No.519971

魔法少女リリカルなのはA's ダメ人間の覚悟

makeさん

第14話 狒狒と桜と月と紅蓮

2012-12-18 14:47:39 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:11235   閲覧ユーザー数:9805

透「狒狒王・・・・・蛇尾丸」

 

俺はまず『蛇尾丸』で卍解をした・・・・とゆーのは、精神世界で白一護との修行の時の卍解では『蛇尾丸』を最初に習得していたかなんじゃけど。

 

なのは「ふわぁーー、デッカイ蛇さん」

 

フェイト「凄い迫力だね・・・」

 

シグナム「・・・・・」

 

ヴィータ「へぇ~、強そうじゃんか」

 

ハルカ「強そうじゃなくて、本当に強いのよ」

 

皆思い思いの感想を言っとるけど、こっちはこっちで好きにやらせてもらうで!!!!

 

俺は『蛇尾丸』を強く握りしめて大きく跳躍した。

 

 

 

なのは Side

 

透君はバンカイってゆーのをしたら、突然透君の周りに竜巻が出て来て、はれたと思ったらデッカイガイコツの蛇さんを握り締めた透君が居ました。透君の格好も少し変わっていました。

 

そして透君はあのデッカイ黒い人?に飛んでいきました。

 

ユーノ「ちょ!透!無茶しないで!」

 

アリシア「私達も行かないと!」

 

ハルカ「駄目よ!!行っちゃ」

 

私達は透君の援護に行こうとしたら突然ハルカちゃんに止められました。早くしないと透君が・・・・。

 

なのは「何でハルカちゃん!?早くしないと透君が」

 

ハルカ「大丈夫よ透なら」

 

ハルカちゃんは透君が居る方向を向き、私達も同じように向いてみると・・・。

 

透「はぁぁぁっ!!!!!」

 

透君が腕を振るとガイコツの蛇さんが黒い人?に向かって行きました。そして1体を沈め、次の黒い人?に向かって行きました。

 

ユーノ「凄い・・・・あんな大きい人?を一撃で倒した」

 

ユーノ君が皆を代表した答えを言いました。確かに凄い、今までよりスゴく強くなってるのが分かる。

 

ハルカ「当然よ、あれは卍解なんだから」

 

クロノ「その卍解とゆーのは何なんだ?」

 

ハルカ「アンタも知ってるでしょ?アイツのあの変わった刀の事」

 

クロノ「あぁ、僕が見たのは氷と槍・・・・じゃなくて三節棍と火の玉が出る剣だったな」

 

ハルカ「あれは始解っていって最初に解放した状態なのよ」

 

クロノ「つまり一段階目、ということか?」

 

ハルカ「そ、でも始解なら誰だって出来るの・・・・問題はその次、つまり卍解よ」

 

シグナム「何が問題なんだ?」

 

ハルカ「始解をするのは刀との対話と同調・・・・つまりシンクロしないといけないの、早い話仲良くなれってこと」

 

アリシア「アレって人が住んでるの?!」

 

ハルカ「人というか・・・・別の何かがいるのは確かよ・・・・続けるわよ?卍解に必要なのは具象化と屈服」

 

フェイト「具象化と屈服?」

 

ハルカ「姿を現せることと、従わせることよ・・・・・でもこれは誰にでも出来る事じゃないの」

 

ヴィータ「何だそりゃ?」

 

ハルカ「具象化の時点でもかなり大変だけど、屈服となると大変なんてもんじゃないわよ!やり方は刀によって違うけど根底は一緒、戦って勝つ!それだけ」

 

シグナム「・・・・その口振りからすると相当なものだというのが分かるな」

 

透君はそんなにまでなって力を得ようとしてるの?・・・・・

 

ハルカ「けどつらいことばかりじゃない、卍解は始解の5倍から10倍と言われているわ」

 

クロノ「5倍から10倍だと!!」

 

ヴィータ「そーいえば前にハルカがそんな事言ってたな」

 

シャマル「これがそーなのね」

 

ザフィーラ「歴然だな」

 

ハルカ「そ、だからアイツに助けは・・・・あ」

 

ハルカちゃんが突然気の抜けるような声を上げたのでその方向を向くと、透君のデッカイガイコツの蛇さんがバラバラにされてました。

 

