No.552017

真・恋姫†無双 ~孫呉千年の大計~ 第1章 拠点ー蓮華編

雪月さん

常連の皆様&お初の方もこんばんは いつもお世話になっております

この作品は真・恋姫†無双・恋姫†無双の2次創作となっております
主人公は北郷一刀 メインヒロインは雪蓮と蓮華と仲間達でお送りしております

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2013-03-06 21:55:48 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:6817   閲覧ユーザー数:5252

1章 拠点ー蓮華編 『 一刀専用・・・? 』

 

 

 

 

あの~兄様・・・そのぉ~ この格好すっごく恥ずかしいのですけれどぉ~」

とスカートを両手で少し摘まみあげて、顔を真っ赤にして恥かしがる蓮華の小さな声での呟きが聞こえるものの・・・

 

 

「う~ん どうかな 桜」

「今蓮華さまが摘まみあげたくらい、もう少し”すかーと”部分を、膝上まで短くしてみる方がより魅力的でごじゃるな~」

 

「そうだね 被写体(モデル)である蓮華がいいから より魅力的に感じるだろうね でも長いのも悪くないと思うけどね」

「一応給仕の服でごじゃるから 長すぎると引っ掛けてこけたり、給仕の邪魔になりやすいでごじゃろう」

 

「う~~~~~~ん・・・ やっぱりそうなのかな?・・・ 短すぎると男の立場から言わせて貰えれば、目のやり場に困るよ

 スカートの丈が長い方も通常時の衣装として売り出すべきなんじゃない?」

 

「男性を誘惑するのが目的ではござらんし 確かに捨て去るのももったいないでごじゃるしな~ ・・・そうするでごじゃる」

「よし! 桜 それでいこう」

と蓮華の呟きに全く反応しないで、世界観を共有している一刀と桜でありました

 

「蓮華さま それでは直しますので奥へ」

「えっ・・・ええ桜」

と一刀に長時間見つめられ呆けていた蓮華は、突如声をかけられ現実に引き戻されつつも

条件反射で生返事を桜へ返しつつ、スカートの丈を直すため桜と共に屋敷奥へと消える

 

どうして蓮華が黒ゴスロリ調のメイド服を着て、一刀と桜の二人による熱い眼差しを受けまな板の上の鯉状態になっているかというと

山越からの緑茶の生産が軌道に乗ってきた事・英徳地方を治め今日でも有名な紅茶の生産を開始させた事もあり

呉内でのお茶の一般的階級への普及を後押しする為に、試験的にメイドカフェを開くこととなったのである

 

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※英徳紅茶

 

英徳産茶の歴史は悠久で、そして国際高級紅茶の品質のレベルを達成して

広面積の茶の生産を発展したのは前世紀の50年代中期に始って、茶畑の面積の4000haありました

1990年代以前は、英徳紅茶はすべて輸出用にを供され、インドとスリランカの紅茶に匹敵して、国内外の茶界の人の賞賛を受けます

1963年イギリスの女王は盛大な宴会の席上で英徳紅茶FOP(Flowery Orange Pekoe)を使って貴賓を接待して

その後 皇室用茶に使われて、英徳紅茶の名声が天下に知れ渡ります               『中国茶の相高茶荘』サイト様より転載

 

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一刀が意匠を考案する事になり、あれやこれやと・・・試行錯誤している内に

店員の制服姿候補として挙がった中で、孫呉武将達に好評を博したモノは・・・

一つめにはチャイナドレスが、二つめには大正時代風の着物、そして三つめには西洋給仕服という三つの意匠を一刀が凝らしたのである

 

一刀デザインの西洋給仕服の意匠は一般的シンプルなモノであったのだが、桜の裁縫過程でこうしたら・・・ああしたら可愛いのでは?

とあれこれ手を加えたら・・・あ~ら不思議!

