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魔法少女リリカルなのは Extreme(エクストリーム)  第二十一話

Blazさん

突然の事故で死んでしまった岡本零人。
彼は神の力によってなのはの世界に転生する。
それが果てしない戦いの旅路だとは誰も知らずに・・・・・。

無印篇イメージテーマソング

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2013-07-04 17:10:35 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:2608   閲覧ユーザー数:2427

無印After編 第二十一話 「孤独のランプ 繋がりの灯火」

 

零人side

 

零人「はぁ・・・・はぁ・・・・・」

 

あれから何時間たったろうか、俺はひたすら敵をなぎ倒し前に進んでいた。

 

零人「くっ・・・・一体何時になったら・・・・・」

 

ソルナ『にしても・・・敵の攻撃がぴしゃりと止んだね・・・・』

 

イクス『現在周囲に敵はなし。引き続き周囲の警戒を継続します。』

 

零人「ああ、頼むぜ・・・」

 

そうして俺達は先へと進んでいったのだった・・・・

 

結界崩壊まで後54分・・・・・

 

 

三人称side

 

フラン「う・・う・・ん・・。」

 

その頃フランは何処か別の空間で横たわっていた。

 

フラン「っ・・・・ココ・・は?」

 

「ココはぁお前の意思の世界ぃ・・」

 

フランが気がつき前を見ると其処には巨大な化け物が居た。

 

フラン「あなた・・誰?」

 

「我等はぁ・・・・・我々はぁ目的の為にお前の体を乗っ取ったぁ・・・・」

 

フラン「・・・・・?目的?」

 

「そうぅ・・・かつて我々が成し遂げられなかった世界をぉココに創る為ぇ・・・

破壊の力を持つお前が選ばれたぁ・・・・」

 

フラン「・・・・・いやだ。」

 

「・・・・・何?」

 

フラン「話さなくてもフラン解るよ。お前が悪いヤツだってこと。だから嫌だ。」

 

「・・・・・そうかぁ。だが今お前の体は私達が制御しているぅ。後はお前を制御下に置けばぁ・・・貴様の体は我々の物ぉ・・・・」

 

するとフランの周りから触手が襲い掛かいフランは避けようとしたが体が動かずついには

捕まってしまったのだった。

 

フラン「っ!なんで!?」

 

「無駄だぁ。今の私はお前の精神にも働きかけているぅ・・・さぁ・・・その力を我等に

・・・・」

 

フラン「っ!!」

 

するとフランは急に動けなくなった自身の意志に何かが入り込もうとしていたからだ。

 

フラン「っ・・・・・・たす・・・け・・て・・・・おねえ・・・さま・・・」

 

「無駄だ。ココには誰も助けに来ないぃ・・・それに・・・お前はぁ姉が好きではない・・」

 

フラン「っ!違う!「違わないぃ」・・・違う・・・違うよ・・・・」

 

「嘘を言うな。お前は姉を好きとは思っていない・・むしろ恨み・・憎んでいる・・・その負の力が我等をより強くするぅ・・・」

 

フラン「違う・・違うの・・・頭では違ってても体が嫌いって言ってるだけ・・・・」

 

次第にフランの目には涙がこぼれていた・・・だが・・・

 

「・・・だがぁ、もしお前がそう思っていてもぉ・・・お前の姉はぁどう思っているかなぁ?」

 

フラン「えっ?」

 

「考えて見ろぉ・・・お前の精神が不安定なだけでお前の姉はお前を隔離したぁ。

本心では姉はお前のことをただの化け物・・・」

 

フラン「嘘・・・嘘よ・・・・」

 

「果たしてそうかぁ?」

 

フラン「嘘よ嘘よ嘘よ嘘よ嘘よ嘘よ嘘よ嘘よ嘘よ・・・・嘘よっ!!!」

 

「ならぁ!何故ぇお前を外に出そうと思わなかったぁ?」

 

フラン「・・・・・」

 

「解っているはずだぁ。お前の力を恐れているのをぉ・・・・お前はそれを知っているはずだぁ・・・・」

 

フラン「・・・・・ぃゃ・・・・」

 

「・・・憎いかぁ?そう憎いだろぉ?恨め、すべてをお前を否定した破壊し再生の礎とするのだぁ!!」

 

フラン「嫌だぁ!!!!」

 

フランは絶叫し拒絶したが以前として精神に侵食をされていたのだった・・・

 

 

 

 

 

零人side

 

零人「・・・・・コレは・・・・。」

 

ただただ前進しついに中心にたどり着いた。だが其処には巨大な球根状になったツルがあった。

 

