No.530233

なんか神の不手際で転生するらしい

さん

第四十四話:新学期だよ!〇〇〇〇先生!!

2013-01-10 21:04:20 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:13055   閲覧ユーザー数:11812

さて、春休みも終わり。今日は新学期そして登校してみると・・・・

 

 

 

「な、なんかやけに殺気立っているね・・・」

 

「そうだな」

 

 

 

だが、俺達に向けられたものではない。いや正確には男子全体と言ったほうがいいだろう。

 

 

 

「よう!二人とも」

 

「お、狩谷か・・・」

 

「久しぶりだね」

 

「まあな」

 

「それよりこの殺気はなんだ?」

 

「ああ、そりゃあの聖祥大6大天使と一緒になれるかどうかを決めるクラス分けだからね」

 

「6大天使?」

 

「ほら・・・いつも仲良くしてるだろ?」

 

「ああ、アイツ等か・・・しかしなんでまた急に」

 

「ほら、お前たちが初めて友達になっただろ?そのあと男子生徒の友達何人か出来たから・・・・」

 

 

 

ああ・・・そうえば、そうだったな。それでみんな殺気立っていたのか。別に俺等はアイツ等がいない時に話していただけなのだが・・・

 

 

 

「そんじゃ、まあ、お邪魔虫はとっとと退散するぜ。」

 

 

 

そう言って狩谷は下駄箱のほうへと言った。お邪魔虫?何のことだ?と思っていると・・・・

 

 

 

「伸~」

 

 

 

いきなりテスタロッサ姉が俺に飛びかかってきた。とりあえず俺はそれをよける。

 

 

 

「へぶぅ!?」

 

「いきなりおまえは何を馬鹿な事をしている?」

 

「酷いよ伸!何で避けるの!?」

 

「いきなり襲いかかってくるもんだから・・・・」

 

「抱き留めてくれてもいいじゃん!」

 

「そもそもなぜ抱き留めねばならん」

 

 

 

第一、 コイツを抱き留めて一体何の得がある?

 

 

 

「ちょっと、姉さん!ダメだよいきなりそんなことしちゃ」

 

 

 

そう言って駆けつけてきたのは妹のフェイトだった。

 

 

 

「にゃはは・・・」

 

 

 

その後に続いて高町達もやってきた。

 

 

 

「ッチ!なんで高町さんがあんな奴と・・・」

 

「フェイトさん今日もかわいいなぁ~」

 

「アリシアさんの抱擁を拒否するとは許せん!」

 

「なぜはやてさんがあんな()と・・・・」

 

「すずかさん相変わらずふつくしい・・・・」

 

「アリサさんに罵倒されたい・・」

 

「だがアイツ等のおかげであの天使たちとの接し方がわかったというのも事実・・・」

 

「彼らがいなければ我々は未だ友達になれる機会すら与えられなかった・・・」

 

「クソ!なんてもどかしい!!」

 

「これもそれも・・・・」

 

アイツ等(皇魔と聖火)のせいだ!!!!!』

 

 

 

そうそう、その怒りはその元凶たるバカ男共にぶつけるといいぞ。そして6番目に口を開いた奴はもう末期だな・・・

 

 

 

「ねえ、クラス分け見よう?」

 

「せやな」

 

「・・・ああそうだ。月村、バニングス」

 

「なに?」

 

「なによ?」

 

「コレ持っとけ・・・後でややこしくなるから」

 

「「?」」

 

 

 

そう言って誰にも聞こえないように渡した。

というわけでクラス分け表を見てみたが、見事に全員同じ。それはよかったのだがあのバカ男共もいる。おかげで高町達も最初は嬉しそうだったが後に思いっきり落胆した。

 

 

 

そして始業式にて

 

 

 

「それでは次に校長先生のお話です」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「諸君、私は学問が好きだ。諸君、私は学問が好きだ。諸君、私は学問が大好きだ!国語が好きだ。算数が好きだ。理科が好きだ。社会が好きだ。英語が好きだ。道徳が好きだ。体育が嫌いだ。・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんで毎回始業式での校長の話が3時間にも及ぶんだよ。」

 

「それに先生が濃ゆいんだよね」

 

