No.551927

交わる外史~第三次! チキチキ! 玉璽戦争!?~ (中編の肆)

注意!
この作品は恋姫無双とその他の作品のクロスオーバー(パロディ)です!
「はいはい、外史、外史」の言葉で笑って許せる方はお読みください!

霞や真桜を書いてると方言は難しいと心から思いますね。

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2013-03-06 16:03:42 投稿 / 全11ページ    総閲覧数:1853   閲覧ユーザー数:1664

聖「次の対戦方法は――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

♪♪♪テッテレー♪♪♪

 

 

 

 

『黒ひげ☆危機一発』

 

 

 

 

 

玉璽戦争第四回戦

対戦方法『黒ひげ☆危機一発』

 

 

聖「続いての対戦方法は『黒ひげ☆危機一発』でーす♪ この遊戯では『たる』と呼ばれる木製の瓶を使用します。各組は順番にこの『たる』にあいた穴に剣を突き刺していき、そのたびに点数が加点されていきます♪ 一回につき剣は三本まで使えますから、高得点『げっと』のためにどんどん剣を突き刺してください♪ もちろん絶対に一本は使ってくださいね。あと剣を突き刺す役割は順番が来るたびに変えてくださーい!」

 

一刀「そして穴の中にはハズレが一つだけ混じっているんだ。このハズレに剣を突き刺した組は今回の遊戯での得点がなくなってしまう。おまけにハズレを引いたその時点でこの遊戯は終わるから注意してね」

 

聖「もう一つ注意点を。剣を突き刺すごとに得点になりますが、この点数は一周するごとに増加します。その辺もよく考えてくださいね♪」

 

 

 

 

華琳「ハズレを引けば得点がなくなり遊戯自体も終了する。つまりハズレを引いた組は今回の遊戯で点を得ることが全くできず、優勝から大きく遠のくということね」

 

雪蓮「面白いじゃない。こういう運任せの一か八かの遊びは嫌いじゃないわよ♪」

 

翠「えーと……一回につき三本まで剣を使えるから、剣を使えば使うほど他との差が開くってことだよな?」

 

紫苑「ええ、そうね。でも考えなしに刺していけば自分がハズレを引く可能性もそれだけ高くなるわ。得点の高くなる後半は特に。この遊戯、一見ただの運任せに見えるけど、ちゃんと戦略性も入っているわね」

 

 

春蘭「華琳様! お戻りになられたんですね!」

 

華琳「心配かけたわね、春蘭」

 

春蘭「華琳さま~♪」

 

 

冥琳「体力は戻ったようだな、雪蓮」

 

雪蓮「あははー……。さすがに完全回復とまではいってないけどね」

 

冥琳「戻って来ただけでも十分さ。さあ、さっそく作戦を考えよう。この遊戯、お前お得意の勘が活躍してくれそうだからな」

 

 

桃香「翠ちゃん……紫苑さん……」

 

翠「桃香さま、その……」

 

紫苑「申し訳ございません、桃香様。先ほどは調子に乗ってしまい……」

 

桃香「二人とも謝らなくていいよ」

 

翠・紫苑「「桃香様……」

 

 

 

 

 

桃香「許すつもりはないから♪」

 

翠・紫苑「「桃香さまあああああああああ!?」」

 

 

 

 

 

翠「反省している! 調子に乗ったあたし達が悪かったって反省している! だから許してくれよ、桃香さま!」

 

紫苑「桃香様、どうか御恩情を……。お願いいたします……」

 

桃香「うーん……どうしようかな~」

 

翠・紫苑「「桃香様……」」

 

桃香「うん、わかった。だったら許してあげる」

 

翠・紫苑「「桃香様……!」」

 

桃香「そのかわりにやってほしいことがあるんだけど」

 

翠・紫苑「「……?」」

 

 

 

 

 

【医務室前】

 

 

星「ううむ……まさかとっさについた嘘があのような結果をもたらすとは……。桃香様の早とちりにも困ったものよ。おまけに悪意があってあのようなことを言ったのではないからなお性質が悪いというもの。……さて、もう愛紗と鈴々はおらぬな? 早くせねば四回戦が始まってしま――」

 

 

 

 

 

翠「おい、星。どこに行こうとしてるんだ?」

 

紫苑「あらあら。身重の女性がそんなあちこち歩き回ってはいけないのよ、星ちゃん」

 

 

 

 

 

星「翠、紫苑!?」

 

 

翠「なんだ。倒れたって聞いてたけど、結構元気そうだな。安心したぜ」

 

紫苑「そうね。大事なくて何よりだわ」

 

星「う、うむ……。それよりもなぜ、ここにお主たちが……?」

 

