‥‥曹家御一行が潁川から帰って1週間がたった。
今、街の外では和弘、廖化、李厳は義勇兵の訓練をしていた。
‥‥‥時は遡り1週間前‥‥
曹操達が帰るというので桂花と荀コンさんと一緒に街の入口まで見送りに行った。
この時、街の反対側では廖化に李厳と荀家の私兵10人で直ぐに訓練出来るように義勇兵を纏めていた。
和弘達が街の入口に着くとちょうど曹操達が手続きをしていた。
そこに荀コンが曹崇と話を始めた、一通りの挨拶が終わると曹崇と荀コンは少し話があると言い離れて行った、それを確認すると曹操と桂花
も話をする為に少し離れた、
すると残されたのは和弘と夏候姉妹の三人になった、すると
「確か、霍弋でよかったかな、」
話し掛けて来たのは夏候淵だった、その後ろには曹操を気にする夏候惇がいた。
「はい、霍弋でも紹先でもお好き及び下さい。」
それから各々は話をしていたが曹崇達の話が終わり戻って来た。
そして曹家御一考が街から出ようとした時、曹操が和弘と桂花に一言、
「荀イク殿、霍弋、いえ‥‥和弘と言ったほうがいいかしら、」
その言葉に二人はギョっとしたが顔には出さず、
「また会いましょう」
そう言い残すと馬を駆けて去って行った。
その姿が見えなくなると、
「あれはバレているわね♪」
荀コンがそう言うと和弘と桂花は二人同時に溜め息を吐いた。
「アラアラ♪それはそうと二人とも早く光ちゃんと廖化ちゃんの所に行かないと怒られるわよ♪」
荀コンは二人にそう言い残すと二人を残し屋敷に戻って行った。
残された二人は再び溜め息を吐くと、
「「あれはバレているね(わね)」」
そう言いながら李厳達の元に歩いて行った。
二人は街の反対側に着くと気持ちを切り替えると、
「李厳さん、廖化さんそして皆さん、御待たせして申し訳ありません、」
和弘はそう言い頭を下げた、
その姿を見て李厳達は苦笑いをしたが頭を上げさせた、
それを和弘は受け入れ直ぐに行動を起こした、
「ではまずは、桂花と兵士さん四人、李厳さん廖化さん兵士さん四人、後は自分に三人、に別れます、
そして義勇兵を150人、200人、200人に分けます、それでは移動しましょう、」
和弘の言葉に皆が移動して行く中、和弘は三ヶ所に分けた兵士を一人ずつ読んで話を始めた、
「集まってもらってスミマセン、」
と言うと兵士達は「構いません」と言うと話を続けるように言った。
「ではまず皆さんに荀イクの所、李厳達の所、自分の所の義勇兵から15人25人25人を7日間をかけて選抜してもらいます、そして選抜した者
は竹菅に書き出して下さい。」
「「「了解」」」
そして和弘達も急いで桂花達の元に急いだ、
和弘達がたどり着くとそこには先程言った通りに義勇兵が分かれていた。
それを確認すると桂花達に合流すると直ぐに皆を各々の数の所に移動させた、
そして和弘は皆が見渡せる高さの台に移動すると声を挙げた、
「皆よく聞け!」
その一言で先程までの喧騒が止み皆が和弘に向き言葉を待つ。
皆が静かになったのを確認すると和弘は言葉を続ける、
「本日より皆の訓練を始める!それに伴いまずは皆の体力がどれ程なのかを知る為に、
まずはこの街の周りを全力で3周してもらう!」
その言葉に皆が騒ぎ出した、
しかし和弘は動じず更に言葉を続ける、
「スマナイ!しかし此をしなければ次に進めない!今は騙されたと思ってやって貰いたい!」
其だけを言うと和弘は皆に向けて頭を下げた、
それを見た桂花を除いた皆が唖然とした。
それもその筈、上に立つ者が簡単に頭を下げたのだから、しかし次第に所々で声を挙げ始めた、
頭を上げてくれ、しょうがない、など様々な声が上がり、そして漸く和弘は頭を上げた。
「よし、此より試験を開始する!しかし一斉にはする事は出来ないので先程分かれて貰った順に開始してもらう!皆!準備してくれ?!」