「ああ、全くだ・・・」

 

 

 

それにしても体育館でのあの視線はなんだったんだ?まあ、悪意があるような感じではなかったようだから別にいいが・・・・

 

 

 

「えへへ、また一緒だね。二人とも。」

 

「俺達としてはこの席位置に何かしらの策謀を感じる」

 

 

 

    月

  アリ 俺 高 

  フェ 刃 バニ

    八

 

 

 

「え?そう?別に普通だと思うけど」

 

「これを普通だと思えるお前の肝っ玉がすごいと思うぞ」

 

 

 

OーHAーNAーSHI(※チャイム音です)

 

 

 

その音と同時に金髪の髪の生え際に定評がありそれも一因して妙に老けた先生・・・・ケイネス先生が入ってきた。因みにこの人20代です。

 

 

 

「全員席に着け。早速だがこの学校に新しい生徒が増える。」

 

「先生!女子ですか、女ですか、それともロリですか?」

 

 

 

お、ついに来たか・・・ってちょっとまて、お前少なくとも10~11歳だろ。なのに、なんでそんな単語知ってんだ。

 

 

 

「誰だろうね?」

 

 

 

知っているけどな。

 

 

 

「では、入ってくれ」

 

 

 

ガララ

 

 

 

「フォオオオオオオオオ!!!!」

 

 

 

湧き上がる男子の歓声・・・・そして

 

 

 

「「「「「「ぶぶっ!!」」」」」」

 

 

 

突如、噴き出した周りの女子6人。

 

 

 

「では、自己紹介をしたまえ。」

 

「シュテル・エーベルヴァインです」

 

「レヴィ・エーベルヴァインだよ!」

 

「ディアーチェ・エーベルヴァインだ!」

 

「ユーリ・エーベルヴァインです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事の発端はレヴィの一言だった。

 

 

 

「学校行きたい!」

 

「いきなりなんだ?レヴィ?」

 

「だって学校って僕達くらいの子と一緒に遊ぶところなんでしょ?だから僕も行きたい!」

 

 

 

つってもなぁ・・・学費とかはまあ何とかなるとして・・・

 

 

 

「お前どの学校に行きたいんだ?」

 

「それはもちろんシンと同じ学校がいい!!」

 

「言っておくがあそこはいるのに入試があるぞ。」

 

「にゅーし?」

 

「簡単に言うと、この学校に入る資格があるかどうかを確かめるんだ」

 

「どーやって?」

 

「勉強で」

 

「ええ!?そんな~orz」

 

「でも確かに学校というのは一度行ってみたいですね。」

 

「うむ、我も興味がある」

 

「私もです。」

 

「つってもお前等・・・ユーリはともかくお前等は容姿が容姿だからな。」

 

「「「あ」」」

 

 

 

そのことを指摘して落胆するマテリアルたち。・・・・だが、此処まで落胆するとは・・・・余程興味があったのだろうか?・・・・仕方ない・・・

 

 

 

「分かった、俺が何とかしてやる」

 

「「「「本当(ですか)(か)!?」」」」

 

「ただしちゃんと入試は自分の力で合格すること。カンニングや念話によるカンニングもどき行為とかは許さんからな。ちゃんとそれまで勉強しろ」

 

「「分かりました!!」」

 

「分かったよ!!」

 

「よかろう!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「と、言うことがあったわけだ」

 

「なるほどなぁ~でも確かにユーリはいいとして王様達は私たちそっくりやで?どうしたん?」

 

「ちょっとしたアクセサリー(魔改造)をつけてやっただけだ。」

 

 

 

何故かユーリにまで作ってくれとせがまれたがな・・・・

 

 

 

「どんなの?」

 

「簡単に言えば傍から見たら異常なはずなのに異常と感じなくなる結界が搭載されたアクセサリーただし、ある程度魔力を持っていると効かないのが難点なんだがな」

 

「せやったんか」

 

(そっか、コレはちゃんと見分け着くように・・・・伸君が・・・)

 

「そうえば、レヴィたち『エーベルヴァイン』って言っていたよね?あれは?(アクセサリーてことは伸のお手製だよね・・・レヴィたち羨ましいな・・・)」

 

