No.560676

貴方と人生を共に 最終章 本編18

一刀編です。

オリシナなので私的妄想が非常に多い作品なのでご了承下さい。

2013-03-30 04:56:12 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:1654   閲覧ユーザー数:1445

鬼門前

 

一刀「ここが鬼門・・・」

 

梨花「神鬼族の村は3番ですね。」

 

月音「なら、ここで合ってるね。(番地とかあるんだ・・・)」

 

一刀「なら、早速行こうか。」

 

ホムラ「私も神聖な地に入るのは初めてだ・・・緊張するな。」

 

リタ「凄いわね・・・どうやって動いてるのかしら」

 

リタは神族の機械に夢中だった。

 

月音「リタ~行くよ~」

 

リタ「ふむふむ・・・ちょっと、そこの兵士!」

 

神兵「なんでしょう?」

 

リタ「これの動力源何なの?」

 

神兵「太陽エネルギーですね。」

 

リタ「興味深いわね・・・」

 

神兵「もし、興味があるなら、技術局に行ってみると良い。」

 

リタ「直ぐに教えて頂戴!」

 

リタは兵士から場所を聞き、そのまま何処かへ消えていった。

 

月音「・・・まあ、良いや。」

 

後にこれがきっかけで、ある物を開発する事に。

 

神鬼村

 

一刀「ここがか?」

 

月音「鬼だね~これが地獄の門番か~」

 

梨花「鬼ですね・・・」

 

ホムラ「それで、どうする?」

 

月音「まあ、王道で言うと頭に会うのが妥当じゃない?」

 

一刀「だよな・・・」

 

タタタタタタッ

 

ドンッ

 

???「ふぁっ!」

 

一刀「うわ!」

 

一刀は誰かとぶつかってしまった。

 

???「すいません!すいません!すいません!」

 

ぺこりぺこりぺこりっ

 

一刀「いや、こちらこそ・・・あのさ・・・」

 

???は一刀の上に重なる様に倒れていた。

 

???「////!」

 

タタタタタタタタタッ

 

???は、はぐれ○タルのように何処かへ消えてしまった。

 

一刀「なっ何だったんだ?」

 

月音「ねぇねぇ。」

 

神族兵「何だ・・・ああ、同族か・・・どうしたんだ?」

 

月音「私達さっきこっちに来たばかりでさ、

 

長老さんの家ってどこだっけ?」

 

神族兵「それなら、ここをひたすら真っ直ぐ行ったあのでっかい屋敷だよ。」

 

月音「ありがとう~・・・だってさ。」

 

一刀「なら、行こうか。」

 

 

族長屋敷

 

長「ほお、下界の我が同胞か・・・どうした?」

 

一刀「始めまして、北郷一刀と申します。」

 

長「北郷か・・・懐かしいな。」

 

一刀「訳あって参りました。」

 

長「話してみろ。」

 

一刀「実は・・・」

 

説明中

 

長「なるほどの~・・・契約に値する力をお持ちなんじゃろうな?」

 

一刀「試してみては如何です?」

 

一刀は殺気を長に向けて放った。

 

長「(ほほう・・・百刀以上じゃな・・・)良いだろう。

 

力は認めよう。次は契約の神具は持っているか?」

 

一刀は指輪を見せた。

 

長「ふむ・・・良かろう。誰かある!」

 

パンパンッ

 

兵士「はっ!」

 

長「村に契約者のお布令を出せ!」

 

兵士「はっ!」

 

月音「これで契約出来るね!」

 

長「・・・ほう・・・お主も修行次第では神族と契約出来るぞ。」

 

月音「ああ~・・・私は良いや、これ以上化物になりたくないしさ。」

 

長「はっはっはっは!そうかそうか!」

 

しばらくして

 

一刀「結構集まったのは嬉しいけど、この中から選べって言うの?」

 

長「そう言う事じゃ。強者ばかりじゃぞ?ワシと百刀の様な絆を期待しとるぞ。

 

