No.612644

恋姫 華陀紀行52

Peruさん

本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。

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2013-08-26 06:34:06 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1849   閲覧ユーザー数:1734

 

 

 武器を弾き飛ばし、こちらの持っている棒にて軽く胸をつきます。

 

 

 葵は自分が何をされたのかすら理解できないでしょう。

 

 

「さて、どうしてこちらに走ってきたんだい?棒をもって走ったら危ないよ?」

 

 

 試合にすらなっていないと思わせるためです。

 

 

 言葉がダメなら、身体で覚えてもらうしかありません。

 

 

「走っただけ・・・」

 

 

 少し泣きそうに呟くので、頭を撫でてやり、話題を変えることにしました。

 

 

「葵の得意なのは何かな?」

 

 

 俺がそう言うと、飛ばされた棒の方をチラリと見ました。

 

 

 それだけで、特になにも言いません。

 

 

「言い方が悪かったね。葵の好きなことは何かな?さっきの以外でね」

 

 

「ん~。ん~」

 

 

 唸る姿は可愛いですね。

 

 

 髪も腰まで伸ばされて長いし、モデルようなスレンダー体型ようです。

 

 

 取り敢えず考え付くまでスリスリしておきましょう。

 

 

 妹だしスキンシップ大事ですよね!ハグもオッケーなはず!ほっぺにキスも・・・。

 

 

「ごはん!」

 

 

 くっ!キスする前に復活されてしまった!まあ、まだ時間はあるはず!それは追々ということで・・・。

 

 

 しまった!ここにきた目的忘れてた!

 

 

 多少時間があるとはいえ、どれくらいかかるか分からない以上早めに動くべきでしょう。

 

 

 しかし、このまま葵を放置するのもまずい・・・興味を戦闘から遠退けるだけ遠退けて、情報収集して目的地に向かわねば!

 

 

 

 

 葵はご飯が好きなようだ。

 

 

 普段の生活は、身体を動かす>食べる>寝る。

 

 

 身体を動かすと寝る取ったら食べるしか残ってないじゃないか・・・。

 

 

 そこは考え方を変えて、母上なり父上なり言うところかもしれないが、これが子供心なのだろう。

 

 

 ご飯か・・・そうなると料理人かな?

 

 

 家の手伝いもできるし、どこかで働くこともできる!婿にも喜ばれる!一石数鳥のよい案だ。

 

 

 ん?・・・もし、婿なんぞ連れてきたら俺より強いやつ以外認めないからな!その辺もキチンと話しとくか。

 

 

「じゃあ葵。毎日美味しいご飯が食べたくない?」

 

 

「今でも美味しいよ?」

 

 

 それで食の道を諦めては駄目だ!この道には終わりなどない!

 

 

 しかも、前世の記憶があるから、今よりも更に旨いものが確実にあることは知ってるんだ!それを葵には追求して欲しい!

 

 

「もっと美味しくなるかも知れないよ?」

 

 

「もっと!?」

 

 

「そう、もっともっと」

 

 

「もっともっと!?」

 

 

 よしよし、興味を引くことができた。

 

 

 後は教えていくだけだ!

 

 

 先ずは簡易な調味料作りからだな・・・。

 

 

 すぐだと、マヨネーズくらいしか思い付かん・・・。

 

 

 

 

 炊事場で作業の毎日です。

 

 

 試行錯誤を続けています。

 

 

 母上とは、そこにて話の続きなどを行い、満足してくれたようです・・・そこまではよかったです・・・。

 

 

 ただ、そこには鬼がいました・・・。

 

 

 あの穏和だったはずの母上が・・・。

 

 

 あまりの俺たちの料理の駄目っぷり?に業を煮やしたのか、微笑みながら見ていたのに途中から道具を奪われました。

 

 

 どうも、母上はここに嫁ぐ前は庶民の出だったようで、花嫁修行しまくっていたそうです。

 

 

 そう言えば、ここに嫁いでもらうだけでも大変だったと、父上が漏らしていたような?

 

 

 今までの大人しい性格を見ていただけに、この変わり様はショックでかいです。

 

 

 ていうか怖いです・・・。

 

 

 俺たちが料理をすることで、どうやら昔のことを思い出してしまったようですね・・・。

 

 

「次!遅い!敵は待ってくれないよ!言われたらすぐ動く!葵!これ混ぜる!来た!ハッ!」

 

 

 母上・・・あなたは一体なにと戦っておられるのでしょう?

 

 


 
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