No.574329

真・恋姫†無双 ~孫呉千年の大計~ 第2章 1話

雪月さん

常連の皆様&お初の方もこんばんは いつもお世話になっております

この作品は真・恋姫†無双・恋姫†無双の2次創作となっております
主人公は北郷一刀 メインヒロインは雪蓮と蓮華と仲間達でお送りしております

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2013-05-08 20:30:28 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:6964   閲覧ユーザー数:5104

第2章 反董卓連合編 01話 『 檄文 』

 

 

 

 

黄巾の乱の収束、江東に独立を果たしてから2年程の月日が経っただろうか 

 

宮中で1番と言っても過言でない程の調度品の数々が飾られている一室 

それが今、栄華を誇る十常侍筆頭、張譲の居室である

 

その今をときめく張譲に相対して座る人物は、眼鏡をかけた肩苦しくこの場には似つかわしくない端正な顔立ちの人物であった

 

「司馬懿よ わかっておろうな? これ以上の失態 看過できぬぞ?」

「張譲様 段珪のようなヘマはしませんよ ご安心を」

と張譲に対して少しも慌てた様子を見せない子憎たらしい人物ではあるが

有能さは折り紙付きであったので、この男がダメなら次をと考えている腹黒い張譲であった

 

「フン! 判っておるならばよい 帝へのお主の忠勤伝えおくぞ」

「ハハッ 有難き幸せ 長居しては怪しまれます故 私めはこれにて」

「うむ 励むがよいぞ」

 

張譲の居室を後にした司馬懿は、衛兵がいない宮中裏より静かに出る 

 

するとどうだろうか 別たれた水が同化するかの如く司馬懿の人影に”黒影”が合わさるや

スラリとした中肉中背が印象的な女が、膝をついて控えていたのだった

 

「司馬懿様 お呼びでしょうか?」

という鄧艾の声に鷹揚がなく、事務的で冷たく響く声が司馬懿の耳に届く

 

「うむ 鄧艾 出迎えご苦労 天の御遣い・北郷一刀が落ちてから”歴史”が正しく導かれたお陰で

 ”新たな芽”が芽吹いた事により、我らの最大の懸念材料は既に去ったと言えよう

 段珪のような小物でも刻を稼ぐのに役に経ったようだ ”強欲”と”小物”はつかいようだな フフフ

 ・・・これで我々としては、後は”芽”の成長を待つ間の時間稼ぎと来るべき刻の準備に邁進すれば良い訳なのだが・・・」

 

「鄧艾 袁紹から発せられる檄文の動きはどうなっている?」

 

「ハッ 何事もなく恙無(つつがな)く順調に推移している模様でございます」

 

「そうか 張譲めには良い死に土産となろう でかした ならば十常侍の”消費期限”も切れたと言えるな」

と発する司馬懿は端整な顔立ちでありながらも、浮かべる笑みは氷のような冷たさを発していた

 

その笑みを視線を上げて確認したと同時にゾッとする鄧艾であったが

「しかし 司馬懿様 ”我らの懸念”が去った以上、歴史の通りに動かす必要はございませんのでは?」

と間髪入れずに主へと問い返す 聡い主なので、一度”間”を逃すと何時までも黙ってしまうことになるからだ

 

「ふむ 鄧艾の言う事にも一理あるが、今後我々の仕事は”孫呉の成長速度を歴史と同程度まで落とす事を狙いとし

 御遣いの力を極力削ぐことだ”  あまりに削ぎ過ぎて、正対した時に弱すぎても興ざめだからな?

 加減が難しいだろうがな フハッハッハ」 

と”手を抜け”と公然という主の命に、渋々同意の頷きを返す鄧艾

 

「それと歴史通りに事が進んでいれば、孫呉としては未来を知る御使いがいるのだ 予想しやすく安心しよう 

 歴史を知る我らにとっても奴らの動きを追うのに楽であろうしな」

 

「”芽”が成長を遂げる当分の間は、やつらの好きにさせるのが得策であろう

 手を打ちすぎて、我らの存在を孫呉の連中に知られるのはまだマズい

 

 御使いを含む孫呉の連中に歴史通り進んでいると誤認させる為にも

 この際だ 十常時には精々やつらの撒き餌になってもらおうではないか? フハッハッハ」

 

