No.551959

Pの記憶/IとSの世界 三話 変~身!

これは、最後の物語。

2013-03-06 18:42:12 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1696   閲覧ユーザー数:1669

 

翌週月曜日

 

正式なくじ引きで一番が操、二番が一夏の順に戦うことになった。

 

「俺のは届いたけど、操はISあるのか?」

 

アリーナに向かう道で一夏は操に言った。

 

「平気平気、心配すんな。」

 

「それは、私も気になるな。」

 

二人が話していると、千冬が現れる。

 

「ち、ちふ…織斑先生!

 それってどういう事ですか?」

 

「こいつのISが届かない理由が知りたくてな。」

 

「ISが届かない?」

 

「そうだ。

 だから、こいつに理由を聞きに来た。」

 

そんな二人の目線に笑いながら言う。

 

「始まったら、見せてあげますよ~。」

 

そう言い残し、アリーナ会場に入る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会場

 

その場には、青い機体のブルー・ティアーを身に纏ったセシリアの姿があった。

 

「あら、最初の対戦相手は操さんなのですね。」

 

「そうらしいな。」

 

そこに、操が入る。

 

「メロン、美味しかったですわ。」

 

「それはよかった。」

 

「ISは展開しないのですか?」

 

セシリアが指摘する。

 

「するするっと。」

 

すると、操はどこからともなくベルトを取り出し、腰に装着する。

 

「おしゃれのつもり?」

 

「まぁ、見てな。」

 

操は、少し大きめのUSBメモリーのボタンをセシリアに向けて押す。

 

《パペティアー》

 

「変~身!」

 

そして、ベルトに装填する。

 

突然、砂が踊るように舞いセシリアの視界が塞がれる。

 

次に、セシリアが見たのは操ではなく、赤紫色で左手にメモリスロットがあり、顔にPの文字が突き刺さったような怪人が立っていた。

 

「なんですの、その姿は。」

 

「俺は…、仮面ライダーパペティアー。」

 

そう言って、右手をセシリアに出し、台詞を言う。

 

「さあ、無様な舞踏会の始まりだ!」

 

 
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