拠点ー思春編 『 乙女達の研鑽 』
午前中の調練が終了した足で、蓮華さまと一緒に食事を取るべく執務室へと急ぐ思春
一緒にお弁当を戴いた早々、蓮華から切り出された言葉がこれであった
「だいえっと?」
「そうよ! 思春 ”だいえっと”よ!」
「蓮華さま・・・そもそも”だいえっと”とはいかなるものなのでしょうか?」
以前、調練中に北郷と雪蓮さまとの会話で、何度か耳にした事もある言葉であったが
主を立てるため敢えてここは知らぬ存ぜぬ振りをしている思春
「それはね! ・・・」
とどこで聞きかじったのか判らない言葉を切々と語る様は、思春の耳にもしっかりと届いてはいるものの・・・
語っている内容が内容なのでどう返していいものか・・・と思案しつつも、最後まで聞いてみるかと覚悟を決めて聞き入ると・・・
「兄様からお聞きした未来の世界の言葉で、女性の美の姿を最大限に引き出すという・・・世にも素晴らしい方法なのだとか!」
と興奮冷めやらぬ表情を浮かべ、思春にしたり顔で説明しだす蓮華
確か減量を目的とした食生活の改善方法と聞いたような・・・私の記憶違いだったのであろうか・・・と思いつつ
「・・・ちょっと思春! ちゃんと聞いてるの! ここ大事な処なんだからね!
「これはかの大陸初代皇帝も愛飲なされたという青○という”だいえっと食品”なんだとか・・・
それをね 姉様がすこし分けてあげるから、試してみたらってくれたものなの」
・・・雪蓮さまがくれた物で一気に信用性が失われたとは・・・蓮華には口が裂けても言えない思春であった
なのでマズは・・・最初の確認から始めるとしよう
「蓮華さま すみません 少し考え事をしておりました その少々商品を見せて戴いてもよろしいでしょうか?」
「ええ いいわよ? どうぞ 話の途中なんだから! もう思春ったら これでいい?」
「ハッ」
と問題の商品を思春に手渡し、さらに説明に熱がこもる蓮華に、渋々頷き同意を示している
蓮華の話を三部程度に聞き流しながら、袋の裏を見れば目元を黒く塗りつぶされてはいるものの・・・
桃色の髪といい髪形といい全てが合致し、何処をどう見ても雪蓮さまがブイサインをされてご推薦しており・・・
怪しさ満点の商品を熱弁ふるって奨めてくる蓮華さまは・・・考えるのもゾッとする思いを抱いた思春であった
あの方は・・・蓮華さまは特に信じやすい方なのですから、怪しい商法に手を出させないでもらいたい!
・・・ハァとこれで何度目か判らない溜息をつき、頭を抱えたくなる思春であった
蓮華の話は佳境に入っているらしいのであるが・・・
思考を走らせながらな為、聞き取り難いという訳でなく、単に言いよどんでいる蓮華の言葉に一旦思考を止め耳を傾けてみるも・・・
「それでね 思春 あの・・・その・・・ごにょごにょ・・・」
「は? 蓮華さま もう少しはっきりとおっしゃってもらわない事には・・・」
「皆には内緒よ? その実をいうと そのね 最近、胸元あたりの・・・ちょっと服がキツいというか息苦しくなってきてて・・・ね」
「・・・え~」
「それはいけません! 蓮華さま! おっぱいが大きいのは身体に害悪なのです!
きっと一刀さまも手のひら”さいず”の方が好みなのです!」
それは”ない”私への当てつけですか! いらないなら私に少しは分けてください!
と敬愛する蓮華に、小1時間問い詰めたい思春であったが・・・・
思考している思春より速く、天井より降りてきて蓮華の手を握り、おっぱいが大きい事は害悪であると北郷は手のひらサイズが好みという
真偽すら怪しい支離滅裂な暴論を、必死に主に擦り込んでいる明命がいた
「えっ? そっそうなのかしら? 本当に兄様は胸の大きな娘より、小さい娘の方がお好みなの?」
「一刀さまならきっとそうなのです!」
余りの明命の押しの強さにタジタジとなり、蓮華の頭の中ではもう・・・胸を小さくする事が正義(じゃすてぃす)である
という多数派工作に成功し採決がなされようとしていた 今まさにその時!
