No.552186

司馬日記 支援の二

くらげさん

調子にのって第二弾。
コメントにあったエイプリルフールネタです。

2013-03-07 11:22:58 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:13917   閲覧ユーザー数:8110

仲達さんを出せた。もうそれだけで満足です、例え名前だけだろうとも。

「やっほ~」

「………雪蓮、いい加減にしとかないと冥琳に怒られるぞ」

「だいじょーぶ。どこかの放浪皇帝様のお目付けって言えば許して貰えるから」

「もういい加減許してくれよ………」

 

酒を片手に現れた雪蓮。もうホント勘弁して下さい………いやまぁ、まだマシか。

しかし追い払う訳にも断る訳にもいかない。色々とくだらない理由があるんです。

 

「よっと! ほ~ら、注いで飲んで注いで~♪」

 

ぽすん。と膝の上に座ってしなだれかかってきた雪蓮を受け止めると、覚悟を決めたけど後悔は出ちゃう。

 

「いい加減ゆっくり寝たいんだけどなぁ…」

「後十日は覚悟しとく事ね~」

「ちょっとイタズラしただけじゃんか」

「ちょっと? へ~ぇ、ちょっとねぇ?」

 

ちょっと書置きして留守にしただけなのに。ホンの一週間ほど。

 

「扉と窓の外に護衛がいるのはまぁ我慢するけど、天井の上まで常時配置するのはやり過ぎじゃないの?」

「それだけの事したんだから我慢する! ホントに、二度としないでね」

「もうしません、許して下さい」

「だーめ。 普通華琳達で懲りるでしょ? なんで二回目やっちゃったの?『天の国に帰ります』ってヤツ」

「天丼っていうネタが天の国にはあってだな」

「あ、もういい。その話禁止」

 

理不尽だ。聞いたの雪蓮なのに。

 

「皆の様子はどう? 少しは薬になってる?」

「シャオが何とか機嫌直してくれたけど、蓮華はまだ」

 

真っ直ぐに不満と怒りをぶつけてくれた分、まだシャオの態度はマシだった。

蓮華は帰ってきてからずっと無視されてるし、日を改めようとすると滅茶滅茶怒るし。

 

「亞莎と明命はどうなの? 特に亞莎は厳戒態勢で見張ってたんだけど、少しは落ち着いた?」

「ごめん、その話は無しで」

「凄いわよねー亞莎の一刀にかける情熱。 探しに出るのは想定内だったけど、まさか匈奴の領地超えちゃったとは思って無かったわ」

 

千里行やったのは関羽じゃなくて呂蒙だったんだよ! ナンダッテー!

いやしかし無事で良かった。返り血と精神的消耗(華佗談)でもの凄い見た目だったからなぁ……

 

「もう止めて、ソレで華琳に散々いじめられたんだ」

「その内容を教えてくれたら、考慮してあげる」

「ホントだな?」

「アタシを信じなさーい?」

「……これから匈奴が攻めて来たら、態と向こうに捕まってきてくれない?とか色々」

 

華琳自身も良い気はしてないしな、今回のイタズラ。

薄ら寒い目で睨まれながら、口だけ歪めてイヤミを言い続けられるのもきつかった。

何時もなら良い所で庇ってくれる秋蘭も今回は放置してきたし。

 

「あっはっはっはっ!! そうなったら多分二、三日で片が付くわね~」

「絶対華琳に言うなよ? 大変だったんだから」

「何がよ?」

「桂花が乗ってさ、俺を簀巻きにして匈奴の所に放り込むとか言い出したもんだから、桐花が過剰に反応しちゃって」

「あー、想像ついたわ」

「最後は取っ組み合いの大喧嘩になったんだけど、売り言葉に買い言葉が周囲にも飛び火しちゃって」

「あはははは!!なにそれ、どうなったのよ?」

 

雪蓮は呑気に笑ってるけど、アレはホントに地獄だった。まさか真っ先に秋蘭がキレるとは思わなかった。

桐花も頭に血が上ってたんだろうけど、アレはないよなぁ。

 

