No.597702

真恋姫†無双 優しき君主と神童と呼ばれていた男 第六幕

久々の更新しました!二作同時進行はやっぱりきついです!

2013-07-14 22:24:17 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1501   閲覧ユーザー数:1410

呂布が戻ってきておおよそ2週間が経過したある日董卓達の元に伝令が来る。

 

 

董卓「また…賊が現れたのですか…」

 

 

賈駆「大夏…枹罕…そして今度は金城…こうもほぼ同時に賊が一万以上の規模で攻めてくるなんて可笑しい…敵は私達の疲労を狙っているのかしら…」

 

 

董卓「そうかもしれませんがそこに居る民を見ていられません、華雄さん、あなたは一万五千の兵を引き連れ金城に参謀として詠ちゃんを連れていってください」

 

 

董卓の発言に賈駆が反発する。

 

 

賈駆「ゆ、仲穎様!それではここの守りが!」

 

 

賈駆が言うように大夏には張遼が枹罕には呂布と陳宮が討伐に向かっている。

 

 

その上金城に華雄と賈駆が向かうとなるとここを守る武官がいなくなるのである。

 

 

董卓「大丈夫だよ、詠ちゃん、いざというときは龍也さんが指揮をとってくれますよ」

 

龍也「お、俺が!?無理ですよ自分にはそんな勤まる自信が…」

 

 

美咲「龍也…」

 

 

結局華雄と賈駆は金城に向かい兵を進めた。

 

 

 

 

 

館の廊下龍也は1人歩いていた。

 

 

龍也「……」

 

 

董卓(いざというときは龍也さんが指揮をとってくれるよ)

 

 

龍也「っ!」

 

 

龍也は董卓が言ったあの事が頭から離れない。

 

 

美咲「龍也~ちょっと待って!」

 

 

龍也が考えていた刹那美咲が追ってきた。

 

 

龍也「美咲か…何か用か?用がないなら俺雑務が…」

 

 

美咲「もういいじゃない…龍也がそんなに自分を責めなくても…」

 

 

龍也「……っ!」

 

 

龍也の表情が一転して険しくなる。

 

 

美咲「だってあれはどうしようもなかったよ!だから龍也「それ以上言うな!」…龍也…」

 

龍也「あれは俺の詰めの甘さが起こしたんだ…俺がちゃんと…もっといい作戦を考えていれば!桃華は…お前の姉さんは死なずにすんだんだ!」

 

 

龍也はそういって走り去っていく。

 

 

美咲「龍也!待っ「美咲さん?」あ、董卓さん」

 

 

美咲は追おうとしたが龍也の大声で来た董卓が美咲を呼び止める。

 

 

董卓「あの、先程龍也さんと揉めていたようですが何が…」

 

 

美咲「えっと…ね…」

 

 

美咲は誤魔化そうと必死にはぐらかす。

 

 

董卓「もしかして龍也さんが指揮をしたくないという気持ちに関係が?」

 

 

美咲「……董卓さん…ちょっと一緒に部屋に来てくれませんか?」

 

 

董卓「へ?」

 

 

美咲「私達の過去に何があったのか…そして龍也がどうしてあんなにも頭が良いのに指揮するのを嫌がるのかを」


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
4
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択