 

ゴスロリ服が完成していたのである  奇跡・偶然の産物とはいえ・・・出来てしまう桜の天才的裁縫能力には恐れ入る

 

この桜の天才的裁縫能力は、様々な恩恵と悲劇をもたらすこととなる

 

敵(T)が急(K)に襲(O)ってきたから・・・

通称QBK(急にボールが来たから)ならぬ”TKO”(通称:ノックアウト)とも後に呼ばれる現象

 

しまった!嫁(レアモノ”桜”謹製抱き枕)を置いてきてしまった!と頬を涙で濡らし

戦争なのを忘れ取りに帰ろうとする隊員が後を絶たなかったという・・・

 

そうしたエピソードが残っているくらいで、それを聞いた冥琳は頭を抱え穏・紅・藍里は苦笑い

琥珀に至っては芸術を解する同志が多くて良い事ですと喜ぶ始末であった

 

製作者冥利とも言えなくもないそうしたエピソードが残ってしまう程、桜の裁縫技術と作り上げた製品は皆から愛されていた

カバー絵柄に関しても、愛犬や愛猫から孫呉武将達、兵それぞれの恋人、嫁から子供の絵柄と多種多様の注文で大盛況となる

絵柄に関しては、絵心がある子虎が担当していた こういう手先が器用なものは得意のようである

子虎の器用さは女子モノに限って(料理や裁縫等)通用しないようであるが・・・

 

ちなみに今出てきた隊員達御用達”抱き枕”であるが・・・

プロトタイプは一刀絵柄というシークレットの抱き枕で

 

孫呉の恋姫武将達に各2枚1組づつだけの”限定生産”という超レアモノであったりする(もちろん一刀には内緒)

何故、2枚1組単位なのか・・・それは2枚の絵柄が着用と裸体タイプの2種類で脱がす楽しみ付きという

なんとも・・・まぁよりコア向け趣向の抱き枕タイプなのであった

 

ちなみに貂蝉も製作に際して監修しており、内一つを愛用している

卑弥呼は華陀絵柄の”カスタムタイプ”抱き枕であったりする

 

華陀の”カスタムタイプ”が存在するように

何処から聞きつけたのか秘密裏に”華琳さま抱き枕カバー”の発注を桂花・稟・春蘭・秋蘭がしていたりする

当の華琳と風は、密かに魯家商人・外交裏ルートを使い、”特許長”である琥珀と交渉し、見事一刀抱き枕をゲットしていたりする

 

※序章・第四話での初代 孫呉特許許可局長    魯(粛)子敬という文言が著す通り・・・

 

紅が会長を務める”一刀を永遠に愛でまわす会”(呉一般痛団体通称:ストーカー連合会)により

一刀に関する肖像権特許をいち早く得ていたのである もちろん一刀本人には内緒で・・・

 

”一刀の肖像は会員だけのモノ、大陸中全ての一刀肖像は会だけのモノ”

というジャイ●ニズム的思考をスローガンに掲げた団体であった

後世、世界中に暗躍することになるので、迷惑この上ない団体であった

 

本来なら危険思想を持った団体という事で、政府に訴え思想的にも弾圧ないしは強制的に排除されてしかるべき処なのであるが・・・

副会長に雪蓮と緋蓮が控え、会員は孫家武将達全員という政府中枢メンバーであった為

商人側としても”会”の存在そのモノに文句(ケチ)もつける訳にもいかず、渋々ドル箱の商品化を諦めるしかなかったのである

 

その為、海賊版が出回ってしまう事態となるが、華琳の領内では華琳指示の下(魏への融通はこの為)

孫呉領内では琥珀率いる局員が徹底的に絞めて回った為

粗悪な海賊版を売り出していた商人達も割りに合わないと撤退してしまったのである

 

その為、一刀絵柄に関しては、許可が下りないと商人側としても”正式”に製作出来なかったのである

 

愛紗のいる平原に海賊版情報が伝わる頃には、商人の首根っこを掴んで前後に揺さぶりながら般若顔で詰め寄って所望するものの・・・

時すでに遅く手に入れられなかったという・・・オチである

一方で朱里と雛里は海賊版・一刀抱き枕を密かにゲットしていたりして、二人で夜な夜な使用中であったりする・・・

さすがその道のプロである・・・おそロシア・・・

 

