No.525668

真・恋姫無双~白き牙を持つ者~ #61

tokkeyさん

この物語はオリ主メインの外史です
視点は基本オリ主となっています
その他にご都合主義・チート・独自ルートで書いています
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2012-12-31 20:08:20 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:6536   閲覧ユーザー数:5796

~ 第61話 †旅芸人† ~

 

 

俺が彼女達3姉妹と出会ったのは

司馬懿(しばい)ととう艾(とうがい)の二人と旅を始めて暫く経ってからだった

この日も邑を巡り、現在の大陸の現状

治める領主の事を調べてる時だった

比較的小さな邑だったが俺らが邑に到着した時には

その邑の広場には邑の人全員が何かに夢中になってるようだった

俺らも気になったので行ってみると

 

 

歌と踊りをしている3人の娘の姿

それに熱狂している邑の人達の姿だった

この時代にもアイドルってあるんだなぁ程度だったが

一緒に来ていた二人は違った

特にとう艾の方は彼女達の歌を聞くなり、他の民同様熱狂し始めた

司馬懿は叫んだりはしないものの身体を音楽に合わせて動かした

二人も娯楽に飢えてたんだなぁとびっくりしたが

彼女らの音楽が止むと我に返ったかのように二人は

こちらを見て赤くなって俯いていた

大丈夫、俺は見なかった事にするからな

よし、宿を探すかと思って

まだ興奮冷めない邑の人に話しかけようとすると

 

 

「いやぁ~・・・張角(ちょうかく)様はいいな」

 

「馬鹿言え、張宝(ちょうほう)様のがいいに決まってる」

 

「じゃあ俺は張梁(ちょうりょう)様をもらっていきますね?」

 

「「まてまてーい!!」」

 

 

という俺には見過ごせない名前を言っている

そう、その名前こそ俺が待ち望んでいる始まり

【黄巾の乱】の首謀者達の名前だったからだ

俺は仲間の二人の傍に駆け寄り

 

 

「予定変更だ、俺の目的の人物を発見したから

 彼女達に時期が来るまで力を貸すぞ」

 

「九十九(つくも)に任せる」

 

「司馬懿様が良ければ自分は構いません」

 

「よし・・・じゃー俺はさっきの3姉妹を探してくる

 神流(かんな(とう艾真名)は黒烏(こくう(司馬懿真名)と一緒に宿の確保頼む」

 

「いってらっしゃい」 「任された」

 

 

二人の返事を聞くと共に俺は3姉妹を探し始めた

 

 

3姉妹の容姿は

長女・張角 桃色のロングヘアーに黄色の大きいリボンが特徴

一番女性的なプロポーションだ。

白と桃色の丈の短いノースリーブの服に桃色の膝丈スカートと黄色の膝下ブーツ

 

次女・張宝 青色の肩よりちょっと長い髪の毛をサイドテールにしており緑のリボンでとめている

前髪の一部を若干ドリルにしている、体つきはスラッとしている

服装は姉の張角とほぼ同じだが服の色が緑ベースでスカートはミニスカになっている

その代わり太もも位まであるロングブーツを履いている

 

三女・張梁 紫色の髪の毛で肩までの髪の毛で眼鏡をかけている

服装は姉二人と似ているが胸元の黄色のリボンが特徴

スカートではなくチャイナ服を腰から膝上までにしている上半身はノースリーブ

服の色は青色がベースになっている、ブーツの長さは膝丈

 

まぁこれは舞台衣装とかだろうけど・・・

それはさておき、お目当ての人物は邑の食堂に行くみたいだったので

入る前に捕まえることができそうだ幸い周りに人がいないしな

息を整えて、できるだけ不審人物にならないように気をつけながら声をかけた

 

 

「そこの3人の美人姉妹さん、ちょっといいですか?」

 

 

俺の言葉に3人が振り返り、俺の姿を見て警戒する・・・

ああ、俺仮面つけてるもんね

 

 

「ち、ちぃー達に何か用!?変な事しても無駄だからね!

 叫んだら親衛隊の皆が来るんだから!」

 

 

青髪の子・・・張宝が虚勢を張って対応する

 

 

「それは困ります・・・が

 俺としては3人がお持ちの【太平要術】を見せてもらえれば

 その対価として3人の護衛になりますよ?」

 

 

俺の言葉に3人がビクンと動揺した

最初に声を出したのは眼鏡をかけた・・・張梁だった

 

 

「貴方が一体なぜそれを?

 どこで知ったか知りませんが私達の手にはもうありません

 これで用事は済んだでしょう、さっさと帰ってください」

 

「え~おね~ちゃん的にはこの仮面の人すっごく強そうだから

 私達の護衛してほし~な~って思ったんだけど」

 

「そうよ!こんな得体のしれないやつにはさっさと帰ってもらうべきよ!」

 

 

どうやら旗色が悪いな

しかし、噂の仙術が書かれた本はすでに無くなってるのか

まっ口実だから別に無くても問題ないんだが

このままじゃ3人の近くにおれないがどうしたもんかね

頭を捻ってると、そこに10人程度の男たちがやってきた

 

 

「天和(てんほー)さん、地和(ちーほー)さん、人和(れんほー)さん

 食事の準備ができたようです・・・ってこいつは何者で?」

 

「あ、皆!あいつはちぃ達を攫おうとした奴よ!やっつけて!!」

 

「ちょっと姉さん!?」「ちーちゃん!?」

 

 

張宝が俺を指差して男達に指示を出した

メンドクサイがさくっとやって実力示したほうが手っ取り早いか

 

 

「きさまああああああああああ!俺達の天女様になにするだああああああああああ!」

 

 

何か叫びながら俺に突撃してくる屈強なマッチョ達

その間をすり抜けながら全員の首の裏に手刀を入れて気絶させた

俺が武器を装備して戦うほどでもない兵士よりも劣る一般人だしな

その様子を見て3人が後ずさりしながらペタンと座り込む

その姿を見て俺は・・・

 

 

「新しい親衛隊隊長を務める白(はく)と言いますよろしく」

 

 

3人とも青くなりながら頷いて俺の提案を受け入れてくれた


 
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