ヴィータ「おいおい!アイツの武器がバラバラされちまったぞ!ヤバくねぇか?」

 

アリシア「早く助けに行かなきゃ!」

 

ハルカ「大丈夫だって・・・・・ほら、アイツは全然焦ってないでしょ?」

 

皆はハルカちゃんが指差した方向を向くと、笑いながら戦っている透君がいました。

 

ハルカ「それにあの程度じゃぁ『蛇尾丸』は壊れないわよ」

 

アルフ「どーゆー意味だい?」

 

アルフさんが理由を聞こうとした時、大きい人が持ってた剣を透君に向けて振り下ろそうとしていました。

 

なのは「きゃぁっ!!」

 

私は怖くなって目を閉じてしまいましたが、その後の音が全く聞こえてきません。見てみると、バラバラにされた蛇さんの頭が大きい人の腕に噛みついていました。それだけじゃなく、バラバラにされた胴体がまたくっ付き始めました。

 

フェイト「・・・・・何、アレ」

 

ハルカ「アレが『蛇尾丸』の強みよ、骨と骨を繋いでるあの光は透の魔力よ、だからいくら骨の節目を狙って斬ったりしてもまた元に戻るわけ・・・・もちろん分離と再結合は自在ね」

 

シグナム「・・・・やはり、透は凄いな!また戦いたいものだ」

 

ハルカ「アレを見てまだそれが言えるのが羨ましいわね」

 

ハルカちゃんが一人愚痴を言ってる時に、透君が私達の所に戻ってきました。

 

 

Side Out

 

 

は~てさて、『蛇尾丸』でやるにしてもこいつ等いい感じにバラけとるけぇなかなか狙えんのんよのぉ。

 

ハルカ「どーしたのよ、急に」

 

透「いや、アレ俺一人で倒すとか普通に無理じゃけぇ・・・・・ほいじゃけぇ、すまんけど皆にも協力してほしいんよ」

 

はやて「何水臭い事言うてるん!当たり前や」

 

ユーノ「けどどーするの?あんなデカくて、しかも複数いるとなると・・・・」

 

グレアム「ならばこの『デュランダル』を使うと良い・・・・・クロノ君」

 

クロノ「はい」

 

グレアム「君にやってもらいたいのだが、いいかね?」

 

クロノ「・・・・・わかりました」

 

透「クロノだけじゃぁ心配じゃけぇ俺もあいつを凍らせるの手伝うで」

 

アルフ「でもどーやってやるんだい?」

 

透「お前らも見とるはずじゃ、それの卍解を使うんよ」

 

ハルカ「成程ね、『氷輪丸』ね!確かにアレは有効だわ」

 

シグナム「『氷輪丸』とは何だ?」

 

ハルカ「簡単に説明すると、氷の中でも最強格よ」

 

シャマル「そんなものまであるの!?」

 

クロノ「だが、凍らせるだけじゃぁ封印は・・・・」

 

ハルカ「いいえ、凍らせた後皆で一斉掃射すればたぶん何とかなるわ」

 

スゲェトンデモ発言じゃのぉ・・・・・ってあのメノスまた虚閃を撃ってくるつもりか?!

 

フェイト「アイツまた撃ってくるよ!」

 

フェイトが言ったことで皆も気付いたようじゃ、俺は『蛇尾丸』を解いて別の刀にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透「『斬月』!!!!!・・・・・・・月牙天衝ォォォ!!」

 

 

俺は『蛇尾丸』から『斬月』に変えると同時に飛ぶ斬撃・月牙天衝をメノスの口に向けて放った。案の定メノスは撃つ前にやられたことで虚閃が暴発して自滅しとった。

 

シグナム「凄い威力だな、それにデカい剣だ」

 

ハルカ「アレは『斬月』、全斬魄刀の中でも異質なものよ・・・・それとあの技は月牙天衝、『斬月』に魔力を喰わせることで刃先から超高密度の魔力の斬撃を巨大化させて飛ばす、今のは手加減してるけど本気だったらこの地面の底が見えない程よ」

 

ヴィータ「スゲェ・・・・アタシでもそんな事出来ねェよ」

 

