(亥の部屋)
メイコ:爆弾付きボウガンを使って、仲間のいるオリを破壊して天秤を傾けて、最後の宝玉と現世へ通じる扉の鍵を手に入れるか。それとも、宝玉と扉の鍵を破壊して天秤を傾けて、仲間のいるオリを降ろして仲間を救出するか。私から与える選択肢は、この2つだ
海斗:メイコ・・・、どうしてこんな“残酷”な選択肢を最後に用意したんだ・・・。君の部屋と羊の館での一件で、君が再び敵である“守護者側”に戻るのは、最悪、仕方ないことだとは思っていた。できればそうなる前に“救出”したかったが・・・
リリィ:まぁ、こうなっちまったら、仕方ないわね。私も最後の守護者の役割を捨てた訳じゃないけど、今回はこのメイコが、“最後の審判”役に立候補したわけ故、私は状況が変わるまで、口を出さん。君たちで話し合うなり、闘うなり、解決して欲しい。ただ、残り時間は30分を切っている。時間がない事だけは認識して置いて欲しい
海斗:ああ、わかっている
メイコ:・・・・海斗、一応、最後の確認をするけど、羊の館で知った“私の部屋であなたが私にやったこと”は、真実なのね?
海斗:・・・ああ、本当だ。君に勝つために、君の部屋から盗んだ秘密の酒を君に飲ませた。しかし度の強い酒ではなく、自己陶酔する薬だった。このままでは勝てないと思ったオレは、最後の手段として、君を口説き落とす事にした。酒の特殊効果も相まって、君を落とす事に成功した。その後、君は口説き文句の通りに、オレの仲間以上の関係になって、ついてきてくれた
メイコ:・・・アナタの素性から考えて、現世で“ナンパの帝王”だったとは思えないけど、それでも、とても容認できないくらい、“卑怯の極み”よね。あげくに、その後、ずっと“私を好き”なんて、言い続けて・・・
海斗:・・・それは本当のことだ。最初の件では意外な展開で驚いているだけだったが、それから一緒にいるうちに、心を惹かれて、本気で惚れたことは、間違いのない事実だ。仲間以上に、君の事を大切に思っている。そして仲間も君のことを心配している
メイコ:・・・口先では何とでも言えるわ。大事なことは“何をやったか”よ・・・私はアナタが憎いわ。でも全てを無条件でアナタから奪うのは、守護者としてフェアじゃない。だから、この究極の選択肢を作ってあげたの。“仲間が大事なのか、生き返る事が大事なのか”、たぶん半分半分で大事なことだと思うから、どういう選択をしても、“大事な物の半分だけ奪う”事にした。私の“大事な心”を、そう、半分くらい奪った罰、アナタにも与えないと、あなたにとってもフェアじゃない。あなたも私も、お互いにフェアに対応する、これが私の答えよ
海斗:・・・・フェアの精神か・・・。最初、恨みが増幅して、オレのように君も“ダークサイドに偏った”のだと思っていた。しかし、そうではないようだな・・・1つ聞きたい、オレは今でも“卑怯者”か?
メイコ:と、当然じゃない! 途中の守護者との闘い方を見たって、私へやった事にしたって、どう見ても“卑怯者”よ!!!
海斗:・・・そうだ、オレも自分の事を卑怯者だと思っている。青い宝石から貰った極悪で卑怯なスキルを、認めた上で使っている
メイコ:!?
海斗:君がどういう経緯で、このボカロ界に来たのかは知らない。元人間だったのか、天国から派遣されたのか、創られたのか。でも、今はそれはどうでもいい。メイコよ、リアル人間の世界では、人間はいろいろな事をして生き延びてきたんだ
海斗は爆弾付きボウガンの矢をボウガンにセットして、天秤に向かって構えた。
海斗:聖者のような“愛”を持って他人を慈し(いつくし)んだり、その人の為を思って叱咤したり・・・
メイコ:・・・
海斗:時には生存欲求を満たすために、“知恵”を使って、卑怯な事をしたり・・・
チャキ
海斗:でも、全部ひっくるめて、“人間”、なんだよ。時にはどちらかに偏りすぎた人間も生まれるけど、普通の人間は叱咤した後や卑怯なことをした後に、心を痛めて反省したり、愛を与えすぎた事を見直して、変更したり、そういう事の繰り返しが人間の歴史を生み出していくんだ
メイコ:そ、そんな、お説教みたいなことを言って、ごまかしても・・・・
カチャ
海斗はボウガンの標準を“天秤中央”に向けた。
海斗:だから人間は、こういう時も卑怯な手を使って、難解な事態を解決する事を知っているんだ。“選択肢”が「物」として目の前に存在したことはラッキーだった
メイコ:な、なにをいっているの!?
