episode155 危険な賭け
『・・・・・・穿て』
ナハトヴァールが右手を横に振るうと、周囲に浮いている黄色い槍状のエネルギー刃を勢いよく飛ばす。
ユニコーンは飛んでくる槍状のエネルギー刃をかわすとエクサランスカノンを放つも、ナハトヴァールの目の前でフィールドで弾かれる。
『アルテミス!』
リインフォースは周囲に出した円錐状のエネルギー弾を放ち、飛ばされる槍状のエネルギー刃を回避してナハトヴァールに向かわせるも、フィールドで弾かれる。
とっさにバスターライフルを展開して二門同時に放つも、フィールドに弾かれ直後に槍状のエネルギー刃を飛ばしてくるが、リインフォースは何とかかわす。
『くっ!何と言う硬さだ!』
再度槍状のエネルギー刃を放ってくるも、バンシィはハーケンサイスを振るって切り落とすと、接近しようと試みるもナハトヴァールは左手を前に出して広げると、掌より衝撃波を放ってバンシィを吹き飛ばす。
「ぐっ!」
それで体勢を崩しそうになるが、何とか体勢を立て直してスラスターを噴射して後ろに飛ぶ。
「遠距離攻撃が殆ど通らない・・・!」
ユニコーンはブラスタービットを放ちながらエクサランスカノンの後部コンテナを展開してミサイルを放つも、全てフィールドに阻まれる。
「それに近づく事すらままならないなんて・・・!」
ハーケンサイスを振るって飛んでくる槍状のエネルギー刃を切り落とすとナハトヴァールの周囲を飛ぶ。
リインフォースはバスターライフルを両手交互に放っていくも、フィールドに阻まれて弾かれる。
『・・・・』
するとナハトヴァールの四肢にユニコーンのブラスタービットよりエネルギーチェーンが放たれて絡み付いて拘束する。
『・・・・・・断て』
ナハトヴァールはすぐに四肢を拘束するエネルギーチェーンを破壊すると、両腕を横に広げて手を広げると、衝撃波でブラスタービットを弾き飛ばす。
「これでもまだ完全じゃないって言うのがまたね・・・」
『これでも完全じゃないのか?』
「起きてまだ目を覚まし切ってない状態と思えばいいよ」
『・・・・』
「でも、幸い覚醒してからナハトヴァールは場所を移動して無い」
ハーケンサイスを持ち直してバンシィはナハトヴァールを見る。
「好都合だよ。暴れられる前にこのままナハトヴァールを足止めする!」
ユニコーンはエクサランスカノンを放っていくと、その直後にバンシィが一気に飛び出す。
エクサランスカノンより放たれたビームをフィールドが弾くが、その直後にバンシィは瞬間加速を掛けて飛び出してナハトヴァールの目の前まで来てハーケンサイスを振り下ろす。
しかしナハトヴァールは左手を前に出して広げ、別のフィールドで斬撃を受け止める。
『・・・・・・砕け』
そのまま衝撃波に似たものを放つと、ハーケンサイスをエネルギー刃諸共本体を粉砕する。
「っ!」
とっさに全速後退して距離を置くが、直後に槍状のエネルギー刃を放つも、最初の三発をかわし、その直後にリインフォースがバスターライフルで撃ち落とし、最後の一発をユニコーンが撃ち落す。
「接近できても近接武器を破壊するなんて」
バンシィはライオットブレードを両手に展開する。
「まさに鉄壁と破壊。死角が無いね」
『・・・・』
すると多数のビームがナハトヴァールへと飛んでいくが、全てフィールドに弾かれる。
「っ!」
ユニコーンはビームが飛んできた方を見ると、一夏たちがこっちに向かってきた。
「あれは・・・」
「・・・・」
『織斑達・・・』
「どういうつもりかな?」
ユニコーンは一夏に聞く。
「どうって、分からないか?」
「分からないね。私の警告を無視してまで来るのは・・・正気の沙汰じゃない」
「かもな。普通だったら、そうかもしれんな」
「・・・・」
「だが、俺達は隼人を救いに来たんだ」
