リン「剣お腹すいた。」
剣「わかった、わかった、僕の弁当をあげるよ。」
リン「ありがとう。」
リンは無愛想にお礼を言って口に弁当をほうばった。
リン「おいしい。」
リンが言うと友花が、
友花「龍ちゃんって料理できたんだ。」
剣「普段は面倒くさいから作っていないだけ・・・ってリン、昼ご飯作っただろ!」
リン「知らない・・・机に無かった。」
剣は机に頭を抱えて、
剣「冷蔵庫に入っていると書いた紙を机に置いておいたはずだけど・・・」
リン「知らない・・・」
剣はそのまま姿勢で硬直してしまった。その時剣のお腹が『グ~』と鳴った。
友花「龍ちゃん」
友花が少しもじもじしながら言う。
剣「ん?」
友花「龍ちゃん、良かったらだけどこのお弁当食べる?」
友花はそう言って鞄からもう一つの弁当箱を取り出した。
友花「今日はちょっと作り過ぎちゃって。」
剣「ありがとう!」
剣はそう言って友花から受け取った弁当をすごい勢いで食べた。
剣「ごちそうさま~」
友花「お粗末さまでした。」
リン「剣早く帰ろう。」
リンが剣の腕を引っ張る。
剣「いや今日は4時間授業だけどまだHRが終わってないから帰れないんだけど・・・」
リン「一緒に帰るもん・・・」
リンは涙目で剣の腕にしがみつく。
剣はクラスや廊下からこちらを覗いている男子生徒に睨まれた。
剣「え?僕?」
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また更新遅れました。すみません・・・