この絵のテーマは「月」です。
丸ちゃんという女の子の、夜でも遊びたい気持ちがいっぱいなお話です。

月というのは夜の表現。そして一日の終わり、みんなが休む時間だ。
この絵の主人公は丸ちゃん、まだまだ小さい女の子。

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夜が大嫌い。

夜になったら寝ないといけない。遊べなくなる。
だから嫌いなのだ。

「丸ちゃん！早く寝なさい！」

お母さんが丸ちゃんをしかる

「いやだ、私はまだ遊びたい！」

わがままな丸ちゃん。

「駄目！もう夜遅い、速く寝る！」

丸ちゃんはいつものウサギの人形をだっこして、いやいやながら寝る。
寝ている時、そばのウサギの人形が動く。
丸ちゃんは眠った事で、夢の世界に来たようだ。
わくわくする丸ちゃん。

「私は月の使者、一緒に遊びましょう。」

ウサギが言う。
丸ちゃんはウサギに手を引かれて、夢の中の自分の家の前に行く。
この世界の周りはきらきらしていて、金の電車が月からやって来る。

「夢こそ、一番面白い遊園地だよ」

ウサギが言う。

丸ちゃんは夢の電車に乗って、不思議、楽しい世界へ遊びにいく。
したがって「月は幸せをもたらす」ということだ。

丸ちゃんは、寝ても起きても遊びたい気持ちでいっぱい。
夢の世界でも月が出ている夜は、あんなにいやいやしながら寝たのに、楽しそうに眠っている。