「私の話を聞いてなかったの。それは君たちの――――」
「分かってる。それが自己満足で、人間のエゴだって言うのは・・・」
「なら、何で・・・」
「でも、俺やみんなは・・・隼人がそう簡単に心が折れているとは・・・思えないんだ」
「・・・・」
「あいつは今まだってどんな時でも挫けなかったんだ」
「それがいつも同じとは限らないよ」
「そうかもしれない。だけど、俺達は信じたい。僅かでも可能性が残っているのなら」
「・・・・」
「ユニコーンだって、そう思うだろ。可能性が残っているのなら・・・それに賭けるって」
「あまりにもリスキーだよ。そんなの・・・」
「・・・それでも、可能性は残ってはいるんだろ」
「・・・・」
「ユニコーン・・・」
「・・・それが限りなくゼロに近くても、ハッキリ言ってゼロでも・・・君達は賭けるの?」
「あぁ。僅かに可能性が残っているのなら、俺はそれに賭ける。例え命を賭ける事になってもな」
他のメンバーも縦に頷く。
「・・・・」
ユニコーンはしばらく黙る。
「僅かでも可能性が残っているのなら、ね」
ユニコーンはボソッと呟く。
「・・・もし救出は無理だと分かったら、諦めるんだよ」
「その時は・・・覚悟を決めるさ」
「そう・・・。それと、ナハトヴァールの攻撃力はかなり高い。一撃で撃破されると思っておいてね」
「分かった」
「心得た」
「えぇ」
「了解した」
「はい」
「うむ」
「あぁ」
そうしてバンシィに続いて一夏たちはナハトヴァールに向かって行き、攻撃を開始する。
(呆れるよ、本当に)
ユニコーンはため息を付く。
(あまりにもリスクが高いって言うのは分かっているのに、それでも危険を冒してでもやらなければならない。
その結果が正か否かでも・・・・・・僅かでも可能性が残っているのなら・・・それに賭ける。例えそれがゼロに等しくても)
そうしてユニコーンはエクサランスカノンのトリガーを握り締める。
(・・・信じているんだね。隼人君の事を・・・)
「・・・『エクシードモード』・・・ドライブ!!」
するとユニコーンの背中のバックパックの代わりにバンシィ・ノルンのアームドアーマーXCに似たユニットが装着され、中央のフィンが展開して翼になり、その上に展開したシールドを装着し、右腕のユニットが収納されるとエクサランスカノンと同型の武装を展開すると、頭部と腹部、太股の装甲が解除されて額に角を残してユニコーンの顔とサイドポニーが露出する。
「・・・・」
ユニコーンはスラスターを噴射して飛び出す。
『・・・・』
リインフォースはナハトヴァールを遠くから見ていた。
(もはや・・・考えるまでも無いか・・・)
『お姉ちゃん・・・』
と、ツヴァイがリインフォースの元にやってくる。
『ツヴァイか・・・』
『何を考えているの?』
『いや、ちょっとな』
どこか鬱げな言い方だった。
『・・・・』
『色々と考えてみたのだ。隼人を救う方法を』
『でも、仮に助け出せても・・・隼人さんは・・・』
『普通に助けても・・・隼人は戻ってこないだろうな・・・』
『・・・・』
『だがな、もし・・・直接隼人を・・・起こす事ができれば・・・』
『直接?』
『危険な賭けだ。最悪の場合・・・私はやつに取り込まれてしまうだろうな』
『っ!』
ツヴァイは目を見開いて驚く。
『逆にやつに力を与える事になる。デメリットは大きいが、うまくいけば隼人の意思を立て直し、目覚めさせる事が出来る。ナハトヴァールから救い出せる』
『だ、駄目ですよ!!そんな危険な方法は!!』
ツヴァイはリインフォースに詰め寄る。
『他に方法はあるはずですから!そんな事言わないで!!』
『・・・だが、どう考えても・・・どう計算しても・・・可能性があるのはこれだけだ』
『で、でも、失敗したらお姉ちゃんは消えてしまうんだよ!?』