透「とりあえずアイツの足止めをせんにゃぁの」

 

ハルカ「それは私達がやるわ」

 

透「俺もやろうかねぇ・・・・つっても最初だけじゃけど」

 

ハルカ「・・・・・また何か出すつもり?」

 

透「これじゃい」

 

俺は『斬月』を解除して元の刀に戻して、刀を逆さまにして落とした。

 

はやて「ちょ!何してん透君!」

 

アリサ「何で捨ててんのよ?!」

 

ハルカ「・・・・・・ふぅ~ん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透「卍解・・・・・・『千本桜景厳』」

 

俺等の周囲に無数の刀が地面から出現してきた。

 

アルフ「うわぁ!!何だぁ一体!!」

 

アリシア「いっぱいの剣が出てきた!」

 

シグナム「ハルカ、これも何かの卍解か?」

 

ハルカ「ええそう、しかも私の大好きなやつでね・・・名前は『千本桜景厳』、『千本桜』の卍解よ」

 

シグナム「アレか」

 

シグナムはいつぞやの蒐集の時に見せた時の事を思い出していた。

 

透「解説どうも、散れ・・・・『千本桜景厳』」

 

俺の声と同時に周りの刀が一斉に花弁のように砕けグランドフィッシャーとメノス達に襲い掛かった。

 

ハルカ「さぁ!この隙に私達も行くわよ!」

 

ハルカの合図と同時に皆は一斉にメノス達の下へと向かった。俺はなのは達の援護の為にメノス達が虚閃を撃って来たらすかさず『千本桜景厳』で皆の防御をした。

 

透「さて、もういいじゃろ・・・・クロノ、やるかい?」

 

クロノ「あぁ」

 

俺は『千本桜景厳』を戻し、『氷輪丸』に切り替えた。

 

透「まずは俺が凍らせるけぇその上にやってくれや」

 

クロノ「了解した」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透「卍解!『大紅蓮氷輪丸』!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の背中に巨大な翼を持つ氷の龍を俺自身が纏い、背後に三つの巨大な花のような氷の結晶が浮かんでいる。この卍解を発動したことにより異次元世界じゃけど、天候が変わり出した。

 

アリサ「ちょっと何か寒くない?」

 

すずか「うん、急に寒くなった感じがするね」

 

透「すまんね、こいつを使ったらこうなっちまうんよ」

 

プレシア「それは?」

 

透「こいつは『大紅蓮氷輪丸』、前にジュエルシードの最後の戦いの時に見せた刀のもう一段階ってとこっすよ・・・・・こいつは氷雪系最強、しかも天候を支配する刀の一つっす」

 

リニス「天候を支配ですか」

 

俺がアリサ達に解説をしとる間に、なのは達がリーゼ姉妹と協力してメノス達とグランドフィッシャーを一か所に集めてくれとった。

 

透「ほいじゃぁ行きますかいねぇ!」

 

俺は『氷輪丸』翼でメノス達の所に飛んで行った。

 

メノス達の所に着くと俺は『氷輪丸』構えて、なのは達に忠告した。

 

透「皆!!!どいてくれぇや!!!今から俺とクロノで氷の中に閉じ込めるけぇ!!!」

 

ハルカ「それって、『大紅蓮氷輪丸』・・・・皆、ここは透の言う通り退きましょ!邪魔になるわ」

 

ハルカは俺が何をしようとしとるのか予想がついとるようじゃった。んじゃ予想通りにしようかねぇ。

 

突然メノス達の周囲に巨大な氷柱が大量に出現し、回り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

透「・・・・・千年氷牢!!!」

 

俺は『氷輪丸』を鍵を掛ける様に捻った、するとメノス達の周りにあった氷柱がメノス達に向かっていき閉じ込めた。

 

透「クロノ!!今じゃ!!!」

 

クロノ「悠久なる凍土 凍てつく棺のうちにて 永遠の眠りを与えよ 凍てつけ!・・・・・エターナルコフィン!!」

 

クロノがエターナルコフィンを発動すると俺が使った技、千年氷牢上からまた更にデカい氷がかかり広範囲にわたり氷漬けにした。

 

クロノ「それでここからどうするんだ?」

 