「馬鹿モノ! 蓮華さまに嘘を吹き込むでない 明命!」
「はぅあ~~~~~」
ボカッという凄い鈍い拳骨音を響かせ、涙目で頭を押さえる明命と蓮華の暴走を止める思春
「そもそも・・・その”だいえっと”なるものですが・・・私が聞いたものといささか異なるようなのですが・・・」
と二人の暴走をこのまま放っておくと、何を仕出かすのか・・・
そら恐ろしくなった思春は、初期に知らないと言い張った矛盾がはらんでいるのにも関らず暴露してしまう
「え? そうなの? 姉様と一刀が話していたのを小耳に挟んだんだけど~」
「爆乳は駄肉! 恋する乙女の敵なのです!」
「明命 話がややこしくなるから、少しの間黙っていろ」
「あぅ~」
と思春の荒々しい言葉に、蓮華の洗脳を止められ焦る明命であった・・・
「私が以前北郷より聞いた内容ですと・・・」
「そうなんだ・・・ でも私が聞いた内容とかなりズレがあるわね」
「胸の駄肉は心の脂肪・・・あぅ! 思春殿! 何もございません!」
と再度洗脳を試みようとするものの・・・思春のひと睨みに完全沈黙させられる明命であった・・・
「蓮華さまの胸のことは内緒ということにして、真相を聞きに北郷を探すと参りましょう」
「ちっ」
「何かあるか? 明命」
「いいえ~ なんにもありませ~ん」
猫と胸に限って性格が変わって手を焼いてしまう明命に心の中で溜息をつきつつ・・・
執務室から出て一刀を探しに3人連れ立って歩いていく
「あら? 蓮華 思春 明命じゃない 三人一緒なんて珍しいわね」
「姉様 まだ陽が高いうちにお酒ですか!」
と真面目な蓮華は、両手を腰に当て早速姉に対しお小言を捲し立てる
「あ~ これ? フフフ これは試飲よ? おじいちゃん処の今年のライチ酒の出来を確かめてたところなのよ」
「それならば良いのですが・・・まだお昼ですし皆への示しもありますから あまり大量に飲まないでくださいよ? 姉様」
「判っているわよ~ まだ仕事も残ってるしね なんなら蓮華も試飲してみる?」
「雪蓮さま 蓮華さまにはその・・・この後も仕事がありますので、あまり奨めないでいただきたい」
「そうです! 雪蓮さま! ガクブル・・・」
思春は以前に、独立記念の宴会でお酒に飲まれた蓮華に絡まれ、皆の前で明命と共に裸にひん剥かれそうになった
酷い記憶が甦り、明命と共に阻止すべく素早く手を回す
「・・・そっそう? 少しくらいなら戴いてみようかと思ったのだけれど・・・」
と少し残念そうな蓮華の顔色をみると揺らぎそうになる思春ではあったが・・・
「まぁ~思春と明命がああ言ってるんだし・・・今回は辞めておいた方が無難かもね」
と宴で蓮華の痴態を誘った犯人の内の一人である雪蓮が、少しも悪びれた風も見せず、懲りずにまた誘う処が頭の痛い処である
「話が逸れちゃったけれど ところで貴方達は何をしに?」
「そうでした 姉様でもいいんですけれど・・・ 兄様を何処かでお見かけしませんでしたか?」
「一刀? 一刀ならおじいちゃん達と蔵の方で、お酒の話を咲かせているんじゃない?
急ぎでないなら、ここに居ればもうすぐ酒蔵の方から出てくるでしょうよ」
「それじゃ 待たせてもらいます 思春 明命もいいわよね」
「御意!」
「はい!」
ちょうどそこへ酒瓶を手にした一刀がお爺さんと話しながら軒先へ出てきた
「いや~ お爺さん 勉強になりました」
「いやいや こちらこそ 御遣い様のお話で来年の仕込が楽しみになりましたぞ ほっほっほ」
「雪蓮だけじゃなく、蓮華や思春、明命までも・・・少し軒先をお借りしてもよろしいでしょうか?」
「今日は良い日和ですので、存分にお好きにお使いくだされ」
「本当にありがとうございます」
「おじいちゃん いつもありがとね~」
「ばあさんや 大至急 お茶の用意を5人分!」
「はいはい・・・今用意しておりますよ~」
と心温まる遣り取りをする平穏な一日の風景である
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だいえっとの話を掻い摘んで話す思春と蓮華
「ダイエット? ああよく知ってるね 3人とも」
「興味あったんだ 蓮華」
と感心する一刀と茶々を入れる雪蓮
「二人の言う事はどちらも確かに合っていて共にダイエットだよ?