「仲達さんってすげぇんだな。まさか春蘭と打ち合えるとは思わなかった」

(火事場の馬鹿力かしら………)

「俺は二度と魏の皆にイタズラしないって誓った」

「荀攸はどんな暴言吐いたのかしら?」

「あ、それ聞く? 本気で笑えないよ?」

「………聞く」

 

出来れば思い出したくないんだけどなぁ………だったら言うな? 出す言葉を吟味するのもしんどいぐらい疲れてるんだよもう。

 

「『さすがは孟徳様に叔母様、付き合いが長い“だけ”の事はありますね』って言った」

「うっわ………」

「『例え諫言であったとしても、私なら“主”である一刀様にその様な物言いなどとてもとても!流石は叔母様ですわ』って良い笑顔で言うんだよ………」

「うわぁ………」

「最初は気がつかなかったんだけど、これ滅茶滅茶イヤミ入ってたのな」

 

付き合いが長いからキツい事言えるって事だと思ってたんだけど、出会ったのが早かっただけだろって意味だったのね。

仲達さんに後で聞いてビックリしたよもう。

 

「よく華琳に向かってそんな事言ったわねあの娘」

「華琳の眼がこう―――カッ!って一瞬開いてさ。桐花以外後退りしてたもん」

「華琳も我慢強いわね~。アタシだったら首刎ねてるぐらいの侮辱だわ」

「先に秋蘭が本気でカチンときたみたいでさ、華琳が口開く前に桐花に注意したんだけど、まさかそれに喰ってかかるとは思わなかった………」

 

あの秋蘭のマジギレっぷりは思い出したくない。華琳がギリギリで堪えてなきゃヤバかったぞ。

 

「あー。でもそれで華琳が冷静になれたなら良かったじゃない」

「飛び火してたに決まってんじゃん………」

「………これで最後、なんで仲達と春蘭が切り合うハメになったの?」

「……とりあえず俺が悪いって珍しく春蘭が正しい事言ったのはいいんだけど、ほら、春蘭って思考と行動が直結してるだろ?」

「あー………」

 

流石雪蓮、一を聞いて十を知る。あの惨劇は二度と思い出したくない。

その場で謝れとだけ言ってれば仲達さんも何もしなかったんだろうけど、剣持って胸倉掴みにきたからなぁ。

下手にやりあえたもんだから春蘭もエンジンかかっちゃって、ガチで殺し合い突入だもんなぁ………

 

「今まではそれでも良かったんだよ、魏って基本的に華琳命なお国柄だったからさ。こういう場合って俺が徹底的にコキ降ろされて、でもまぁ本気で排除しようとするのは桂花ぐらいだったじゃん?」

「その桂花も素直にならないだけだものね~」

「けど今はなぁ……いや、桐花に不満がある訳じゃないんだよ? あれだけ好意を向けられるって無いからさ、方向性はさておき。

ただ華琳が許してもいいかなーって思う前に庇っちゃうと、華琳も折れられないだろ?」

「………確かに、魏じゃ素直に『一刀様好き好きー♪』なのって凪と季衣と流琉ぐらいだったわね」

「その三人だって華琳第一なのは変わんない訳だし、今回みたいな場合ならちゃんと俺に説教するわけじゃん?絵面的には情けないけどさ」

 

根本的な部分で桐花と仲達さんって魏の中じゃ考え方が異端だよなぁ。

 

「ま、それもこれも一刀が原因なんだから反省する!」

「解ってるよ。 あー………祭さんまだ怒ってた?」

「光栄に思いなさい。祭があれだけ怒るって中々無いわよ?」

「まさか持っていった酒を頭にかけられるとは思わなかったよ」

「それだけ怒らせたって事。祭もあの最中は怒る所じゃなかったもの。

 っていうか、お酒さえあげれば機嫌直るって思ってたのを見抜かれたんじゃないの?」

「言い訳させて欲しいんだけどさ、別に祭さんの事軽く見てるとかじゃないよ?