海斗:学歩!!!! オリが落っこちたら、そこから出てきて、オリを守り、オリを壊して仲間を救出してくれ!。オレは宝玉と鍵を守る!
バシュン!!!!!!!!!!
海斗は天秤の中央部分、“受け皿を支持している”箇所に、爆弾付きボウガンを放った! 一直線に飛んでいくボウガン!
ガシュ!・・・・ゴゴゴゴゴーーーーン!!!!!!
爆弾が爆発し、天秤の支持部分が破壊されて、左右の受け皿ごと、オリと宝玉と鍵が落ちてきてしまった!
学歩:御意! 全員、オリに掴まっていろ!
ハクの召還袋からいつのまにか学歩がオリの外に自己召還してきて、オリを抱えながら、地面に着地し、オリを破壊して仲間を救出していった。海斗も巧く宝玉と鍵をキャッチして、自分の道具袋に二つを入れていた。
メイコ:な・・・・私の・・・指示を・・無視して・・・・
海斗:両方頂いたんだよ。卑怯な人間らしい、ズルな行動だよな
メイコ:ま・・・また・・・私を・・・裏切って・・・
海斗:メイコ、忘れたのか? 学歩の部屋でお前がやられたとき、オレは誰よりも先にお前の代わりを勤めて、あの部屋をクリアーしたんだ。最初の“卑怯な行動”のまま、お前の事をどうでもいい、と思ったままなら、おまえがやられても、代わりを勤める事はしなかったんじゃないか?
メイコ:う・・・・・で・・・でも・・・・
海斗:人間の心は変わって行くものなんだ。確かに卑怯な手を使って、君を口説いて勝った事は事実だ。でも、ずっと君が好意を示してくれて、さらに仲間として一緒にいる間に、本当の愛が芽生える事だって、時には有るんだよ
メイコ:・・・・・
海斗:そして、オレは、今も君を愛している。ずるい考え方を承知で言っているんだ・・・・
メイコ:・・・・・わかった。海斗・・ごめんね。そして、仲間のみんなも・・・危険な目に遭わせて・・・本当にごめん
ミク:いいミクよ~。メイコさんが無事帰ってきてくれたんだから、それでいいミクよ
ルカ:そうですよ。お帰りなさい、メイコさん♪
めぐみ:よかったピョンよ。一時はどうなることかと思ったピョン
リン:宝玉も全部集まったし、帰還の鍵も手に入ったし
レン:これで私たちの役目も終わったし、海斗さんも現世に帰れるし
学歩:うむ、天晴れだ!
メイコ:ありがとう・・・みんな・・・・
リリィ:世の理(ことわり)を解いた海斗よ、1つ肝心な事を忘れてはいないか?
海斗:え?
リリィ:「等価交換の原則」。おまえが犠牲を無くして“天秤の両方の物”を入手し、更に“天秤”を壊した事と“等価”な物を、まだ私に差し出していない
海斗:何?
リリィ:お前は、無銭飲食をしているのと同じなのだ。1つの犠牲も無くして、全てを手に入れてしまっているのだ。これは“卑怯”などという事では解決できない“拒否不可能の理”の範疇だ。メイコの設定がない普通の場合、私はこの部屋にたどり着いた人物に、生き返る事と等価な“犠牲”を払った上で、現世に帰還する事を指示している。その者の“内臓器官”、“5感を司る機関のどれか”、“感情”、その人間の現実世界での損傷具合により、それは千差万別だ
海斗:なら、お前の判断でオレのモノを取っていけばいいじゃないか。どれでもくれてやるわ!