翠「ああ、それはな――」

 

 

 

 

 

翠「桃香さまの命令だ。大人しく医務室に戻ってもらうぞ、星」

 

紫苑「抵抗するなら多少のお痛は構わないとも言われているわ」

 

 

 

 

 

星「おのれ、桃香様め! なんというお節介を!」

 

翠「まさかお前がご主人様の子供を、に、妊娠しているなんて……。うらやm――ずるいぞ!」

 

星「言い直せてないぞ!? そして誤解だ!」

 

紫苑「ほら、星ちゃん? 早く医務室に戻らないと」

 

星「紫苑! お主はわかってやっておるだろう!?」

 

 

 

翠「さ、覚悟しろよな」

 

紫苑「ごめんなさいね、星ちゃん(にこり)」

 

星「待て、二人とも! いくらなんでも無手相手に銀閃と颶鵬は卑怯だと思わぬのか!?」

 

翠「あはは……」

 

紫苑「ふふふ……」

 

星「ちょ、待っ……!」

 

 

 

 

星「ああああああああああああ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

聖「白蓮さんの所の星さんがまだ来ていませんが、時間ですのでそろそろ始めまーす! くじ引きの結果、順番はこうなりました~♪」

 

 

 

一番 麗羽組(一番手 麗羽)

 

二番 白蓮組(一番手 白蓮)

 

三番 華琳組(一番手 春蘭)

 

四番 月組(一番手 恋)

 

五番 桃香組(一番手 愛紗)

 

六番 美羽組(一番手 美羽)

 

七番 雪蓮組(一番手 雪蓮)

 

 

 

麗羽「おーほっほっほっほっ! やはり名門袁家の当主である、わ、た、く、し、が、一番ですわ!」

 

白蓮「星もいないし私一人でなんとかしないと……。でも麗羽のすぐ後っていうのがなあ~」

 

春蘭「ふふん。なんだかよくわからんが、ようは剣を勢いよく刺せばいいのだろう? ならば私の七星餓狼の餌食にすれば問題ない!」

 

恋「……春蘭、それはダメ。……反則」

 

愛紗「五番か。早い順番ではないがどうなるか……」

 

美羽「むう。なぜ麗羽が一番で妾が六番なのじゃ。おかしいではないか! やり直しを要求するのじゃー!」

 

雪蓮「はぁ……相変わらず美羽は騒がしいわねえ……」

 

 

一刀「麗羽が一番で、雪蓮が最後か。面白い順番になったな」

 

聖「これも袁家――というよりも麗羽さんの脅威の幸運力のおかげなんでしょうか」

 

 

斗詩「そういえばご主人様。ハズレってどうやったらわかるんですか?」

 

白蓮「そうだよな。説明を聞いた限り『たる』っていう木でできた瓶に剣を刺していくだけなんだろ。それでどうやってわかるんだ?」

 

一刀「ああ、そこら辺は大丈夫。ハズレに刺した瞬間にわかると思うから」

 

愛紗「刺しただけでわかるものなんですか?」

 

一刀「説明するよりも実物を見てもらった方が早いかな。おーい、貂蝉、卑弥呼。そろそろ始めるから頼む」

 

貂蝉「任せてちょうだい、ご主人様♡」

 

卑弥呼「うむ。それではいくぞ――!」

 

 

漢女『ぶるああああああああああああああああああ!!!(ドスン!!!)』

 

 

一刀「おおう……。ふ、二人とも、ありがとな……」

 

聖「ムッキムッキの漢女二人が巨大な『たる』を運ぶ光景……。予想外に暑苦しい絵図らでしたね……」

 

一刀「えー……気を取り直して、と。これが今から『黒ひげ☆危機一発』で使うタルだよ」

 

 

麗羽「案外大きいものですわね」

 

春蘭「ああ。貂蝉や卑弥呼よりもデカいな」

 

月「高さだけなら小さな納屋くらいはありますね……」

 

 

一刀「一番上に何かあるのが見えるだろ? ハズレに剣を突き刺すとアレが思いっきりぶっ飛ぶんだ」

 

 

桃香「と、飛んでいっちゃうの!? なんだかすごいね!」

 

華琳「はぁ……。きっとこの『たる』作成にも真桜が絡んでいるわね……。あの子、この大会に協力しすぎじゃない……」

 

雪蓮「あはは♪ おもしろーい♪ つまりアレを飛ばした組が負けってことね♪」

 

 

聖「みなさん、納得していただいようですね♪ それでは『たる』も運ばれてきましたし、そろそろ始めたいと――」

 

 

 

 

 