太り気味・・・肥満体質の方用の減量を目的とする食生活を意味した言葉であるのが基本的な意味で間違いないんだよ?
ただ痩せ気味の人にも適切な体重へと増す時にも使われる言葉でかなり広い範囲で使用されている言葉なんだよ」
「そうなのね 知らなかったわ」
「蓮華が知らなくても当然だよ これは雪蓮というよりも一緒にいた冥琳に聞かれてたことなんだけどね・・・」
「この世界で肥満・・・太った人っていうのは少ないけれど、俺がいた国や世界では多くの肥満の人がいるんだよ
主に総摂取量を調節する 摂取成分を調節する(ビタミンや鉄分) 摂取頻度を調節する(食べる回数)
カロリーって言葉もあって、それは人や動物が代謝により消費する熱量の計量単位を表す言葉なんだけど・・・」
「北郷 ”びたみん”とか”てつぶん”?とは一体何だ?」
「思春 いい質問だ その部分こそ 先程言っていた女性の美に深く関係している部分なんだよ
その多くを含んだ食物を取ることで、お肌を若々しく保つ秘訣とか、女性の月のモノの不順を直すとか
おれの世界ではその成分だけを抽出し、錠剤として飲むことで不足分を補う事が出来たんだよ」
「そうなのですか!」
「ほう! それはすごいな」
「ふわぁ~」
時折頬を染めたりしながらも、蓮華・思春・明命の三人は一刀の話にのめり込んでいた
「胸を大きくする・・・なんてものはないのですか?」
と明命がすかさず核心をついてくる
「まぁないってこともないんだけどね・・・
ただ未知数なんだよ ”絶対”に大きくなるとか良いからそれだけ摂取していればっていうのは大概なにかしら穴があるものさ
要は適度な運動と好き嫌いせずに、栄養の均等の取れた食事が1番ってことに行き着くことになるんだよ」
「そんな都合の良いものあるはずありませんよね 残念」
と明命はすっかり肩を落としてしまう始末
「そこまで追いつくのは相当時間がかかるだろうからねぇ 生きている間に実現できるかどうかな所だよ」
「人の弱みにつけこんで効能もない詐欺紛いの商品も多いからね 俺がいた世界にも」
「蓮華さま と・く・に騙されない様に気をつけてくださいませ」
「うっ・・・思春キツイわね・・・そうなのですか・・・兄様 思春 以後気をつけます」
としょんぼりする蓮華を横目に、ずっと静かになりを鎮めている雪蓮であった
皆さんのご希望もあるので、雪蓮の思考の蓋をそっと開けてみると・・・
・・・これはいいこと聞いたわ フフフ あの子達の秘密~♪
何時の日にか・・・商品化して~酒代がじゃんじゃん手に入るわ!