(百刀の言った通りじゃな。)」

 

一刀「貴方がじいちゃんの契約した神ですか!?これまでの無礼申し訳ありません!」

 

一刀は深々と頭を下げた。

 

長「はっはっはっは!良いんじゃよ!ワシもお主を見てきたからな・・・

 

百刀と共にな。それと、ワシは百刀以外と契約する気はないぞ?」

 

一刀「分かってます、貴方はじいちゃんを最後まで支えてくれた人です。

 

でも、この中からってな・・・」

 

そこへ

 

???「お父様、お客様ですか?」

 

長「おおルナか。北郷一族が訪ねて来てな。」

 

ルナ「百刀様の?」

 

一刀「北郷かず・・・あの時の!」

 

ルナ「貴方は!先ほどはすいませんでした!」ぺこりっ

 

一刀「いや、気にしないで。」ニコッ

 

ルナ「/////」

 

ピカーンッ

 

一刀「眩し!」

 

いきなり手紙が現れた。

 

長「一刀よ、時間が無いんじゃろ?ここに役に立つ者をリストアップしておいた。

 

性格もよしじゃよ?ちなみに、お主の初代様は我れのばあさんじゃよ。

 

少なからず同じ血は流れてるがな。」( ̄∀ ̄)

 

一刀「あの~それって・・・イチャイチャピーですよね?」

 

長「ほっほっほ、どうかの?」( ̄∀ ̄)

 

梨花「(予言が・・・なるほど・・・ふふっ一刀様らしい。)」

 

月音「梨花さんどったの?」

 

梨花「いえ。」

 

ホムラ「??」

 

一刀「そう言えば、契約するには儀式とか要るんですか?」

 

長「簡単じゃよ?この水を口の周りに塗ってブッちゅんするだけじゃ。」

 

長は黄金色に光る水を差し出した

 

一刀「なるほどな・・・はっ?」

 

長「じゃから、ぶちゅっとすれば良いのじゃよ。大体契約していく人間は異性が

 

多いぞ?ほれ、まずは塗ってみなさい。」

 

一刀は言われた通り塗ってみた。

 

一刀「塗りましたよ?」

 

長「あっ!転んじゃった~」ドンッ

 

一刀「うわっ!」

 

ルナ「きゃっ!」

 

Chuッ♥

 

ルナ・一刀「んっ!////」

 

長「ほっほっほ!契約成立じゃな。そこのお嬢さんは分かってたみたいだがな。」

 

梨花「どうでしょうね。私としては嫉妬しちゃいますけど。」

 

一刀「どどどどどどうしよう!そうだ!契約破棄だ!」

 

長「契約を破棄すると次の契約はできんぞ?」

 

一刀「・・・仕組んでましたね?」

 

長「はて、何の事やら。」(゚Д゚)オレシラナイ

 

ルナ「酷いです!お父様!」

 

長「何じゃ、お主ら知らんのか?小さい頃会ってるじゃろうに・・・

 

まあ、儀式何て、お互いに物を交換するだけなんじゃがな。」

 

ルナ「私は覚えてます、あの約束も・・・百刀様のお孫さんですよね?」

 

長「うむっ、それがこのお方じゃ。」

 

ルナ「・・・ええええええええええええ!」

 

月音「おっとうは覚えてる?」

 

一刀「・・・う~ん・・・う~ん・・・もしかしてるーちゃん?」

 

ルナ「かずちゃん?」

 

 

回想

 

北郷本家

 

一刀「じいちゃん、だあれ?」

 

長「百刀、この者がそうか?」

 

百刀「そうじゃよ。」

 

ルナ「お父様・・・」

 

一刀「・・・僕は北郷一刀、よろしくね。」ニコッ

 

ルナ「///ルナ!私ルナ!」

 

一刀「可愛い名前だね。」

 

ルナ「/////」

 

長「しばらく厄介になるぞ。」

 