『覚悟の上だ。リスクを恐れては・・・何も出来ない』
『だ、だからと言って・・・そんな危険を冒す事は・・・』
『・・・・』
『お前は知らないだろうな・・・』
『・・・・?』
『今より・・・ずっと前・・・以前の私が居た時の事だ』
『・・・・』
『私はかつて・・・隼人に命と引き換えにして救って貰った事がある』
『え・・・?』
『見ず知らずの私の為に・・・隼人は救ってくれたのだ。命と引き換えにして・・・』
『・・・・』
『今日に至るまで、私は隼人の役に立とうとした。だが、私はここぞと言う時に何も出来なかった』
『お姉ちゃん・・・』
『颯が連れ去られた時も・・・隼人の仲間が誘拐された時も・・・何も出来なかった』
『・・・・』
『だからこそ、私は隼人の役に立ちたい。命を掛けても・・・』
『・・・・』
『私がそうやって隼人に助けられたように・・・私も命を掛けて隼人を助けたい』
『・・・・』
『・・・別に死にに行くのではない。私は戻ってくる』
リインフォースはツヴァイを抱擁する。
『・・・・』
『だが、もし・・・私が戻って来れなかったら・・・』
『・・・・』
リインフォースは一旦離れて、ツヴァイの右頬に手を添える。
『その時は・・・隼人と・・・仲間達を・・・頼んだぞ』
『お、お姉ちゃん・・・』
『祝福の風として・・・みんなを守るんだぞ』
『・・・は、はい・・・です』
ツヴァイは涙を流す。
『いい子だ・・・』
そしてリインフォースは翼を広げて、ナハトヴァールへと向かっていく。
セシリアは飛んでくる槍状のエネルギー刃を回避してドラグーンを一斉に放つも、フィールドで弾かれるも直後にラウラがGNバズーカⅡとGNキャノンⅡを一斉に放つが、それもフィールドで弾かれる。
箒がリフターのキャノンとビームライフルを放ち、同時に颯がダイダルバズーカを放つもフィールドで弾かれる。
その瞬間シノンは全ての武装を一斉発射するも、フィールドで阻まれる。
『お前達も我が破壊から抗うか』
「あぁそうさ!」
直後に一夏とバンシィがナハトヴァールの両側から迫ってそれぞれの得物を振るうも、両手を両側に出してフィールドで受け止める。
「それと同時に、お前から隼人を救い出す!」
一夏はバンシィと同時に離れるととっさにバインダーのビームガンを放つもフィールドで弾かれる。
『・・・無駄な事を・・・』
ナハトヴァールは周囲より出した槍状のエネルギー刃を飛ばす。
一夏は零落白夜を発動させてGNソードⅢを振るってエネルギー刃を切り裂く。
バンシィはエネルギー刃をかわし、ライオットブレードを繋ぎ合わせてライオットザンバーにする。
『・・・神風隼人はもう居ない。助けても無駄だ』
「勝手な事言うな!」
一夏は域に飛び出して左腕のGNバスターソードⅡを突き出すも、ナハトヴァールは左手で掴み止める。
「お前が思うほど、あいつは弱くは無い!」
直後に右脚を振り上げて膝のGNカタールで切り付けようとするも、右手でそれを受け止める。
『・・・人間は脆弱なものだ。お前達も・・・神風隼人も例外では無い』
そのまま手にしているGNバスターソードⅡとGNカタールを粉砕する。
「ぐっ!」
一夏はとっさに左手に左サイドアーマーのGNソードⅡの柄を持って逆手持ちで振り上げようとするも、ナハトヴァールは左手を振るってGNソードⅡの刀身を砕く。
一夏はとっさに下がるとGNソードⅢをライフルモードにしてビームを放つがフィールドで弾かれる。
ナハトヴァールは槍状のエネルギー刃を一夏に向けて飛ばすも、零落白夜を纏わせたGNソードⅢを展開して切り落とすが、その瞬間ナハトヴァールが目の前まで来る。
「っ!」
一夏はとっさにGNソードⅢを振るうが、ナハトヴァールは左手を振るいGNソードⅢを半分から叩き折る。
「なにっ!?」