??「ちょっと待ちいや!」

 

 

 

 

 

聖「何か聞こえたような気がしますが、気にせずにいきましょう! ね、一刀様」

 

一刀「そうだな。それじゃまずは麗羽の番――」

 

 

 

 

 

??「かずピイイイイイイイイイ! ふざけんなやああああああ!」

 

 

 

 

 

華琳「さっきから気にはなっていたけど、あの『たる』の上にいるのって……」

 

冥琳「ああ。やっぱりアレは……」

 

 

聖「えー、そろそろ誤魔化せなくなってきたんで(仕方ないですけど)紹介しますねー。

今回『たる』の上から飛んでいく、通称黒ひげ役を進んで引き受けてくれた勇気ある一刀様の親友、及川さんでーす」

 

及川「引き受けてへん! ワイは決して引き受けてへんぞ!?」

 

一刀「及川、グッジョブ!」

 

及川「やかましいわ! なんなんや! 初登場なのにこの仕打ちは!?」

 

聖「それではそろそろ始めますねー。麗羽さん、準備をお願いしまーす」

 

麗羽「わかりましたわ」

 

及川「え。ワイの説明、もうおしまいなんか? ちょ、ま…………嘘やろおおおおお!?」

 

 

 

 

 

【第一ターン 麗羽】 残りの穴の数42

 

麗羽「おーっほっほっほっほっほっ! 優雅に! 華麗に! 突撃ですわー!」

 

 

ドス! ドス! ドス!

 

 

風「さすがは麗羽さんですねー。なんのためらいもなく三本刺しましたかー」

 

稟「まあ、麗羽殿は一番手ですからね。ハズレを引く可能性が最も低いからこそ三本も使ったんでしょう」

 

桂花「絶対にそこまで考えてないわよ、アレ……」

 

 

【第二ターン 白蓮】 残り39

 

白蓮「よっと。(ドス) ふう、大丈夫だったか……」

 

 

華雄「白蓮は二本か」

 

詠「普通ね」

 

霞「普通やな」

 

 

【第三ターン 春蘭】 残り37

 

春蘭「ふはははは! どうした!? これで終わりか!?」

 

 

ドス! ドス! ドス!

 

 

凪「春蘭様も何のためらいもないな……」

 

真桜「まあ、春蘭様やし……」

 

沙和「楽しそうで何よりなの~……」

 

 

【第四ターン 恋】 残り34

 

恋「……ん(ドス!) ……やっぱり大丈夫だった」

 

 

朱里「はわわ……。恋さんも三本いきましたね……」

 

翠「ああ。でもあいつなら直感、つうか本能でハズレをかわせそうだな」

 

雛里「あわわ……。雪蓮さんみたいです……」

 

 

【第五ターン 愛紗】 残り31

 

愛紗「はっ!(ドス) …………よし」

 

 

華雄「愛紗のやつは二本か。ふん。どうせなら三本一気にいけばいいものを。私ならそうする!」

 

明命「はうぅ……。華雄さんなら残りの穴が四つでも迷わずいきそうですね……」

 

 

【第六ターン 美羽】 残り29

 

美羽「(プルプル……)え、えい、なのじゃ!(トス) ぴいぃー!」

 

亞莎「み、美羽さん、かなり震えていますね……」

 

大喬「雪蓮様の秘蔵のお酒を割ってしまったときみたいですね」

 

祭「やる前に七乃のやつが何やら吹き込んでいたようじゃからのう。……それでも剣を三本刺しているのは肝が太いと見るべきか。それともただのバカだと見るべきか……」

 

 

【第七ターン 雪蓮】 残り26

 

雪蓮「はい、は~い。こんなの楽勝ね~♪」

 

 

ドス! ドス! ドス!

 

 

恋姫『さすが雪蓮(様)……』

 

 

【第八ターン(二週目) 斗詩】 残り23

 

斗詩「慎重にいかないと……えい!(ドス)」

 

 

麗羽「ちょっと、斗詩さん! なぜ二本でやめるんですの!?」

 

一刀「今ので残りの穴の数が21……ちょうど半分になったな」

 

聖「ですね。そろそろ誰がハズレを引いてもおかしくありません」

 

 

【第九ターン 星(代理白蓮)】 残り21

 

白蓮「くそー……。なんで星のやつ戻ってこないんだよう……」

 

 

トス! トス!

 

 

及川(ははーん……。このゲームの終わり方。なんとなくわかってきたで)

 

 

【第十ターン 華琳】 残り19

 

華琳「(他の組との点差を考えればここで守勢に出るのは愚策ね)ふっ!」

 

 

ドス! ドス! ドス!

