「戦人ぁぁあ、早くこれを着ろと言っておるだろ!」
「いやだぁあああ!!!ガラスのスクール水着なんて嫌だぁあああ!!」
……この二人は何イチャ付いてるんでしょうか?
ベアトリーチェと戦人は今日も元気に追いかけっこです、青春気取りですか、コノヤロー。
「んなわけないだろうがぁああああ!!!」
「誰と話しておるのだぁぁああ!!いい加減諦めてこれを着ろよぉおおお!」
「ちょっ!待て!いや待てって言ってる…って、アーッ!!」
『おっぱいコンプレックス~もしも六軒島に18人の戦人がいたら?~』
「もう、こんな生活嫌だぁああああ!!」
と言いながら、屋敷を出る戦人。……家出でしょうか?まったくぅ、ツンデレさん☆
「あっ、コラ待て!!ったく次はメイド服だと言うのに…」
と、言いながらベアトは戦人を探すと、何やら騒がしい声が聞こえた。
見ると煉獄の七姉妹が何やら慌ててるご様子だ
「ん?どうしたのだ・・・?」
というと長女のルシファーが、ベアトに敬礼しながら報告する。
「じ、実は…、人造人間BATTLERの一部が暴走してしまいまして、それで姉妹総出で探索中でございますっ!」
説明しよう、人造人間BATTLERとは、ベアトが作った人造人間で戦人に似せた物である。
様々の性格の戦人に囲まれたい、ベアトの欲望が実現したものだ。ちなみに、人数は100人程いる…、あんた馬鹿か…?
「な、何人暴走したんだ!」
「18人であります、表にまとめますと…。
【無能7 中身幼少期1 反抗期3 おっぱいソムリエ2 カオス専用1 おっぱい狂戦士1 ブイやねん1 ブイやねんマークⅡ1】
でございます」
と、すかさずベルフェゴールがまとめを口にする。
「うむ、解かった…、後、本物の戦人が逃げ出した。どうせ島外には出れない…、人造人間BATTLERを壊してでも、本物を連れ戻せ!」
「かしこまりました。」
「…妾は家に戦人が帰ってくるかもしれんから、家で待っておこう、ついでにチョコを用意して帰ってきた本物をチョコかけよう、そうしよう」
これを通称『他力本願』と言う。
「クシュン…!誰かに悪口言われた気がする。」
「待ちなさい!戦人君っ!」
「嫌だぁあああ!!!お家に帰るんだぁああ!!!ママぁぁぁぁああああああああああ!!!!」
「アスモ!それは中身幼少期よ!本物を捕まえなさい!」
「じゃあね、ルシファー姉様、偽者は、持ち帰って食べても良い~?」
「だからっ、本物を捕まえなさい!」
「って言う事は本物を捕まえたら、持ち帰って食べて良いの?」
「もう解かったわよ!煮るなり焼くなり、好きしなさい!」
「「「「「「はーいっ!!キャハハハ!!!」」」」」」
「なに、やってるの?ベルフェ姉様」
「あぁ、、中々偽者も本物も俊敏な動きをしているからな…、杭モードだと、本物と偽者を区別できなくて、本物を殺しかねない」
「で、これは?」
「戦人の恥ずかしい写真を仕掛けて置いたら、何時かひっかかると思ってな」
「じゃあ、私は、おっぱいブリンを餌に罠を仕掛けちゃお!」
「アスモ、ずるーい!私は縁寿様の写真仕掛けるぅうう!」
「バナナはおやつに入りますかー?」
「ベルゼ、今はそれ関係ないだろ。」
「バナナは、確か農家の子が沢山もってきちゃうから、おやつなんじゃないの?」
「マモンー、何所の国の話ー?」
「フィリピン?」
「うーん、とりあえず、バナナも仕掛けておこう!」
「って言うか、揺さぶれそうな物全部仕掛けましょっ!」
「「「「「「「おーーーーーっ!!!」」」」」」」
姉妹揃って、気合が入った声が聞こえた。
「引っ掛かるかしら?」
「ちょっと、ベルゼ!頭の上でご飯たべないでよっ!」
「だってー、お腹すいちゃったんだもん!」
「理由になってわよー!!」
「お前達っ!静かにしろっ!」
「「「「「「サタン姉様が一番うるさいです!」」」」」」
と言われ、サタンはショボンとする。
「あ、見て!誰か来るわっ!」
と末っ子のアスモが指を指す。
ずがっ、ぼかっ、ぼきぃ、ばきっ、べきっ、ふぉんぐしゃ、チュド―――――ンッ!!!!!
……この七姉妹は、何時の間にトラップマスターに弟子入りしたんだろう、って言うぐらい、見事に決めた。
「「「「「「「やったぁああ!!!」」」」」」」
と言いながら、七姉妹が罠に仕掛けた場所に行くと。
すべて、偽者が捕まっていた…。
七姉妹はがっかりした顔をして、次の場所に行った。(もちろん、偽者は各自お持ち帰りした。)
その頃…、かの大魔女ベアトリーチェは…
「ん~、遅いなぁ」
「ぷっくっく、様子を見に行ったら、どうですか?」
「うむ、早く戦人にチョコをかけて食べたいしの、探してくる、茶の用意でもして待っておけ」
と言いながら、消えてしまった。
そんな理由で、七姉妹を出動させたのかと呆れながら、ロノウェは主が戻ってきた時用のお茶の用意に取り掛かった。
「うむ、どこに居るかの…?」
と言いながらさっき、七姉妹が罠を仕掛けた場所を探した。
「ん~、ここには居ない……?!これは!」
「戦人の写真ではないかぁあああああああああ!!!」
ピンポーン
13
「ウぎゃあああああああああ!!!!」
戦人の写真に触れた途端、ベアトはミノムシ状態になった。
「むきーっ!!こんな所に罠が有って気付かないなんて、一生の不覚!まぁ、よい、いつかだれかが外してくれるだろう…」
~十数刻後~
「………来ないな…、ベアト…寂しいよぅ」
その頃、本物の戦人は?
「うへぇ…、腹減った…、この島どうなってるんだ?外に出ようとしても何時の間にか戻ってきてるし…」
どうやら、ずっと海辺に居たそうですね。
って言うか腹減ったから、家出やめるって、アンタは小学生ですか。
「おかえりなさいませ、戦人様」
「あぁ、ロノウェ、ん良い匂いだな」
「えぇ、たった今、お茶の用意が出来たところでしてね」
「ふーん、うまそうだなぁ」
「ぷっくっく、わたしは美味しそうだと思います、………が」
「へ?最後の方が聞こえにくかったんだが」
「だから、戦人様が美味しそうだと思いますと」
「へ……、何これ…?!おれ、ノンケなんだけど」
「大丈夫でございます、優しくしますから…」
「ちょっ…、まっ、アーッ!!!」
ちなみに…、ベアトリーチェは、3日後、罠に捕まってるのを、シエスタ達が見つけたそうな。
めでたし、めでたし。
「「めでたくない!おかげで…、どんな酷い目に会ったとおもってるんだぁああ」」
私はぁ、そんな事知りませぇん☆
【END】
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うみねこベアバトカオスギャグ作品
心行くまで、うみねこのカオスの湯におつかれください。
Lvはカオス、状況はカオス、そしてキャラクターもカオスです。