そうなれば・・・もう盗みになんて入る必要すらないし~ 楽しみだわ♪
と静かな事が災いの前兆とも言える雪蓮さんの思考でありました
その後は一時期ヒートアップした熱も冷めて、自然解散の雰囲気となりそこでお開きとなった
皆と別れ3人での帰途中
「蓮華さま 残念でしたね」
「そうね でも日々の食事で、女性力を整えたり上げるなんて発想は全然なかったわ・・・」
「そうですね 我々は日々の仕事に追われる毎日で、自身の事に疎かになりがちですし・・・」
「わたしのおっぱいは、何時”ばいんばいん”になるのでしょうか・・・」
一人だけ悩みが深刻なのは気のせい・・・ではないだろうが、この中に突っ込める者は皆無であった
「それはそうと、思春は何か取り入れている方法って何かあるの?」
「そうですね~ 私の場合は・・・ポッ そんなのありません!」
「怪しいわね・・・あっ逃げた 思春白状しなさ~~い!」
「蓮華さまの誤解で~す」
「誤解なら何で逃げるのよぉ~ 心にやましい事があるからよ~
明命、主からの命令です! 思春が何か隠しているわ つかまて吐かせちゃいなさい!」
「それこそ 蓮華さまの誤解です!」
「主の命により思春殿~ 素直にお縄になりなさいませ! 抜け駆けはズルいのです~~~」
「バッ バカッ! 明命! コラッ! 本気で縄で縛り上げようとするな!」
「マテ~ 思春殿~ イイカゲン ゲロッチャイナイヨ!」
陽落ちかける夕暮れを背に三人は、建業の街で追いかけっこするのであった
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雪蓮は・・・というと、こういう処はちゃかりしていて、牛乳風呂に浸かっているようである
美しかったことでも有名なクレオパトラも愛用していたと一刀から聞きつけてから
お試しにと始めてお肌スベスベだと、雪蓮さんと冥琳さんが大絶賛・イチオシだそうである
青○については・・・私じゃないわと関与を一切否定し、未だに知らぬ存ぜぬらしい・・・
蓮華は最近胸が大きくなったのは、きっと”牛乳”をよく飲んだから・・・という
自身の行為を思い出し、それに気を良くした蓮華はそれからも愛飲しているようである
思春が蓮華にも言えなかった秘密とは・・・
「ふむ・・・すこし・・・は大きくなったのだろうか・・・・」
思春も乙女 誰の為に・・・は依然謎であるが・・・
お風呂で胸を揉み揉みする民間療法?を密かに取り入れているようである
明命はというと・・・
「はぅぅ~ 青○も牛乳を飲んでも・・・揉み揉みしても・・・ちぃ~~~とも変わんないで~す(泣)」
そりゃ一朝一夕に大きくはならないだろう・・・という突っ込み処が多い愚痴が、お風呂に虚しく響くのであった
とまぁこんな具合で、乙女達の日々の研鑽?にどれだけの効果があったのか・・・は推して知るべし
■■■【オリジナル人物紹介】■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
○孫堅 文台 真名は緋蓮(ヒレン)
春秋時代の兵家・孫武の子孫を称し、各地で起こった主導権争いに介入し
『江東の虎』の異名で各地の豪族を震撼させた
優秀な人材を率い転戦、やがて軍閥化し孫家の基礎を築いた
容姿:髪は桃色で、孫家独特の狂戦士(バーサーカーモード)になると、右目が赤色に変化するのが特徴で、平時は量目とも碧眼である
祭と同じく胸が豊満で背は祭より高い 体格は祭よりすこし大きい 顔立ちは蓮華というより雪蓮に似ているだろうか
○張紘 子綱 真名は紅(コウ)
呉国の軍師の一人で主に外交を担当。 魏の程昱(風)の呉版と考えていただけると理解しやすいだろう
『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の張氏の出 雪蓮直々に出向き、姉の張昭と共に臣に迎え入れられる
張昭と共に『江東の二張』と称される賢人
※史実では、呉郡の四性でも張昭と兄弟でもありませんのでお間違い無きように。。。
呉郡の四性の中で張温しか見当たらなかった為、雪月の”脳内設定”です
容姿は青眼で背丈は冥琳より少し低い 顔は姉の王林とは似ておらず童顔で人に安心感を与える顔立ちである
髪は腰にまで届こうかという長く艶やかに保った黒髪を束ね、ポニーテールと呼ばれる髪型にしている事が多いが
その日の気分により、長髪を肩辺りで束ね胸の前に垂らしている場合もあるようである