 

 

及川(この玉璽戦争の元ネタはDVDカーニバル・ファンタズムの第一話や)

 

 

 

【第十一ターン 月】 残り16

 

月「もう穴の数が少ないです……。へぅ!」

 

ドス! ドス!

 

 

及川(つまり最後は誰か乱入者が来てこのゲームを妨害するはずや)

 

 

【第十二ターン 桃香】 残り14

 

桃香「も、もう一本くらいならいけるかな……? え、えーい!」

 

 

トス! トス!

 

 

及川(乱入者はたぶん于吉やな。前に英雄王の役でどこかの外史に出とったって言うてたし)

 

 

【第十三ターン 七乃】 残り12

 

七乃「あはは……。いざ自分がやると思った以上に緊張しますねー……」

 

 

ドス!

 

 

及川(やからこの話のオチは金ぴかバージョン于吉のゲート・オブ・バビロンでワイが吹っ飛んで。そんでそれを見たかずピー辺りの『及川が死んだ!』『この人でなし!』ってやり取りで終わるんやな)

 

 

【第十四ターン 冥琳】 残り11

 

冥琳「(点差を考えればここは無理に二本以上刺さなくとも問題ない。万が一、再び我々に順番が回ってきても次は雪蓮の番だ。雪蓮の勘ならば残りの穴の数が二つだとしても大丈夫だな)ふっ!」

 

 

ドス!

 

 

及川(ふふふ……だけど甘いなあ、かずピ~。それに対する準備はすでに万全なんや。剣が上から降ってこようが、天井まで吹っ飛ばされようが、今のワイなら確実に助かる! かずピイイイ……。お前の天下もあとちょっとやで~……!)

 

 

【第十五ターン(三週目) 麗羽】 残り10

 

麗羽「あら。なんだか少なくなってきていますわね」

 

ドス! ドス! ドス!

 

 

及川(そろそろやな。乱入するなら穴の数が減っていよいよ決着が着くぞ!って、タイミングでくるはずや。たぶん次か、その次の番がくるころには……)

 

 

【第十六ターン 白蓮】 残り7

 

白蓮「うう……。なんで麗羽のやつ何のためらいもなく刺せるんだよ……。くそー!(ドス!)」

 

 

―――――

 

 

 

 

 

……シーン……

 

 

 

 

 

及川(来んかったか。ならたぶん、次やな)

 

 

 

【第十七ターン 春蘭】 残り6

 

華琳「……春蘭。あなたに任せるわよ」

 

春蘭「はい! お任せください、華琳様!(ドス!)

 

秋蘭「そして全く考えずに剣を刺す姉者。ふっ。姉者らしいな」

 

 

―――――

 

 

 

 

 

…………シーン…………

 

 

 

 

 

及川(まだ来ないんか? そろそろ本当に終わるで?)

 

 

【第十八ターン 恋】 残り5

 

恋「…………ここっ!(ドス!)」

 

 

――――

 

 

 

 

 

――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!

 

 

 

 

 

 

及川「ってホンマに来んかったああああああああああああああああああああああああ!!??」

 

 

 

 

 

 

 

 

恋「あ…………」

 

聖「というわけでハズレを引いちゃったのは、なんとまさかの三国無双恋さんでした~! いや、本当にびっくりですね~……!」

 

一刀「残念だけど今回の月組の点数は零点だね」

 

 

恋「…………ごめん、月…………」

 

月「気にしないでください。恋さんのせいじゃありませんから」

 

詠「月の言う通りあれはしかたないわよ。でも、それでも責任を感じてるなら、次からの遊戯で巻き返しなさい」

 

華雄「ははは! 恋、お前が失敗するとは珍しいな! だが、気にする必要はない。まだ汚名を返上する機会などいくらでもあるではないか!」

 

霞「その汚名を返上できへんかった華雄に言われとうない気もするけど…………ま、ええか。みんなの言う通り、まだ勝負は終わってへん。やから落ち込む必要はないで、恋」

 

 

恋「…………みんな、ありがとう」

 

 

聖「他の組の点数は…………おお、三週目にも関わらず果敢に攻めた麗羽組が今回の戦いで一番の得点を稼いでいますね。恐るべきは麗羽さんの人並み外れた幸運力というべきでしょうか…………」

 

一刀「逆に一番低いのは桃香組だね。ただ三週目で得点を稼げなかった組はどこもそこまで点差はないみたいだけど」

 

 

麗羽「おーっほっほっほっほっほっほっほっほっ! 見ましたか、斗詩さん! 猪々子さん! 名門袁家の当主である私が本気をだせばこんな遊戯ぐらい、ちょちょいのちょいですわ!」