話を戻すとそういった経緯のある一刀”抱き枕”に魅了されてしまった一人であった為

愛する兄と秘密を共有する桜からの被写体(モデル)要請ということもあり、断りきれなかった蓮華だったという訳であった

 

 

 

 

「ふぅ 蓮華かい? どうしたんだい?」

 

「根を詰めてお仕事をなされてるのかと思いまして お身体に障りますしそろそろすこし休憩なされては?」

「そうだな そうするか」

自身を気遣ってくれた蓮華へ配慮する一刀は

 

「私のお知り合いが経営しております喫茶店に行きませんか?」

「へ~ そんな処が出来たんだね 案内してくれる?」

「はい! 兄様! 承知いたしました」

と一刀と蓮華は連れ立って部屋を出て行く

 

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場面は処変わってメイドカフェ(喫茶店)へ一刀を案内してきた蓮華は

「ここです! 兄様!」

「へ~ こんな処にあったんだね 知らなかったよ」

「私も先日教えてもらったばかりなのです ささっ 兄様 入って 入って」

と笑顔で一刀の背を押して入店させる蓮華

「勝手に入っていいのかな~」

「許可は戴いてますから 心配せずとも大丈夫です」

「まぁ それならいいか・・・」

と蓮華の押しの強さに負け諦めて、店内に入り蓮華が勧めた椅子にすわる一刀

 

「蓮華は座らないのかい?」

「兄様 すぐに水をお持ちいたします その椅子に座ってしばしお待ちくだいませ

 私が兄様にお茶をお入れしますので・・・という訳で ・・・それでは少しの間失礼いたします」

と挨拶すると部屋に一刀を残して、奥に行きお茶を入れる準備を始める蓮華

 

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「初めてみるお茶だね 香りもいい これは?」

「山越と英徳で摘みました緑茶と紅茶ですわ 兄様 冷めないうちにどうぞ」

「ありがとう 蓮華」

 

「ふぅ~ 美味しいな この二種類のお茶」

 

「緑茶は苦味と渋みが最初に口全体に広がるけど、喉元を過ぎると清涼感と安堵感が・・・こうじわじわと広がるのがいいね」

「紅茶の方は最初に香りを楽しんでから戴いたけど、砂糖を少量入れたからか 疲れた頭に最適だよ もうすこし仕事をがんばれそうだ」

 

「ふふふ 兄様に気に入って戴けて何よりです」

 

「それにしても蓮華 その格好・・・なんというか」

「・・・喫茶店で給仕をする者の恰好だとかで・・・」

(※蓮華さんが今着用しているのは、”黒のごすろり調の服”なので違います!)

 

入ってきた時に蓮華に言うのも無粋かと思い、蓮華が着ている服装に関して今まで黙っていた一刀であったが

ついに堪えきれずツッコんでしまった

 

両の裾を指で少し摘まみあげる蓮華の可愛い仕草に少しどぎまぎする一刀

 

「いっいや・・・すごく可愛くて・・・その・・・似合ってるよ 蓮華」

「こっこれは・・・そっその・・・そう兄様限定です・・・兄様だけですから こんな姿をみせるのも・・・給仕するのも・・・

 それとお誕生日おめでとうございます 兄様」

 

「うん? 誕生日? そうか もうそんな季節だったのか・・・仕事に追われ忘れていたよ

 蓮華ありがとう 覚えてくれてて嬉しいよ」

「ううん 兄様の誕生日ですもの・・・ 忘れるはずがありません!」

と真剣な表情で一刀に反論する蓮華に、いつもと違う雰囲気に戸惑いをみせる一刀であった

「それでその・・・私からの”誕生日ぷれぜんと”なのですけれど・・・」

俯き何か言い淀んでいる蓮華から放たれた言葉に、さらなる衝撃に襲われる事となった

 

 

「兄様! もらってください! 私の全てを・・・」

 

 

「ぶーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー! げふぉげふぉ」

と高価なお茶を豪快に噴出しつつも、急いで周りに噴出した粗相をしたお茶を拭きつつ繕う一刀

 

 

「そっそれにしても・・・唐突で大胆な告白だな 蓮華 まるでプロポースか何かのような・・・」

「ごめんなさい 兄様 ぷろぽーず?とは何なのですか?」

 