でも安牌っつーか、俺の中の祭さん像みたいなのがあってさ?

仲直りの口実というか、切欠というか、その為の道具っていえばやっぱ酒だよなーって思ったんだけど」

「凄かったわよねー祭の啖呵。周りの皆本気で怖がってたもの。後で思い出して笑ってたけど」

「ひでぇ」

 

『これだけかき乱しておいて、随分安い礼ではないか。 おぉ、もしかしてまだ頭は冷えておらんのかな?』

祭さんはそう言うと、持っていった酒の蓋を開けて頭からシャバシャバーとかけた後に拳骨落としてきました。

その後諦めずに何度も謝りには行ってるけど、ニッコリ笑って『まだ許さん』とシャットダウン。

そろそろ心も折れそうだよ畜生。

 

「明命ぐらい?あっさりと許してくれたの」

「あれ許したって言わない」

「まぁ明命にも原因あるとはいえ、とばっちり受けたわけだしねー」

 

前に魏でやっちゃった時は明命に手伝って貰った訳だけど、それが原因で今回も一枚噛んでるんじゃないかともの凄い尋問を受けたらしい。

 

「蓮華もなんで途中でやめさせなかったかなー」

「蓮華に責任転嫁するんじゃないの」

「いやそういうんじゃないけど、蓮華が言ったんでしょ?」

「は?」

「え?」

「蓮華があの時頭回ってた訳ないでしょ? 部屋に閉じ篭って孫登見ながら独りで延々と喋ってたわよ?」

「だって、思春が明命に尋問してたんだろ?」

「そうよ?」

「え?だから蓮華が思春に言ったんだろ?」

 

なんで雪蓮は呆れかえってんの?

 

「思春止めるの大変だったのよ?明命はその後からずっと猫と話してたし、下手に止めるとどうなっちゃうか解らないからどうにも出来なかったし」

「もうずっと『ニャー』としか喋ってくれないんだよ………風が通訳してくれなかったら完全に詰んでたわ」

 

何度も可愛いと思ってしまったけど、抱っこしようとするとスルリと逃げちゃうんだよなぁ。

多分明命なりの仕返しなんだろうけど、人員が足りないからどうにかしてくれと警備部の人達から泣きつかれるのまで読んでの行動なんだろうか。

 

「大して変化なかったのって穏と冥琳ぐらいだよ」

「………え?」

「なに、また俺の勘違い?」

「穏が 変化なかったって?」

「うん……謝りに行ったけど『相変わらずお茶目さんですね~』ってニコニコしながら言われたぐらいで、そこまで怒ってたって感じは無かったよ?」

「他に 何か言ってなかった?」

「えー………埋め合わせに読書に付き合えって言われたぐらい? でも時間があれば今までだって付き合ってた訳だし」

 

他に何か言ってたっけか?

まぁ………【お楽しみでしたね】の後に色々と恨み言はあった訳だけど、それぐらいならねぇ?

 

「穏、絶食してたわよ。理由聞いたら『お腹が空かないんです』って。気丈にずっと笑ってるから立派だねってシャオが言ったら、表情が戻らないって」

「ちょっと穏に土下座してくるわ」

「こんなのまだ序の口だけど?」

「ホンッッットごめんなさい!!」

「ずっと眼を閉じてたの。あっちこっちにぶつかって危ないじゃない?