零人「イクス、ソルナ、フランはこの中か?」

 

イクス『生体反応確認。間違いありません、フランです。』

 

ソルナ『でも反応がかなり微弱だよ。急いでいかないと!』

 

零人「ああ!マスパでぶっ飛ばして・・・・」

 

刹那、俺の横に攻撃が着弾した。振り向くと大量の分身が居たのだ。

 

零人「・・・テメェら・・・・・邪魔すんじゃねぇ!!!」

 

俺は大剣を抜き分身に立ち向かっていった。

霊夢side

 

博麗神社・・・・・

 

魔理沙「なぁ霊夢。結界の崩壊を遅らせる事ってできないのか?」

 

霊夢「無理ね。第一結界を張ったのは初代の巫女だしアタシの役目は管理。それに

使用するエネルギーも馬鹿にならないし・・出来るとすれば紫ぐらいよ。」

 

魔理沙「そっか・・・でも何で紫はできんだよ?」

 

霊夢「アタシに聞かないで頂戴。」

 

一方で私達は以前として結界の監視をしていた。ちなみに妖夢やアリスたちは人里にまた化け物が出てこないか見に行っていた。すると・・・・

 

ヴァルケンハイン「っ!レイチェル様!」

 

レイチェル「っ!」

 

神社の至る所からあの化け物が突然現れた。

まずいわね・・・今は私と魔理沙そしてレイチェルとヴァルケンハインさん・・

そしてレミリアとパチュリーたち紅魔館組みしかいない・・・!

 

レイチェル「よかったわね霊夢。巡礼者がたくさん来てくれてわよ。」

 

霊夢「こんな巡礼者はごめんよ!」

 

魔理沙「でもこいつらなんでココに!?」

 

パチュリー「恐らく目的は結界の破壊でしょうね。」

 

魔理沙「・・・ってか何時の間に居たパチュリー。」

 

パチュリー「ご都合主義とだけ言っておくわ。取り合えず・・・・」

 

霊夢「ええ、取り合えずお取引してもらいましょうか!!」

 

 

零人side

 

零人「夢境「二重大結界」!!」

 

俺は霊夢のスペカを使い分身を一気に掃討した。だが流石にもう体も限界で今にも倒れそうだった。

 

零人「・・・・・・・・・」

 

これ以上戦う事はできない。そう思っていた、だが突然ソルナが俺とのユニゾンを解除した。

 

零人「っ!ソルナ!お前何を!?」

 

ソルナ「こうしたほうが少しは体力が回復したでしょ?ココは私が守るから零人ちゃんは先に行って!!」

 

零人「っ・・・いくら輝夜のスペルカードがあるからって・・・」

 

ソルナ「それでもさ・・・・・それでも・・・」

 

するとソルナは俺に抱きついた。突然のことで俺は多少驚いたが声には出さなかった。

 

ソルナ「それでも私は零人ちゃんが好きだからさ。」

 

零人「ソルナ・・・・・・。」

 

初めて聞けたソルナの気持ち。俺はソルナのデコにキスをしフランの元に向かった。

 

零人「ありがとなソルナ。俺もだ。」

 

そう言い残し・・・・・。

 

 

ソルナside

 

その言葉を聞けただけで私は満足だった。

 

ソルナ「フフ・・・今生の別れじゃあるまいし・・・・さて。」

 

目の前にはまだまだ分身たちがたくさんいた。それでも負ける気は一切無かった。

 

ソルナ「だって・・・・貴方達はここで全滅するんだから・・・・」

 

そうして私はミッド式の魔法陣を展開した。そう、これは私が編み出したオリジナルのスペルカードその名も・・・・

 

ソルナ「天符「月と太陽の狭間」。」

 

刹那、ミッド式魔法陣から蒼いと紅の弾幕が発射しその後大型の弾幕を発射した。

分身達は避ける暇も無く次々と落ちていった。

 

 

零人side

 

零人「ようやくだな。」

 

イクス『まったくです。』

 

俺は現在球根の中に入っており中は空洞でその中心にフランが居た。

 

零人「んじゃさっさと取り戻しますか・・・。」

 

イクス『そうですね。まずアレをどうにかしないといけませんが』

 

目の前には分身が居たがその姿は黒き獣に変異する一歩前のフランだった。

 

分身「ンフフフフ・・・・ラグナ?ラグナナノ?」

 

零人「生憎俺はラグナじゃないんでな。さっさとケリ着けさせてもらうぜ。」

 

分身「ラグナジャナイノ?・・・・デモフランヲタノシマセテクレルデショ?」

 

零人「ああ、アッサリ塩味で終わるがな。」

 

分身「アハハハハ!ジャアコロシアオウ!オニイチャン!!」

 

零人「・・・残念だがそれは無理な相談だ。」

 

刹那、俺は蒼の魔道書を起動させ一気に分身の間合いを詰めた、そして・・・!!