「ああ 結婚したい相手に告白する時の言葉・・・誓いの言葉みたいなもの・・・かな」

「ふふっ 私は兄様に”ぷろぽーず”をしたのですね 兄様を愛するこの気持ちに嘘偽りはありません お慕い申し上げております」

「あっありがとう・・・蓮華 でもな蓮華 プロポーズは普通男から言うものだぞ?」

 

「ええっ! そっそうなのですか!? うっうう残念です・・・でも構いません! 大陸では女性から言うものなんです!」

「あはは とうとう開き直ったか」

 

「私は・・・私にはもう・・・兄様しか・・・」

「蓮華にはいつも感謝している その気遣いだけで・・・十分だよ 愛しの蓮華」

「うれしいです 兄様!」

と最後は少し大げさな台詞まわしと共に、一刀の胸に勢い良く飛び込み見詰め合う一刀と蓮華

 

 

 

 

 

 

一刀の唇と蓮華の唇が触れあおうとする刹那・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

「ちょっと待ったぁーーーーーーーーーーーーーーー!」

と何処からか正義の味方でも出てきそうな雰囲気の止め方であるが・・・

非常に不機嫌な顔をしている”かわいい熊”の被り物とは実に対称的な雪蓮が横槍を入れる

 

「一刀と蓮華これ練習だから! 本当にしなくてい・い・の!(私のいる前で堂々とまぁ~ぶぅ~~ぶぅ~~)

 それとそれと蓮華! くっつきすぎ! ”あどりぶ”使いすぎ! なんでそんな”あまあま”なのよぉ~~~~~~」

とさらにやきもちともとれる不満をマシンガントークで捲くし立てる

 

蓮華と一刀は苦笑しつつも雪蓮に反論する

「”あどりぶ”?と言われましても・・・ 姉様が作った台本通りですけれど?」

「雪蓮ちょっと厳しすぎやしないか? 台詞の言い回しは蓮華なりの言い方に直してるだけだろう?

 そもそもこの物語、雪蓮が作った台本だぞ?」

と二人から正論をぶつけられ、あたふた焦る雪蓮

 

これまでの一刀と蓮華二人の会話は、全て上記にも説明した通り、緑茶と紅茶の普及を目指すメイドカフェのPRも兼ねて

メイドカフェを舞台とした恋人や夫婦、女性客引き用の純愛劇

シナリオ雪蓮作の『森の動物達が集うメイドカフェ』の舞台稽古のワンシーンだったのである

桜の被写体(モデル)をしていたのも、この度の衣装合わせも兼ねていたというカラクリだった

 

「うぐっ そっ・・・そうだったかしら ねぇ? よく憶えてないわ(本当は私と一刀が演じる筈の台本だったのに・・・)」

とそっぽを向きしらばくれる雪蓮とまたか・・・と溜息をつく一刀と蓮華であった

以前、一刀と城壁でイチャついていた蓮華へのあてつけな台本・・・というより

イベントを口実に、公然といちゃつきたかっただけというのが、雪蓮の本音だったりする

 

始めは”じゃんけん”による配役を計画していたのだが

雪蓮の勘が鋭いということは周知の事実であった為、皆から即却下されてしまい・・・

それなら・・・と推薦へと移行し・・・雪蓮の台本の中身を知らない皆は、自身の仕事も忙しい為

何事にも真剣に取り組み真面目な蓮華を推したという流れであった

 

後日、出来上がり皆へ配られた台本に目を通して、一同青ざめたというのは言うまでもない・・・ 

 

これなら私がやったというのに・・・と蓮華を推薦した一同が後悔しても時すでに遅く

台本に目を通すたびに顔を赤らめ、台本の世界へと旅立っていた蓮華を除いて・・・

 

 

そう、全ては雪蓮が企んだ計画だったのだが、企みが見事ズレて蓮華が美味しい思いをしていたという状況である

 

 

蓮華としても、愛する兄と一緒に居られるばかりか・・・公然といちゃつける訳で

姉が謀った”あの夜”(※1章10話参照)に似通った甘い突然企画の劇であったが

今では”あの夜”の再現をもう一度と”あどりぶ”が飛び出す程の熱の入れようで・・・

 

私が・・・姉と同じあのクマの着ぐるみを?

