No.584655

魔法少女リリカルなのは~箒と拳の魔法使い~

七不思議さん


2000パーlove!!

2013-06-07 20:53:30 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1193   閲覧ユーザー数:1133

第14話 温泉へ行きますか?いいえ、私は行きません。

 

 

 

前回のあらすじ

フェルナンデスエンカウント

猫天国

裁判

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

グッドモーニング?グッドアフタヌーン?まあ、どっちでもいいか。

 

「シオ~ン!!そろそろ私行って来ますね~~」

 

「そうか、気をつけて行ってこいよ。それと皆に迷惑かけんなよ~」

 

何のことを話してるかって?それは……

 

「イヴ~バッグ忘れてますよ~!」

 

イヴがこれから温泉に泊まりに行くんだ。

まあ、オレは、めんどうだから留守番。リニスもだ。にしても、服が入ったバッグ忘れるとか天然なのか?

 

「よし、それじゃあオレは、修行でもすっかな。」

 

「……紫苑わかってますよね?」

 

わぉ、いい笑顔(目が笑ってない)だ。

 

「もちろん、わかってるよ。(多分)」

 

「それでは、言ってみてください。(多分わかってませんね)」

 

「あれだろ。魔力使いすぎないようにしろ。」

 

リニスは、驚きの表情を浮かべ

 

「わかってたんですか!?」

 

と言った。

コイツ信用してなかったわけか……

ふふふ、修行しようと思ったけど予定変更だな。

 

「あ、あの紫苑私ちょっと急用が……」

 

「駄目だよリニス。僕ね、今とっっっっても大事な事をしなくちゃいけなくなったんだ。」

 

「し、紫苑一人称が変わってますよ!?」

 

「そんなことはどうでもいいんだ。それよりリニスお話、しようか。」

 

「……絶対?」

 

「うん。ぜっっっったい。」

 

「……いやぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」

 

この日リニスの悲鳴が絶えなかった。

注意 消音魔力は使ってます。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

イヴ視点

 

今、私は温泉旅館にいます。なぜかってそれはですね……

 

「イヴちゃ~ん作戦会議始めるわよ~」

 

「は~い分かりました~」

 

 前回、忍さんと協力し合ってシオンにあんな格好やこんな格好をさせようとなったからここで作戦会議をするわけだ。

 ちなみに、アリサ達は、お風呂に行ってる。

 

 

 

「それでは、『紫苑君に女装させよう作戦』の会議を始めます。」

 

現在、この場にいるのは、忍さん、桃子さん、美由紀さん、ノエルさん、ファリンさん、そして、私だ。

 

「あ、あの~」

 

ファリンさんが手を挙げる。

 

「なに?ファリン?」

 

「えっと、紫苑君って誰ですか?」

 

……そうだった。ファリンさんとシオン面識無かったですね。シオンは、この前行った時に入った瞬間猫に埋もれてましたもんね。……くっ、猫が羨ましい。

 

「ファリン、この前来たすずかの友達よ。」

忍さんがそう言うが、ファリンさんは解っていない。そこに、ノエルさんが

 

「この前見せた写真の方ですよ。」

 

「……あっ、あの可愛らしい方ですか。」

 

ファリンさんが解った所で本格的に会議を始める。……けど、写真?物凄く気になる。

 

「ノエル、後で写真についても話すからね。……気を取り直して、まずは皆、紫苑君にどんな格好をさせたいか。それじゃあ、最初に美由紀ちゃん」

 

「ええ!?私!?………え~とね。ナース服何てどう?」

 

いきなりハードルの高さにビックリですよ!?

忍さんがなんかどこから取り出したホワイトボードにメモしてる。

 

「次は、ファリン」

 

「ふぇえ!?私でふ……噛んじゃいました。」

 

ドジッ娘ですね。けど、似合ってる。

 

「えっとですね。……女性用のスーツなんてどうでしょうか?」

 

……確かにシオンは弄ることをしなければクールでカッコ可愛いですからね。黒のスーツなら似合いますね。

 

「次は、ノエル」

 

「メイド服ですね。紫苑様は、とても可愛らしい方ですから。それに、メイドになりきって貰うのもいいでしょう。その場合は私が手取り足取りお教えしますが。」

 

「ノ、ノエル随分と紫苑君のこと気に入ってるのね。」

 

「はい、一度助けてもらったことがありますし、後、十年ぐらいすれば……」

 

このショタコンが!!シオンは渡しませんよ。なんせ私のシオン何ですから!!

 

「それじゃあ、次は私ね。紫苑君に着せたいものは、翠屋のウェイトレスの服よ。」

 

……ノーコメント。

 

「あら、忍ちゃん良い考えね。」

 

桃子さんが乗ってきた。

 

「それなら、執事服なんていいんじゃない?」

 

美由希さん!?本題は女装ですよ!?

 

「確かに良いかも知れないわね。今度頼んでみましょうか♪」

 

ちょっと話がだいぶ逸れてますよォォ!!

