No.546251

マジ恋への転生者

第一話

2013-02-19 19:15:26 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:10751   閲覧ユーザー数:9691

 

 

 

 

2009年4月某日 日曜日

 

 

神奈川県 川神市 川神駅

 

 

 

 

 

 

『漸く着いた、流石に京都からは長かった(しかし重爺も急なんだよ、“川神学園に行け!鉄心には話をつけてある!”とか行き成り言い出すからついにボケたかと思ったよ、全く)』

 

 

因みに重爺とは私の身元引受人の敦賀重國の事だ

 

 

『(それに何故こうも効果は凄いが怪しいものをよく持って帰ってくるのか、この眼帯然り、荷物然り)』

 

 

眼帯に手を添え、家を出る前を思い出す

 

 

~~回想~~

 

 

重國「迷彩よ、これをもって行くが良い」

 

 

そう言って眼帯を差し出す重爺

 

 

『何だこれは?唯の眼帯じゃあないんだろうが(てか、これBLEACHの更木剣八のしてた眼帯にそっくりだな)』

 

重國「うむ、迷彩よ。御主は戦闘狂が苦手じゃったのう」

 

『え?あ、ああ』

 

重國「実はこれから御主が行く川神学園に戦闘狂が一人居ってのう」

 

『それって確か武神の川神百代だろ?』

 

重國「そうじゃ」

 

『でも確か私の一つ年上だろ?』

 

重國「そうなのじゃが、あの小娘は氣の多さで武術をやっている者かどうかを判断する事があってのう」

 

 

あぁ~何となく分かった

 

 

『つまり一般人に勝負を挑む事があると?』

 

重國「うむ、極偶にな。しかも病院送り寸前までやっておいて武術をやっていないとわかるとブー垂れるという。なんとも相手が可哀想な話じゃ」

 

『ハァ、行くのが嫌になる』

 

重國「心配するな、御主と小娘が戦うにはワシと鉄心と総理、それに川神市長とヒュームからの戦闘許可と、少なくとも九鬼家従者序列42位の桐山位の実力者の立会いが必要じゃ」

 

『そうか、で?この眼帯は?』

 

重國「おお、忘れておった!この眼帯は氣を抑える物じゃ」

 

『氣を抑えるねぇ、私はそこそこ氣の扱いには自信があるのだが?』

 

重國「それでもあの小娘は気づく事があるのじゃ、気づかれたが最後、許可を取らずに殴りかかって来るやも知れん」

 

『ん~、分かった、付けてくよ』

 

重國「うむ、体に気をつけてな」

 

『重爺もね』

 

 

~~回想終了~~

 

 

『(この眼帯にも驚いたけど、どっか行ったと思ったら帯刀許可証持って帰ってきたり、酔っ払って知り合いに連れて来られたと思ったらその知り合いが総理だったり、実は総理が実家の料理屋(和風)の常連さんだったり、上げればきりが無いな。それにこの街は咲さんと景清さんの息子がいるらしいし、その人でも探しますか)』

 

 

咲さんに曰く“私の息子って本当にすぐわかるから!私に似て可愛い子だよ!”らしい、あと景清さん並みの人脈構成能力に加え、咲さん並にヤドカリが好きらしい

 

 

ま、それはさておき

 

 

『(うん?アレは・・・・・・ビンゴかな)人違いなら申し訳無いが、直江大和くんかな?」

 

 

 

 

『イヤ~直江くんは咲さんそっくりだな、思った以上だ』

 

大和「俺の事は大和でいいぞ、同い年だし、学校同じだし、寮も同じだし。何より父さんと母さんの知り合いだしな」

 

『そうか、なら私のことも迷彩でいいぞ。まあ、言い難かったらメイでもツルでもいいし、何か適当なあだ名でもつけて呼んでくれ』

 

大和「分かった」

 

『あ、そうだ、これからちょっと街を案内してくれよ』

 

大和「いいぞ、今日は予定もないし」

 

『じゃあ頼む』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~所変わって多馬川土手~~

 

 

 

大和「あの橋は多馬大橋、地域の人からは変態の端と呼ばれている」

 

『何だいそりゃ』

 

大和「川神学園の生徒が学園に行くための橋なんだけど、個性豊かな生徒に加え、姉さんに戦いを挑む武道家や不良の集団がよく出没するんだよ」

 

『あれ?大和は一人っ子だと聞いたんだけど?』

 

大和「うん、一人っ子だよ。舎弟契約みたいなもんだよ。ま、武道家は一撃で伸されて不良集団は人間テトリスにされるんだけどね」

 

『あ~いいよね、人間テトリスって、特に集団で掛かってくる奴等ぶちのめして積み上げてどっか適当に放り投げる、最高だね』

 

大和「まさか迷彩、人間テトリス作った事あるのか?」

 