・・・と視線の先にいる姉を見つめ考え直すと、今になってゾッと寒気が襲ってくる蓮華であったが

一番期待していた美味しい処を姉に邪魔されたものだから・・・不機嫌になる蓮華ある

 

「姉様! 練習の邪魔しないでください!」

(次は兄様との”きすしーん”の一番おいしい処でしたのに・・・ブツブツ)

と練習であろうと鬼気迫る本気(マジ)モードの蓮華であった

 

一番美味しい処を持っていかれた蓮華に一切気遣う様子もなく・・・

「シャオ 木の役つかれちゃったよぉ~~~」

木の精役である、木から顔だけ出したシャオが”もう飽きた”という顔をして不満をぶつける

シャオの不満顔の一番の理由は、一刀が蓮華といちゃついていたのが原因であるが・・・

 

雪蓮といいシャオといい・・・良くも悪くも天上天下唯我独尊なのが孫家の血のなせる業とも言えなくもない

 

「シャオ 貴方立ってただけじゃない・・・

 それに貴方の出番はこの後で、まだ台詞一言も言ってないじゃない! それで疲れたって・・・」

と蓮華に突っ込まれいうように参加する皆は、仕事等の合間を見つけて城内の大広間で稽古していた

見た処、今現在参加していたのは一刀・雪蓮・蓮華・小蓮の4人だけのようである

 

「だよね! シャオ! 休憩しよ ハイ 休憩!」

 

「姉様! あ~~誤魔化した!」

 

「一刀! ささっ! 行こ! 行こ!」

「かぁ~ず~とっ シャオ 噂の英徳紅茶が飲みたい!」

 

「いや・・・でもさ 雪蓮とシャオ・・・さっき稽古始めたばっかりなんだけど・・・」

と蓮華からの痛い視線もあり、二人に一応抵抗を試みる一刀であったが

一刀の両腕を即座に雪蓮とシャオで占領し、城の食堂へと引き摺って行く・・・

哀れ一刀よ 何処へ行く・・・有無を言わさず、二人に連行されていく一刀であった

 

「兄様のバカ・・・姉様やシャオに甘いんだから! もう 知らない!」

と一刀と甘甘なシチュエーションを邪魔され悪態をつくものの・・・去っていった三人の後を急いで追いかける蓮華であった

 

 

 

 

本番当日、この宣伝劇は娯楽に飢えていた幅広い層から大好評を博し、本来は一回限定だったものの・・・

運営するメイドカフェ側の必死の依頼により、人数と時間を決め一ヶ月もの長期に渡り、宣伝公演を行う事になった

後々、更にシナリオに手を加えられた『森の動物達が集う執事カフェ』も公演されている

 

その甲斐あってか、緑茶と紅茶が呉の一般家庭にも広く広がることに繋がり、増産・雇用拡大へと繋がっていく

後に華北や巴蜀への輸出商品ともなったのである

恋人や夫婦達は自分達が演者になりきり、彼氏がいない人達は一刀を恋人に見立て、彼女がいない男達には蓮華を恋人に見立てて

観劇をした者達の妄想を存分に掻き立て桃色吐息だったとか・・・

 

その他に劇中で使用した”誕生日ぷれぜんと””ぷろぽーず”が呉の恋人達の”口コミ”によりお茶の宣伝より

恋人達の記念日や結婚をする前の決まりごととして広く速く伝わることとなり・・・

ついで?オマケ?的なお茶の宣伝効果に、苦笑する呉の面々でありましたが、終りよければ全て良しという事になりましたとさ

 

 

さらなるオマケ項目に、その後劇に感動した有志達により”めいじょゆう・孫権ふぁんくらぶ”がひそかにではあるが立ち上げられた

 

後に、蓮華”公認”の公式に格上げされるかで争われた”文化大革命”(有志により命名)も

「劇のセリフにもありましたように、私は兄様だけのものですので・・・」

という”にべなく”拒否された蓮華の公式見解で、公認を争った男達の野望は・・・儚くも・・・

 

