No.596386

次元大戦第一話

ブラッディクライシス事件から10ヶ月…今新たな戦いが始まる

2013-07-10 19:19:25 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:1130   閲覧ユーザー数:1100

ブラッディクライシス事件…

 

 

ブラッディクライシスの首領『デュポン』がミットチルダ首都クラナガン全域に総攻撃しクラナガンを混乱に追い込んだ。

 

 

だが現地の魔導士達と本局から来た援軍もあり最悪のケースは免れた。

 

 

この戦いで首領デュポンは管理局の蒼き終焉者八神尚哉によって打ち倒し見事勝利をつかみとった。

 

 

それから約10ヶ月の時が過ぎ尚哉達は平穏な生活を送っていた…

 

 

新たな戦いが迫っていることを知らずに…

 

 

 

風見バーベナー学園/中等科教室

 

 

尚哉「ふぅ…今日一日の授業が終わった~」

 

 

はやて「せやな~ここのところ仕事とかが無いし…のんびりできるわ」

 

 

杏「それはまるでいつもは忙しいって言いたげな言葉ね」

 

 

はやて「あ、杏ちゃん!?」

 

 

杏「同じクラスな訳なんだから居て当然でしょ」

 

 

茜「また、二人だけの世界に入ってたの?」

 

 

はやて「ち、ちゃうで!そないなわけ…」

 

 

尚哉「はやて、赤らめながら弁解しても逆効果だ」

 

 

はやて「う~」

 

 

尚哉達が会話している刹那、地震が起こり教室が揺れる。

 

 

尚哉「大丈夫か?杏?」

 

 

杏「え、ええ…」

 

 

はやて「それにしてもこの頃毎日地震が発生するな」

 

 

尚哉「しかも日に日に強くなってる」

 

 

茜「天変地異の前触れとか?」

 

 

尚哉「今それ言われると洒落にならないから止めてくれ」

 

 

茜「あはははは…それもそうだね」

 

 

杏「…尚哉…ちょっと来て」

 

 

尚哉「え?杏!?」

 

 

はやて「行っちゃった…」

 

 

茜「杏ちゃん…覚悟を決めたんだ…」

 

はやて「覚悟?覚悟って…まさか!」

 

 

アリシア「告白するつもりだね」

 

 

はやて「キャッ!アリシアちゃん!?」

 

 

茜「い、いきなり、現れないでよ」

 

アリシア「さてさて、尚哉はどんな返答をするのやら…」

 

 

 

 

風見バーベナー学園/屋上

 

 

尚哉「それで…連れられて来たが…なんか用か?」

 

 

杏「ええ、二人っきりの此処なら言えるわ」

 

 

尚哉(二人っきりの時って…いやまさか…)

 

 

杏「私、尚哉の事が…」

 

 

杏が言い切る前にグラウンドから爆発音が響く。

 

 

尚哉「爆発!?何かあったのか!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1話『世界融合』

 

 

レクサス「出てこい!浅倉尚哉!デュポン様の仇!」

 

 

尚哉「レクサス!此処を襲ってくるなんて!」

 

 

はやて「尚哉!杏ちゃん!大丈夫か!」

 

 

尚哉「はやて!」

 

 

なのは「どうして、ブラッディクライシスがこんなところに…壊滅したはずなのに!」

 

 

尚哉「壊滅したが幹部である二人は倒したわけじゃない…現に一人があそこに居るしな」

 

 

フェイト「そして目的は…」

 

 

尚哉「俺の命…だろうな」

 

 

レクサス「出てこんか…ならば!」

 

 

レクサスの指示でシャドウが近づいていき射撃体制に入る。

 

 

レクサス「此処を襲撃し引き釣りだしてやる!」

 

 

シャドウが攻撃しようとした刹那シャドウは両肩を攻撃され怯んだところを真ったつに切り裂かれ爆発する。

 

 

レクサス「やっと来たか…浅倉尚哉ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

 

尚哉「レクサス…何しにここに来た!」

 

 

レクサス「決まっているだろて迎撃貴様の首をはねる!デュポン様のために」

 

尚哉「なら、俺一人で十分だろ!」

 

レクサス「貴様だけでな収まらん…故に貴様と関わりのある者達全てを斬滅する!」

 

 

尚哉「させない!そんなこと絶対に!」

 

 

はやて「尚哉!」

 

 

はやても参戦し尚哉のとなりに立つ。

 

 

尚哉「なのは!杏達を連れて避難しろ!」

 

 

なのは「でも…」

 

 

尚哉「レイジングハートがないんだから下がれ!勇翔も!シュテル達が居ないと変身できないからなのはと一緒に!」

 

 

勇翔「ああ、わかった!ほらこっち!」

 

 

茜「え?ちょっと!」

 

 

なのは「杏ちゃんも!」

 

 

杏「…尚哉…」

 

 

尚哉「ん?」

 

