前回に引き続きピットロードの鴻型水雷艇。
鴻（おおとり）は、鴻型水雷艇の1番艦として1934年に舞鶴海軍工廠で起工され、1936年に就役しました。太平洋戦争前までは、他の水雷艇とともに中国方面で作戦に従事し、日米開戦後は船団護衛などに従事しました。1944年6月12日、鴻はサイパン島を脱出する第4611船団に旗艦として護衛にあたっていましたが、その途上で敵艦上機の攻撃をうけ、沈没しました。

2隻入りのキットだったので、一隻は前回のように大戦前期仕様に、もうひとつは最終時の状態で制作しました。制作のポイントとしては、艦橋を実艦の姿に近づけるよう改造、伸ばしランナーによる舷外電路の追加、マストを真鍮線で制作、機銃にナノドレッドを使用、爆雷装填台をジャンクパーツで自作するなどです。塗装では、キットでは船体色で塗るよう指示されている部分の甲板を、リノリウム甲板色で塗装しています。
ブログにも写真・制作過程などを載せています。 http://blogs.yahoo.co.jp/otakanuma/18118655.html