露と落ち、露と消えにし、有志達。公認昇格、夢のまた夢

 

と関白・秀●公の辞世の句に似た”有志たちの未練”が

遥か昔に詠まれて灰と化す事になろうとは・・・まさに兵たちが夢の跡であったのは言うまでも無いだろう

 

 

 

 

■■■【オリジナル人物紹介】■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

 

 ○孫堅 文台 真名は緋蓮(ヒレン) 

 

  春秋時代の兵家・孫武の子孫を称し、各地で起こった主導権争いに介入し

  『江東の虎』の異名で各地の豪族を震撼させた

  優秀な人材を率い転戦、やがて軍閥化し孫家の基礎を築いた

 

  容姿:髪は桃色で、孫家独特の狂戦士(バーサーカーモード)になると、右目が赤色に変化するのが特徴で、平時は量目とも碧眼である

  祭と同じく胸が豊満で背は祭より高い 体格は祭よりすこし大きい 顔立ちは蓮華というより雪蓮に似ているだろうか

 

 ○張紘 子綱 真名は紅(コウ) 

 

  呉国の軍師の一人で主に外交を担当。 魏の程昱(風)の呉版と考えていただけると理解しやすいだろう

   『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の張氏の出 雪蓮直々に出向き、姉の張昭と共に臣に迎え入れられる

  張昭と共に『江東の二張』と称される賢人

 

  ※史実では、呉郡の四性でも張昭と兄弟でもありませんのでお間違い無きように。。。 

   呉郡の四性の中で張温しか見当たらなかった為、雪月の”脳内設定”です

 

  容姿は青眼で背丈は冥琳より少し低い 顔は姉の王林とは似ておらず童顔で人に安心感を与える顔立ちである

  髪は腰にまで届こうかという長く艶やかに保った黒髪を束ね、ポニーテールと呼ばれる髪型にしている事が多いが

  その日の気分により、長髪を肩辺りで束ね胸の前に垂らしている場合もあるようである

  服装は藍色を基調とした西洋風ドレスを身を纏っている

 

 ○魯粛 子敬 真名は琥珀(コハク)

 

  普段は思慮深く人当りも良い娘で、政略的思考を得意とし、商人ネットワークを駆使し情報収集・謀略を行う

  発明に携わる時、人格と言葉遣いが変化し、人格は燃える闘魂?状態、言葉遣いは関西弁?風の暑苦しい人に変化する

  このことから「魯家の狂娘・後に発明の鬼娘」と噂される

 

  ※穏(陸遜)は本をトリガーとして発情しちゃいますが、、琥珀(魯粛)は発明に燃えると・・・燃える闘魂に変身って感じです

 

  容姿は真名と同じく琥珀色の瞳をもち、髪は黒で肌は褐色がかっており月氏の特徴に似通っている

  背は明命と同じくらいで、服装は赤を基調としたチャイナドレスを身に纏っている

 

 ○張昭 子布 真名は王林(オウリン) 

 

  呉国の軍師の一人で主に内政を担当。 冥琳とはライバル同士で互いに意識する間柄である

   『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の張氏の出 雪蓮直々に出向き、妹の紅(張紘)と共に臣に迎え入れられる

  張紘と共に『江東の二張』と称される賢人

 

  妹の紅は「人情の機微を捉える」に対して「政(まつりごと)の機微を捉える」という感じでしょうか

 

  容姿は冥琳より少し高めで、紅と姉妹でありながら顔立ちが似ておらず、冥琳と姉妹と言われた方がピッタリの美人系の顔立ちである

  眼鏡は使用しておらず、服装は文官服やチャイナドレスを着用せず、珍しい”青眼”でこの眼が妹の紅と同じな事から

  姉妹と認識されている節もある 紫色を基調とした妹の紅と同じ西洋風のドレスを身を纏っている

 

 ○程普 徳謀 真名は楓(カエデ)

 