それでも開けないからどうしてって聞いたら『一刀さんがいなかったらその場で死にますけどそれでも良いなら』って言い出したから目隠ししたわよ」

「良くわかった、もうやめて」

 

謝って許されるレベルを二十段ぐらい飛び越えてた事が。

 

「それと、冥琳が変わらなかったって言ってたけど」

「ごめん、もう聞きたくない。只管謝るんで勘弁して下さい」

「凄かったわよ~。アタシ冥琳に腕振り払われたの初めてだったわ」

「土下座でも何でもするからホントにもう勘弁して………」

「昼間は落ち着いて普通に仕事して、慌てふためいて神経衰弱しちゃってる子を励まして。

日が落ちたら自分で捜索隊を指揮して全く寝ないで探し回ってたもの。

一刀が帰ってくるまで一睡もしてないんじゃないかしら」

「初めて聞いたわそれ」

「まさかまだ謝ってないとか?」

「いや行ったよ。 お説教されたけど、冥琳途中で寝ちゃっ………」

「気が抜けたのね~。まぁ寝てくれる様になって良かったわ、頬の窶れと目の隈は化粧で誤魔化せても、血走った眼はねぇ?」

 

流石に俺でもまだ冥琳は許してないって事は解った。

というか、許してもらえるかどうかの瀬戸際をちょっと踏み越えてるんじゃないかと思う。

 

「何で三日ぐらいで帰ってこなかったかなー、過去の俺………」

「その前に何でこんな事したの。 大騒ぎになるって解ってたでしょ」

「………言っても怒らない?」

「内容による。まぁ言ってみなさい?」

「言わないって選択肢は?」

「たった今握りつぶしたわ」

「………二回目だし流石に気付くだろってのと、此処まで大騒ぎになるとは思ってなかったって言うのと」

「続きは?」

「ホントに怒らない?」

 

くどいわよ?と笑う雪蓮は恐ろしい。

何が恐ろしいって、部屋に入ってきてから此処までまだ酒を飲んでいないのが恐ろしい。

 

「……亞莎と明命、ぐらいかなーって」

「なにが?」

「心配するというか、取り乱すというか、前後不覚になるというか。んで、その二人なら謝れば許してくれるかなーって」

「一刀ー?」

「………怒った?」

「次言ったら二度と歩けない身体にするかもしれない♪」

「二度とそんな事考えない様にしますので勘弁して下さい」

 

何故だろう。天井から物凄いプレッシャーを感じる。

雪蓮からも凄い殺気を感じる。

 

「ねぇ、雪蓮」

「ん?」

「もしかして、だけどさ」

「どうしたの?」

「天井に、もしかしてだけど、思春、いるの?」

「今更気付いたの? 帰ってきてからずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと一刀の事見張ってるわよ」

「思春ホントごめんなさい!! なんでも言う事聞きますんでどうか顔見せて下さい!!」

「おっと!」

 

キィン!と甲高い音がして、床に小刀が転がった。

血の気がサーッと引いていく。

………俺、ヤバい?

 

「感謝しなさいよー? アタシがいなかったら思春何してるか解らないわよ?」

 

謎が解けた。帰ってきてから四六時中雪蓮が張り付いてたのはそういう訳か。

でもそれなら他の護衛でも良い気もするんだけどなぁ。

 

「思春って口では一刀に対してキツく当たるじゃない?」

「なに、まだ俺の事いじめたりないの?」

「足りたとでも思ってるの?」

「どんとこい」

「それでさ、思ってる事と正反対の事言った訳よ。『いなくなって清々した』って。殺伐としてた中で」

「何時もの事じゃないですか」

「そりゃ何時もなら『思春が泣きそうな顔でそんな事言ってた』って酒の肴になるだけでも、全員が精神的に参ってる訳じゃない?

亞莎凄かったわよ。止める間も無く『その口に用がある!!』って思春の胸倉掴んで柱に叩き付けた後引きずり倒してぶん殴ってたもの」

「なんで止めなかったのさ………そりゃ思春も怒るわ………」

「止めたわよ、十人掛りで」

「いやいや暴れたの亞莎だろ?なんでそんなに必要だったのさ」

「あの子元々は兵卒よ? それもマトモに鍛えてれば多分今頃天下無双ってぐらいの」

 

OK、亞莎は絶対に怒らせない。

普段理性的な分キレたら手が付けられないって心のノートにメモった。

 