これらの謀には、さすが我が主であると関心せざるを得ない鄧艾 

「それでは・・・」

と発すると自身が発すると同時に顔をあげ主にむける

 

「うむ まず手始めに、何進が居ては”歴史”の流れの邪魔ともなろう 捨て駒の十常侍数名を使って”連合”が組まれる前に消せ 

 孫呉の力を削ぐことにもなり、歴史通り動かすという一石二鳥の策であるしな

 だが孫呉の者共が洛陽を暗躍しておる・・・今はくれぐれも我々の存在を気取られるな?」

 

この方に助言は全く必要ないようですね さすが我が主であると感じた鄧艾は

「フフ 司馬懿様は無理難題をおっしゃりますね 委細承知致しました 実行に移ります」

と答えると司馬懿の傍で控えていた者が”黒影”に戻りスッーーっと消え去る

 

司馬懿は気配が完全に消えた鄧艾に感心しながら、その場から南東の方角を睨みつけ

 

「待っていよ 北郷 一刀! 残念ながら・・・今はまだお前を倒す刻には至らないが

 しかし”芽”は順調に育ちつつある その刻が満ちし時こそ貴様の最後だ!

 せいぜいそれまで”偽りの世界”を満喫しているが良い! フハッハッハ

 刻が満ちるまで、暫くは”偽りの主”の下で貴様達と戯れてやろうではないか! 覚悟するがいい!」

 

と不気味な言葉を周囲へ放ち、司馬懿は偽りの主がいる陳留へと急ぎ馬を奔らせるのであった

 

 

 

 

一方の孫呉側はというと、ようやく支配した領土内の安定、山越との同盟相互交流、軍備の拡張に一定の目処がついたと思しき頃

書簡を携えた使節団が建業にやってきたのである

 

独立を果たした建業城の玉座の間はかなり広く作られており、玉座左脇通路には、王族専用の執務室と寝室へと続いている

玉座右脇の通路は、古参武将達の待機個室部屋へと続いている

なので不審者が容易に近づける機会ということは滅多にない これは警備・情報の漏洩阻止・秘匿の観点からの措置でもある

 

王族専用の通路から姿を現す雪蓮・冥琳・シャオに対し一斉にその場で礼をする諸将

諸将達を横目に玉座に座る雪蓮とその脇に控える冥琳

シャオは玉座より少し離れた右の位置に静かに移動し終えると一斉に礼を解く諸将達

 

「さて・・・気持ちを楽にして聞いてもらいたいの 皆 こんな夜更けに集ってもらって悪いわね」

と玉座に座っていた雪蓮が諸将達へ労いの第一声が部屋に響き渡る

 

「ほんに何用じゃ! せっかく気分よく湯浴みを楽しんでいたというのに・・・」

「姉様の言うとおり! 夜更かしはお肌の天敵なのです!」

といの一番に王林と紅の内政両筆頭が、皆の気持ちを代弁した愚痴を零してくれたお陰で

他の皆の愚痴がそれ以上度を越す事は皆無であったのだが・・・

 

「そっそう行き成り愚痴を私に言われても・・・ねぇ? 冥琳」

といつもの強気で元気な王の雪蓮は何処へやら・・・早速、冥琳に助け舟を求める始末であったが

不満のガス抜きとしては、上々の出来であったのは言うまでもなかろう

 

「まぁ 王林殿や紅殿を始め、皆の言い分はごもっとも・・・なのだが

 一刀が言っていた例の”檄文”が届いたのでな 時間が時間であるが、急遽皆に集ってもらったという訳だ」

と溜息をつきつつ、諸将の隅々まで凛とした冥琳の声が響き渡る

 

「ふむ~ ようやっとお出ましさね えらく都合の良い時期に来たものじゃのう?」

「そうですね こちらの準備は”すでに”整っていますしね」

と王林・紅両筆頭は冥琳の説明に少しも慌てた様子もないというよりも・・・今更感たっぷりな様子であった

 

「なになに~董卓達は悪い人達だからやぁ~っておしまい!って?」

姉の雪蓮に勝るとも劣らない”自由人”こと小蓮様

・・・ものまねまでせずとも・・・当たってはいるが・・・いやなんというか・・・あまりにも意訳しすぎだろ・・・

と一刀がいたならば、そうつっこまずにはいられなかったであろう それはその場に控えていた諸将達皆の感想でもあった

 