「お前普通に考えろよ『ザ・デストラクター』とか『ザ・スラッシャー』とか『ロード』って姓や名前の奴いると思うか?」

 

「そうだね・・・・」

 

「確かにユーリちゃんの苗字が一番マトモかも」

 

「それにしてもすごい人気だね・・・」

 

「おかげで『聖祥大6大天使』から『聖祥大10大天使』になっちゃったからね」

 

「セフィロトの樹の守護天使かよ!!」

 

「それにしてもアレだね。三人はともかく、よくレヴィは受かったね。」

 

「アリシアちゃん・・・」

 

「そりゃ、アイツすげぇ努力していたからな・・・・起きて朝食食ったらシュテル達に勉強教えてくれってせがんでそれでさらにわからないところがあったら今度は俺に質問してきたからな。ちなみにその時のアイツの勉強時間は12時間だ。」

 

「「「「「「「嘘!?」」」」」」」

 

「マジだ。あの時のレヴィはレヴィの皮を被った何かしらの生命体なんじゃないかと思ったくらいだ。馬鹿と天才は紙一重ってあながち間違いじゃないかもな」

 

 

 

逆に言うとそれくらいやんなきゃアイツの頭に入らなかったというのが事実なんだがな。

 

 

 

「「ゴルァ!!テメエ等!!!!何勝手に俺のシュテル達に話しかけてやがる!!!この下種モブ!!!!!」」

 

 

 

うん、いつも通りだ。だが、同級生に下種モブって・・・そんなんだから友達ができないんだ。

 

ん?席?知りたいの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうなったよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ユ 月 シュ

  アリ 俺 高

  フェ 刃 バニ

  レ 八 ディ

 

 

 

 

 

 

 

下校時・・・

 

 

 

俺と刃は下駄箱にいた。何故かて?だってシュテル達HR終わった時にあのバカ男共に追い掛け回される羽目になっていたからな。とりあえず四人とも頑張れ。特にユーリ。シュテルは素体と違って運動神経いいからな・・・本当に高町素体とは思えん。

 

 

 

 

「はぁ・・はぁ・・・おまたせ・・・しました。」

 

「ぜぇ・・・ぜぇ・・・全くなんてしつこい奴等だ!」

 

「はぁ・・はぁ・・・というよりなんですか?あの体力は」

 

「僕もう走れないよ・・・」

 

「お疲れさん、じゃあ帰るか。」

 

「待って・・・ください・・・あと・・五分・・いや・・・一分でいいので」

 

「さっさと深呼吸して息整えろ・・・」

 

「も、もう駄目です~」

 

 

 

本当にこいつが俺の四肢の四分の三を吹き飛ばした奴とは思えん。HRから結構時間経っている今ならあまり人もいないし・・・・仕方ない

 

 

 

「ほらよ・・・」

 

「きゃあ!?」

 

「このほうが速い。さっさと帰るぞ」

 

 

 

そう言って俺はユーリをおぶった。

 

 

 

「ち、ちょっとシン!?」

 

「早く行くぞ。それともあのバカ男にまた追い掛け回されたいのか?」

 

「「「「嫌(です)(だ)!」」」」

 

「じゃあさっさと行くぞ。」

 

「ハハハ、今この光景を男子生徒が見たら発狂ものだろうね」

 

「うるせいやい。ほおっとけい」

 

 

 

そもそも他の男子生徒がいないことぐらい確認済みじゃい。

 

 

 

(温かい・・・・)

 

 

 

そして校舎までユーリをおぶったまま向かった

 

 

 

「遅い!何やっていたのよ!!」

 

「コイツ等がバカ男共に追い掛け回されてユーリがダウンした。」

 

「だ、大丈夫なの!?」

 

「つーか、ホンマアイツ等は・・・・」

 

「ホント、下校時になるといつも下駄箱をウロチョロするし・・・」

 

「家に帰った後もまわりをうろうろしているよね・・・」

 

「本当にもう・・・・」

 

「まあいいわ・・・さっさと乗りましょう。」

 

 

 

見るといつの間にかいつぞやかに乗ったあのリムジンが来ていた。12人いるが子供だから全員はいるだろう。

 

