No.611874

真恋姫†無双 優しき君主と神童と呼ばれていた男 第十一幕

賊との戦もついに終盤戦、龍也の逆転の策とは一体…

2013-08-24 07:08:19 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:1613   閲覧ユーザー数:1520

 

賊A「な、なんだ!?」

 

 

突如鳴り響く銅鑼の音に驚きを隠せない賊達…

 

 

賊B「あ、あそこ見ろ!」

 

 

賊が指差す方向には呂の旗が多く立っておりその前には

 

 

賊A「呂、呂布だ!」

 

 

賊C「おい!呂布だけじゃねえ!あっちも見ろ!」

 

 

賊B「あっちは張遼だと!」

 

 

賊A「まさか俺たちは嵌められたんじゃ!」

 

 

賊討伐に離れていたはずの恋と霞が賊達の両翼から現れたことにより動揺が走るが本当は…

 

 

左翼

 

 

美咲「見事に動揺してるわね」

 

 

 

そこにいたのは康二と美咲率いる三千の義勇兵だけで賊が見た恋は…

 

 

 

美咲「ほんと、動かないけど、うまく作ってるわね、この人形」

 

 

賊が見た恋と霞は全く動かない人形だがその作りはかなり完成度が高いことから賊を騙すことができた。

 

 

美咲「…此処からは人殺しの道…あの世にいったら地獄いきね」

 

 

美咲は今から人を切ることに躊躇いを持たないわけがない

 

 

康二「そんときは俺も着いていってやる」

 

 

美咲「…わかったわ、康二、あんたも深追いだけはダメよ、義勇兵の指揮は私がやるけど、あんたに任せてたらとんでもないことになりそうだから」

 

 

美咲はトランシーバーを取り出し神崎に連絡をとる。

 

 

美咲「神崎、行ける?」

 

 

神崎〈無論だ、既に万全の態勢だ〉

 

 

美咲「そう…みんな!賊は突然のことに動揺してるわ!二人一組で敵に当たって!」

 

 

義勇兵「はっ!」

 

 

美咲「それじゃあ義勇兵隊突撃!私と康二に続けぇ!」

 

 

その瞬間賊の両翼から義勇兵六千と康二、美咲、楽進、李典が突撃を開始した。

 

 

康二「天!覇!絶・槍!真田康二!推参!!」

 

 

美咲「待ちなさい!康二!」

 

 

義勇兵の先陣を切る康二とそのあとを追う美咲。

 

 

康二「うおぉぉぉぉぉっ!」

 

 

康二はニ槍の炎槍素戔鳴を振るい賊を次々と倒していく。

 

 

賊1「おい!誰かあいつを止めろ!」

 

 

賊2「おい!囲んで袋叩きにするぞ!」

 

 

賊は康二を三十人がかりで囲み一斉に襲いかかる。

 

 

康二「みぃぃぃなぁぁぁぁぎぃぃぃぃぃるぅぅぅぅぅぅぅっ!!!!」

 

 

次の瞬間囲んだ三十人の賊は康二によってどこかえ吹き飛ばされていった。

 

 

賊1「な、なんなんだよ、あの男…まるで歯が立たねえ…呂布や、張遼以外にもこんなやつがいたのか!ぐふぅ!」

 

 

康二の強さに恐れて出した賊はもはや、瓦解状態だったが賊頭領はなんとか統制を取ろうとするも所詮は烏合の衆…統制など取れるはずもなかった。

 

 

康二「ん?もしかしてお前が総大将か?ならば俺と戦ってもらうぜ!」

 

 

運悪く、康二に見つかってしまった賊頭領は帯刀を手にもち振るうが…華雄を倒した康二に取っては難なく防ぎそして…

 

 

康二「俺の一撃受けてみろ!」

 

 

賊頭領「ぐふぅ!」

 

 

康二の一閃が賊頭領を討ち取り。

 

 

その近くにいた賊達は頭領の討ち死にを見て更なる混乱になり次第にそれは全体が響き渡った。

 

 

美咲「あら~…康二、敵総大将倒しちゃったよ…〈聞こえるか立花嬢〉神崎?どうしたの?」

 

 

美咲は神崎の通信を聞きながら辺りのを警戒する。

 

 

神崎〈賊の後方から砂塵が見えた、それと旗は『華』と『賈』の旗印だ〉

 

 

美咲「それってもしかして…」

 

 

 

賊の後方から近づく一隊それは賊討伐でいなくなっていた、華雄と賈駆で村の襲撃を知った二人は早急に遠征先の賊を打ち破り大返しで村まで強行軍で戻っていた。

 

 

賈駆「月…お願い…無事でいて…」

 

 

親友の心配をする賈駆、今は無事を祈ることしかできなかった。

 

 

華雄「まさか、我らが居ない時を狙ってくるとはな…賊だからと侮っていたか…」

 

 

 

そんなときに先に戦況を見に行った偵察兵が早馬で戻ってくる。

 

 

華雄「戻ってきたか戦況はどうなっている!」

 

 

董兵「はっ!それが…」

 

 

賈駆「まさか、もう村は…荒らされた後なんじゃ…」

 

 

董兵「いえ、未だに戦線は崩れていません、それどころか賊の方が瓦解状態で…多分ですが我らが居なくても勝てるかと」

 

 

賈駆「なっ!五倍も兵力違うのよ!そんなことあるわけ…」

 

 

華雄「まあ、どちらにしても、我らはこのまま賊どもの背中を襲うぞ!」

 

 

 

華雄隊は進軍速度を緩めることなく賊の後ろを強襲した。

 

 

神崎〈華雄隊は賊の後方から突撃したどうする?〉

 

 

龍也「…全軍!賊は大将を失い、既に瓦解している状態だ!これより!我らは守りから攻めに転じる!大楯部隊!盾を捨て抜刀せよ!弓兵は後方から我らの援護を槍兵はもしもの時のために柵と柵の間を守ってくれ!董卓軍の精鋭達よ!俺に続けぇ!賊を完膚なきまでに叩き潰す!」

 

 

龍也達は守りから攻めに変えて大楯部隊の六千人を引き連れ賊の群れへと突撃をかけた。

 

 

 

 

これにより指揮するものが居なくなっていた賊はことごとく討たれていき圧倒的な兵力差だった戦は董卓軍の勝利で幕を閉じた。

 

 

 

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
3
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択