 

斗詩「さすがは麗羽様(の幸運力)ですね!」

 

猪々子「いや~。やっぱ、姫(の幸運力)は他のやつとは違うぜ!」

 

麗羽「そうでしょうとも、そうでしょうとも! おーっほっほっほっほっほっほっほっ!」

 

 

桃香「うう。次は頑張ろうね、愛紗ちゃん……」

 

愛紗「そうですね……。もう残りの試合数も少ないですし……。ん? そういえば、飛ばされた及川殿はどこに……?」

 

桃香「あれ? そういえばどこだろうね? …………って、あれ!」

 

 

 

 

 

 

 

及川「ああああああああああああ!? どこまで飛ぶんや、これえええええええええ!?」

 

 

(ボスン)

 

 

及川「おお、ようやく落ちたか~……。いや~怖かったわ~……。全くかずピーめ。いくらなんでも飛びすぎやろ! 天井にはギリギリぶつからへんかったけど、あの高さから落ちとったら普通死んどるで! ホンマ、ちょうど落下地点にこのクッションがなかったと思うと寒気がす……………る……………?」

 

 

 

 

 

クッション(貂蝉&卑弥呼)「「いらっしゃ~い♪(ギュギュ)」」

 

 

 

 

 

及川「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああ!!!?(ガクリ)」

 

 

一刀「及川が(精神的に)死んだ!」

 

華琳「この人でなし!!!!!」

 

 

 

 

 

おまけ1

 

聖「華雄さん、知っていましたか? 実は、今回の黒ひげ役って当初は華雄さんが担当するはずだったんですよ?」

 

華雄「なっ!? そ、そうなのか……!?」

 

聖「はい。それで最後は『華雄が死んだ!』『この人でなし!』って流れで終わるはずだったんですよ。ほら、華雄さんって恋姫キャラ随一の『死にねたきゃら』ですし」

 

華雄「そ……そうだったのか……(ズーン……)」

 

聖「はい。ですがそれを聞いた一刀様が猛反対されたんで中止になったんです。あのときの一刀様はかっこよかったですよ! 『華雄を殺すくらいなら及川を殺せ!』ってすごい剣幕で叫んでましたし」

 

華雄「そ、そうなのか……一刀……? 私の為にそこまで……」

 

一刀「……当たり前だろ。華雄だって俺の大事な子の一人なんだから」

 

華雄「一刀……!(ガシ!)」

 

一刀「ちょ、ちょっと華雄!?」

 

華雄「…………大好きだ、一刀」

 

一刀「……うん。俺もだよ、華雄」

 

華雄「一刀……!」

 

 

月「ふふ。よかったですね。華雄さん」

 

恋「……うん。よかった」

 

 

恋姫『華雄……(ほんわか)』

 

 

 

 

 

及川「いやいや。おかしいやろ! 今のただワイを生贄にしただけやろ! なんでそんな良い話みたいになっとるん!? 納得いかんわああああ!!!」

 

貂蝉「もう。及川ちゃんったら。無粋なことを言っちゃ、めっ☆、よ?」

 

卑弥呼「むう。それに儂達がおるのに他の男の子に目を向けられては寂しいぞ☆」

 

及川「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああ!!!???」

 

 

 

 

 

 

おまけ2

 

【四回戦開始のちょっと前】

 

 

桃香「ふう。これでよかったなか、雛里ちゃん」

 

雛里「はい、桃香様。いくら星さんといえども、翠さんと紫苑さんの二人を同時に相手にはできません」

 

桃香「星ちゃんのことだから、きっと無理してでも玉璽戦争に参加しようとするもんね……。気持ちは痛いほどわかるけどここは心を鬼にしてでも止めないと」

 

雛里(あわわ……。これで白蓮さんの組は脱落確定でしゅね)

 

桃香「でも翠ちゃんと紫苑さんにはちょっと悪いことしちゃったかな。本当はもう怒ってないのにね」

 

朱里「ですがあの二人が桃香様を裏切ったのは事実です。さすがにあそこまで堂々と離反されてなんのお咎めもなし、というのは色々とまずいですから」

 

桃香「そうだね。でもこれであの二人は許しても問題ないよね?」

 

朱里「そうですね。さすがにもう逆らうことはないでしょうし、罰も下しましたから許されても問題ないかと」

 

桃香「うん。じゅあ、許してあげようか♪」

 

朱里「はい♪」

 

雛里「それがいいかと♪」

 

 

 

 

 

桃香・朱里・雛里「「「まあ、優先券はまた別の問題だけど(ですけど)ね♪♪♪」」」

 

 

 

 

 


 
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