 

「っていうか私の意見はいつ言えるんですか!?」

 

「ごめん、ごめん。それじゃあ、イヴちゃん…と言いたいけどやっぱ桃子さん」

 

まさかの後回し!?……いいもん、いいもんそうやって皆シオンみたいに私を弄るんだ。

 

「私はそうね………裸エプロンとかかしら。」

刺激が強すぎます。というか襲っちゃいますよ。主に私とショタコンが。

アレ?忍さんなんでホワイトボードに濃く書いてるんですか?アレですか?あなたも見たいんですか?……って皆なんかこれでいいよって感じの顔してませんか!?

 

「それじゃあ、紫苑君には裸エプロンを……」

 

「ちょっと待った!?」

 

駄目だ。私の意見も聞いて貰わないと

 

「な、何かしらイヴちゃん?」

 

「私の意見を言わせて貰います。……私の意見は、裸エプロン+ネコミミです!!」

 

革命が起きた。ここにいる私以外の全員が凄まじい電撃が落ちたような顔をしている。

 

「た、確かに盲点だったわ。裸エプロンだけじゃつまらないそれにプラスするなんて!?」

 

忍さんが顔を手で押さえながらそう言う。

そこに私による追撃

 

「まさか、ネコミミだけだとお思いですか?そこに更にプラスするんですよ。それは……」

 

私が言おうとしたところを桃子さんが

 

「眼鏡や、猫の尻尾とかでしょ?」

 

この人は解っていらっしゃる。

 

「その通りです桃子さん。」

 

そこにショタコンが更に付け足す

 

「それなら、演出もつけた方が良いのでは?例えば生クリームをかけるとか。」

 

忍さんが親指を立てて

 

「ノエル、グッジョブよ。」

 

こうして、私達の『紫苑女装計画』は進んでいく。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

一方紫苑はというと

 

「さあ、リニスどうだ?」

 

オレは、箒草でリニスを動けない状態にして、目の前に立っている。

 

「にゃ!!……や、やめて下さい…こ、こんなことしたら……私が…壊れちゃい……ますよ」

 

「そうじゃないとお話(という名の悪戯)じゃないからな。」

 

「うぅ~…も、もう我慢出来ません。お願いですから、箒草ほどいて下さい。」

 

リニスが我慢出来ない理由、それは…

 

「紫苑~いい加減にその猫じゃらしにじゃらけさせてください~」

 

リニスの目の前で猫じゃらしを振っているからだ。

 

「それにしても、驚いた。まさか、人の状態でも猫の本能が残っているなんて。」

 

「にゃ!!にゃ!!にゃ!!」

 

リニスが必死で猫じゃらしを取ろうとしている。けれど、届かない。ああ~なんて面白くて

 

「なんて、可愛いんだろ。」

 

「ふにゃ!?///」

 

ん?なんか、リニスの顔が赤くなってきた。……熱でもあるのか?

 

「……そうやって紫苑は、突然言い出すから困るんですよ。」ブツブツ

 

リニスが何か呟いているようだけど……まさか体調が悪いとか?そうだったらヤバいな。……まずは、熱が有るかどうか調べてから判断しよう。

 

「リニス」

 

「な、なんですか!?」

 

むっ、やっぱり顔が赤い。

 

「ちょっと失礼するよ。」

 

オレは、そう言ってリニスの額にオレの額をくっつけた。

ん~確かに温かいけど高熱って訳じゃないな。

 

「し、しししし、しおん///」

 

「ん?どうしたリニス?やっぱりたいちょ……」

 

チュ

 

そこでオレは、口を塞がれた。リニスの唇によって

 

「ん……しおんが悪いんですよ。……私にムラムラさせて」

 

「なっ!?リニス何言ってるんだ!」

 

リニスのやつ目がなんかうっとりしてる。

何故こうなった。考えろ……人の状態でも猫の状態に近い……ということは……発情期か……どうやっておさえ……

 

「し~お~んだいしゅき~」

 

「んあ!?ってリニスいつの間に箒草から抜け出したんだ!」

 

「それはですね~しおんとベッドでのしたさに……」

 

ドスッ

 

オレは、首に手刀を入れ、気絶させた。

仕方ないんだ。本当に仕方がなかったんだ。

 

「それにしても……この姿で初めて奪われた。」

 

いや、あれはノーカンだ。そう事故に過ぎない。それにリニスだってオレのことは年下の弟みたいな感じの筈。うん、そうに違いない。

 

「まあ、今はリニスを寝かせるか。」

 

オレは、リニスをベッド(オレの)に寝かせて、風邪を引かないように毛布を掛けた。

 

「それにしても、やることね~」

 

そう言ってオレは、散歩に出かけていった。

 

 

 

 

ちなみに、この日の夜、魔法少女×2とフェレット、わんちゃんの戦いがあったとかなかったとか。

 

 

 

 

 


 
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