百刀「はっはっはっは!ずっと居てもらっても構わんぞ?」

 

数日後

 

一刀「るーちゃん、遊ぼ。」

 

ルナ「うん!」

 

一刀「何して遊ぶ?」

 

ルナ「おままごとしよ!」

 

一刀「うん!」

 

別れの時

 

一刀「るーちゃん、また遊びに来てね。」

 

ルナ「うん・・・私ね、いつかかずちゃんの神鬼になるね。」

 

一刀「うん!僕ももっと強くて相応しい男になるよ!約束だよ。」

 

二人は指切りをした・・・いつか逢うその日まで・・・

 

回想終了

 

 

一刀「ああ~そう言えば。」

 

長「そう言う事じゃ、諦めろ。」

 

ルナ「かずちゃん・・・」

 

一刀「色々な事があって忘れてたよ・・・ごめんな・・・約束・・・守らなきゃな。」

 

ルナ「私なんかで良いの?私何も取り柄が無いよ?」

 

一刀「ああ、改めて言うよ、俺と契約して欲しい。」

 

ルナ「///はい!」

 

月音「よっしゃーーー!萌えキャラキタ━(゚∀゚)━!(何れ作者が絵を描くだろうて)」

 

梨花「もっと女の子らしい喜び方は出来ないのですか・・・」

 

長「一刀よ、鬼神化を使う際は長時間の使用はいかんぞ?

 

寿命を縮める事になる。詳しい事はルナに聞くと良い。

 

徐進を必ず倒せよ・・・こっちにまで被害が来てるからな。

 

それとおそらく、魔族と契約してる可能性がある・・・頑張れよ、息子よ。」

 

一刀「はいっ!・・・へっ?」

 

長「ルナも連れてってくれ、必ず役に立つ。末永くよろしく頼むぞ。」( ̄▽ ̄)

 

一刀「・・・行くか?」

 

ルナ「はいっ!」

 

月音「神鬼が仲間ならかなり脅威になるね。神の雷みたいなのも使えるの?」

 

ルナ「使えますよ。」

 

月音「うひょーーー!すげーーー!」

 

梨花「一度使ってみては如何ですか?」

 

一刀「だな。」

 

ルナ「意識を集中させて下さい、そして気を心臓に送って下さい。」

 

ホムラ「なるほどな、心臓に気を送り続けるから寿命が縮まるのか。」

 

ルナ「その通りです、その代わり、絶大な力を得る事が出来ます。

 

長時間使う場合に限りますけどね。」

 

月音「文字通り諸刃の剣だね。」

 

一刀「だが、その力が無いと徐進には勝てない。」

 

梨花「では、早速。」

 

一刀「ああ。」

 

一刀は瞑想に入り、気を心臓に送った。

 

すると、一刀から異常な程の気が集まり出した。

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ

 

月音「凄い気!」

 

ホムラ「見て!一刀様が変わってく!」

 

一刀は髪が伸び、白銀に光り出した。

 

月音「神・・・」

 

一刀「クッ!・・・少しでも気を抜くと爆発しそう・・・」

 

長「丁度良い、一刀よ・・・あの山に向けてここから手を振ってみよ。」

 

一刀は言われた通り振り下ろした。

 

ドゴーーーーーーーーーーンッ

 

山は跡形も無く吹き飛んだ。

 

月音「かなり距離があるよ・・・チートでしょ・・・」

 

一刀「自分でもびっくりだよ・・・気を全く使ってない・・・」

 

梨花「これが神に近い力・・・」

 

長「いや、ワシら以上じゃよ・・・神族の力はただの底上げに過ぎんのじゃよ。

 

潜在能力を引き出すって言えば良いかの?」

 

一刀「結構辛いからそろそろ戻るよ。」

 

シューーーーッ

 

一刀「ハァハァハァ・・・・」

 

ルナ「それと、腕を出して。」

 

一刀は言われた通り腕を出した。

 

