序章-零話『立華』
シャッ…チン…
月明かりの中光が走る。
シャッ…チン…
「ふぅ。」
息をついて月を見上げる。
火照った身体を夜風が撫でていく。
「和輝(かずき)ここに居たか。」
「何だよ、親父。何か用か?」
ぶっきらぼうに答える。
「何、元服祝いは気に入ったかと思ってな。」
「まぁな。でも、成人にはまだ早いだろ。
おまけに真剣って、気に入ったからいいけど。」
「居合いやってるおめぇにはピッタリだろ。」
と言って笑っている。
「そうしてると、本当に侍みたいだなぁ。
…足元以外は。」
「ほっとけ。和服にブーツの何が悪い。」
「全部だな。」
一刀両断だった。
「おめぇも、若頭なら身なりぐらいビシッと
しやがれ。」
「まだ継ぐって決めてねぇよ!
それより、集会じゃなかったのか?」
「あぁ、もうそんな時間か、じゃ、風邪引くなよ。」
そうして、誰も居なくなった庭で呟く。
「俺にはまだ『立華』は重すぎるよ。」
見上げれば、満月の明かりが輝いていた。
あとがき
まずは、謝罪を、はいこの話、オリキャラしか
でてないうえに短いですよね。(^-^;
本当は外史に入るとこまでいこうかなと思った
のですが、スマホ投稿のため、文章をスマホサイズ
にした結果、空白の右。(゜ロ゜;
又、一度書き起こしたノート紛失(;_;)
その為一度切りました。
次回から外史に入ります。では。
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はじめまして、初投稿及び処女作になります。( ̄▽ ̄;)
作者はPC 版未プレイのため色々と齟齬やらキャラ崩壊等
至らない事があると思いますがそれでもよければ
おたのしみください。(^-^;
(オリキャラも出ます。(・・;))