ここに控える諸将達の多くは、孫呉独立前後に王林や紅を始めとした呉郡の四姓から推挙された子弟達が多く

呉郡の優秀な人物を探し出し引き立てていたのであった

 

話を戻すと、シャオの的確な意訳に対し、冥琳が檄文の内容説明をする必要がなくなった訳で・・・

「オホン・・・その~なんだ 小蓮様がおっしゃられた通りだ 以上」

おいおい・・・周瑜殿までそのまま端折ったよ いくらなんでも手抜きすぎじゃない?と思わずにはいられない居並ぶ諸将達であった

 

皆がこういうお座成りな対応をするのには訳がある

そう、この場にいない主要な将を含め、すでに”檄文が来る”事を想定して行動に移していたからである

 

「コホン! この文を大至急、同盟・山越の首領、潘臨殿の元へと丁重にお届けせよ!」

「ハッ 承知いたしました」

と真剣な面持ちにと素早く切り替えた雪蓮の命に従い、急いで玉座の間より走り去る伝令

 

「それと・・・明命 いる?」

と天井に向かって声をかける雪蓮

 

「はい! 雪蓮さま ここに」

と返事と共に天井より素早く降ってきて雪蓮の傍に控える明命

 

「柴桑にいる蓮華達にもこのこと教えてあげて」

「それだけでよろしいのですか? 雪蓮さま 一刀さまには”言伝”はありませんか?」

と小声で気遣う辺りさすが明命といえる

 

「ん~ そうね 身体にはくれぐれも気をつけて”だ・ん・な・さ・ま”!って」

明命と玉座傍にいる冥琳とシャオにだけ聞こえる声で答える雪蓮

 

「ぶ~~ シャオもシャオも 気をつけて帰ってきてね ”だーりん”!」

とシャオじゃなく”あの筋肉ダルマ”の音声で再生されたなら、とんでもない騒ぎとなりそうな言伝を明命に預けるシャオ

 

「承知しました 雪蓮さま 小蓮さま それでは行って参ります」

と笑顔で真面目に返す辺り実に明命らしい去り方であった 二人に返事すると天井へではなく、玉座横に続く通路へと消えていった

 

これには訳があり、天井には忍び返しが張り巡らされており、天井に控える者しか安全な通りを知らされていない事もあり

通路から移動した方が単に速い為である

 

明命を静かに見送った雪蓮は静かに立ち上がると、厳粛な王の顔へと変貌を遂げ、諸将へ向かって言葉を放つ

「・・・という訳で以後、我ら孫呉は”反董卓連合”を中心とした動きへと移行する! 皆の奮励努力に期待しているわ」

 

「「ハハッ」」

と返答する諸将達を最後に、夜更けということもありその日は解散となった

 

                         ・

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解散となった後も重臣を中心に雪蓮の玉座を囲んで雑談に話を咲かせる

 

「ようやく 始まったさね 雪蓮様」

という王林はやれやれといった感じで呟く

 

「そうね 私の感想もやっとという感じかな 一刀から聞いて随分経つし」

という雪蓮はというと王林とは対照的に少し楽しげである

 

「フッ それを言うなら私のほうがもっと経っているのだが?」

「そうですよね ぷっ」

と澄ました冥琳と紅からツッこまれ、雪蓮の駄々っ子ぶりが拍車をかける

 

「いいじゃない! 少しばかり一刀との想いに耽ってもさ ぶ~ぶ~」

「いいな~ シャオも一刀と一緒に行きたかった」

というように機嫌が良かったのは単に一刀との事を回想していたからだけであった

まぁ今回もというか一刀と離れ離れで、心の底ではすっごく不満というか未練タラタラの雪蓮さんとシャオでありました

 

「一刀さん 今は何処辺りにいるのでしょうね?」

と一刀の事が気にかかるのか紅がそう呟く

 

「そうね~ 洛陽の様子を見てから、虎牢関~汜水関の順に付近を一通り探索してから帰ってくるって言ってたから」

「まぁ 今回は次代を担う亞莎達若手にがんばってもらおうと思ってるし」

と雪蓮は冥琳と話合った事を淡々と告げるものの・・・

 