ルナ「神聖なる神が肯定する!汝に神の刻印を!」

 

キラーンッ

 

一刀「クッ!・・・腕が契れそうだ・・・何だこれ・・・」

 

一刀は腕を抑えながら耐える。

 

ルナ「これで私を何時でも召喚出来るわ。貴方が死んだ時は次の転生者に

 

自動的に刻印が刻まれるって事。それと、私の力と通常状態での身体能力強化。

 

自己再生とか気の量を軽減とかお互いの意志が一致すれば何処からでもお互い

 

召喚が可能になったのよ。他にも色々有るわよ。飛翔機能とかワープ機能とかね。

 

それと、転生する際には今の自分がそっくりそのままだし、記憶とかもそのままよ。」

 

月音「なんつー素敵機能・・・やっぱりあたしも契約する~ノ」

 

長「と言われてもな・・・」

 

???「私となら既に仮契約してるわよ。」

 

長「フォル!」

 

ルナ「お姉様!」

 

フォル「一刀さん、貴方の母百合奈さんは既に契約破棄をし、

 

産まれて来る私に似た孫と契約を頼むってね。」

 

月音「まじか!ばあちゃんナイス!」∑(゚∀゚)b

 

フォル「ふふっ、性格もそっくりね。」

 

月音「でも・・・神具持ってない。」

 

フォル「それは私が預かってるわ。」

 

フォルはロケットペンダントを渡した。

 

月音は中を開けた。

 

月音「これって小さい頃のおっとうだよね?」

 

一刀「そうだな・・・母さん。」

 

フォル「月音、体を借りるわよ。」

 

フォルは何かを唱え始めた。

 

月音「えっ?えっ?うわっ・・・」

 

月音の体が光りだし、一刀にとっては、懐かしい姿へと変わった。

 

百合奈「一刀、大きく逞しくなりましたね・・・ごめんなさい・・・貴方だけを残して、

 

死んでしまって・・・私はもう居ないけど、

 

強く生きなさい・・・私の思いをこの子に送るわ・・・奥さん達を大事にね。」

 

一刀「・・・うう・・・はい!」

 

百合奈「それと、貴方のお父さんは何処かで生きてるはずだから・・・願わくば探して。

 

そして・・・運命を打ち破りなさい・・・来るべき時の為に」

 

一刀「それはどう言う事?母さんが死んだ事に関係があるの?」

 

百合奈は微笑みながら消え去った。

 

バタンッ

 

一刀「月音!」

 

フォル「大丈夫、気絶してるだけよ・・・確かに届けたわ・・・百合奈。

 

それと・・・」

 

フォルは月音にキスをした。

 

フォル「またよろしくね・・・ゆり・・・月音。」

 

月音「・・・ん・・・ここは・・・」

 

一刀「良かった・・・」

 

月音「おっとう・・・確かにおばあちゃんの思い・・・受け取りました。」

 

一刀「そうか・・・」

 

フォル「じゃあ、行きましょうか。」

 

梨花「はい。」

 

一刀「待って!」

 

フォル「貴方の知りたい事は・・・今は話せないわ。」

 

長「・・・」

 

ルナ「?」

 

長「なら、そこに集まれ、一気に飛ばしてやろう・・・いつでも遊びに来いよ。」

 

一刀「はい!」

 

月音「まったね~」

 

梨花「失礼します。」

 

ホムラ「お達者で。」

 

リタ「ふふふっ・・・いい知識を得たわ・・・ふふふふふっ」

 

月音「リタ・・・怖いって・・・」

 

長は杖を突き刺した。

 

・・・・・・・何も起きなかった。

 

長「あれ?」

 

フォル「お父様・・・杖・・・壊れてるわよ。」

 

長「何と!」

 

月音「・・・そのまま帰った方が早いね・・・」

 

長「OTZ」

 

一刀「・・・それって直せないんですか?」

 

フォル「一回壊れちゃうと、神木の効力が消えちゃうのよ。

 

