No.580501 真・リリカルなのは 第五章 破滅を呼ぶロストロギア編 第十七話 取り戻した平和ohatiyoさん 2013-05-26 22:24:31 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:827 閲覧ユーザー数:808 |
なのはが、アースラに帰還し、早速労わってくれた
クロノ「みんな、よくやってくれた………全管理局を代表して礼を言う、本当にありがとう」
なのは「照れるの//////」
クロノ「ジュエルゼロを封印した功績は後に意味を為すだろう」
はやて「それにしてもほんま、今回ばかりは焦ったで」
フェイト「本当だね」
なのは「地球のみんな、今回の事をどう思うんだろ?」
なのはが、ジュエルゼロを倒した後、リンカーコアを奪われた人たちは目を覚ます
無論、リンカーコアは失ったままだが………………………
クロノ「流石に今回のことは誤魔化しは意味を為さないだろう」
はやて「めんどいことにならんかったらいいねんけど………」
フェイト「そうだね………」
地球で魔法の存在が知られれば、どのようなことが起こるかわからない
ただの事故や自然災害的な事で終わればいいが………………………
クロノ「所で君達に聞きたいことがある」
なのは「何?」
クロノ「これから先どうするのか」
3人「「「…………………………………………………」」」
クロノ「このまま魔法を使用するなら将来、管理局に入ることとなるだろう…………今から日常に戻るという選択があるぞ?」
エイミィ「その辺はじっくり考えてね」
クロノ「確かに焦る必要は無い、だが管理局に入隊するならミッドに住むこととなる」
フェイト「私は管理局に入隊しようと思う」
クロノ「いいのか?」
フェイト「うん、元々執務官を目指しているわけだしね」
クロノ「わかった」
フェイトは管理局員になるようだ
はやて「まっ ウチは始めから管理局に入隊せなアカンねんけどな、もうすぐミッドに移る予定や………………」
なのは「え!?」
フェイト「そうなの?」
はやて「うん………悪いけど一足先にお別れや、ミッドの学校で魔法を学ぶつもりやから」
なのは「そうなんだ………………」
クロノ「なのは、君はどうしたい?」
なのは「………………………………………………………………」
クロノ「家族と離れるのが辛いなら、地球に残るのも悪いことではないと思うぞ?」
なのは「もう少しだけ考えてみるの……………………」
クロノ「そうか…………じっくり考えるといい」
なのは(管理局に入隊か………………)
今のまま、ずっと嘱託魔導師でいたいの………
でも嘱託魔導師を5年間続けてると強制的に管理局に入隊しなくちゃいけないの
悩むの………………
なのは(私は自分の夢の為に家族を捨てるの?)
そんなこと出来ないの………………
~高町宅~
高町家では、晩御飯の時間であった
なのは「………………………………………………………………」
士郎「なのは?」
なのは「………………………………………………………………」
桃子「どうしたのかしら? 何時も以上にボ~として」
恭也「何か悩んでいるんだろう」
美由紀「お~い、なのは~ 帰ってこ~い」
なのは「………………………………………………………………」
士郎「ダメだなこれは……………………」
恭也「昔から1人で抱え込む奴だからな」
美由紀「なのは…………………」
桃子「………………………………………………………………」
士郎「こういう時は……」
桃子「ええ、私に任せて」
士郎「ああ、頼むよ」
~なのは視点~
なのはは、自分の部屋に籠って、考えているようだ…………………………これから、どうするかを…………………
なのは「………………………………………………………………」
どうすればいいんだろう?
魔法の力を手に入れて、漸く人の役に立てたのに………
漸く自分の存在意義を持てたのに………………
私は捨てなくちゃいけないんだ、自分の価値を……………
なのは(そんなのはいやだ……………)
捨てたくない……………自分の価値を……
共に闘ってきたレイジングハートを……………………………
ユーノ君やフェイトちゃん、はやてちゃん達を……………
全部失う………………魔法が無くなれば私は………………
なのは(私の存在価値って何て軽いんだろう………………)
桃子「なのは」
なのは「お母さん………………」
部屋に桃子が入って来る
桃子「悩みがあるんでしょう?」
なのは「べ、別に悩んでないの」
桃子「嘘、なのはは顔に出やすいから隠せないわよ」
なのは「う~」
桃子「お母さんが聞いちゃいけないこと?」
なのは「そ、そんなことないけど」
桃子「じゃあ話してほしいな」
なのは「………………私は」
桃子「私は?」
なのは「ずっと魔導師で居たいの」
桃子「魔導師に期限があるの?」
なのは「うん………魔導師をやめるか、ミッドっていう世界に引っ越しして、管理局に入隊するか……………そのどちらかしかないの」
桃子「………………それは何時までに決めないといけないのかしら?」
なのは「すぐじゃないけど…………………出来れば早く決めておきたいの」
桃子「………………………………………………………………」
まさか、そんな重大な事なんて………
なのは「私、魔導師で居たいの………でもっ」
桃子「………………………………………………………………」
なのは「でも、家族を捨てるみたいで………………何だか嫌なの」
桃子「なのは」
なのは「何?」
桃子「家族と友達………どっちも大切だけど、なのははどっちを優先に大切にする?」
なのは「そんなの選べないの」
桃子「これは人によって変わってくるから一概には言えないけど、私は友達の方を大切にするわ」
なのは「どうして?」
桃子「家族を蔑ろにするわけじゃないけど、どんなことがあっても繋がっているものよ、家族はね」
なのは「………………………………………………………………」
桃子「血の繋がりだけは絶対に立ちきれないものよ」
なのは「………………………………………………………………」
桃子「別々に過ごしていようと、お互いにいがみ合っていようと家族は家族」
なのは「家族は家族…………………」
桃子「そうよ、でも友達は違うでしょ?」
なのは「………………………………………………………………」
桃子「ちょっとした切っ掛けで友情に亀裂が入ることもあれば、赤の他人と急に友情が芽生える………予測不可能なものよ、夢もまた然りね」
なのは「そうだね」
桃子「だからは私は家族を優先するべきじゃないと思うわ………いつだって私達となのは繋がっている……………そうでしょう?」
なのは「お母さん………」
桃子「それに私達が楔になってはいけないの、親は子の夢を後押しするのが仕事ですもの」
なのは「私は………………」
桃子「夢を追いなさい なのは………………後悔したくないでしょ?」
なのは「うん………………」
桃子「それじゃ悩み事は終り! 明日から元気な顔を見せて頂戴」
なのは「ありがとう……お母さん」
そうだ、悩む必要は無い
一生会えなくなるわけじゃないんだ………
なのは「私は管理局に入隊する」
みんなの笑顔を守りたいから………………
なのは(それに私には魔法しかないから………)
魔法は私の全てを変えてくれた
他人から必要とされない孤独から救ってくれたんだ
なのは「これからも一緒に行こう!! レイジングハート」
レイジングハート(Yes マスター)
なのはも管理局に入隊することを決意した
しかし、それは少し先の話である
桃子さんの言葉は、作者が実際に、恩師に言われた言葉です
当時は、言ってる意味がわからなくて無視していましたが………………………
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