服装は藍色を基調とした西洋風ドレスを身を纏っている
○魯粛 子敬 真名は琥珀(コハク)
普段は思慮深く人当りも良い娘で、政略的思考を得意とし、商人ネットワークを駆使し情報収集・謀略を行う
発明に携わる時、人格と言葉遣いが変化し、人格は燃える闘魂?状態、言葉遣いは関西弁?風の暑苦しい人に変化する
このことから「魯家の狂娘・後に発明の鬼娘」と噂される
※穏(陸遜)は本をトリガーとして発情しちゃいますが、、琥珀(魯粛)は発明に燃えると・・・燃える闘魂に変身って感じです
容姿は真名と同じく琥珀色の瞳をもち、髪は黒で肌は褐色がかっており月氏の特徴に似通っている
背は明命と同じくらいで、服装は赤を基調としたチャイナドレスを身に纏っている
○張昭 子布 真名は王林(オウリン)
呉国の軍師の一人で主に内政を担当。 冥琳とはライバル同士で互いに意識する間柄である
『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の張氏の出 雪蓮直々に出向き、妹の紅(張紘)と共に臣に迎え入れられる
張紘と共に『江東の二張』と称される賢人
妹の紅は「人情の機微を捉える」に対して「政(まつりごと)の機微を捉える」という感じでしょうか
容姿は冥琳より少し高めで、紅と姉妹でありながら顔立ちが似ておらず、冥琳と姉妹と言われた方がピッタリの美人系の顔立ちである
眼鏡は使用しておらず、服装は文官服やチャイナドレスを着用せず、珍しい”青眼”でこの眼が妹の紅と同じな事から
姉妹と認識されている節もある 紫色を基調とした妹の紅と同じ西洋風のドレスを身を纏っている
○程普 徳謀 真名は楓(カエデ)
緋蓮旗揚げ時よりの古参武将であり、祭と並ぶ呉の柱石の一人 「鉄脊蛇矛」を愛用武器に戦場を駆け抜ける猛将としても有名
祭ほどの華々しい戦果はないが、”いぶし銀”と評するに値する数々の孫呉の窮地を救う働きをする
部下達からは”程公”ならぬ『程嬢』と呼ばれる愛称で皆から慕われている
真名は・・・素案を考えていた時に見ていた、某アニメの魅力的な師匠から一字拝借致しました・・・
容姿は祭と同じくらいの背丈で、端正な顔立ちと豊かな青髪をうなじ辺りでリボンで括っている
均整のとれた体格であるが胸は祭とは違いそこそこ・・・ちょっと惜しい残念さんである
○凌統 公績 真名は瑠璃(ルリ)
荊州での孫呉崩壊時(※外伝『砂上の楼閣』)に親衛隊・副長であった父・凌操を亡くし、贈った鈴をもった仇がいると
知った凌統は、甘寧に対して仇討ちを試みるものの・・・敵わず返り討ちにあう間際に、一刀に救われ拾われることとなる
以来、父の面影をもった一刀と母に対してだけは心を許すものの・・・未だ、父の死の傷を心に負ったまま
呉の三羽烏の一人として日々を暮らしている
容姿はポニーテールに短く纏めた栗色の髪を靡かせて、山吹色を基調とした服に身を包んでいる小柄な少女
(背丈は朱里や雛里と同じくらい) 真名の由来で目が瑠璃色という裏設定もございます
○朱桓 休穆 真名は珊瑚(サンゴ)
『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の朱氏の一族
槍術の腕を買われ、楓の指揮下にいた 一刀の部隊編成召集時に選抜された中から、一刀に隊長に抜擢された『呉の三羽烏』の一人
部隊内では『忠犬・珊瑚』の異名がある程、一刀の命令には”絶対”で元気に明るく忠実に仕事をこなす
容姿:亞莎と同じくらいの背丈で、黒褐色の瞳に端正な顔立ちであり黒髪のセミロング 人懐っこい柴犬を思わせる雰囲気をもつ
胸に関しては豊満で、体格が似ている為よく明命から胸の事で敵視されている
○徐盛 文嚮 真名は子虎(コトラ)
弓術の腕を買われ、祭の指揮下にいた 一刀の部隊編成召集時に選抜された中から、一刀に隊長に抜擢された『呉の三羽烏』の一人
『人生気楽・極楽』をモットーにする適当な性格であったが、一刀と他隊長である珊瑚と瑠璃・隊長としての責に接していく上で
徐々に頭角を現し、後に部隊内では『猛虎』と異名される美丈夫に成長を遂げていくこととなる
容姿:思春と同じくらいの背丈で黒髪のショートヘア 体格も思春とほぼ同じく、遠めからでは瓜二つである
二人の区別の仕方は髪の色である(所属部隊兵談) またしなやかな動きを得意としている為、思春の弓バージョンと言える