一番重要なのは、樹液なんだけどね。」

 

梨花「神木とは色々ありますけど・・・」

 

フォル「1000年に一度復活するらしいんだけど、神聖の谷にしか生えないのよ。

 

最近は危険だからあまり近づかない様にお布令を出してるんだけどね。」

 

月音「神様なら何でも出来そうなんだけどな・・・」

 

リタ「なるほどね、力が使えない・・・封じられるって事でしょうね。」

 

フォル「頭良いわね、その通りよ。」

 

ルナ「取りに行きたくても、敵が強すぎるんですよ。」

 

一刀「・・・それが、徐進の影響の可能性があるって事ですか?」

 

長「おそらくな。」

 

月音「ならさ~あたし達で採ってきてあげようよ。」

 

ホムラ「そうだな・・・何か礼をする必要があると思うぞ。」

 

一刀「行くか・・・その谷へ」

 

月音「異議なし~」

 

リタ「私はしばらくこっちで色々知識を盗んでくるわ。」

 

月音「お下品~」

 

バシッ

 

リタは月音にチョップを食らわした。

 

月音「いった~」

 

リタ「とにかく、役に立ちそうな情報だけは得てくるわ。」

 

一刀「なら、ルナとフォルは残ってリタの手伝いをお願い。」

 

ルナ「はいっ!」

 

フォル「ええ~私も行きたい~」

 

一刀「(俺・・・今気づいたけど・・・雪蓮タイプか・・・気が合いそうだな)」

 

フォル「どうしたの?」

 

一刀「いや、何でもない」

 

月音「なら、出発~」

 

長「すまんな、面倒かける。」

 

一刀「俺がそうしたいので、気にしないで下さい。」

 

長「うむ!それでこそ我が息子じゃ!」

 

ルナ「近くまでなら転送できますよ。」

 

一刀「お願いするね。」

 

神木採取メンバー

 

一刀

 

月音

 

梨花

 

ホムラ

 

神兵数人

 

 

神聖なる谷

 

一刀「ここか・・・見るからに疲れそうだな。」

 

月音「これって・・・本当に谷?」

 

梨花「谷と言うより、塔に近いですね。」

 

ルナ「それと、この中に入ると、神の加護が受けれないから注意してね。

 

それと、モンスターだらけだから。」

 

月音「リアルモ○ハン!キタ━(゚∀゚)━!」

 

お前はもう体験してるだろ!by作者

 

ホムラ「私達の能力はどうなんだろうな。」

 

ホムラは入口に入り、炎を出した。

 

ボッ

 

ホムラ「大丈夫、使える。」

 

一刀「それなら少しは楽出来そうだな。」

 

ルナ「気お付けてね。」

 

一刀「ああ、行ってくるよ。」

 

4人と数人の兵士は谷の中へ

 

ルナ「無事に帰って来て・・・」

 

 

一刀達は順調に上に登っていく。

 

ザシュッ

 

一刀「ふぅ~これで最後かな。」

 

兵士「一刀様、こちらも片付きました。」

 

一刀「負傷者は?」

 

兵士「負傷者は居ません。」

 

一刀「さすが神兵・・・なら、今日はここで野宿をする。」

 

兵士「はっ!」

 

兵士達は野宿の準備に取り掛かる。

 

月音「おっとう~」

 

月音が何かを持って戻ってきた。

 

ホムラ「肉?」

 

月音「さっき倒したマンモスみたいな奴から剥ぎ取ってきた。」

 

一刀「食べれるのか?」

 

一刀は兵士に聞いた。

 

兵士「ここは下界と違い、毒等は入っていませんよ。」

 

一刀「へ~結構詳しいね。」

 

兵士「神兵中には元々人間だった人も居るんですよ。

 

私も含めてですが」

 

月音「オラ腹減ったぞ!」

 

梨花「だからもっと女性らしい言葉使いをしなさい」

 