 

杏「色々と聞きたいこともあるから…帰ってきてね」

 

 

尚哉「わかってる」

 

 

フェイト「尚哉、私達も」

 

 

尚哉「駄目だ、もしかしたら伏兵が潜んでいる可能性がある此所は俺とはやてで押さえるからフェイトとアリシアは学校周辺の警戒を!」

 

 

フェイト「…うん、わかった…気を付けてね」

 

 

アリシア「危なくなったら駆けつけるから」

 

 

フェイトとアリシアはその場から離れる。

 

 

レクサス「行け!」

 

 

レクサスの号令で待機していたシャドウ達が一斉に襲いかかってくる。

 

 

尚哉「はやて!俺はレクサスを抑える…だから」

 

はやて「回りのシャドウは私が抑えたる、心配せんでええで」

 

 

尚哉「ああ、助かる」

 

 

尚哉は先行してレクサスの元に突き進みそれを遮るようにシャドウ達が立ちはだかる。

 

 

尚哉「引っ込んでろ!」

 

 

尚哉は魔力弾で遮るシャドウを撃ち落とし、はやては遠距離から尚哉の邪魔をするシャドウを広範囲魔法で殲滅する。

 

 

尚哉「レクサス!!!!」

 

 

レクサス「尚哉ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 

 

尚哉はディエンドをガンモードからソードモードに切り替えてレクサスの太刀と尚哉のディエンドがぶつかり合う。

 

 

尚哉(遠距離だと距離を詰められるのは前の戦いでわかってるだから!)

 

 

尚哉はレクサスとの近接戦闘に持ち込み剣と剣のぶつかり合いが高速で何度も交わる。

 

 

尚哉「くっ!」

 

 

レクサス「ちぃ!」

 

 

互いに後ろに飛び距離を取りレクサスは太刀をおさめて居合い抜きの体制に入り尚哉も姿勢を低くして飛び込む体制に入る。

 

 

尚哉「これでぇ!」

 

 

レクサス「死ねぇぇぇぇっ!」

 

 

両者同時に地面を強く蹴り互いの剣が交わる。

 

 

 

と思われたその時先程の地震とは比べ物にならないほどの地震が起きる。

 

 

尚哉「な、何だ!」

 

 

レクサス「これは!」

 

 

地震が起きたことで尚哉とレクサスは再度距離を取る。

 

 

ディエンド[マスター!地球全域に次元歪曲が極めて大!]

 

 

尚哉「な!」

 

 

ディエンド[っ!!次元歪曲による余波が来ます!]

 

 

その瞬間世界は白い光に包まれた。

 

 

 

 

次元航空艦アースラ/ブリッジ

 

 

エイミィ「地球全体に次元歪曲を感知!同じくミットチルダでも同じ様に…一体どうなってるの!?」

 

 

クロノ「フェイト達との通信は!」

 

 

エイミィ「やっていますが応答がありません!」

 

 

クロノ(なのは、フェイト、はやて、アリシア、勇翔、尚哉…みんな無事に居てくれ…)

 

 

エイミィ「っ!次元歪曲による余波が来ます!」

 

 

クロノ「総員!対ショックに備えろ!」

 

 

次元歪曲の余波によりアースラ全体が揺れ動き揺き少しすると揺れは治まる。

 

 

クロノ「くっ!エイミィ…現状は?」

 

 

エイミィ「少し待ってください…え?嘘…」

 

 

クロノ「どうしたんだ?」

 

 

エイミィ「ミットチルダが…ありません…」

 

 

クロノ「!?そんなわけが!地球の方はどうなっている!」

 

 

エイミィ「はい!……え?これどうなっての…」

 

 

クロノ「今度は何だ!」

 

 

エイミィ「今から宇宙から見た映像をモニターに出します!」

 

 

アースラの巨大モニターに今の地球が写し出される。

 

 

クロノ「これは…!どうなっているんだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風見バーベナー学園/グラウンド

 

 

尚哉「…う…」

 

 

はやて「尚哉!…しっかりして!尚哉!」

 

 

尚哉「此所は…そうだ!レクサスは!?」

 

 

はやて「レクサスは気がついたらもう居らんかった…」

 

 

尚哉「逃げたってことでいいんだな…それよりさっきのは…」

 

 

ディエンド[マスター、クロノさんから緊急連絡です回線を開きます]

 

クロノ《尚哉!無事か!》

 

 

尚哉「クロノ!こっちはみんな無事だ」

 

 

クロノ《そうか…よかった、それで、もうひとつ教えなければならないことがある、これを見てくれ》

 

 

尚哉「っ!!これは!」

 

 

尚哉は開かれたモニターの映像に驚きを隠せず、後ろにいたはやてがそれを見て…

 

 

はやて「日本が…二つある…」

 

 

突如現れたもうひとつの日本これが新たなる戦いの始まりであった。

 

 

 


 
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