「まぁ好き勝手やってるアタシが言っても説得力ないかもしれないけど、これからは責任もった行動とってね?」

「二度としません。永久にこのネタは封印します」

「一刀の事だから『次は蜀だぜー』とか思ってるかもしれないけど、あそこにそれやったら戦争起きるからね?そうなったらアタシも止まる気は無いし」

「ごめん、全くその展開についていけない」

「何でそうなるかはどうでもいいの。二度といなくならないって事だけ魂魄に刻み込みなさい」

「やー」

「ご主人様ー? いらっしゃいますかー?」

 

コンコン。とノックの音がして、月が確認を取ってくる。

起きてるよーと声を掛けると、失礼しますねー?と籠を抱えた月が入ってくる。

 

「すいません、そろそろお時間なので、お願いしますね」

「あれ、もう? 何だか時間の感覚早くなってない?」

「あはは………お着替えのお手伝いはどうしましょうか?」

「あーいいわよ、アタシがやっとくから。月は早いトコ持って行ってあげて?」

「はい。では此方にお願いしますね、ご主人様」

 

ニッコリと笑って、雪蓮が腕を伸ばして服をひん剥かれる。悲鳴の一つも上げたい所だけどもう慣れたよ。

 

「いい加減自分で着替えたいんだけど………」

「いいじゃないの。こんな美人に脱がせて貰えるなんて、男冥利に尽きるってモンでしょ?」

 

熱烈な交渉の末、下着だけは勘弁して貰える事になったんだけど、パンツ一丁って中々に侘しい物がある。

雪蓮がポンポン脱がせた服を月は集めて綺麗に畳んで籠に入れると、今日は麗羽さんと美羽さんが来られるそうです。とだけ言って部屋を出ていく。

 

「あの、雪蓮?聞いたと思うけど「何?」何もないっす……」

 

それじゃ、寝ましょうか?と最後までシラフのままで雪蓮に腕を引かれて寝台へ引き摺りこまれる。

ぶっちゃけ、雪蓮の行動が一番読めなかったってのは墓まで持っていこう。

「冥琳様、戻りました」

「御苦労。 アイツはどうだった?」

「上手く誤魔化していた様でしたが、一度危うくなりそうだったので牽制を」

「引継ぎは?」

「扉の外に華雄と呂布、庭に趙雲、顔良、文醜、張飛。屋根裏に幼平と楽進、万が一の狙撃者として夏侯淵を」

「関羽と夏侯惇を呼べ。一度ぶり返した事を考えれば扉の外が少ない」

「しかし、云わば内輪の話にこれ以上他国の者を」

「相手は雪蓮だぞ」

「……了解しました」

「あぁそうだ、お前身体はもう平気なのか? ホンの四、五日とはいえ寝たきりだったのだから、少しずつ慣らしていかないと」

 

返事を返さず瞬時に消える思春を見送って、冥琳はやれやれ。と眼鏡を外して眼を解す。

一刀の能天気なイタズラで慌ただしくなった孫呉だったが、予想外の展開が起こりすぎた。

未だに意固地になって一刀を許さない祭は兎も角、他の皆は大なり小なり怒りを収めつつある。

雪蓮を除いて。

 

「あの馬鹿皇帝は………まぁ今回も上手く収めてくれると期待したい、が」

 

自分もそうだが、まさか雪蓮があそこまで取り乱すとは思わなかった。

一刀が戻ってからこの方、片時も傍を離れようとしないのには心底呆れかえる。

 

「まぁそれでも、当初は腕に抱いて離さなかった事を考えると大きな進歩………というのか、この場合」

「失礼します、いらっしゃいますか?」

「あぁ月、入ってくれ」

 

よっこらしょ。と可愛らしく月が掛け声を出して、手に持った籠を机の上にドンと置く。

当然、籠の中には先程一刀が脱がされた服が入っている訳なのだが、冥琳の表情は変わらない。

 

「出来れば、お洗濯の前に返して戴けると「くんかくんか!」………失礼しますね」

 