「へぇ~ そうなんだ」

と感心するシャオとは対照的に・・・

 

「ハッハッハ それでは祭と楓達宿将達が拗ねまするぞ?」

と王林はニヤニヤしながら、雪蓮に突っ込みを入れる

 

「フフ そこは宿将だもの! 判って・・・はくれないわね・・・きっと・・・」

と三白眼で苦笑いを浮かべつつ呟く雪蓮

 

「きっと雪蓮同様の駄々っ子ブリさね クックック~」

と王林は楽しげに笑いを浮かべる

 

「え~~~~祭と一緒にしないでよ! ぶ~ぶ~」

と王林の言に反論する雪蓮であったものの・・・

 

「ハァ~ そういう処が一緒だと言っておるのだ 伯符・・・」

と溜息をつきつつ、間髪入れずに冥琳に突っ込まれる様子に

 

「冥琳のいぢわる!」

とお手上げサインを出す雪蓮

 

一同の笑いを誘い、これを機に夜もかなり更けていたこともあり解散となったようである

 

 

 

 

”主題”でありながらオマケ的扱い・・・

 

この日の麗羽は熱で出ていたものの・・・久々の従妹が南皮の城に訪れていたので、無理して出迎えていたのであった

 

「中・軍・校・尉の袁本初に相応しい檄文にしない・と・ね! 斗詩さん! 猪々子さん! おーっほっほっほ♪」

黄巾の乱の時の聡明さは失せ・・・どうみても熱でお馬鹿が発症しているようである

 

「麗羽さま ムリ! そういうのは斗詩が適任です! 肉体労働派なので!」

と麗羽のゴリ押しに即座に反応し、難儀な事は斗詩へ擦り付けるいつものお決まりパターンの猪々子

 

「え~~~~文ちゃん ヒドい! 私だって肉体労働派なのにぃ~」

といつも貧乏くじを引いてしまう斗詩はすでに涙目である

 

そんな三人に割り込む影が二つ・・・

「お主ら何をしとるのじゃ!」

「・・・・・・」

と三人の芸?を見つめる美羽と紀霊の眼は冷たい・・・

 

「美羽さま 良いところに! え~とですね ごにょごにょ・・・」

と美羽達に懇切丁寧に説明する斗詩

 

すると突然 美羽が大声を出し後ろに控えている七乃に向かって

「なんじゃそんなことで悩んでおったのかや? それならば七乃! 良い機会じゃ! 七乃の力を存分に振るい魅せてやるのじゃ!」

と指を”びしっ”っと七乃に向ける美羽

 

「お嬢さま~ なんかみせるの字が違う気がしますが・・・お嬢さまの命です! それではスラ~スラ~っと」

と筆と紙を受け取り、なにやら書き始める七乃

 

七乃が書き記す机を取り囲む麗羽・猪々子・斗詩・美羽・紀霊達

「「「おぉ~~~~~~ おお~~~~~~~」」」

 

「できました~!」

 

「「「おぉ~~~~~~ ぱちぱちぱち~~~~~~~」」」

 

「それでは各勢力へ送るのじゃ!」

 

「「「オオォ~~~~~~」」」

というノリと勢いでスラスラ~っと出来上がり送った檄文は

七乃成分たっぷりの・・・ひどく愚痴めいた回りクドい檄文でありましたとさ・・・とほほ

 

 

「わたくしはノリでなんという檄文を世に送り出してしまったのでしょう・・・」

と後日、熱が下がり冷静になった麗羽は、玉座の間で両手で頭を抱え、この時作成した檄文の内容に後悔したという・・・

 

もっ~~と可憐で優雅かつ格式高い文章をと思っておりましたのに・・・

と嘆いた処で、すでに各勢力へ全て送った後だった為、後の祭りであった・・・のは言うまでもない

 

 

 

■■■【オリジナル人物紹介】■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

 

 ○孫堅 文台 真名は緋蓮(ヒレン) 

 

  春秋時代の兵家・孫武の子孫を称し、各地で起こった主導権争いに介入し

  『江東の虎』の異名で各地の豪族を震撼させた

  優秀な人材を率い転戦、やがて軍閥化し孫家の基礎を築いた

 

