No.587840

魔法少女リリカルなのは Extreme(エクストリーム) 第十話

Blazさん

突然の事故で死んでしまった岡本零人。
彼は神の力によってなのはの世界に転生する。
それが果てしない戦いの旅路だとは誰も知らずに・・・・・。

無印篇イメージテーマソング

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2013-06-16 10:47:11 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:3434   閲覧ユーザー数:3236

第十話 「交渉と決意」

 

(BGM "Rebellion verCP")

 

三人称side

 

零人「まぁ待てや。俺はアンタとちと話をしに来ただけさ。」

 

そう言って一歩、また一歩とプレシアに近づいていく零人。プレシアもいぜんとして警戒をしていた。

 

プレシア「一つ・・聞かせて頂戴。アナタ、どうやってココに?」

 

零人「なぁに、ココの場所自体は探すのにちと骨が折れたがセキュリティはスルーさせてもらったぜ。」

 

プレシア「ココに来るまでには大量の魔道機を配置してたはずよ。それをどうやって・・」

 

零人「答えは簡単さ。アンタが今一番、目的のために欲しがっている物・・・」

 

プレシア「ジュエルシード・・・」

 

そう、答えはジュエルシード。零人はジュエルシードの反応を辿ってここにたどり着いた。

だがそうするともう一つの問題、魔道機の事となるが・・・・

 

零人「俺はジュエルシードの反応を頼りにここまで"コイツ"で転移してきたって事さ。」

 

そう言うと零人の隣には黒いロボットが一体出現した。現れたのは劇場版"機動戦艦ナデシコ"に登場する機体、ブラックサレナであった。零人はブラックサレナにセットアップしボソンジャンプと言う転移能力でプレシアの扉の前までジャンプした。

 

零人(まっボソンジャンプに必要なイメージはジュエルシードだけだったからな結構疲れたけどな・・・)

 

プレシア「なるほど・・・で?話をするためにわざわざ来たって言うけどまさか世間話って訳じゃないわよね?」

 

そうすると零人の顔は険しくなったココからが本題と言うわけだ。

 

零人「アンタに聞きたい事はいくつかある。まず、今"テスタロッサ"に対して行った攻撃・・・

何故あんな事をした。」

 

プレシア「・・・・・あの子は私にとってはただの駒よジュエルシードを集めるためのね。

それにあの人形から貰った6個、今管理局が持っている13個そしてフェイトがさっき取った1個・・・・・」

 

零人「一個足んねーじゃねーか・・・・・ってことは残りの一個は・・・」

 

プレシア「ご名答。残りは私が偶然発見したの。これで21個すべて出揃った。後は連中がココへ突入すれば・・・」

 

零人「なるほど・・・戦艦の中だろうが高町が持っていようが結果的にアンタの物って訳か。」

 

つまり、先程のプレシアの攻撃で十中八九管理局は逆探知を掛けるそして管理局はプレシアの確保に乗り出しこの時の庭園に突入する。だがそこまでには魔道機が大量に配置されており普通の局員では不可能、だからなのは達を向かわせると言うことにならざる得ないようになりその間に次元航行艦"アースラ"を沈めることだってできる。もしアースラに無ければなのは達を倒し奪えばいい。

 

零人「結果的にアンタの大勝利って訳だ。」

 

プレシア「そうよ。なんせ連中はアマちゃんの塊みたいな物、必ずココに来るわ。」

 

零人「・・・二つ目。フェイトを造った理由は・・・・と言ってもこっちでおおよその調べはついている。・・・・プレシアさん、アンタは自分の娘を蘇らせたかった。だが生まれたのは娘の姿をした偽者・・・・そういうことだな。」

 

プレシア「・・・ええ。でも所詮は失敗作。だから私はあの人形にプロジェクトの名をそのまま与えた。」

 

零人「人を蘇らせるなんて人にはできっこねーよ。んなもん神様でねーとな・・・。」

 

プレシア「確かにそうね。でも私は娘を・・・アリシアを生き返らせる。アルハザードの技術を使ってね。」

 

零人「んな空想の物にアンタは・・・・・!」

 

プレシア「空想ではないわ。アルハザードは実在するわ!」

 

零人「・・・・・ちっとばかし頭を叩かねーとわからねぇみたいだな・・・!」

 

THE WHEEL OF FATE IS TURNING

 

プレシア「・・・いいわ少しだけ相手してあげる」

 

REBEL1・・・

 

零人「泣いてもしらねぇぜ!!」

 

ACTION!