○諸葛瑾 子瑜 真名は藍里(アイリ)
朱里の姉 実力にバラツキがあった為、水鏡から”猫”と称される
その後、水鏡と再会時に”猫”が変じて”獅子”になりましたわねと再評価される
天の御遣いの噂を聞きつけた藍里が冥琳の元を訪れ、内政・軍事・外交とそつなくこなす為、未熟であった一刀の補佐に転属させられる
初期には転属させられた事に不満であったが
一刀に触れ与えられる仕事をこなす内に
後に亞莎が専属軍師につくと、藍里の内政面への寄与が重要視される中で、藍里の器用な才を愛し、軍師としても積極的に起用している
容姿は朱里より頭一つ高いくらい 茶髪で腰まであるツインドテール 朱里とよく似た童顔でありながらおっとりした感じである
服装に関しては赤の文官服を着用しており、胸は朱里と違い出ている為、朱里とは違うのだよ 朱里とは・・・
と言われているようで切なくなるようである(妹・朱里談)
○太史慈 子義 真名を桜
能力を開放しない雪蓮と一騎打ちで互角に闘った猛者 桜の加入により瑠璃が一刀専属の斥候隊長に昇格し
騎馬弓隊を任されることとなった(弩弓隊・隊長 瑠璃→子虎、騎馬弓隊・隊長 子虎→桜に変更)
本来の得物は弓で、腕前は祭を凌ぎ、一矢放てば蜀の紫苑と互角、多矢を同時に放てば秋蘭と互角という
両者の良い処をとった万能型である
武器:弓 不惜身命
特に母孝行は故郷青州でも有名であり、建業の役人街が完成した際に一刀の薦めもあって一緒に迎えに行く
隊長として挨拶した一刀であったが、桜の母はその際に一刀をいたく気に入り、是非、桜の婿にと頼み込む程であった
容姿はぼん・きゅ・ぼんと世の女性がうらやむような理想の体型でありながら身長が瑠璃ぐらいという美少女系女子
眼はブラウン(濃褐色)であり、肩下までの黒髪 気合を入れる時には、白い帯でポニーテールに纏める
一刀の上下を気に入り、自身用に裁縫し作ってしまう程の手先の器用さもみせる
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【あとがき】
常連の読者の皆様、お初の皆様 こんばんは 雪月でございます
今回は第5位となりました思春さん編でした
今回はちょいエロ風味を混ぜてみましたが、皆様いかがでございましたでしょうか?
思春さん編と題しましたが、今回の話以外にこねくり回した話が、2つほど候補が出来上がっておりまして
どれを拠点としてUPしようか迷いました次第です 後の2つに関してはどこかでUPできる日が来るかは謎であります
当分の間 倉庫でおねんねとなりそうですが・・・
話は変わりまして、私はツイッターをしておりません
時代遅れのガラケーでして、音楽を聞く・メール・電話・時計機能が出来れば御の字なので・・・
おそらく一行間隔で文章を作られておられる作者様を見受けられるのですが
おそらくスマフォで見れるようにしておられるのかなと途中より察しておりました
さすがに一章半ばまで進んでいたこともあり、今更スタイルを変えるのもどうかと思い、そのままの構成で進行させて戴いております
ツイートしてくださっている皆様、スマフォで読んでくださっている皆様には、ご不便をお掛けいたしますと共に本当に感謝の念で一杯でございます
拙い作品で恐縮でございますが、よろしければ今度とも御贔屓によろしくお願い致します<(_ _)>
今後の詳細な予定と致しまして
次回の4月17日(水)はショートストーリーを公開、24日(水)にはお気に入り登録会員限定作品を公開する予定でおりますのでどうぞお楽しみに
第二章への突入は・・・すこし間を戴きまして、ゴールデンウィーク明けとなります5月8日(水)を予定しております
第二章をお楽しみにしてくださっている皆様には、もう少々お待たせしてしまうこととなります
申し訳ありませんが、ご了承くださいますようよろしくお願い致します<(_ _)>
それでは皆様次回更新まで(*´∇`)ノシ マタネ~♪
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常連の皆様&お初の方もこんばんは いつもお世話になっております
この作品は真・恋姫†無双・恋姫†無双の2次創作となっております
主人公は北郷一刀 メインヒロインは雪蓮と蓮華と仲間達でお送りしております
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