  容姿:髪は桃色で、孫家独特の狂戦士(バーサーカーモード)になると、右目が赤色に変化するのが特徴で、平時は量目とも碧眼である

  祭と同じく胸が豊満で背は祭より高い 体格は祭よりすこし大きい 顔立ちは蓮華というより雪蓮に似ているだろうか

 

 ○張紘 子綱 真名は紅(コウ) 

 

  呉国の軍師の一人で主に外交を担当。 魏の程昱(風)の呉版と考えていただけると理解しやすいだろう

   『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の張氏の出 雪蓮直々に出向き、姉の張昭と共に臣に迎え入れられる

  張昭と共に『江東の二張』と称される賢人

 

  ※史実では、呉郡の四性でも張昭と兄弟でもありませんのでお間違い無きように。。。 

   呉郡の四性の中で張温しか見当たらなかった為、雪月の”脳内設定”です

 

  容姿は青眼で背丈は冥琳より少し低い 顔は姉の王林とは似ておらず童顔で人に安心感を与える顔立ちである

  髪は腰にまで届こうかという長く艶やかに保った黒髪を束ね、ポニーテールと呼ばれる髪型にしている事が多いが

  その日の気分により、長髪を肩辺りで束ね胸の前に垂らしている場合もあるようである

  服装は藍色を基調とした西洋風ドレスを身を纏っている

 

 ○魯粛 子敬 真名は琥珀(コハク)

 

  普段は思慮深く人当りも良い娘で、政略的思考を得意とし、商人ネットワークを駆使し情報収集・謀略を行う

  発明に携わる時、人格と言葉遣いが変化し、人格は燃える闘魂?状態、言葉遣いは関西弁?風の暑苦しい人に変化する

  このことから「魯家の狂娘・後に発明の鬼娘」と噂される

 

  ※穏(陸遜)は本をトリガーとして発情しちゃいますが、、琥珀(魯粛)は発明に燃えると・・・燃える闘魂に変身って感じです

 

  容姿は真名と同じく琥珀色の瞳をもち、髪は黒で肌は褐色がかっており月氏の特徴に似通っている

  背は明命と同じくらいで、服装は赤を基調としたチャイナドレスを身に纏っている

 

 ○張昭 子布 真名は王林(オウリン) 

 

  呉国の軍師の一人で主に内政を担当。 冥琳とはライバル同士で互いに意識する間柄である

   『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の張氏の出 雪蓮直々に出向き、妹の紅(張紘)と共に臣に迎え入れられる

  張紘と共に『江東の二張』と称される賢人

 

  妹の紅は「人情の機微を捉える」に対して「政(まつりごと)の機微を捉える」という感じでしょうか

 

  容姿は冥琳より少し高めで、紅と姉妹でありながら顔立ちが似ておらず、冥琳と姉妹と言われた方がピッタリの美人系の顔立ちである

  眼鏡は使用しておらず、服装は文官服やチャイナドレスを着用せず、珍しい”青眼”でこの眼が妹の紅と同じな事から

  姉妹と認識されている節もある 紫色を基調とした妹の紅と同じ西洋風のドレスを身を纏っている

 

 ○程普 徳謀 真名は楓(カエデ)

 

  緋蓮旗揚げ時よりの古参武将であり、祭と並ぶ呉の柱石の一人 「鉄脊蛇矛」を愛用武器に戦場を駆け抜ける猛将としても有名

  祭ほどの華々しい戦果はないが、”いぶし銀”と評するに値する数々の孫呉の窮地を救う働きをする

  部下達からは”程公”ならぬ『程嬢』と呼ばれる愛称で皆から慕われている

 

  真名は・・・素案を考えていた時に見ていた、某アニメの魅力的な師匠から一字拝借致しました・・・

 

  容姿は祭と同じくらいの背丈で、端正な顔立ちと豊かな青髪をうなじ辺りでリボンで括っている

  均整のとれた体格であるが胸は祭とは違いそこそこ・・・ちょっと惜しい残念さんである

 

 ○凌統 公績 真名は瑠璃(ルリ) 

 

  荊州での孫呉崩壊時(※外伝『砂上の楼閣』)に親衛隊・副長であった父・凌操を亡くし、贈った鈴をもった仇がいると

  知った凌統は、甘寧に対して仇討ちを試みるものの・・・敵わず返り討ちにあう間際に、一刀に救われ拾われることとなる

  以来、父の面影をもった一刀と母に対してだけは心を許すものの・・・未だ、父の死の傷を心に負ったまま

  呉の三羽烏の一人として日々を暮らしている

 

