からず困惑してしまう。

 

 

天和と人和も同様で、どう言えばいいのか分からず困っていた。

 

 

柾棟「……(どうやら、さっき自分が言った言葉がどれだけ地和を傷つけたのかを理解したようだな。 此処はアニキの謝罪の言葉を聞きくとしますかね)」

 

 

それに対して、柾棟はアニキが地和に謝罪しようとしているのに気が付き事態を見守る事にした。

 

 

アニキ「嬢ちゃん! 今更、謝って済む事じゃねえかもしれねえが……ホントにすまなかった!? 最初に嬢ちゃんを見た時、俺達の知っている旅芸人の女の子に似てたもんだからよ、俺らは驚いちまったんだ! それで、何か俺達の知っている旅芸人の女の子の容姿と何か違うなって思いながら口に出しながら言っちまって……俺らが言った言葉が嬢ちゃんの気にしている事だとは思わなかったんだ! いや、違うな……女なら誰だってああいう風に言われりゃ怒って当然だって気付けなかった俺らが完全に悪いよな。 こんなんで許して貰おうなんて思っちゃいねえが……それでも、謝らせてくれ。 嬢ちゃん、本当にすまなかった!?」

 

 

アニキが土下座の体勢のまま、先程……地和に向かって自分達が言ってしまった言葉に対する謝罪を述べる。

 

 

チビ&デク「「……アニキ」」

 

 

そんな、アニキの姿を見たチビやデクの二人も地和に向かって謝罪する。

 

 

チビ「俺らからも謝せてくだせえ。 嬢ちゃん! ホントにすいやせんでした!」 

 

デク「ごめんなさいなんだな!?」

 

 

アニキだけでなく、チビやデクも地和に謝罪するのだった。

 

 

天和「……ちぃちゃん」

 

 

人和「……地和義姉さん」

 

 

天和と人和は不安そうな表情で地和がどう判断するのかを心配そうに見ていた。

 

 

地和「……ちゃんと反省したんなら、もういいわよ。 だけど、今度ちぃに「あんな事」を言ったら絶対に許さないから覚えておきなさいよ!?」

 

 

地和は三人を睨みつけながら、怒りを込めて三人に言う。

 

 

三人「「「ハイ! 絶対に二度と言いません!?」」」

 

 

アニキ・チビ・デクの三人は声を揃えて地和に二度と言わないと誓う。

 

 

地和「よろしい!」

 

 

それを聞いた地和は腰に手を当てながら満足顔で頷いた。

 

 

 

※因みに、その時の地和の顔は……「凄く明るい『可愛い』女の子の笑顔だった」っと追記しておこう。

 

 

 

 

This story is to be continued


 
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