ナハトヴァールはすぐに右手を出して広げ、衝撃波を一夏に叩き付けた。
それによって一夏は体勢を崩し、直後にナハトヴァールは左腕のユニットを上げると、先端から鋭く尖った軸の太い杭を出す。
『・・・・・・打ち貫け』
そして勢いよく突き出して杭の先端をダブルオーライザーの胸部に叩き付け、一点に集中させた衝撃波を打ち込んだ。
「がっ!?」
物凄い勢いで衝撃が体中を駆け巡り、一夏はそのまま勢いよく吹き飛ばされて、水柱を上げて海へと墜落する。
「一夏!」
箒は一夏の元に向かおうとするが、その瞬間ナハトヴァールは箒に向けて槍状のエネルギー刃を飛ばす。
「っ!」
とっさに飛んでくるエネルギー刃をかわすが、一本だけかわしきれないと思いとっさに左腕のシールドにリフレクターを張って防ごうとするが、防ぎ切れずシールドが爆散する。
「っ!?」
その内の一本がリフターに突き刺さって爆発し、リフターが爆散する。
「しまっ・・・!」
それによってバランスを崩し、直後にナハトヴァールが一瞬で懐に入る。
「っ!?」
その瞬間腹部に左腕のユニットの杭が叩きつけられて衝撃を叩き込まれ、勢いよく吹き飛ばされてしまう。
「箒さん!」
セシリアはとっさにドラグーンを一斉発射するも、ナハトヴァールは一瞬で動いてビームをかわすとセシリアに向かう。
「くっ!」
セシリアはとっさにその場から一気に飛び出して距離を取ろうと逃げようとするが、それ以上に速くナハトヴァールが追いついてセシリアの腹部に右膝で膝蹴りを入れる。
「うぐっ!?」
それによって身体が前に方に行き、その直後にナハトヴァールは右肘でストライクフリーダムの後頭部に勢いよく肘打ちをし、そのままセシリアを勢いよく吹き飛ばして海へと叩き落す。
「おのれっ!!よくも仲間に!!」
ラウラは勢いよく飛び出してGNバズーカⅡを放つも、ナハトヴァールはフィールドで弾き、一気に飛び出して右手を振るいGNバズーカⅡを打ち払う。
「っ!」
その直後にラウラは両膝のGNキャノンを展開して銃口より隠し手を出してナハトヴァールの両膝を掴み、更に両腕を掴む。
「セラフィム!!」
ラウラは背中のユニットを切り離してセラフィムを展開すると、セラフィムの右手にビームサーベルが展開されてナハトヴァールに突き出そうとする。
『・・・・』
ナハトヴァールは背中の漆黒の翼を広げると、そこから漆黒の羽を飛ばしてセラフィムに突き刺した。
「なにっ!?」
その直後に漆黒の羽は爆発してセラフィムは爆散する。
更にナハトヴァールはラウラの拘束を破ると、左腕のユニットを突き出して杭を胸部に叩き付け衝撃を叩き込む。
「がはっ!?」
ラウラはそのまま勢いよく吹き飛ばされて海に墜落する。
「ラウラさん!!」
颯はダイダルバズーカを放つとCファンネルを飛ばした。
ナハトヴァールは左手を前に出してフィールドでビームを弾くと槍状のエネルギー刃を出して飛ばし、Cファンネルにぶつけて破壊する。
『・・・・』
するとナハトヴァールにビームが直撃するが、少し揺れた程度だった。
「ちっ!馬鹿に硬いやつだ!」
マドカは全ドラグーンを射出して一斉発射するも、ナハトヴァールはフィールドでビームを全て弾く。
『・・・無駄だと分かっても、尚抗うか』
ナハトヴァールは周囲に無数の球体状の黄色いエネルギー弾を出すと、それを一斉に放った。
「ちっ!」
マドカはとっさにスラスターを噴射してエネルギー弾から逃れようとするが、エネルギー弾はプロヴィデンスのドラグーンを撃ち抜き、更にプロヴィデンスに直撃して爆発する。
颯はダイダルバズーカを放ってマドカに向かうエネルギー弾を消滅させる。
「っ!」
しかしその直後に側面から槍状のエネルギー刃がダイダルバズーカに突き刺さって爆散する。
