月見の生活費は何かと安く済む。
水道光熱費が3000円というのは単身世帯平均の半額以下(挙句に食費込み)であり、
食事は生の野菜で済むし、店での仕事も無償であるのだから非常に助かっている。
月見の代わりにアルバイトを雇えば最低二人は必要で、そうなれば月二十数万円の費用が別途要求される事となる。

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ただし、月見が幾ら節約に貢献したところで雪紐さんが浪費してしまうのがオチ。
あの神様は置いておくだけで御利益がありそうなので浪費には目を瞑っているが、
放っておくと在庫にまで手をつけてしまうのは勘弁して欲しい。
この間、月見と観緒ちゃんが冷蔵庫に強力な結界を張っていたがその日の内に破られてしまったからな。

いよいよ金策に困る事は無くなり幸先は良くなってきたものの、
在庫予測が裏目に出て品切れなどが生じると客の信用に関わるだろう。村社会は信用一つで家運が傾きやすいのだ。