No.612243

恋姫 華陀紀行47

Peruさん

本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。

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2013-08-25 09:59:28 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:2311   閲覧ユーザー数:2178

 

 周瑜の部屋へと入りました。

 

 

 そこでは寝台に足を伸ばし、壁に背を預けて、本を読んでいる周瑜がいます。

 

 

「冥琳。そんなに本ばかり読んでいたら目が悪くなるわよ?」

 

 

 よく見ると、寝台の横にはこれでもかというくらいの本の束が置かれています。

 

 

 今見ているのは、孫子の兵法書のようです。

 

 

 周瑜は、入ってきたこちらをチラッと見てそいつは誰だ?というような視線を母親に向けています。

 

 

 簡単に自己紹介して診察に来た旨を伝えると、興味を無くしたのか、また本を読み始めました。

 

 

 全く興味ナッシングですか?

 

 

 とても悲しいですよ・・・見た目かわいいのに・・・。

 

 

 せめてすこしくらい微笑んでくれてもいいんじゃないですか?

 

 

 挨拶には笑顔が大事ですよ?

 

 

 いや・・・まあ・・・初めだしこんなものかもしれません。

 

 

 ここからです!治療さえ成功させればこっちのものです!

 

 

「まずは、診察させてもらいますね」

 

 

 そういって近付いたときに、誰かが物凄い勢いで近付いて来るのがわかります。

 

 

 誰だ?と思い扉の方を振り返ると、少しして足音が聞こえてきました。

 

 

 そのままの勢いで威勢よく扉を開けたせいか、木の扉が外れました。

 

 

 手加減って知ってますか?なにそれ美味しいの?ではないんですよ?

 

 

「冥琳は無事!?」

 

 

 どうやら、心配して来たみたいです。

 

 

 周異の方を窺うと頭に手をついて悩ましげにしています。

 

 

「扉の修理を依頼してくる。雪蓮は大人しくしておくように」

 

 

「はーい」

 

 

 そう言いおくと、周異は部屋を出ていってしまいました。

 

 

 

 

「よく来てくれたな。丁度怪しい者がいて困っていたところだ」

 

 

 周瑜がこちらをチラリと見ながらすぐに目をそらします。

 

 

 ・・・あなた母親の話聞いてました?俺医者だって説明されてましたよね?

 

 

 ただ、気付いたのですが、さっきまで無表情だった周瑜が、雪蓮との会話で微笑んでいます!

 

 

 やればできるんじゃないか!最初からそうしておいてくれよ!

 

 

「もちろんよ♪貴女が襲われないように見張らなくっちゃね!」

 

 

 そう言って、今度は雪蓮がこちらをチラッと見てきます。

 

 

 襲わないよ!・・・ただちょっと今から嫁候補にいいかな~思っただけだよ!

 

 

 しかし、なぜ今日だと分かったんだ?勘か?またしても勘なのか?

 

 

「取り敢えず胸を見せてもらえないだろうか?」

 

 

 気を見る限り、身体の中心部付近が暗くなっています。

 

 

「そう言って服を脱がせようとしても駄目よ!」

 

 

 いや、診察だから・・・。

 

 

 確かに胸を見ることになるけどさ、別に下まで見るわけじゃないんだから・・・。

 

 

「それだと診察出来ないんだけど・・・」

 

 

「白夜と私ってそんなに年は離れてないじゃない!冥琳は私のなんだからね!」

 

 

 年のせいでしたか・・・真名の交換したんだからそれくらい信用してよ・・・。

 

 

 それとも、とられるとか思ってるのかな?

 

 

 二人とももらうから安心してくれ!

 

 

 まずは、誠心誠意説得です。

 

 

 

 

 結局、手配を終えて戻ってきた周異のお陰で、やっと診察することができた。

 

 

 やはり、少しでも邪な思いがあるせいなのか、説得不可能でした・・・。

 

 

 取り敢えず周瑜を診てみます。

 

 

 これは、予想よりかなりなものだな・・・。

 

 

 服の上から見た時は、身体の中心部付近が暗くなっているように見えたが、服を脱がしてみると更に暗さが濃くなったのである。

 

 

 服の上からだと完全には診ることは出来ないか・・・。

 

 

 まあ、後はこの病魔をやっつけるだけだしちゃっちゃとやっちゃいますかね!

 

 

「身体の中心・・・心臓のある付近が特に悪いようですね。」

 

 

「ほう・・・どこが悪いかくらいはわかるのだな。」

 

 

「冥琳病気だったの?」

 

 

 雪蓮・・・あなたは今まで何て思ってたんですか・・・?

 

 

「今から治療を施しても構いませんか?」

 

 

「ああ、頼む」

 

 

 腕を組んで見守る周異を余所に、雪蓮は心配そうな顔をしています。

 

 

 愛用の鍼を取りだして、手に持って集中しようとすると、またしても声がかかりました。

 

 

「白夜!それをどうする気よ!」

 

 

「雪蓮!」

 

 

 周異の一喝で大人しくなりましたが、こちらを凄く睨んでます・・・。

 

 

 視線が痛くて凄くやりづらいです・・・。

 

 


 
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