月音「ふふふっ、これがあたしのスタンス!」

 

梨花「はいはい」

 

ホムラ「火は炊いたぞ。」

 

一刀「なら、調理するか。」

 

一同は御飯を食べた後、就寝した。

 

 

翌朝

 

一刀「じゃあ、出発するか。」

 

月音「おっとう・・・これ何かな?」

 

月音は光る石を発見した。

 

兵士「それは太陽石ですね。」

 

ホムラ「太陽石?」

 

兵士「太陽石は、無限にエネルギーを出せる石の事です。

 

私達の武器にも使われてますよ。」

 

兵士は武器を見せた。

 

梨花「これを使うとどんな効果があるんですか?」

 

兵士「自身の能力上げに役立つんですよ。そうですね・・・例えるなら、

 

歴史上の関羽の3人分の強さって所ですね。」

 

月音「すげー!愛紗さん3人分だってさ!」

 

一刀「・・・使えるな」

 

梨花「これは下界に持ってく事は出来ますか?」

 

兵士「ええ、大丈夫ですよ。」

 

ホムラ「ちょっと貸して。」

 

ホムラはグローブに石を嵌め込んだ。

 

ボッ

 

ホムラ「・・・確かに・・・力が溢れてくる。」

 

一刀「お願いがあるんだけど・・・」

 

兵士「太陽石を持っていきたいんですね?」

 

月音「だめ?」

 

兵士「いえいえ、むしろ役に立つなら持って行って下さい。

 

石は兵士に集めさせますので。」

 

一刀「ありがとう。」

 

一刀達は進むにつれて、霧が濃くなってきた。

 

月音「何も見えねーーーー!」

 

一刀「逸れない様に固まれ!」

 

シュッ

 

カキンッ

 

一刀「誰だ!」

 

ガサガサガサガサッ

 

月音「凄い殺気だね。」

 

一刀「・・・数十人は居るな。」

 

梨花「・・・抜けますか?」

 

一刀「上に行く為にはやるしかない。」

 

黒い影が次々に襲ってくる。

 

ホムラ「っち!霧で何も見えない!」

 

一刀「霧を何とかしないと兵士達が!」

 

月音「霧を取れば良いんでしょ?」

 

月音は剣を合わせた

 

一刀「!全員!固まって離れろ!」

 

月音「あたしのこの手がピンクに萌える!」

 

シューーーーーッ

 

月音「霧を晴らせと轟き叫ぶ!」

 

シューーーーッ

 

月音「エロと萌えの!神の剣!」

 

ドゴーーーーーーーーンッ

 

一刀「神聖な地が・・・」

 

月音「・・・やり過ぎちゃった♥テヘッ」

 

周りの岩が粉々になった。

 

一刀「神族の兵士達に、月音の代わりに謝ります・・・ごめんなさい。」

 

ぺこりっ

 

兵士「大丈夫ですから頭をあげて下さい。」

 

梨花「霧も晴れましたし・・・あれ?」

 

梨花は周りを見渡した。

 

ホムラ「・・・敵が居ない!吹き飛んだのか?」

 

一刀「・・・いや、人が居た形跡が無い・・・」

 

梨花「幻術・・・ですか?」

 

一刀「どうだろう・・・」

 

兵士「聞いた事があるんですが、この谷で夢を見ると戻ってこられないと

 

聞いた事があります。」

 

一刀「・・・結果的に助かったって事か・・・」

 

月音「でしょ!あたしのお陰だよ!」

 

一刀「じゃあ、今後は無闇に使うなよ?今回は許すけど。」

 

月音「へ~い」

 

そして、頂上へ

 

月音「長かった・・・採ったぞーーーー!」

 

月音は崖の上で叫んでいた。

 

一刀「月音はほっといて、神木と樹液を取ろう。」

 

一刀達は直ぐ樣、木を切り倒し、樹液を採取して入口まで運ぼうとした時

 

龍「グガーーーーーー!」

 