リリィ:残念ながら、お前の体で命以外の全てのモノを奪っても、お前がやった事と等価にはならない。つまりお前は現世に戻ることはできない
ミク:え!!!!
メイコ:そ、そんな・・・
海斗:! な、なら、オレは何のために・・・・
リリィ:だから、お前の今生まれた“財産”を全て頂く。これでなんとか“等価”となる
海斗:何!?
リリィ:“愛する者”という、命にも匹敵するモノだ!
スパン!!!!!
バタッ!
リリィ:ソウルスティールで、お前の愛する者、“メイコ”の命を奪った。これで等価だ。残り時間もないだろう。さっさと宝玉を全て使った上で、その鍵で中央の扉を開けて、現世に帰るがいい
海斗:き・・・・・き・・・・・きさま・・・・・
海斗は杖を構えて臨戦態勢になった。
リリィ:言っておく。私を殺しても、メイコの命は戻らん。お前がやったことと釣り合わせるために、既にメイコの命は“消費”ずみだ
ミク:そ・・・そんな・・・・
めぐみ:私たちの命じゃなくて、メイコさんの命を犠牲にして、宝玉と鍵を手に入れたのと・・・同じ・・・・
海斗はよろよろしながら、倒れているメイコの前に来て、ガクッとひざまずいてしまった。
海斗:・・・・・メイコ・・・・・・なんで・・・・・こんな事に・・・・
メイコはもう何も語らなかった。
海斗:・・・・・・オレは・・・・こんな形で生き返っても、残りの人生、ずっと後悔し続けるだろう・・・。贖罪(しょくざい)の炎に焼かれる事だとしても、オレは永遠に納得できずに、惰性をむさぼるだけだ・・・・
メイコはやはりピクリともしない。
海斗:・・・・・オレは・・・・お前に・・・・・生きていて欲しい・・・だから・・・・・
海斗は鍵をメイコの心臓の前にかざして、まるで扉を開けるような行動をとった。
リリィ:!!! お前! それが何を意味するのか、わかってやっているのか!
海斗はリリィの言葉を聞き入れずに、鍵をくるっとひねって、メイコの心臓部分に作られた“暗黒の空間”に、今まで集めた宝玉全てを落とし入れ、そして扉を閉じて、鍵を抜き取った。
リリィ:馬鹿者! そんなことをすれば、お前は“生き返られなくなる”んだぞ!
海斗:みんな・・・・オレが生き返るために、今まで付いてきてくれてごめん・・・・。オレの全てを・・・メイコに譲ることにするよ・・・・。みんなで幸せに生きてくれ・・・
カラン・・・
鍵が海斗の手元から落ちて、そして海斗の姿が消えかかっていた。
リリィ:しょ・・・昇天している・・・・おまえ・・・・本当に“死ぬ”んだぞ・・・・。渡り守“カロン”の元へ行ってしまうんだぞ・・・・
海斗:さよなら・・・・
海斗は消えてしまった。その代わり、メイコの鼓動が蘇った。元の状態にみるみる戻っていく・・・。
メイコ:う・・・・・あ、あれ・・・みんな・・・・。あれ? 海斗は?