直後にシノンがビームライフルと四連マルチランチャーにビームキャノンを一斉に放つも、フィールドに弾かれる。
その間にマドカは大型ビームライフルを放ちながら複合シールドからビームサーベルを出し、ビームを弾くナハトヴァールにビームサーベルを振るうが、別のフィールドで防がれる。
直後にナハトヴァールは右手をマドカに向けるが、直後に颯が右腕のビームサーベルを振るってきてとっさにマドカから離れて斬撃をかわす。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
直後に颯は使用可能となってFXバーストモードを発動させて、高速で飛び出して全身刃と化してナハトヴァールに切り掛かる。
ナハトヴァールは攻撃を全てフィールドで防いでいくも、その間にシノンが残ったグレネードを全て撃ち込むも、フィールドに阻まれて爆発する。
『・・・愚かな・・・』
直後にエネルギー弾を放とうとするが、左からマドカが接近して複合シールドのビームサーベルを振り被るが、左手を突き出してフィールドで防ぐ。
「ちっ!」
「くっ!」
『・・・・・・吹き飛べ』
と、両手から無数のビームを放ち、二人に直撃させて爆発させる。
マドカは吹き飛ばされるも、颯は何とか耐える。
直後にエネルギー弾をシノンに向けて放ち、全てがジェスタ・キャノンに直撃して爆発を起こす。
「う、ぐぅ・・・」
攻撃には耐えたが、AGE-FXの装甲大半は損壊し、頭部は顔面の半分が損失し颯の顔が露出し、額から血を流していた。特に右腕が損傷が激しく、AGE-FXの装甲はもちろん颯の皮膚が抉れて下の機械部品が露出していた。
『・・・我が攻撃に耐えるとは・・・大した物だ』
ナハトヴァールは颯の前に来る。
『・・・偽りの身体と命だからこその頑丈さか』
「くっ・・・」
『それとも・・・意志の強さがかかわっているか・・・』
「・・・・」
『・・・眠るがいい。永遠にな』
ナハトヴァールは颯に向けて右手を出すと広げ、掌の銃口にエネルギーを充填する。
『させんぞ!!』
と、リインフォースはバスターライフルと黒い翼より赤い羽根を一斉に放つも、ナハトヴァールは颯から離れて攻撃をかわすと槍状のエネルギー刃と球体のエネルギー弾を一斉に放つ。
リインフォースは無数のエネルギー刃とエネルギー弾の弾幕の間を掠りもせずに潜り抜け、左手のバスターライフルを右手のバスターライフルに連結し、左手にビームサーベルを抜き放つ。
『はあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』
一気に飛び出してナハトヴァールの目の前まで来ると、ビームサーベルを振り下ろすも、ナハトヴァールは左腕を掴む。
『ぐっ!』
リインフォースは何とか離れようと抵抗する。
『・・・もう抗うな』
『何を・・・!』
リインフォースはツインバスターライフルをナハトヴァールに向けるが、左手より衝撃波を放ってツインバスターライフルを弾き飛ばす。
『・・・我の中で・・・永遠の夢を見て・・・眠るがいい。そして我の力となれ』
するとリインフォースは光に包まれる。
『ぐっ・・・!あぁぁぁぁぁぁ!!』
そのままリインフォースは光の粒子となって、ナハトヴァールに取り込まれる。
「っ!?」
その光景を見て颯は目を見開く。
「り、リインフォース・・・さん…」
颯は呆然となる。
Tweet |
|
|
2
|
0
|
追加するフォルダを選択
トラックに轢かれそうになった女の子を助けて俺はお陀仏になった・・・。・・・って!それが本来の死じゃなくて、神様のミスで!?呆れている俺に、その神様がお詫びとして他の世界に転生させてくれると言うことらしい・・・。そして俺は『インフィニットストラトス』の世界に転生し、黒獅子と呼ばれるISと共にその世界で戦うぜ!