 

 

「ユーリ聞こえてたな?」

 

「・・・・・」

 

「?・・・おーい」

 

「・・・・zzz」

 

「コイツ・・・寝てやがる・・・」

 

「きっと伸君の背中が気持ちよかったんだね。」

 

(む、伸の背中か――)

 

(確かに気持ちよさそうだね。)

 

(ユーリ、いいなぁ・・・)

 

「?・・どうしたそこの三人?」

 

「「「な、なんでもないよ」」」

 

「?・・・・変な奴等」

 

 

 

とりあえず、ユーリを一番奥の席に寝かせそのまま俺がその隣に入った。すると―――

 

 

 

『私が入る(ります)!!』

 

 

 

なんか、テスタロッサ姉妹、月村、シュテル、レヴィが言い争いをしている。何してるんだ・・・さっさと入れよ。

ん?その隙になんかディアーチェがこっちに入ってきた。すると――――

 

 

 

「オイ!刃!さっさと入らぬか!!」

 

「・・・・いいの?」

 

「構わん、我が許可する!」

 

「じゃあお言葉に甘えて・・・」

 

 

 

ディアーチェの奴ちゃっかりしているな。

 

 

 

「ほんなら、次はうちが・・・」

 

「ダメよ!次は私よ!!」

 

「ほんならジャンケンにしよ?あと声静かにな?」

 

「わ、分ったわよ」

 

「「ジャンケン・・・ポイ!」」

 

「勝った!ほんなら私が入るな。」

 

「ぐ!なんで私ジャンケンが弱いのよ!!」

 

「にゃはは・・・じゃあ次、私が入るね」

 

 

 

そして・・・

 

 

 

「ああー!!王様ズルい!!」

 

「なんで王がシンの隣なのですか?」

 

「そうだよ!」

 

「黙れ!早い者勝ちだ!!それよりさっさと入らんか!!それにもうここまで入ってしまっておるから代われん(ドヤ)」

 

「「「「後で覚えてなさい!!」」」」

 

 

 

そう言ってなんかMOT○ERの○―グか某聖杯から流れ出てきたアレみたいなオーラを纏いながら四人が車に入り車が発射した。

 

 

 

「そうえば伸君の家ってどこなん?」

 

「此処から、南西に向かったところ」

 

「そういえば、伸君のお家ってどこだか私たち知らないよね・・・・」

 

 

 

なんかいやな予感しかしないぞ・・・

 

 

 

「ねえ伸今度の休み遊びに行っていい?」

 

 

 

言いやがったよ。この姉は・・・

 

 

 

「あ、それ良いね。」

 

「おい・・・」

 

「伸君のお家楽しみだなぁ」

 

「人の話を・・・・」

 

「え?みんな来るの?やったぁ!!」

 

「・・・・・もういいや」

 

 

 

とりあえず今週の休みは休みにならないということが確定した。因みにリムジンで送ってもらったため家の場所がばれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オマケ:体育館にて

 

 

 

「クソ!なんでオリ主の俺がこんなことを・・・」

 

「チッ!本当なら今頃シュテル達と・・・」

 

 

 

あのバカ男たちはシュテル達を追いかけまわした罰として学校内全域の掃除をさせられていた。

 

 

 

「こんな踏み台が一緒にいたせいで俺まで巻き添え食らっちまったじゃねえか・・・」

 

「あ?それはこっちのセリフだ。テメエがシュテル達をいやらしい視線で見てたからだろ。巻き添え食らったのはこっちだ!」

 

「ンだと!テメエ!!」

 

「やんのか!!」

 

 

 

 

 

ベシ!!

 

 

 

 

 

「「ギャ」」

 

「貴様等!口動かす前にさっさと掃除を終わらさんかー!!」

 

 

 

この掃除の見張りをしている義務(ギム)銀河南無(ギンガナム)先生だ

 

 

 

「そもそも・・・いいかぁ!!女の子を追いかけまわす野郎ってのはなぁ・・・・自分が醜くモテないことを自覚している奴が行う行動なんだよ!!!」

 

 

 

 

 

この後の馬鹿二人の反応はご想像にお任せします。

 


 
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