No.588712

真・恋姫†無双 呉入死神

kiritoさん

更新が本当に遅くて申し訳ございませんm(_ _)m

忘れてわけではありません、この頃というか、今年は本当に忙しい年になるので手が回らないのですよ、決して忘れてわけではありません!(重要なので二k(

ということで、久しぶりの更新です。

続きを表示

2013-06-18 15:00:44 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:2514   閲覧ユーザー数:2341

 

城に戻ると早々に袁術から呼び出しをくらった。

賊退治の報告をしなければならないのだろう。

その袁術からの使者が帰ると雪連が目に見えて不機嫌になった。

 

雪連「犬猫じゃないってのに…!」

 

フレア「…」

 

冥琳「フレア? どうした?」

 

フレア「いや、いくらなんでも早すぎだなぁと思って…」

 

冥琳「何がだ?」

 

フレア「賊退治をしたのつい数刻前なのに、もう向こうは知っている… 案外…」

 

冥琳「案外…何だ?」

 

フレア「いや、なんでもない、袁術のところに俺も行っていいか?」

 

冥琳「いいが… いきなりどうした?」

 

フレア「少しな…まぁ気にするな」

 

冥琳「わかった…」

 

フレア「ならさっさと行くか、雪連行くぞー」

 

雪連「え? フレアも行くの?何でってちょっと待ってよ!」

 

冥琳「(何か思うところでもあるのか?)」

 

 

〜玉座の間〜

 

袁術「孫策よ、今回の賊退治ご苦労であったな」

 

雪連「ホント疲れたわ」

 

張勲「それで孫策さん〜? 賊将の首はどちらに?」

 

雪連「…ここに」

 

そう言って賊将の首の入った木箱を出した。

 

袁術「では、その首は妾が貰っておくかの」

 

雪連「…なんでよ?」

 

袁術「妾のものは妾のもの、孫策は妾の下におるのだから孫策のものも妾のものであろう?」

 

どこぞのガキ大将のようなことを言っている。

張勲もそれを煽るように言う

 

張勲「美羽様自分でやらないのに手柄だけもらうなんて、悪者ですね〜、よ、この悪者ー」

 

袁術「そうじゃろそうじゃろ、もっと褒めてたも!」

 

雪連はこんなやつに従わなければいけないという

悔しさで頭に血が上っている。

フレアは冷静にそれを見ていたが、不自然極まりなかった。

いかにも怒ってくださいという態度で接している。袁術がそういう性格だったのならまぁしょうがない。が、あの情報をいち早く手に入れる手際の良さ、張勲が独断でやっているかもしれないが、張勲は袁術に損になるような事はしなさそうだ。…まだわからないな…もう少し情報が欲しい

 

袁術「そういえばの、黄色の布を巻いた賊が集まっているようだから、近々また行ってもらうかの」

 

雪連「っ…わかったわ」

 

袁術「それでは下がって良いぞ、七乃〜早く蜂蜜水を飲ませてくれたも〜」

 

張勲「はいはいわかりました〜、もう少しの我慢ですよ〜」

 

雪連「…行くわよ二人共」

 

俺たちはそこを後にした。

 

玉座の間を出てから直ぐに雪連の愚痴が始まった。それを宥めてもいいのだが、少々やりたいことがあるからな…

 

フレア「冥琳、俺、ちょっと用があるから」

 

冥琳「用って何だ?」

 

フレア「秘密、じゃあな 、それと雪連帰ったら試合してやるから機嫌直しておけよー」

 

雪連「絶対よ! …ていうか、機嫌悪かったらやらないのね…」

 

そう言って二人と別れた。

 

さて、真相を掴みに行くかな…

 

 

張勲「孫策さん、すごく怒ってましたね〜」

 

袁術「しょうがないのじゃ、妾があんな態度をとれば怒るのも無理ないのじゃ」

 

張勲「…美羽様、本当にこれで良かったのですか?」

 

袁術「いいのじゃ… 孫堅殿が亡くなった時、妾は何もできなかったのじゃ、孫堅殿は母上の親友だった。それなのにあの人が窮地に立たされている時に助けることが出来なかった。せめて、孫策を救おうとしてみたがそれを袁家のものが勘違いして利用しようとした。それすらも止められなかった。妾は無能なのじゃ… 」

 

張勲「美羽様…」

 

袁術「だから、今は力をつけてもらっておるのじゃ、来る時に妾共々亡き者にしてくれればいいのじゃ… それがせめてもの償いじゃからの…」

 