 

そうして零人は勢い良くジャンプしプレシアの頭上付近に接近する

 

零人「Belial Edge!」

 

零人は大剣を構えプレシアに向かって突撃しプレシアはそれをガードした。

 

零人「ちっ!硬ってえなオイ!」

 

プレシアは隙を逃さず砲撃の魔法陣で攻撃をする。零人はその攻撃をかわしプレシアに詰め寄る

 

零人「Hells Fang!」

 

零人は左手でプレシアに拳を入れるがそこもガードされた。そして反撃が来ると思った。

が、プレシアは反撃をしなかった、否できなかった。彼女は突然咳き込み血を吐き出したのだ。

 

零人「・・・・・やっばアンタ・・・・」

 

プレシア「ええ・・・そうよ。だから私には時間がないの・・・あの子に謝る時間もね・・・・。」

 

・・・本当はアンタもわかってたんだな。同じ魂は二つとない。だから蘇らせる事だって

・・・でもアンタはそれでも蘇らせたかった・・・か

 

零人「・・・・・まだ時間はあるさその間にアイツは・・・テスタロッサはココに来る

アンタに会うためにな。」

 

プレシア「・・・・・・何を今更・・・散々駒扱いして今になって親孝行してくれるとでも・・・。」

 

零人「・・・・自分の娘を信じな。」

 

そう言って零人は立ち去ろうとしたが急に振り向き

 

零人「子供ってのは最後まで親を信じるもんだぜ。」

 

そう言って俺は転移したのだった。

 

 

プレシアside

 

プレシア「まったく・・・散々暴れまわっといて説教して帰るなんて・・・・」

 

でも彼の言う通り。アルハザードは誰もその実態を見たことの無い場所。けど、あの子を生き返らせるために・・・私は悪に手を染めた・・・・。

 

プレシア「・・・罪を償う余地は・・まだあるみたいね。」

 

そう、罰をうけるのは私だけでいい。だから私は最後まで悪を演じよう。

 

そう思い私はリニスのバインドを解いた。

 

リニス「・・・・プレシア?」

 

プレシア「もうアナタは自由よ。どこへなりと行きなさい。」

 

リニス「・・・・・では私の自由と言うなら・・・・・・私はココに残りアナタと共にいます。」

 

プレシア「っ・・・・私はアナタに散々痛い目を合わさせてきたのよ?ココにいたらまた私が何をするか・・・」

 

リニス「それでも・・・私はアナタの使い魔です。」

 

プレシア「・・・・・勝手になさい。」

 

なのはside

 

フェイト「・・・・・・・・(呼吸器を付けて眠っている)」

 

アルフ「それでフェイトの状態は?」

 

リンディ「直撃は何とか免れてたらしいからしばらく安静にしてたら大丈夫だそうよ。」

 

なのは「フェイトちゃん・・・」

 

現在、私はアースラの医務室に来ています。フェイトちゃんは先程の攻撃で直撃は免れたらしいのだけどダメージが凄くて現在は絶対安静の状態だそうです。

 

なのは「ごめんなさい・・・・・・」

 

ユーノ「やはりあの攻撃は・・・・」

 

クロノ「ああ、彼女の母プレシアと魔力反応が一致した。」

 

アルフ「あの女・・・言いつけを破ったからってこんな事を・・・!」

 

リンディ「いずれにしてももうプレシアにとってはフェイトさんはもう用なしってことね・・・。」

 

ユーノ「じゃあ、彼女はすでに残りの8個すべてを持っているってことですね・・・。」

 

クロノ「艦長、プレシアを早急に逮捕するべきです!」

 