皆は泣いていた。むせび泣く声しか聞こえない。
メイコは鍵と宝玉の入っていた袋に目線を向けた。
メイコ:・・・・・・そうだったの・・・・・。海斗・・・・・ありがとう・・・・・・
メイコの頬を一筋のナミダがこぼれ落ちる・・・。
リリィ:なんということだ・・・・。こんな形で“命の受け渡し”が行われるとは・・・
メイコは、ナミダを手で拭いて、リリィに厳しい目線を向けた。
メイコ:それってどういうことなのよ
リリィ:お前は単に生き返っただけではないのだ・・・。海斗の人生すら“受け継ぐ”事になるのだ。つまり、今からお前は現世に帰って、“海斗”として人生を続けることになるのだ
メイコ:な・・・・
リリィ:宝玉を使い、鍵で扉を開けるということは、そういう意味を持つ。お前は海斗から、生き返ると同時に、それを託されたのだ。海斗は知らなかったのだろうが・・・・
メイコ:私が・・・海斗・・・・
リリィ:私を殺しても何も進展しない事を解ってくれたのは嬉しい。時間がない。その鍵で中央の扉を開けて、海斗の体に入ってくれ。男性の体に女性が入るので、かなり抵抗があると思うが、なんとか頑張って欲しい。それが海斗へのお礼ともなるだろう
メイコ:本当はアナタを1回ぶん殴りたいんだけど、それはやめておくわ。なにかあって、またここに来たとき、色々問題が起こりそうだからね
メイコは鍵をしっかりと持って、皆と一緒に、亥の部屋を出た。
(ボカロ界ロビー)
カチッ、カチッ・・・
メイコ達は、ロビーの中央にある扉の前に来ていた。残り時間は1分だった。
メイコ:みんな、残り時間がないから、簡単に言うけど、今まで有り難う
ミク:ミク~、寂しくなるミク~
めぐみ:でも、海斗の残りの人生、頑張って生きてくれピョン! 海斗のためにも
メイコ:うん
学歩:メイコの部屋の守護者だが、カロンがどうにかするだろう。安心してくれ
メイコ:解った。じゃあ、行くね
リン:変な事で死んじゃだめだからね!
レン:さよならは言わないよ!
メイコ:みんな、有り難う!
こうして、メイコは鍵を使って、中央の現世への扉を開けて、扉の向こうに消えていった。
(事故現場の公園)
海斗:う・・・・
幼稚園生くらいの女の子:おにいちゃん、大丈夫でしゅか?
小学生くらいの男の子:大丈夫か!? あんちゃん!?
救急車の救急隊員:よかった!。意識が戻った!
海斗:こ・・ここは・・・公園?
救急車の救急隊員:そうですよ! アナタが時計の直撃を受けて倒れているのを、このアイちゃんとショウタ君が見つけてくれたんです! 傷も浅いし、これから近くの病院に搬送しますから、やたらに動かないで!
海斗:私・・・助かったんだ・・・アイちゃん、ショウタ君、ありがとうね
アイ:? “わたし”? もしかしておにいちゃん、おかまさんでしゅか?
海斗:!!! あ、オレ、助かったんだ、よかった。有り難う
ショウタ:は、はい。良かったですね(???)
救急車の救急隊員:では、病院に向かいます
ピーポーピーポー
こうしてメイコの魂が宿った海斗は、病院に搬送され、数日入院した後、退院して、いつものようにアイスクリーム店の仕事に戻ったのだった。
(60年後)
海斗は女性の魂のために、色々大変だったが、結婚せず、仕事も変えて、実家に帰って実家の仕事を手伝い、実家を受け継いで、歳を取り、親戚に仕事を受け渡し、余生を送り、そして寝床で寝ながら、寿命で大往生する所だった。
海斗:あとの事は宜しく頼む・・・・
親戚:海斗おじいちゃん、今までお疲れさま
海斗:ではな・・・・・
ガクッ
こうして、特に事故に遭うこともなく、寿命で海斗は死んだのでした。
しかし・・・
(ボカロ界ロビー)
メイコおばあちゃん:あらら? ここは瀕死の重傷者しかこれない場所ではなかったかいの? 私は死んだはずじゃが・・・
ミク:メイコさん、お帰りミク
メイコおばあちゃん:あらあら、ミクさん、まだここで、そのお仕事やっているんじゃね?
ミク:はい!
メイコおばあちゃん:しかし、ここは私が来れる所ではなかったはずじゃが?
ルカ:ふふふ。渡し守のカロンの特例で、とりあえずここに寄ることを許されているんですよ
メイコおばあちゃん:あら、ルカさん。久しぶりじゃの。そうですか、カロンの特例なんですか。しかし、何でまた?
めぐみ:ふふ。サプライズゲスト、どーぞー!
虎の部屋の扉が開き、中から、ずっと前に見たことがある、懐かしい男性が歩いてきたのだった。
メイコおばちゃん:あら・・・・?!?!、もしかして、アナタは・・・・
男性:60年、待ちましたよ、メイコさん
メイコ:!!!!!! 海斗!!!!!!!!!