一刀「龍だな・・・守護竜って所か」

 

月音「お約束のラスボスだね~」

 

一刀「早速鬼神化してみるか。」

 

シューーーーーッ

 

月音「あたしも~」

 

シューーーーーッ

 

龍「グガーーーーーーッ」

 

一刀「皆は先に入口へ!ホムラ、梨花は兵士達の護衛を!」

 

梨花「御意!」

 

ホムラ「任せろ。」

 

一刀は梨花達が離れたのを確認し、龍へと殺気を向けた。

 

一刀「月音!少し時間を稼いでくれ!」

 

月音「分かった!はぁぁぁぁぁぁ!」

 

ブォンブォンッ

 

カキンッ

 

月音の攻撃が弾かれた。

 

月音「硬っ」

 

一刀「(神龍の弱点・・・龍は角が折れれば力を無くすと言うが・・・良いのか・・・

 

仮にも神に仕える龍だぞ・・・何とか話せないモノか・・・)」

 

ピカーンッ

 

赤鬼「なら、私に任せろ。」

 

一刀「出来るのか?」

 

赤鬼「出来る・・・私を龍に突き刺してくれ」

 

一刀「・・・結構きついな・・・やってみるか・・・月音!隙を作ってくれ!」

 

月音「でも、硬いよ?」

 

一刀「俺の読みが正しければ、角を二本折れば貫通するはずだ。」

 

月音「ふむふむ・・・分かった。」

 

月音はそのまま龍に真正面から立ち向かって行った。

 

龍「グガーーーーッ」

 

月音「分身殺法!」

 

月音が・・・増殖?

 

一刀「忍者かよ・・・」

 

赤鬼「マスター!今だ!」

 

一刀は空高くジャンプした。

 

一刀「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

シュシュッ

 

ボキッ

 

一刀「頼むぞ!赤鬼!」

 

一刀は直ぐ樣、赤鬼を龍に投げつけた。

 

ザクッ

 

龍「グガーーーーーーッ!」

 

赤鬼が刺さった途端に龍は動かなくなった。

 

月音「・・・やったの?」

 

赤鬼「・・・・・・なるほどな・・・・・・・」

 

一刀「どうだ?」

 

赤鬼「黒い霧に触れた途端におかしくなったって言ってるぞ。」

 

一刀「治せるか?」

 

赤鬼「やってみよう。」

 

キラーンッ

 

しばらくして

 

赤鬼「何とか黒い霧は取り除いた。」

 

一刀「ありがとう・・・神龍樣、神木を分けて貰う事を許していただけないでしょうか?」

 

龍「ガーーー」

 

赤鬼「助けて貰った恩もあるから持ってって良いってさ。」

 

龍はそのまま何処かへ飛んでいった。

 

一刀「さて、帰るか。」

 

月音「へいよ~」

 

 

長の屋敷

 

長は嬉しそうに杖を撫でていた。

 

長「良く、生きて帰ってきてくれた!この杖は大事にするぞ!」

 

一刀「いえ、神龍も助けられましたし」

 

月音「結果オーライだね。」

 

梨花「一刀樣、そろそろ・・・」

 

一刀「ん?ああ、そろそろ行こう・・・華琳達が待ってる。」

 

長「なら、今度こそ!」

 

長は杖を掲げた。

 

月音「・・・リタは?」

 

ホムラ「そこに居るぞ」

 

リタ「・・・なるほど・・・」

 

一刀「色々お世話になりました。」

 

長「いつでも遊びに来いよ。」

 

月音「ばいばい~」

 

ルナ「お父様、行ってきます。」

 

フォル「夜泣きするんじゃないわよ~」

 

長「するかい!・・・でも、ちょっぴり寂しい・・・」

 

一刀「(華琳・・・今帰る)」

 

ピカーンッ

 

いざ!乱戦の渦の中へ

 

 

 

 

 

 

次回華琳編『華琳の多忙な日々』


 
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