目を覚ますと俺はよくわからないところにいた。
「何で一面真っ白なんだ?」
その疑問に答えるように一人の女の子が「えっと…目が覚めました?」と聞いてきた。
この展開には覚えがある。所謂転生と言うやつである。俺はついさっき庄司と話していたことを思い出した。
ごめん庄司、俺はさっき否定した転生をすることになるかもしれない。
「えっと…今よろしいですか?」
「別にいいけど」
するといきなり少女が謝ってきた。
「すみません!私のせいであなたを殺してしまいました…」
あぁ、やっぱりこれは転生フラグなのか…
「はい…えっと、あなたには転生していただけると嬉しいのですけど…」
「一つ聞くけど君、神様なんだよね?」
「はい…つい最近神になったアルテミスといいます」
つい最近神になった?もしかして神様にも就任していられる期限とかがあったりするのだろうか?
「はい…えっと神にも期限があってそれが終わると次の神様に交代するんです」
なるほど…ていうか俺声に出してたか?
「いえ、一応私にも読心術が使えたりしますから…」
なるほど…そういうことか。
「それじゃ神様、俺はいったいどんな世界に転生するんだ?できればファンタジー満載な世界が良いんだが」
これでやっとつまらない日常から脱出できると思うと嬉しくてたまらなくなる。
「えっと…私を責めないんですか?」
「自慢じゃないが俺はあの世界が嫌いだったからな、その日常が終わって刺激のある世界にいけるのならこれほど嬉しいことはない、よってお前を責める理由は一つもない」
あ、俺神様をお前呼ばわりしちまった…
「あの、ファンタジー満載な世界に行きたいと言っていましたが私はリリカルなのはの世界にしか転生させられないんです…」
神様ことアルテミスがとても申し訳なさそうに言ってきた。
え?リリカルなのは?俺にとってはとても印象に残っている名前である。なぜならずっとそれを力説する友人がいたのだから
「ほかの世界には転生できないの?」
「はい…すみません」
「…その世界にも刺激はあるのか?」
「はい、魔法を使っての戦闘とかはありますけど…」
「ㇵァ…まぁ、いいか」
「いいんですか?」
実際にそこしか行けないならしょうがないじゃん…この際元の世界より刺激のある世界ならどこでもいいや。
「だったら能力とかは何がいいですか?」
「能力?」
「リリカルなのはの世界で使う能力です例えば魔力無限とか想像の能力とかいろいろできますよ?」
なるほど、つまり俺はチートになれるということだな…
「だったらまずはさっきアルテミスが言ってた二つと俺の知ってるアニメやゲームの能力や技を使用できる能力がほしいかな…」
「それくらいならすぐにできますよ?他にはないですか?」
「あ!そうだせっかくなら名前も雨宮リンドウにしてくれよ」
ゴッドイ○ターは面白かったしリンドウさんはかっこよかった
「分かりました、それじゃちょっと失礼しますね」
そういってアルテミスは俺の額に手を当ててきた
「これで能力の譲渡は完了しましたよ、ちなみにおまけもつけておきました」
「おまけ?」
「向こうについたらわかりますよ、私のことを許してくれたお礼みたいなものです」
「そうか、分かった」
「それでは、新たな人生を楽しんできてください」
その言葉を最後に俺は意識を手放した。
今回第2話となりました。どうだったでしょうか?楽しんでいただけたなら幸いです今後ともよければ見ていってください。
それではまた第3話で
Tweet |
|
|
4
|
1
|
追加するフォルダを選択
転生後の人生の第2話です。よければ見ていってください。