  容姿はポニーテールに短く纏めた栗色の髪を靡かせて、山吹色を基調とした服に身を包んでいる小柄な少女

 (背丈は朱里や雛里と同じくらい) 真名の由来で目が瑠璃色という裏設定もございます

 

  ○朱桓 休穆 真名は珊瑚(サンゴ)

 

  『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の朱氏の一族

  槍術の腕を買われ、楓の指揮下にいた 一刀の部隊編成召集時に選抜された中から、一刀に隊長に抜擢された『呉の三羽烏』の一人

  部隊内では『忠犬・珊瑚』の異名がある程、一刀の命令には”絶対”で元気に明るく忠実に仕事をこなす

 

  容姿:亞莎と同じくらいの背丈で、黒褐色の瞳に端正な顔立ちであり黒髪のセミロング 人懐っこい柴犬を思わせる雰囲気をもつ  

  胸に関しては豊満で、体格が似ている為よく明命から胸の事で敵視されている  

 

  ○徐盛 文嚮 真名は子虎(コトラ)

 

  弓術の腕を買われ、祭の指揮下にいた 一刀の部隊編成召集時に選抜された中から、一刀に隊長に抜擢された『呉の三羽烏』の一人

  『人生気楽・極楽』をモットーにする適当な性格であったが、一刀と他隊長である珊瑚と瑠璃・隊長としての責に接していく上で

  徐々に頭角を現し、後に部隊内では『猛虎』と異名される美丈夫に成長を遂げていくこととなる 

 

  容姿:思春と同じくらいの背丈で黒髪のショートヘア 体格も思春とほぼ同じく、遠めからでは瓜二つである 

  二人の区別の仕方は髪の色である(所属部隊兵談) またしなやかな動きを得意としている為、思春の弓バージョンと言える 

 

  ○諸葛瑾 子瑜 真名は藍里(アイリ)

 

  朱里の姉 実力にバラツキがあった為、水鏡から”猫”と称される

  その後、水鏡と再会時に”猫”が変じて”獅子”になりましたわねと再評価される

 

  天の御遣いの噂を聞きつけた藍里が冥琳の元を訪れ、内政・軍事・外交とそつなくこなす為、未熟であった一刀の補佐に転属させられる 

  初期には転属させられた事に不満であったが

  一刀に触れ与えられる仕事をこなす内に(わだかま)りも消え、一刀に絶大な信頼を寄せるようになる

  後に亞莎が専属軍師につくと、藍里の内政面への寄与が重要視される中で、藍里の器用な才を愛し、軍師としても積極的に起用している

 

  容姿は朱里より頭一つ高いくらい 茶髪で腰まであるツインドテール 朱里とよく似た童顔でありながらおっとりした感じである

  服装に関しては赤の文官服を着用しており、胸は朱里と違い出ている為、朱里とは違うのだよ 朱里とは・・・

  と言われているようで切なくなるようである(妹・朱里談)  

 

  ○太史慈 子義 真名を桜

 

  能力を開放しない雪蓮と一騎打ちで互角に闘った猛者  桜の加入により瑠璃が一刀専属の斥候隊長に昇格し

  騎馬弓隊を任されることとなった(弩弓隊・隊長 瑠璃→子虎、騎馬弓隊・隊長 子虎→桜に変更)

  本来の得物は弓で、腕前は祭を凌ぎ、一矢放てば蜀の紫苑と互角、多矢を同時に放てば秋蘭と互角という

  両者の良い処をとった万能型である

 

  武器:弓 不惜身命

  特に母孝行は故郷青州でも有名であり、建業の役人街が完成した際に一刀の薦めもあって一緒に迎えに行く

  隊長として挨拶した一刀であったが、桜の母はその際に一刀をいたく気に入り、是非、桜の婿にと頼み込む程であった

   

  容姿はぼん・きゅ・ぼんと世の女性がうらやむような理想の体型でありながら身長が瑠璃ぐらいという美少女系女子

  眼はブラウン(濃褐色)であり、肩下までの黒髪 気合を入れる時には、白い帯でポニーテールに纏める

  一刀の上下を気に入り、自身用に裁縫し作ってしまう程の手先の器用さもみせる

 