 

零人「"闇に喰われろ"!!!!」

 

分身はあっさり無残に食い千切られて行った・・・・・・

 

零人「うぉし。行くぞ・・・・・・」

 

イクス『っ!マスター!!』

 

俺がイクスの声に反応し後ろを向くと・・・・・

 

分身「ンフフフフ・・・タリナイヨ・・・・・・!」

 

なんと分身が再生し俺に襲い掛かってきた。そして・・・・・

 

零人「っ!まず・・・・・!!」

 

俺は左腹を突き刺されてしまった。

 

零人「が・・・あ・・・・・・・。」

 

俺はそのまま意識が薄れていった・・・・・

 

結界崩壊まで後・・・・・46分・・・・

 

 

 

三人称side

 

一方とある境界では賢者・八雲紫が結界の修復を試みていたが・・・・

 

紫「・・・・・やはり無理ね。」

 

予想以上の結界の崩壊スピードに紫でも修復不可の結論が出てしまった。

 

紫「でもこのままでは幻想郷は確実に崩壊する・・・・・・。」

 

だからと言って霊夢にさせるのも危険すぎる。そんな思考を続けていた・・。

 

紫「これが・・・・イレギュラーの力・・・・・」

 

神「そう、ワシ達神の神官でも予想し得なかったイレギュラーの・・・

ほんの一部の実力じゃ・・・・」

 

紫の後ろには零人を転生さした神本人が居た。その神も内心、心を痛ませていた。

 

神「ワシやクラヴィスが求めた一つの楽園・・・様々な種族がその運命を全うに生きていける場所・・・・じゃからある意味あいつ等もそれに従ってはいる・・・がな。」

 

すると神は今まで誰も見たことも無いくらいの怒りを顔に出していた。

 

神「他の生命を喰う力・・・・すべてを滅ぼし己が種族のみを生かす世界・・・・

その様な世界などあってはならん・・・・!!」

零人side

 

フラン「オニイチャン、モウコワレタノ?オモシロクナイヨ・・・・」

 

俺は分身に腹を刺されて気を失っていた。

するとどこからか話し声が聞こえてきた。

 

零人(この声は・・・・高町?)

 

 

アリサ「アイツが居なくなって。丸四日・・・・何処にいるのかしら・・・・」

 

すずか「またいつかひょっこりと戻ってくるよ。それまで待ってよね?アリサちゃん?」

 

なのは「そうなの、岡本君は何日か居なくなるとひょっこり戻ってくるのだから・・・・

信じて待ってよ。ね?」

 

なのは(・・・・必ず・・・戻ってくるよね・・・零人くん・・・・・)

 

零人(・・・・ああ、必ずな。)

 

 

(BGM"深蒼")

 

刹那、俺の周りから蒼いエネルギーが漂い始めた・・・・・

 

零人「第666拘束機関解放・・・次元干渉虚数方陣展開・・・・イデア機関接続・・・・

見せて・・・やるよ・・・・・これが・・・・蒼の力だ!!!」

 

俺は再び意識を取り戻し蒼の魔道書を使った!

 

零人「蒼の魔道書(ブレイブルー)・・・・・起動!!」

 

フラン「ッ!????」

 

零人「テメェは・・・さっさと・・・・」

 

俺は大剣を鎌にしブラックオンスロートを分身に叩き込んだ

分身はみるみる斬られていき、そして・・・・・

 

零人「消えうせろォォォォォォォォォォ!!!」

 

最後の一撃を叩き込み分身は崩壊した

 

イクス『マスター、今なら!!』

 

零人「おうよ!」

 

俺は一気にフランの元へとジャンプした。だが後ろでは再び分身が再生し襲い掛かってきたが、計算の内だった。

 

零人「ヘッ!待ってたぜ分身よぉ!!」

 

ガシッ!!