リンディ「ここからは我々が「いーや、最後まで俺らがやる」透君!」

 

どーせリンディさんはアルカンシェルを撃とうとしとるんじゃろうけど、あくまでこれは俺等がやっとる事・・・最後までやるのが筋っちゅーもんじゃろ。

 

クロノ「だが、アルカンシェルが無ければアレを消し去ることなんて」

 

透「全員の最大の技を一気にぶつけたら出来るじゃろ?」

 

グレアム「それは危険ではないか?」

 

透「そんなもん、はやてを助けるって決めた時から分っとった事っすよ」

 

俺が言い終わると同時になのは達が戻ってきて俺はこれからの事を説明した。

 

フェイト「ええぇ!!私達でやるの?!」

 

ヴィータ「また思い切ったこと考えるなぁ、お前って」

 

ハルカ「露出したコアはどうすんのよ?」

 

アリシア「それも皆でやるの?」

 

透「いや、それは俺が至近距離でやるけぇ」

 

なのは「それだと透君が危険だよ!!」

 

透「大丈夫じゃって、捕まらんよ」

 

ハルカ「・・・・・それって、スピードのやつ?」

 

透「・・・・・たぶん、お前が考えとるのじゃと思うで」

 

ハルカ「でも、ずれたらアンタタダじゃ済まないわよ?」

 

透「お前も分っとるじゃろ?アレの凄さ・・・・大丈夫、『蛇尾丸』以上にそっちを重点的に修行したけぇ」

 

ハルカ「・・・・・ま、アンタには写輪眼もあるんだしね」

 

透「しょゆこと」

 

ハルカ「古いわよそれ・・・・・」

 

透「ぐ・・・・」

 

なのは「ねぇねぇハルカちゃん、一体何の話なの?」

 

ハルカ「透の卍解についてよ」

 

シャマル「今度は何を出すの?」

 

ハルカ「別に隠し芸じゃないのよ?」

 

透「まぁいいけどね、皆も見たように卍解はその強力が故に解放した魔力に比例して刀自体も巨大になるのは分かったやろ?」

 

プレシア「確かに『蛇尾丸』と『千本桜』と『氷輪丸』はデカかったわね」

 

透「その為戦闘に必要な超高速戦闘はかなり限られてしまう、じゃけど何においても例外っちゅーもんはあるんよ」

 

ザフィーラ「例外?」

 

透「そう、卍解なのに小型で尚且つ超高速戦闘で超スピードでの攻撃が可能なのがあるんじゃ」

 

シグナム「確かに例外だな」

 

透「それが・・・・・・これじゃ!!!」

 

俺は刀を『斬月』に切り替えた。

 

はやて「それって、さっきあの閉じ込められとる奴らに向けて撃った剣やろ?」

 

透「そーじゃ、こいつはどの斬魄刀に属さん異質なんよ」

 

シグナム「つまりはそれの卍解が先程言っていたものなのか?」

 

透「正解!」

 

アリサ「何でもいいから、早くしなさいよ」

 

透「はいはい、分かりましたよ」

 

俺はアリサに急かされて卍解をしようとした、せっかくじゃけぇあのポーズでやろ。

 

俺は右手に『斬月』を持ち、右手を前に突き出した。その右腕に左手を掴んだ状態で発動することにした。

 

ハルカ「やっぱり、そのポーズを取るのね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透「卍!!!解!!!」

 

 

 

俺の周りにさっきの『蛇尾丸』の時と同じような竜巻が起こり、俺はその竜巻を切り裂いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透「『天鎖斬月』」

 

俺は黒いロングコートに似た独特の死覇装を身に纏い、手には黒い日本刀となった『天鎖斬月』を持っとった。

 

なのは「これがさっきの剣の卍解・・・・」

 

フェイト「確かに小さい・・・・っていうか」

 

アリシア「いつも持ってる剣と大きさがあまり変わらないね?」

 

シグナム「だが・・・・何か言い知れぬものを感じる」

 

ハルカ「言ったでしょ、これは例外なんだって、これは刀じゃなくて全身を纏う卍解だから・・・・けどコレの強さは折り紙尽きよ」

 

透「ほいじゃぁ、あいつ等をぶっ飛ばしに行きますかいねぇ!!」


 
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