 

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【あとがき】

 

常連の読者の皆様、お初の皆様 こんばんは 雪月でございます

 

 

遅くなりましたが、お気に入り登録者数 500名突破しましたーー! ウレシイデス。・゚・(*ノД`*)・゚・。

 

構想とプロット自体は昨年の9月から手をつけていたのですが

2012-10-11日に第一話を投稿してから、33作品(内限定作品2込)”半年”で到達出来た事は

雪月にとって本当に想像を超えた速度と反響で正直戸惑っている次第であります

 

出張、正月やゴールデンウィークを除きまして、一週間ペースでの投稿をよく続けられたものだと

この部分だけは素直に自身を褒めたいと思っております

 

とココに書いている間にも@5名で600名というキリ番が近づいていたりします・・・

お気に入り登録者様限定作品の皆様の期待の程が顕れた結果と思いますが(滝汗

投稿放置逃げしようとしてたとは到底思えない(苦笑 反響を戴きまして本当に本当に有難く存じます<(_ _)>

 

手探りで書き殴り始めた当初からは、想像の範疇を超えて500名?何それ美味しいの!? 状態でした・・・@p@

俺TUEEEEEE作品は敬遠されがちと聞いていましたので、ちょっとビックリしております

オーバーテクノロジーも半端ないですしね・・・(滝汗

 

敬遠されがち要素が多い中で、皆様方から応援メッセージ等をご丁寧に頂戴してますと

本当に自身の作品を受け入れて戴けていることに感謝しております

自身の文章力の未熟さを感じつつも、修正出来ないジレンマにも襲われている昨今ですががが

このまま完結目指して突き進みます 完結してからじっくり反省します<(_ _)>

 

・・・前回の登録者限定でお披露目しました魏編?の続編が決まっている現時点では

完結してからもゆっくり出来るとも思えませんが(苦笑

 

もう一つの予想外が仕事が忙しくなったこと! 始めた当初は民主党政権時代でして(笑

仕事も少ないし、趣味に多くの時間割けるわと思って制作を開始した訳なのですが

内閣変わってもそう変わんないでしょとタカをくくっていたら・・・あれよあれよと円安に動いて・・・

それと比例して私めの帰宅時間が日に日に遅くなってしまっておりまする(´;ω;`)ブワッ

 

そんな訳でして、現時点では同時並行=共倒れの未来が見えており

このまま孫呉千年の大計を完結してから、真月譚・魏志倭人伝 の続編投稿を予定しております ご期待に添えず申し訳ありません・・・

 

それまでにプロットの完成・意欲が湧けば、気分転換も兼ねて少しづつ制作に入りたいと思っております

その折には、再度の限定者様での公開をしてもいいかなとも思っておりますが・・・ 

この辺りは、すっごく気まぐれですので期待しすぎてもらっても困りますのでスルー推奨です

 

ただ蜀関係のアイデアも湧いてて、今回のように感想を聞いて見たい・・・なんて困った自爆的な考えもあったりますががが

 

まぁ~素直に辞めておきます これ以上やると自身の首の方が回らないような気がしますので(笑

 

 

最後に第二章に突入しました 必死に制作してここまでで半年かかってたんですね(苦笑 

遅筆なのは今に始まった事ではないので諦めておりますが

 

駆け足状態ではございましたが、独立を果たした孫呉の新たなる戦い(第二章)へと突入致しました

 

虎牢関と汜水関は同じ砦を指しているとの話もありますが

この度もですが恋姫ストーリーを遵守して”二つの関”として進めてまいろうと考えております

ファンの方々には大変お待たせして申し訳ありませんでした ようやくですが月や恋、霞達の事が書けそうです 

連合軍とのからみで月達の運命がどうなるのか? 歴史通りなのか? そうでないのか? 皆様の目でご確認くださいませ

 

そして皆様のご期待に添える第二章になればと祈らずにはいられません

この作品を愛読してくださっている皆様に多大なる感謝を

第二章共々今後ともよろしくお願い致します<(_ _)>

 

それでは皆様次回更新まで(*´∇`)ノシ マタネ~♪


 
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