 

俺は分身の頭を掴み右手をフランの頭に乗せた・・・・・

 

零人「とっとと戻って来い!この馬鹿がぁぁぁぁぁぁ!!」

 

俺はイデア機関の接続を反転・分身に流し込んだ。

 

分身「アアアアアアアアアアアア!!!!」

 

イクス『貴方が求めていた蒼です。じっくり味わってください。』

 

すると俺は何時の間にか別の場所に来ており其処には触手に捕まっていたフランが居た。

 

零人「っ!フラン!!」

 

フラン「・・・・あれ・・・お兄ちゃん・・・・・」

 

フランの目は泣き疲れた顔をしていた。俺は大剣で触手を破壊し連れ出そうとした。

 

零人「・・まったく心配させんなよな。」

 

フラン「お兄ちゃんあのね・・・あれ?アイツ何処に・・・・」

 

零人「? 兎に角さっさと出るぞ!」

 

フラン「・・・うん!!」

 

 

分身「アアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」

 

俺がフランを引っこ抜くと分身は音も無く砕けていった・・・・

そして俺がソルナと合流しようとしたが・・・・・

 

零人「さてと、さっさと帰るぞ・・・・・・・」バタッ・・・・

 

フラン「っ!お兄ちゃん!?」

 

俺は意識を失ってしまった・・・・・

 

 

 

ソルナside

 

ソルナ「分身が・・!」

 

私が分身と戦っていたら何故か分身が次々と砕けていったもしかして・・・・・・

 

ソルナ「零人ちゃんやったんだねっ・・・・・・・!!!?」

 

すると突然辺りが崩れ始めたどうやらフランちゃんが解放されたせいで

黒き獣が形状を維持できなくなったんだ。

私は急いで奥に向かった。そこにはフランちゃんと倒れた零人ちゃんがいました。

 

ソルナ「っ!零人ちゃん!!」

 

フラン「どうしょ・・・・お兄ちゃんが・・・・」

 

ソルナ「多分大丈夫。気絶しているだけだと思うけど・・・・兎に角早くココから・・・!」

 

でも零人ちゃんを私達二人で担いで逃げたとしてもそれまでに脱出できるかどうか・・・・

そんな時・・・・・

 

「案ずるな・・・私がココから転移してやろう。」

 

ソルナ「えっ!?」

 

私達の前には一人の車椅子に乗ったお爺さんが居て私達は転移されました・・・・・

 

「さて・・・後はまかせるぞ・・・・我が孫・・・・・・レイ・・・・」

三人称side

 

紫「っ!黒き獣が・・・!!!」

 

霊夢「崩壊していく・・・・」

 

レイチェル「っ!まずい、魔素が!!」

 

その頃霊夢たちは結界の監視と化け物の掃討をしていたが化け物達は崩壊、黒き獣も

崩壊しレイチェルが現地に向かった。

 

霊夢「えっ・・・・まさか!!」

 

魔理沙「へっ!?何がどう・・・って待てよ霊夢ー!!」

 

霊夢もレイチェルの行動を理解してかレイチェルの後を追い魔理沙は訳も解らず

霊夢の後を追った・・・・

 

パチュリー「一体どうしたの?」

 

ヴァルケンハイン「黒き獣は魔素の塊、つまり・・・・・」

 

美鈴「魔素が一気に大放出・・・ってまずくないですか!?」

 

パチュリー「だから行ったんでしょ。」

 

美鈴「あ・・・。」

 

そんな会話にヴァルケンハインもただ呆れるしかなかった・・・・

 

 

レイチェル「っ!急がないと!」

 

霊夢「ちょっ!レイチェル、中にはまだ零人が・・・!」

 

レイチェル「第零式拘束機関開放 次元干渉虚数方陣展開 固有境界に接続・・・・

ツクヨミユニット 起動!!」

 

そうとう焦っていたのかレイチェルは霊夢の言葉を無視しツクヨミユニットを起動し

黒き獣を包み込んだ。そして・・・・

 

ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!

巨大な爆発が内部で発生しその衝撃波が幻想郷全土に広がっていった・・・・・

 

レイチェル「・・・・・・・・・。」

 

レイチェルはユニットを閉まい霊夢がレイチェルの元に来た。霊夢の顔はまさに爆発寸前だった。

 

霊夢「レイチェル・・・アンタ・・・・・!!」

 

レイチェル「・・・・戦いに犠牲は付き物よ。」

 

霊夢「っ!!」

 

パァン!

