文月学園一年生教室。ここでは今振り分け試験が行われていた。
(ふむ、この程度の問題か。)
教室の席に座っている生徒の一人、冴島鋼牙は問題を一通り見て思っていた。
その時
ドタンッ
突如人が倒れる音が教室に響いた。鋼牙は音のするほうを振り向くとそこにはピンクのロングヘアーの女子生徒が倒れていた。
「君、早く席に着きなさい。試験途中の退席は「無得点」扱いとなるが言いかね。」
鋼牙はその言葉に驚きを隠せず立ち上がった。
「待ってください。彼女の顔をよく見てください。どう見ても体調を崩しています。顔も赤く熱もあるみたいです。それでも退席扱いですか!」
「関係ないね。」
「・・・・・彼女を保健室まで運びいます。」
「君も「無得点」になるが言いかね?」
「構いません。」
鋼牙は上着を脱ぎ、女子生徒の膝に掛けお姫様抱っこし保健室へ向かった。
あれから日数は経ち、ここ文月学園に入って二度目の春がやって来た。鋼牙は校門に向かって走っていた。
「遅いぞ冴島!遅刻ぎりぎりだぞ!」
「おはようございます、西村先生。」
「うむ、おはよう。しかしお前にしては珍しいな。」
「父の墓に行ってました。」
「・・・そうか。あの日からもう八年か・・・」
「はい。」
「それより振り分け試験の結果だ。受け取れ。」
鋼牙は西村先生から手渡された封筒を受け取る。
「冴島、お前が行った行動は正しい。俺も学園長に掛けおって再テストを受けさせたかったのだが・・・・」
「構いません。それにこうなると思ってました。父も同じことをしたと言いますし。」
「・・・・・・言ったのはりんか。」
「はい。母も「お父さんと同じ道を進むのね。」と言ってました。」
鋼牙は封筒を開けるとそこには「Fクラス」と書かれた紙が入っていた。
キャラ設定
今回の作品は吉井明久の変わりに冴島鋼牙にしています。
・学力は主席クラス
・身体能力は超人並み
・観察処分(理由は出席日数)
・騎士(称号は一つだが鎧は五つ。理由は後ほど)
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今回思い切ってGAROとバカテスのコラボをしてみようと思いました。本当はISが終わってからと思ったんですが我慢できずにやっちゃいました。ホラーは出ませんが楽しませて似せようと思います。暖かい目で見守ってください。あとISの更新が遅れるかもしれませんがそこはご了承ください。