リンディ「ええ。エイミィ、プレシアの居場所はつかめた?」

 

エイミィ「バッチリです!現在、プレシア・テスタロッサが居るのは"時の庭園"座標は

・・・・・です!」

 

リンディ「これよりプレシア・テスタロッサの確保とジュエルシードの回収作戦に移ります!クロノ、アナタは突入部隊の指揮を任せます。なのはさん達は万が一に備えて待機しててください!」

 

そうしていよいよ私達にとって最大の作戦が始まろうとしていました。

 

 

零人side

 

零人「で・・・アースラは時の庭園に向かうと?」

 

『ああ、そんでお偉方もそれを聞いて手柄を立てようと躍起になってるって話だ。』

 

その頃俺は自宅の部屋で通信をしていた。相手は最近知り合ったヤツで俺とはいくつか共通点があった。

 

零人「手柄って・・・どうやってだよ?」

 

『んなもん簡単さ。アースラが突入部隊を出したと同時にお偉方が指揮する部隊を突入させる。ランクが高いだけが取り柄の空戦どもだ。ゴリ押しで行って最終的には自分達が倒しましたって言えば勲章やら何やらが来るって腹積もりだろうよ。』

 

ソルナ「要するにネコババってことだね。」

 

『まっそう言う事さ。んじゃまた連絡するわ。』

 

零人「おうっ頑張れよ。」

 

そうして俺は通信を切った。さてと・・・俺達がやるべき事は・・・・

 

零人「ソルナ。準備するぞ、馬鹿のお偉方を蹴っ飛ばしにな。」

 

ソルナ「了解だよ零人ちゃん!」

 

 

三人称side

 

一方で管理局の補給基地"アルテミス"ではプレシア捕縛作戦を聞きつけ手柄を立てようと

艦隊を準備する動きがあった。

 

「少将。全艦発進準備整いました。」

 

「よろしい。では私も行こう。」

 

「っ!?少将自らでなくても私達が!」

 

「フッ何誰も君達が無能と言ってる訳ではない。私と言う大義名分が必要なだけだよ。」

 

「ガルシア少将・・・!了解しました!」

 

ガルシア「うむ・・・(ククク・・馬鹿な連中だこれで手柄は私の物だ・・・!)」

 

と器のサイズか小皿サイズの男が悪巧みをしていたのだった・・・・。

 

 

 

なのはside

 

クロノ君たちが時の庭園に突入して早一時間。私達はフェイトちゃんの医務室に居ました。

すると・・・・

 

リンディ『あのー・・・なのはさん・・・・』

 

なのは「あ、艦長さんどうしたんですか?」

 

リンディ『実は・・・恥ずかしい事なのは承知だけど・・・救援、お願いできるかしら?』

 

ドンガラガッシャ―ン!!(ズッコケ)

 

アルフ「はぁ!?あのクロ助が行ってまだ一時間しかしてないのにもうヘルプかい!?」

 

リンディ『ええ・・実は突入したはいいけど余りに敵の数か多すぎてね・・・クロノ以外は全員回収したけどクロノはそこで立ち往生しているのよ・・・・』

 

な・・なんとも凄いあっさりな・・・じゃなくて!

 

なのは「わかりました!今から向かいます!」

 

ユーノ「あっ待ってなのは!」

 

アルフ「・・・・・フェイト、ちょっと待っててね。すぐに終わらせるから!」

 

私達三人は大急ぎで転送ポートに向かいました。その時少しフェイトちゃんが動いたのも知らずに・・・。

 

なのは「ここが・・・時の庭園・・・。」

 

そして現在私達三人は時の庭園の門の前に居ます。

その周りには大量の魔道機と呼ばれるのが残骸でたくさんありました。

 

アルフ「時の庭園はある意味迷路だ。アタシから離れるんじゃないよ!」

 

アルフさんはここの構造に詳しいらしく私とユーノ君はアルフさんを先頭に中に突入していきました。

その時私達とは別の場所でも戦いが起きていました・・・・。


 
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