和弘の言葉に義勇兵達は準備を開始した、それと同時に桂花達と兵士達を呼んで指示を出した。
「それでは、桂花と李厳さん廖化さんは5週し終わった人達を順番に名前を記入してください。」
「わかったわ、それじゃ行くわね、光、廖化!行くわよ。」
「「ハイ!」」
二人の返事で桂花達も準備を始めた、
「そしてこの中で一番持久力がある人を一人決めて後で自分に付いて来て下さい、そして隊長さんと後一人は荀イク達の護衛と手伝いを、先
程残って貰った三人は分かれてさっき話した事を開始して下さい、残りは三人に付いて行き違反がないか監視をお願いします。」
そう言うと兵士達の顔を見る、兵士達は返事と共に散って行った。
その姿を見て和弘は「あそこまで持って行きたいな、」など一人呟きながら義勇兵の元に移動した、
そして義勇兵の元に行くと、義勇兵は先程の用に分かれていた、
すると最初に走る隊の先頭に見た顔が二人いた、和弘はその二人に近づき一言声を掛けた、
「二人には期待してるよ、それと終わったら二人には話がある」
と、声を掛けその場を後にした、
声を掛けられた二人は最初は驚きはしたが直ぐにきを引き締め準備を始めた、
二人とは、陳到、呂岱の二人であった。
和弘がスタート位置に移動すると桂花達が準備を終えて待機していた、
そして隊長さんと一緒に一人の兵士が近づいて来て
「和弘殿、この者が一番持久力がある奴です、指示をどうぞ、」
そう言い残し隊長さんは桂花達の所に戻って行った。
「それでは貴方には兜と鎧の上だけを外して、義勇兵の後ろに付いて一緒に走って貰いたいのです、」
和弘の言葉に兵士はギョっとしたが更に和弘が兵士に耳打ちをした瞬間、兵士はニヤリと笑い準備を開始した、
それを見ていた桂花達は和弘に近づき、
「ヒロ、アイツに何を言ったのよ?」
桂花の言葉に和弘は一言、「面白い事が起きるかもよ、」とイタズラを思い付いた子供のような顔をしながら開始位置に向かった、
その和弘の顔を見て李厳、廖化は顔がひきつり桂花は苦笑いをし、隊長さんはクックッと笑っていた、
そして和弘は移動しながら準備が完了しているか見ていた、
開始位置に和弘が到着すると辺りが静まり返った、準備が完了した合図だ、
それを肌で感じた和弘はスゥーと息を吸い開始を宣言した。
「此より試験を開始する!第一陣!走れ!!」
それと同時に雄叫びが上がり第一陣が走り出した、それと同時に街の方から歓声が上がった。
その方向に目を向けると街の人々が見に来ていた、そんな事は気にせず和弘は更に合図を出した、
「第二陣!走れ!!」
また雄叫びと共に第二陣が走り出した、それを確認すると和弘は準備し始めた、
皆が疑問を浮かべていたが和弘は気にせず準備運動をし始めた、
桂花達は和弘に問いただそうと近づこうとした瞬間、
「第三陣!走れ!!」
また雄叫びと共に歓声が上がった。
和弘は第三陣が全員出た事を確認すると皆の後を追って走り出した、
その行動に桂花達一同はポカーンとした顔をして同時に、
「「「「「エッーーーー!!」」」」」
今個々に訓練が開始された!
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後書き
大体、街の外周は3キロと作者は考えています。
(余り大きすぎると下手したらそこら辺の城より大きくなりすぎるからです。)
後、自分に文才が欲しいです。
此れからも幼稚な駄文劇場にお付きあい下さい。
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こんにちはです!
今回は余り纏まりがありませんが乗せます。
そして訓練編を始めます。
それでは駄文劇場の始まりですよ!