ようやく書き上げた……
前回、予告編を投稿したのはなかなか内容が思いつかなかったもので……特に前半。
結局次回に回す予定だった内容を少しこちらで書いた感じになりましたw
とにかくA's編をはよ終わらせたい……うんマジで。
無印よりは短いとは思うのだけど……この後やろうとしているバトルが普通に話数使いそうだなw
まぁ、がんばりますw
それではどうぞ!!
Side:Chrono
「クロノ君、やっぱり調べているものってあれのこと?」
「ん? あぁ、エイミィか」
アースラの一室で、僕は真剣に画面と睨めあっこしていったのだが、突然エイミィが声を掛けてきた。
調べ事というのは闇の書の事だ。最近管理局が襲われていた事件、リンカーコアが委縮している事から僕は闇の書によるものだと思っていた。正確には分かっていないのだけども、殺されていないこと以外は今までの闇の書とほぼ同じだった。
だけど、もしこれが闇の書だと仮定すると、今回の闇の書の主は殺すことを躊躇っているように僕は思えていた。今までの主とは違い、人を殺すことが出来ないのかもしれないと僕は思えていた。
とはいっても、管理局はこれを闇の書によるものだとまだ確定していない。犯人の目撃情報がない為でもあり、闇の書によるものだと断言するのは良くないという事もあって、断定させていないのだ。
しかし僕は今までの事から闇の書によるものだと思っている。また、今回の事件が闇の書だとすれば今までの闇の書による事件よりも問題な点が……
「それで、今回の事件が闇の書だという繋がりは見つかったの?」
「大体はな。しかし、この事件がが闇の書の事件だとすれば、今回の闇の書の主はかなり管理局に詳しい人間としか思えない――」
そう――今回の闇の書の主は管理局の情報を知り尽くしているという事だ。管理局員が手薄なところを次々に狙い続け、増援が来る前に逃げ去ってしまっている。最近は警備を強くして襲われないように大人数で行動するようになっているけども、今度は無人世界で魔力徴集している回数が増えていた。こんな事が出来るのは管理局の事を熟知している人間しかないと思い、管理局員に疑惑が上がっていたが、あまりにも情報がないために犯人と断定できるものはなかった。
「だけど、向こうは無差別に世界を行きわたっているように思えるけども、実はそうでもないという事が分かった。これを見てくれ――」
僕はエイミィに、今まで起きた事件現場を次元世界ごとにまとめたデータを見せる。そこに書いてあるのは今まで襲われたと管理局側に伝えられた次元世界の位置だった。
しかしエイミィはそれを見せてもどういうことなのか理解できていないような感じだったので、僕は説明する。
「確かに、これだけ見ていればなにか法則が見えるようには一見見えないだろう。だけど偶然かもしれないが、とある世界付近を中心に動いているようにも感じられるんだ」
「とある世界?」
「第97管理外世界……正確にはその周辺の世界と言った方が良いのだけど、その付近に闇の書の主が暮らしていると考えて良いだろう。とはいっても、人数はかなり多いから一つ一つ調べていく事は不可能なんだが」
そんな事、一つ一つやって行ったら霧がない。けれども様子を見ていれば、何かが起こるかもしれないという事は考えられるため、絞られただけでも少しは進むことが出来た事には変わりがないと僕は思った。
とにかく一応フェイトの裁判が終えており、明日にはなのは達に会うために第97管理外世界へと向かえるようになったために、その時に一緒に調べても構わないだろうと考えていた。
「だが……この変な胸騒ぎはなんだろうか」
なにか――この闇の書の事件で何かが起こりそうではないかと僕は思ってしまうのであった――
Side:End
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翌日の早朝、私はフェイトちゃんと別れたあの公園でフェイトちゃんがやってくるのを待っています。
正直なところを言いますと、会えるのは嬉しいのですけども別れた時のあれの事を考えると少し複雑ですね…… だって、アリサちゃんやすずかちゃんの他にも増えると考えてしまったらね……
ちなみに、そのアリサちゃんとすずかちゃんなんですが、一応魔法の事を知らないという事になっているために後で待ち合わせることになっています。それを話したらアリサちゃんもすずかちゃんも嫌がっていましたけど、渋々従ってくれました。そのあと何か企んでいたかのように二人で密かに話しているような感じでしたから、余計に怖いのですが……
まぁ、今は忘れましょう。今は無邪気にフェイトちゃんと会えることを嬉しく思った方が良さそうですしね。
「……そろそろかな?」
時間を確認し、予定の時刻の数分前だという事を確認すると、私は嬉しく思いながら待っていました。
数分後、予定した時刻となると、その時間となったタイミングで私の目の前に魔方陣が現れ、そこからクロノ君とフェイトちゃんが現れました。
魔法陣が消えると、フェイトちゃんはすぐに私へと抱き着いて来て、私はそれを受け入れます。
「……会いたかった」
「うん、私も会いたかったよフェイトちゃん」
私もフェイトちゃんと同じように両腕をフェイトちゃんの背中に回し抱きしめます。フェイトちゃんも私に会いたくて仕方ないのでしょうね。
と、ここまでは私も良かったのですけども…………
「……それで、いつまで抱き着いているつもりですか?」
「あ、うん。抱き着き過ぎたね」
抱き着いてから五分以上経過した頃、さすがに抱き着き過ぎだろうと思ってついフェイトちゃんに聞いてしまいました。
それを聞いたフェイトちゃんはすぐに私から離れ、顔を赤く染めながらも恥ずかしそうにしていました。まぁ、今の行動ががんばってやった行動ならばわからなくはないですけど、それが同性で私が相手だというのはなんか複雑です。
「それじゃあ、僕は一度戻るよ。フェイトを送るために来ただけだから」
「わかった。それじゃあなのは行こう」
「うん、とりあえず少し離れたところでアリサちゃんとすずかちゃんが待っていますから、とりあえず合流しましょうか」
私はフェイトちゃんと一緒にとりあえずアリサちゃんたちが待っている場所へと向かうことにしました。
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新暦85年、高町なのははある任務の途中で死亡する。
任務は全て嘘であり、全てはなのはを殺害するための一部の管理局員による計画だった。
なのははその計画通りに殺されるが、その任務に向かう途中に偶然何故か落ちていた拾ったジュエルシードによって、なのははタイムリープをするのだった!!
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