No.611184

英雄伝説~光と闇の軌跡~ 外伝~ベルガード門の警備隊演習の参加要請~中篇(前半)

soranoさん

外伝~ベルガード門の警備隊演習の参加要請~中篇(前半)

2013-08-22 08:23:08 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:695   閲覧ユーザー数:660

~ベルガード門~

 

「総員、突撃!パティルナ中尉の厳しい訓練を潜り抜けた成果、見せてやるぞ!」

「おおっ!!」

戦闘開始時一人の警備隊員の号令によって警備隊員達は闘志を高めた後ロイド達に突撃し

「エリィ、ノエル!迎撃を!……喰らえっ!!」

それを見たロイドは武器をトンファーから2丁の銃に変えた後クラフト―――クイックトリガーを放ち

「ええ!それっ!!」

「催眠弾、発射します!!」

ロイドの言葉に頷いたエリィはクラフト―――クイックドロウを放ち、ノエルはグレネードから強力な催眠弾を発射するクラフト―――S・グレネードで攻撃した。突撃する警備隊員達はロイドとエリィの銃撃を受けても怯まず突撃し、さらに催眠弾を受けても平気の様子で突撃し

「なら、コイツでどうだ!?」

それを見たランディはクラフト―――クラッシュボムによる閃光で警備隊員達を怯ませようとしたが、閃光の爆発を受けても警備隊員は怯まずそれぞれ攻撃を仕掛けた!

「くっ……!あれだけの攻撃を受けても怯まないなんて……!」

ロイドは武器をトンファーに変えて警備隊員の攻撃を受け止め

「とんでもないタフさ……だねっ!!」

ワジは警備隊員の攻撃を回避した後クラフト―――ブロードアックスで攻撃してダメージを与え

「しかも状態異常に対しても対策済みですか……!さすが……ですねっ!!」

ノエルは武器をスタンハルバードに変えてクラフト―――スタンスマッシュを放って警備隊員の一人を麻痺状態にし

「そこぉっ!フェヒテンバル!!」

「ハァァァァ……大雪斬!!」

エリィは武器を細剣に変えてリィンと共にノエルが麻痺させた警備隊員に同時に攻撃して戦闘不能にした。しかし

「「喰らえっ!!」」

「きゃっ!?」

「ぐっ!?」

他の警備隊員達が放ったスタンハルバードを地面に叩きつけて衝撃波を発生させて攻撃するクラフト―――地烈断を受けてダメージを受けた。

「「「ハァァァ…………!」」」

それを見た他の警備隊員達は2人に向かって突撃したが

「させるかよっ!!」

「行きますよ……!ハアッ!!」

「「「グッ!?」」」

ランディとノエルが同時に放ったクラフト―――パワースマッシュを受けて怯んだ。しかしすぐに立ち直ってスタンハルバードを振り回して2人に攻撃した!

「チッ!」

「このくらいでは止まりませんか……!」

攻撃された2人はそれぞれ回避行動や防御行動に移り

「だったら……!ワジ、一気に決めるぞ!」

「了解、リーダー!」

「「ストライク……ヘブン!!」」

ロイドとワジは怒涛の連撃を警備隊員達に放って大ダメージを与えて怯ませ

「そこぉっ!!」

そこにノエルが敵の装甲をも破壊するクラフト―――ヘビースマッシュで追撃し

「こいつで終わりだっ!!」

ランディはクラフト―――パワーブレイクを放って戦闘不能にした!

「行くぞ……!絶!!」

一方リィンはクラフト―――洸破斬を放って、自分達を攻撃した警備隊員達を怯ませ

「二の型―――疾風!!」

さらに電光石火の如く追撃し

「光よ、我が剣に力を!エクステンイング!!」

リィンが攻撃している間に警備隊員達に近づいたエリィは魔法剣を放って、追撃し

「ハァァァァァァ…………セイヤッ!!」

リィンは鬼気迫る居合の一撃で攻撃するクラフト―――光鬼斬を放って一人の警備隊員を戦闘不能にし

「えい、やあ、そこっ!!」

エリィはクラフト―――フェヒテンイングでもう一人の警備隊員を攻撃して戦闘不能にした!

 

「そこまでだっ!!」

警備隊員全員の戦闘不能を確認したギュランドロスは号令をかけて戦闘を終了させた。

「くそ……まだまだか……!」

「まだ勢いが足りなかったか……!」

地面に膝をついた警備隊員達は悔しそうな表情をして呟き

「なんて、勢いとタフさだ………」

「タフさや勢いだけならヴァルドと並ぶような気がするよ……」

「IBCで見せたパティルナ中尉のとてつもない勢いによる戦闘が警備隊員達にもしっかり教え込まれているようね……」

「銃撃による攻撃を怯まないなんて、かなり鍛えられている証拠ですね……」

「…………さすがは戦場では暴風のように暴れていたパティルナが鍛え上げた部隊だけはあるわね……」

一方ロイドとワジ、エリィとノエルは疲れた表情で溜息を吐き、エルファティシアは真剣な表情で警備隊員達を見つめた。

「よしっ、お前らはパティの訓練に戻れ!」

「イエス、サー!」

そしてギュランドロスの指示に警備隊員達は敬礼をした後去り

「ミレイユちゃん、次は貴女達がロイド君達の相手をしてね。」

「イエス、マム!全員、戦闘配置につきなさい!」

「イエス、マム!」

そして戦いをエルファティシアやギュランドロス達と共に見守っていたミレイユはルイーネに話しかけられて敬礼をした後警備隊員達に指示をして、警備隊員達と共にロイド達と対峙した。

「ランディ、次は私達が相手よ。手を抜いたら承知しないわよ?」

「へいへい。……つーか、あのエルミナ大尉直々に戦術を叩き込まれている今のお前に手加減なんかできねーよ。」

ミレイユに言われたランディは疲れた表情で溜息を吐いて呟いた後目を細めてミレイユを見つめ

「戦場を把握し、常に部隊を効率よく動かし、敵対する者には一切容赦しないあのエルミナ大尉直々に戦術を…………かなり手強そうですね……」

ランディの言葉を聞いたノエルは驚いた後厳しい表情になって呟き

「次の相手も一筋縄ではいかなさそうだな…………みんな、油断はするな!」

ロイドは静かな表情で呟いた後号令をかけ

「ええ!」

「ああ!」

号令にエリィとリィンは頷いた後仲間達と共に武器を構えた。

「よし……2戦目、始めっ!!」

そしてギュランドロスの号令の元、ロイド達は戦闘を開始した………!

 

 

 


 
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