メイコは海斗に泣きながら抱きついたのだった。何故か、メイコの年齢が、60年前に戻っていた。
メイコ:えぐ・・・えぐ・・・でも・・・どうしてアナタがここに??
海斗:60年前の事件で、オレは天界の手前の川にいる“渡し守カロン”の所に飛ばされたんだ。そこで、2つの選択肢を貰った。1つはこのまま天界へ行って、昇天してしまうこと。もう1つは、天界に行く前に、あの後、欠員が出てしまった“ボカロ界の虎の部屋の守護者”に、期限付きでなること。
メイコ:!?
海斗:迷うことなく、後者を選んだよ。そして、今、君が帰ってきた事により、オレの期限は切れる事になるんだ
メイコ:もしかして・・・私が死亡するのが期限・・・・
海斗:そ。カロンの粋な計らいで、死亡している君を、来れない場所のボカロ界に立ち寄らせたんだ
メイコ:海斗・・・
ミク:ミク! じゃあ、二人とも、天界でお幸せに~!
めぐみ:カロンに、新しい虎の部屋の守護者を派遣してくれるように言って置いてピョンよ?
ルカ:60年越しのハッピーエンドね。よかったよかった
海斗、メイコ:みんな! 有り難う!
シューーーン
海斗とメイコは、姿が消えてしまった。どうやらカロンの所に行ってしまったようだった。
ミク:・・・さーて、虎の部屋の欠員は、部屋の通過って事にして、仕事に戻るミクね
ルカ:そうですね。アームレスリングの場所も綺麗にしないと
めぐみ:今度こそ、スゴロクで勝つピョン!
ガチャ
誰か:なんだ、ここは?
ミク、ルカ、めぐみ:ようこそ! ボカロ界へ!
(了)
CAST
工藤海斗:KAITO
0:00の子の宝玉の守護者&案内天使・ミク:初音ミク
1:00の丑(牛)の宝玉の守護者・ルカ:巡音ルカ
2:00の寅(虎)の宝玉の守護者(兼、最後の守護者)・メイコ:MEIKO
3:00のうさぎ(兎)の宝玉の守護者・めぐみ:GUMI
4:00の辰(龍)の宝玉の双子の守護者・リン:鏡音リン
4:00の辰(龍)の宝玉の双子の守護者・レン:鏡音レン
5:00の巳(蛇)の宝玉の守護者達・ハク:弱音ハク
5:00の巳(蛇)の宝玉の守護者達・ネル:亞北ネル
5:00の巳(蛇)の宝玉の守護者達・テト:重音テト
6:00の午(馬)の宝玉の守護者・学歩:神威がくぽ
7:00の未(羊)の宝玉の守護者達・従者・ユキ:歌愛ユキ
7:00の未(羊)の宝玉の守護者達・従者・テル:氷山キヨテル
7:00の未(羊)の宝玉の守護者達・主・ミキ:miki
8:00の申(猿)の宝玉の守護者達・アン:SWEET・ANN
8:00の申(猿)の宝玉の守護者達・ローラ:LOLA
8:00の申(猿)の宝玉の守護者達・ミリアム:MIRIAM
9:00の酉(鳥)の宝玉の守護者達・プリマ:Prima
9:00の酉(鳥)の宝玉の守護者達・トニオ:Tonio
10:00の戌(犬)の宝玉の守護者達・ソニカ:SONIKA
10:00の戌(犬)の宝玉の守護者達・アル:BIG-AL
10:00の戌(犬)の宝玉の守護者達・レオン:LEON
11:00の亥(猪)の宝玉の守護者(最後の守護者)・リリィ:Lily
幼稚園生くらいの女の子:月読アイ
小学生くらいの男の子:月読ショウタ
カロン、救急車の救急隊員、親戚、誰か、その他:エキストラの皆さん
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○ボーカロイド小説シリーズ第11作目の” 十二支・幻想奇譚 ボカロ界からの脱出!“シリーズの最終話です。
○私の小説シリーズでは、“KAITOにーさん”が初の“主役”を勝ち取った作品です。
○内容は、まぁ、にーさんの代表曲のように、卑怯というか、何というか…。久々に脱出物です。
○なにやら不思議な空間に飛ばされたKAITOにーさん、どうなるのでしょうか?
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