もうダメかもわからんねあの国。

良い笑顔で、月は詠にそう語った。

反省と言い訳。

 

そのいち やっぱり仲達さん出てこない

そのに  変態の巣窟になってしまった

そのさん やはり今回もやりすぎた。

 

牛乳魔人様から戴いたコメントの「エイプリルフールを孫呉でやったら」という妄想です。

あくまで私の脳内での話ですので、hujisai様の書かれる物とは違う内容になっている気がしてなりません。

 

脳内の各キャラの反応としては

 

蓮華・ぶっ壊れる 小蓮・打たれ弱いと思うので怒って泣く。その後立ち直る。

思春・明命が関わってない=情報が無いとわかった時点で蓮華共々立ち直れなくなりそう。

祭・多分すんごい老ける、精神的に。 穏・ネジが五本ぐらい飛ぶ。

明命・現実逃避しそう。 冥琳・この人は本気で自分が死ぬまで探しそう。

亞莎・覚醒する、無論ダメな方向に。 雪蓮・一刀の顔見たら溜め込んだ物が弾け飛ぶ。

 

なイメージでした。

 

今回もhujisai様に事前に目通ししていただこうと思っていたのですが、「関係ない、いけ」とまたも快くGOサイン頂きました。

あくまでも応援SSという事を忘れず、悪ノリとぶち壊しだけはしないよう心掛けていきたいです。

 

あ、もう手遅れだというコメントは勘弁してください、マジで。

一応当方で考えてる司馬日記支援作は

『姐さん女房華雄さん』 『良妻賢母・星』 『一刀「仲達さんを怒らせてみようと思うんだけど」』

みたいな感じが現在あります。

これからも司馬日記!司馬日記を宜しくお願いします!!

 

あ、当方の「恋姫のなにか」も同時に上げてます、どうしようもなくお暇でしたら時間潰しに見て頂ければ嬉しいです。

 

 

返信。ぶれいこー(>Д<)ゝ”がブームの予感!!

 

 

kito様  ぶれいこー(>Д<)ゝ” 戴いたコメントみて肩の荷がおりました、マジで。

 

悠なるかな様 ぶれいこー(>Д<)ゝ” 解せぬ、いやマジで………

       fujisai様にGOサイン頂けたので、一番右のぐらいで首輪付き仲達さんがお披露目出来るかもしれません。

 

ハセヲ様   ぶれいこー(>Д<)ゝ”偉大な指導者華琳様によって無事保護されて、各国の淑女の性癖を探らされている所までは妄想済みです。

 

ミドリガメ様 ぶれいこー(>Д<)ゝ”人様のSSに勝手なキャラ付けするのはなーと思ってはいるんですが、妄想がとまりません。

 

hujisai様   ぶれいこー(>Д<)ゝ”本家様じゃ!!本家様が降臨されたぞ!!

 

牛乳魔人様  ぶれいこー(>Д<)ゝ”貴殿の一言がこの様な結果を引き起こしたと言っても過言ではない。よって私は無罪を主張する!!

 

叡渡様    ぶれいこー(>Д<)ゝ”つり目で暴力振るってくるドMツンデレの発想はなかった。hujisai様は天才だと思います。

 

いじり様   ぶれいこー(>Д<)ゝ”きっと仲達さんが連れていかれた集会の参加者は、一度は妄想したんじゃないかと思います。

 

メガネオオカミ様  ぶれいこー(>Д<)ゝ”司馬日記の思春は可愛いなぁ………

 

呂兵衛様   ぶれいこー(>Д<)ゝ”明命?あぁ、良いヤツだったよ……… もうこのネタ古いですね。

 

Alice.Magic様  ぶれいこー(>Д<)ゝ”よっ!ブームの火付け人!!

 

アルヤ様  星は兎も角、思春は本家様のお墨付きですよ!!

 

角の字様   アイツはいっちまったのさ……ツンデレの向こう側、攻めドMを超えた何処へ………

 


 
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