  緋蓮旗揚げ時よりの古参武将であり、祭と並ぶ呉の柱石の一人 「鉄脊蛇矛」を愛用武器に戦場を駆け抜ける猛将としても有名

  祭ほどの華々しい戦果はないが、”いぶし銀”と評するに値する数々の孫呉の窮地を救う働きをする

  部下達からは”程公”ならぬ『程嬢』と呼ばれる愛称で皆から慕われている

 

  真名は・・・素案を考えていた時に見ていた、某アニメの魅力的な師匠から一字拝借致しました・・・

 

  容姿は祭と同じくらいの背丈で、端正な顔立ちと豊かな青髪をうなじ辺りでリボンで括っている

  均整のとれた体格であるが胸は祭とは違いそこそこ・・・ちょっと惜しい残念さんである

 

 ○凌統 公績 真名は瑠璃(ルリ) 

 

  荊州での孫呉崩壊時(※外伝『砂上の楼閣』)に親衛隊・副長であった父・凌操を亡くし、贈った鈴をもった仇がいると

  知った凌統は、甘寧に対して仇討ちを試みるものの・・・敵わず返り討ちにあう間際に、一刀に救われ拾われることとなる

  以来、父の面影をもった一刀と母に対してだけは心を許すものの・・・未だ、父の死の傷を心に負ったまま

  呉の三羽烏の一人として日々を暮らしている

 

  容姿はポニーテールに短く纏めた栗色の髪を靡かせて、山吹色を基調とした服に身を包んでいる小柄な少女

 (背丈は朱里や雛里と同じくらい) 真名の由来で目が瑠璃色という裏設定もございます

 

  ○朱桓 休穆 真名は珊瑚(サンゴ)

 

  『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の朱氏の一族

  槍術の腕を買われ、楓の指揮下にいた 一刀の部隊編成召集時に選抜された中から、一刀に隊長に抜擢された『呉の三羽烏』の一人

  部隊内では『忠犬・珊瑚』の異名がある程、一刀の命令には”絶対”で元気に明るく忠実に仕事をこなす

 

  容姿:亞莎と同じくらいの背丈で、黒褐色の瞳に端正な顔立ちであり黒髪のセミロング 人懐っこい柴犬を思わせる雰囲気をもつ  

  胸に関しては豊満で、体格が似ている為よく明命から胸の事で敵視されている  

 

  ○徐盛 文嚮 真名は子虎(コトラ)

 

  弓術の腕を買われ、祭の指揮下にいた 一刀の部隊編成召集時に選抜された中から、一刀に隊長に抜擢された『呉の三羽烏』の一人

  『人生気楽・極楽』をモットーにする適当な性格であったが、一刀と他隊長である珊瑚と瑠璃・隊長としての責に接していく上で

  徐々に頭角を現し、後に部隊内では『猛虎』と異名される美丈夫に成長を遂げていくこととなる 

 

  容姿:思春と同じくらいの背丈で黒髪のショートヘア 体格も思春とほぼ同じく、遠めからでは瓜二つである 

  二人の区別の仕方は髪の色である(所属部隊兵談) またしなやかな動きを得意としている為、思春の弓バージョンと言える 

 

  ○諸葛瑾 子瑜 真名は藍里(アイリ)

 

  朱里の姉 実力にバラツキがあった為、水鏡から”猫”と称される

  その後、水鏡と再会時に”猫”が変じて”獅子”になりましたわねと再評価される

 

  天の御遣いの噂を聞きつけた藍里が冥琳の元を訪れ、内政・軍事・外交とそつなくこなす為、未熟であった一刀の補佐に転属させられる 

  初期には転属させられた事に不満であったが

  一刀に触れ与えられる仕事をこなす内に(わだかま)りも消え、一刀に絶大な信頼を寄せるようになる

  後に亞莎が専属軍師につくと、藍里の内政面への寄与が重要視される中で、藍里の器用な才を愛し、軍師としても積極的に起用している

 

  容姿は朱里より頭一つ高いくらい 茶髪で腰まであるツインドテール 朱里とよく似た童顔でありながらおっとりした感じである

  服装に関しては赤の文官服を着用しており、胸は朱里と違い出ている為、朱里とは違うのだよ 朱里とは・・・

  と言われているようで切なくなるようである(妹・朱里談)  