「ふむ…そういう事か」

 

袁術「誰じゃ!?」

 

そう言うと柱の影から一人の男が出てきた。

 

張勲「あなたは…!」

 

出てきたのはさっき孫策と一緒にいた者だった。

 

フレア「そういえば自己紹介がまだでしたね… 僕の名前はフレア・T・グランザナイトと申します、以後お見知りおきを」

 

袁術「フレア…と言ったか? こんなことをして、お主の目的はなんじゃ?」

 

フレア「目的? 決まっているじゃないですか、真実を知ることですよ」

 

袁術「なら、真実を知ってどうするのじゃ? 袁家のものを欺くにはこれしか方法が…」

 

フレア「そうですねぇ…」

 

そうすると、フレアは二本指を立てた。

 

フレア「あなたに二つの道を選ばせてあげましょう」

 

袁術「二つ?」

 

フレア「一つは、このまま孫策達に殺される道、まぁ最初っからこの道で来たのだから後悔はないと思います、そしてもう一つは、ここで孫策にすべて打ち明ける道、孫策は今までのこと相当怒っているからそのまま切られるかもしれないけど、ある程度は擁護しますよ。」

 

張勲「…一体何が目的なのですか?」

 

フレア「目的はさっき言った通り真実を知ることです。袁術が期待違いのただの馬鹿だったらこうやって話しかけずそのまま傍観してました。ですが、予想通り馬鹿ではなかった、だから話しかけたのです。」

 

張勲「そう思った根拠は?」

 

フレア「まず、軍は弱いというのに情報は正確かつ早い物であったこと、そして自分たちが賊退治から帰るまでに情報を得て行動に移す能力。 ここまでできてただの馬鹿というのはありえないでしょう、張勲が独断でやっているのかと思ったけど、張勲は袁術のことを第一に考えているみたいでしたから違うと思い、後はさっきの話ですね。」

 

袁術「打ち明けるにしてもどうすればいいのじゃ、袁家の者たちはどうすればいいのじゃ?」

 

フレア「腐った豚共は騙しておけばいいのですよ、大事なのは君がどうしたいかだよ?」

 

袁術「妾が?」

 

フレア「周りのことなんてどうとでもなる、まずは、自分のやりたいことをやればいい、ことによっては手を貸してもいいですよ?」

 

袁術「わ、妾は…」

 

フレア「君は?」

 

袁術「妾は一回でいいから孫策と話し合いたいのじゃ」

 

フレア「孫策達はかなり頭に血が上ってるから最悪…それでもいいのですか?」

 

袁術「それなら、少しことが早く進むだけじゃ、構わないのじゃ」

 

フレア「わかりました、話し合いは直ぐにしましょうか、善は急げと言いますし、孫策達には私から言っておきますね」

 

張勲「袁家の人達はどうします?」

 

フレア「私が一応、注意しておきますから大丈夫だと思いますが、もしもの時は…」

 

そう言うとフレアは懐から笛を取り出した。

 

フレア「これを吹いていただければ、いつでも駆けつけますよ」ニコッ

 

袁術「わ、わかったのじゃ///」

 

孫策達は最初が最初だったのでなんとも思わないが、フレアはかなり顔が整っているのでその笑顔にはそれなりの破壊力があるのである。

 

張勲「(これはまずいですねー… あの反応少しはいいと思っちゃってるのかもしれませんね… それは阻止しな…いや、これはあえて応援して新しい美羽様を見るのも良いかもしれない…よし!ここは応援しますか!)」

 

張勲が変なことを考えているが、それは本人しか知らない…

袁術は袁術で顔を真っ赤にして俯いている。

フレアはどうやって孫策を説得しようか考えているので周りの様子には気付いていない

 

何このカオス(あんたが考えたんだろ)

 

フレア「今から孫策達を説得しに行ってきますね」

 

袁術「う、うむ、よろしく頼むぞ!」

 

フレア「それではまた」

 

袁術「……」ポー

 

張勲「顔の赤い美羽様可愛すぎ」ハァハァ

 

 

美羽様登場です。

 

いやー、お馬鹿な美羽様もいいですが、

 

こういう頭のいい美羽様もいいと思うんですよね…(´・ω・`)

 

ちょいちょい性格などが変わってたりしますが、御了承下さい

 

さてさて、続きを書かなきゃな…

 

後は…オリキャラどうしよう…(´Д` )

 

 

 

 

 

 

張勲ェ…

 

 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
2
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択