『あるよ、こっち(川神)来る前にかなりの数』

 

大和「へ、へぇ~(迷彩の事は怒らせない方が身の為だな)」

 

 

そんな話をしていると

 

 

???「敦賀迷彩殿とお見受けする」

 

『うん?私がそうだが、あんた等は?』

 

???「我は現・真庭忍軍十二頭領鳥組が一人、真庭鳳凰だ」

 

『………変だな、真庭鳳凰は千年位前に死んだはずだが?』

 

鳳凰「勘ぐらぬとも、別に当人が蘇った訳でも今の今まで生きているわけではない。唯単に、新しい真庭の里では当時の十二頭領の名と技を次代の者達へと継承してゆくしきたりがあるだけだ」

 

『なるほど、あんたと帽子みたいなもん被ってる奴については分かった。だがその着物の人と仮面の人は?』

 

???「俺は虚刀流百代目当主の(やすり)百蓮(びゃくれん)だ」

 

???「私は97代目左右田(そうだ)右衛門左衛門(えもんざえもん)だ」

 

『虚刀流に左右田ねぇ。で?あんた等、何しに来たわけ?』

 

鳳凰「我と鴛鴦と蜜蜂に狂犬と人鳥(ペンギン)、右衛門左衛門と百連は特に用事など無いのだが、他の7人の頭領がどうしても敦賀流を倒したいと申すのでな」

 

百連「そういうことだ」

 

左右田「無心配(しんぱいいらず)、私と白蓮は連れて来られただけに過ぎん、故に私と白蓮は無介入(手を出さず)

 

鳳凰「我としても右衛門左衛門に賛同したいのだがな」

 

『まあ、取敢えず相手は何人だ?後大和は下がっとけ』

 

 

そう言ってポケットからトランプを二組出し、ばら撒く。トランプが全て落ち切る前に得意な超早着替えで敦賀竜の胴着(刀語で迷彩が着ていたもの)に着替える

 

 

驚きながらも離れたところに移動する大和

 

 

???「12人だよ!きゃはきゃは!!」

 

 

するとへんな笑い方をしながら紫の奴(蝙蝠(こうもり)かな?)が持っていた模造刀を振るいながら突っ込んで来る

 

 

『あんたは、真庭蝙蝠だな?』

 

蝙蝠「きゃはきゃは!よく気づいたじゃねぇか!いかにも、俺様が現・真庭蝙蝠様だ!」

 

『家に代々伝わる文献に事細かく特長とかが記されてた、それこそ笑い方とかもな』

 

蝙蝠「成る程なぁ―――――――――――――――真庭忍法・手裏剣砲!」

 

 

蝙蝠の口から大量の手裏剣や苦無が吐き出され、私に向かって飛んでくる、そして驚く――いつから居たか分からん――ギャラリー達

 

 

『おいおい、行き成りか(運命崩しで避けるのもいいけど、一般人に当たったらワヤだからな、ここは)―――――――――曲技・百独楽(こま)劇場!』

 

 

今世で覚えた古武術の一つの骨法で隠し持っていた独楽(しかも回転してるやつ)を飛んでくる手裏剣や苦無に投げて当て、落とす。因みに技名は前世の漫画(ONE PIECE)より拝借

 

 

蝙蝠「なに!?」

 

『手裏剣砲か。私も使えるが、いちいち口に入れてから吐き出すって一手間余計で使い勝手が悪いと思わないか?――――――――――――虚刀流五の奥義・飛花落葉!』

 

 

ズドン!

 

 

蝙蝠「カハッ!」

 

 

真庭蝙蝠、飛花落葉を受け吹き飛び戦闘続行不可能(行方不明?)、リタイヤ

 

 

『まず一人』

 

白鷺「うこ行が()()。ぜうらもてせら()()はずま、だ鷺白庭真、人一が領頭二十軍忍庭真は()

 

『その喋り方鬱陶しい――――――――――爆縮地…伊賀流体術・伊賀剛力旋風』

 

 

縮地で近づき伊賀流体術の伊賀剛力旋風(名前は違うが木ノ葉剛力旋風そのまま)を喰らわす

 

 

白鷺「ウゴハ!」

 

 

真庭白鷺、伊賀剛力旋風を受け吹き飛び戦闘続不可能(行方不明?)、リタイヤ

 

 

『二人』

 

喰鮫「いいですねいいですね、蝙蝠と白鷺を瞬殺とは。しかし私は彼らのようには行きませんよ」

 

『喰鮫か―――――――――――――剃…獣厳(ジュゴン)!』

 

 

ゴッ!