 

  ○太史慈 子義 真名を桜

 

  能力を開放しない雪蓮と一騎打ちで互角に闘った猛者  桜の加入により瑠璃が一刀専属の斥候隊長に昇格し

  騎馬弓隊を任されることとなった(弩弓隊・隊長 瑠璃→子虎、騎馬弓隊・隊長 子虎→桜に変更)

  本来の得物は弓で、腕前は祭を凌ぎ、一矢放てば蜀の紫苑と互角、多矢を同時に放てば秋蘭と互角という

  両者の良い処をとった万能型である

 

  武器:弓 不惜身命

  特に母孝行は故郷青州でも有名であり、建業の役人街が完成した際に一刀の薦めもあって一緒に迎えに行く

  隊長として挨拶した一刀であったが、桜の母はその際に一刀をいたく気に入り、是非、桜の婿にと頼み込む程であった

   

  容姿はぼん・きゅ・ぼんと世の女性がうらやむような理想の体型でありながら身長が瑠璃ぐらいという美少女系女子

  眼はブラウン(濃褐色)であり、肩下までの黒髪 気合を入れる時には、白い帯でポニーテールに纏める

  一刀の上下を気に入り、自身用に裁縫し作ってしまう程の手先の器用さもみせる

 

 

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【あとがき】

 

常連の読者の皆様、お初の皆様 こんばんは 雪月でございます

 

 

前回の拠点の支援数を確認致しまして、本編より多くの支援数を戴きまして、ちょっと安心しているチキンな制作者でございます

この度は蓮華の拠点でしたがいかがでございましたでしょうか?

文章は最近長め傾向でしたので、出来るだけ短くしてみましたのとページの区切りが付け難かったので間をとった表記を多用しました

 

最近、蓮華に関しては、本編から続いてのデレ回確変が続いております 何処まで続けるのか・・・は作者である私にも不明ですが(汗

苦めのコーヒーでも飲みながらですと、話の甘さとでちょうど良い加減になりそうかなと感じております

 

苦さ、甘さの匙加減は皆様のお好みでという事に致しまして

 

ちょっと第二章の進み具合が難航しておりまして・・・というのも、原因は『三国無双7』で今遊んでるからなんですけどね・・・

バグ多いですね 急に音がなくなったりPS3自体が停止したりとやり直しが多くて涙目だったりします

チェイン数は稼ぎやすくて、簡単に9999(上限)なんて数値出せたりしますが(汗

作品を制作している事もあり、各勢力のシナリオをIF部分も含めて楽しんでおります

いや~フラグ立てる条件厳しすぎないって箇所がありますね~こんなの普通気付かないでしょみたいな・・・

 

それと元姫さんと錬師さん 胸の部分が協調・・・もとい強調しすぎ某覇王様扱い・・・おっとこれ以上は我が命がゲフンゲフン

大喬さんと小喬さん いつロ●っ娘を卒業されるのでしょうか? 戦国の方のお市さんのように大人びて(ぉぃ

最後に韓当さん 存在忘れられるなんて・・・カワイソス(´;ω;`)ブワッ 若い頃はきっとイケメン・・・は無理かな(滝汗

とまぁ、こんな呆れ果てた事情なものでして・・・仕事持ちなものでゲームで遊んでると

小説書く時間までなくなるという”オチ”でして・・・

 

大学時代に戻りたいと何度思ったことか・・・過ぎ去りし日々を回顧しつつも、無い知恵をフル回転させて制作している次第でありますが

もしかしたら拠点・会員様限定SSを掲載した後に”一週間”ほど休暇を戴くかもしれません 正月からそんなに経ってないというのに・・・(滝汗

 

その時は『あとがき』にて予告させていただきますので、ご理解とご了承くださいますようよろしくお願い致します<(_ _)>

 

次回は皆様からご投票戴きました圧倒的人気でぶっちぎり第1位となりました冥琳編でございます 

それでは次回更新時まで皆様ごきげんようヾ(*'-'*)マタネー♪

 

 


 
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