 

霊夢はレイチェルの言葉を聞いたとたんレイチェルの頬を叩いた。

しかしレイチェルは冷静に言い返した

 

レイチェル「・・・・・・貴方だってそうして来たでしょ、博麗の巫女。」

 

霊夢「・・・・・・」

 

レイチェル「生き物全ては必ず何かを失いそして何かを手に入れる。私達は彼らを失い

幻想郷の存続を手に入れたのよ。」

 

霊夢「・・・・だからって・・・・・。」

 

レイチェル「・・・・ココにいるだけ無駄よ。早く戻りましょ。」

 

そこに後から魔理沙が合流したがその状況ですべてを悟りそして黙って博麗神社に戻った

のだった・・・・

だがレイチェルは口ではああ言ったが右手では強く握り締め血が出ていた・・・・

 

 

 

 

博麗神社・・・・・

 

早苗「あっ!戻ってきました!」

 

妖夢「・・・何か様子が変ですね・・・・」

 

博麗神社では早苗達も戻ってきており状況を聞こうとしたが三人の顔で

魔理沙同様理解したのだった・・・ただ一人レミリアを除いて・・・・

 

レミリア「レイチェル・・・・フランは何処?」

 

レイチェル「・・・・・・。」

 

その質問にレイチェルは答える事が出来なかった。いつもならジョーク交じりの答えを

するはずだったが彼女がどんな形でも妹として愛し続けたフランがもう居ないとはとても言えなかった。

 

レミリア「答えて・・・・・」

 

再びレミリアが問い詰めた。だがレイチェルは答えなかった。

 

レミリア「答えなさい!レイチェル・アルカード!!!」

 

ついにはレミリアが怒り交じりの大声を上げたがそれでもレイチェルは答えなかった。

 

レミリア「う・・そ・・・よね?」

 

レミリアはその場にへたり込んだこうなると答えは一つしかなかった。

 

レミリア「・・・・・お願い・・・・」

 

するとレミリアが手で顔を覆い泣き始めた。誰もが彼女が泣くのを始めて見た瞬間だった。

 

レミリア「お願い・・・戻ってきて・・・・・戻ってきてよ・・・・・」

 

 

-フランっっっ!!!!-

 

 

レミリアがついには泣き出し大声をあげた。だがもう戻ってこない。誰もがそう思っていたが・・・・・

 

「・・・・・・・・・・!」

 

アリス「っ・・・ねぇ、何か声がしなかったかしら?」

 

魔理沙「へっ?声?」

 

「・・・・・・あああ!」

 

妖夢「確かに・・・・」

 

早苗「でも何処から・・・・・」

 

刹那、霊夢が顔を上に上げると何かが降って来ていた。

 

「「あああああああああああああああああああああああ!!!!?」」

 

ココからは偶然居合わせた文のカメラの写真で説明しよう

 

一枚目ほぼ全員が上を見る。

 

二枚目ほぼ全員その場から退避する。(焦って)

 

三枚目それを見たパチュリー・美鈴が不思議そうに顔を合わせる。

 

四枚目パチュリー・美鈴が上を見る。

 

そして五枚目・・・・・

 

ズドォォォォォォォォォォォォォン!!!

 

パチュリー「むきゅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

美鈴「ギャああああああああああああああああああ!!!」

 

着弾。

 

その後霊夢たちが着弾地(パチュリー・美鈴)の所に向かうと・・・・

 

霊夢「っ!!!ソルナ!!フラン!!!」

 

ソルナ「ハレホレェ・・・・・」

 

フラン「ウーン・・・・・・・」

 

レミリア「っ!!!!!」

 

レイチェル「えっ!?」

 

魔理沙「・・・ってことは上から落ちてくるもう一人って・・・・まさか・・・!!!」

 

すると霊夢・魔理沙・咲夜・妖夢・早苗は一斉に飛び立った。

そう神社の上空には二人よりは遅い落下スピードで零人が居た。

 

霊夢「・・・・・・間に合え!!」

 

そうして霊夢たちが零人をキャッチしようとしたが・・・・

 

ゴン!×5

 

「「「「「あいたっ!!!」」」」」

 

一箇所に五人固まってせいで全員で頭を打ったのだ

 

魔理沙「いつつつ・・・・あっ零人!!」

 

咲夜「っ!しまった!」

 

早苗「今からじゃ・・・!っ!?霊夢さん!!?」

 

 

それからいち早く体勢を立て直した霊夢は一目散に零人の元にたどり着き

零人をキャッチした。その距離博麗神社の屋根の高さほどであった。

そしてその後に妖夢が戻り魔理沙達も霊夢の元に集まった。

 

霊夢「・・・イクス!零人は!?」

 

イクス『バイタル安定。今は気を失っているだけです。』

 

 

 

霊夢「・・・・まったくなんて顔で寝てんのよ・・・。」

 

その言葉を聞きその場に居た全員は歓喜を沸かせたのだった。(ただし数名除いて)

 


 
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