メールアドレス
パスワード
?パスワードを忘れた方
新規登録 | SSLでログイン
/ / 楽天会員IDでログイン
プロフィール
作品投稿・管理
お気に入り
交流・上達支援
メッセージ
設定・その他
No.524550
Mamiさん
教室の方を見ると、夏目和也はもう席に着いていた。 鞄を机にかけ、右手で机にほおづえをして窓の外を見ている。 その姿は席替えの時と同じで、その変わらない様が明日美を少し楽にさせた。 明日美はひとつ大きく深呼吸をしてから、教室に入った。 私、緊張している?
続きを表示
どうして自分の席に着くのにこんなにも緊張しなければいけないのかわからないけれど、 明日美は自分の席の椅子に手を掛けてそっと静かに後に引いた。 普通は教室の前を向いて座るのだけど、夏目和也に背を向けたくなくて、横に向かって座った。 それは、もう明日美の意地だったかもしれない。 自分でもびっくりするぐらいの意地。 でも、その意地がこの状況を変えた。 夏目和也に背を向けなかったことが、彼が声を掛けるきっかけになった。 「あのさ、春日野さん」 初めて聞く夏目和也の声に明日美は、反射的に返事をした。 ~こころのアスミ・ノベライズより~
2012-12-29 01:38:15 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:502 閲覧ユーザー数:499
コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。
この作品について報告する
追加するフォルダを選択
ユーザー登録してTINAMIをもっと楽しもう! ユーザー登録すると投稿された作品に支援やコメントをしたり、 クリエイターとして作品を投稿することができます!
教室の方を見ると、夏目和也はもう席に着いていた。
鞄を机にかけ、右手で机にほおづえをして窓の外を見ている。
その姿は席替えの時と同じで、その変わらない様が明日美を少し楽にさせた。
明日美はひとつ大きく深呼吸をしてから、教室に入った。
私、緊張している?
続きを表示