 

 

剃で近づき獣厳(ジュゴン)を喰らわせる

 

 

喰鮫「カペッ!?」

 

 

獣厳(ジュゴン)を受け、変な奇声を上げて彼方へ飛んでゆく

 

 

真庭喰鮫、豪殺・居合拳を受け吹き飛び戦闘続行不可能(行方不明?)、リタイヤ

 

 

蟷螂「蝙蝠、喰鮫、白鷺の三人がこうもあっさりと……クッ!連携して倒すぞ!」

 

『無駄口叩いてていいのか?―――――――――――――――剃…虚刀流・牡丹から木蓮まで、脚技混成接続』

 

 

ズドガゴゲシ!

 

 

蟷螂「ゴプァ!」

 

 

虚刀流の脚技27発を喰らい、吹き飛ぶ蟷螂

 

 

真庭蟷螂、脚技混成接続を受け吹き飛び戦闘続行不可能(行方不明?)、リタイヤ

 

 

『因みに、忍法・足軽応用編。脚技から重さをそこそこ軽減』

 

蝶々「蟷螂!?」

 

『余所見とは、余裕だねぇ――――――――――――――豪殺・居合拳!」

 

 

ズゴッ!

 

 

豪殺・居合拳が当たる、足軽を使ったらしくダメージは少ないみたいだが、吹き飛ぶ(前の四人と同じくらい)

 

 

蝶々「どぅわ!?」

 

 

真庭蝶々、ダメージは少ないが吹き飛ばされ戦闘続行不可能(行方不明?)、リタイヤ

 

 

海亀「う、嘘じゃろ。真庭忍軍十二頭領の内の五人がこうもあっさりと」

 

川獺「お前は化け物か何かか?」

 

『これからあんた等もこうなるんだよ――――――――――拳々破ァ!』

 

 

ズドドドドドドドドォ!

 

 

二人に各12発ずつ拳をいれ、吹き飛ばす

 

 

海亀「ば、馬鹿なァ!」

 

川獺「のわぁぁぁぁ!」

 

 

真庭海亀・真庭川獺、共に吹き飛び戦闘続行不可能(行方不明?)、リタイヤ

 

 

『フゥ、シューリョー』

 

鳳凰「いやはや、流石。としか言いようが無いな。まさか七人がこうもあっさりとやられるとは」

 

『いや、それ程でもないさ。で?あんた等どうすんの?戦うの?』

 

鳳凰「いや、そのつもりはない。我等は飛んで行った仲間を回収して帰るとする」

 

『そうか、全員七浜の方に飛ばしたから直ぐに見つかると思うが』

 

鳳凰「それはありがたい情報を有難う。そうだ、蝶々と蝙蝠と川獺は人一倍負けず嫌いだから我等に黙って勝手にまた挑みに来るやも知れん。気をつけろ」

 

『そいつはどうも』

 

鳳凰「では、縁があれば又合おう」

 

 

そう言ってフッっと消える

 

 

 

 

大和「迷彩はスゲ~強かったんだな」

 

『これでも西では有名だったからね』

 

 

あの後はギャラリー達もゾロゾロと解散して行き、現在帰路についている(早く終わったつもりだったが意外と時間が経っていた。あと服は超早着替えで普通のに戻った)

 

 

『あ、私はこっちだから』

 

大和「あれ?寮はこっちだぞ?」

 

『ああ、まだ手続きを終えていないからな、今日は旅館に泊まるんだ』

 

大和「そうか、じゃあ明日、学校で」

 

『じゃあな』

 

 

 

 

 

 

 

~~その後の旅館~~

 

 

 

♪~♪~~♪♪

 

 

あ、電話

 

 

ピッ

 

 

『もしもし敦賀だが?』

 

???【もしもしツルちゃん?】

 

 

…私をこの飛び方で呼ぶのは……………

 

 

『咲さんですか?』

 

咲【あったりー!】

 

『どうしました?咲さん』

 

咲【いや、特にこれと言って用事は無いんだけど。大和にはもう合ったかな?】

 

『ええ、合いましたよ』

 

咲【そっか!どんな感じ?】

 

『聞いてた以上に似てて吃驚しましたよ』

 

咲【にしし!やっぱり?】

 

『ええ、あと友達も多いみたいですし』

 

咲【そっか……あ、実はこれだけなんだ。じゃあね~】

 

 

プツッ

 

 

『切れちゃった、相変わらず(せわ)しい人だな』

 

 

電話が切れ、時間もそこそこ。今日はもう寝ますか

 

 

 

 

 

後書き

 

 

まずは遅れました、パソコンぶっ壊れてました

 

 

原作キャラが大和(大和の母親の咲さん)しか出せなかった

 

 

しかもテストあるので来月まで投稿が厳しいです。ご理解のほうよろしくお願いします

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

拳々破・・・・・・・・・・めだかボックスの日之影空洞の技、ただただ殴る

 

獣厳・・・・・・・・・・ONE PIECEの六式の応用技、指銃(シガン)の速度で打ち出すパンチ


 
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