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第一話 武装とユニゾン
「うわあああああああ!頭が揺れるっっう!!」
俺は絶賛人参ロケットの中で揺らされていた。束姉さんの馬鹿!大丈夫って言ったじゃないか!
俺は一生懸命揺れを耐えていた。
『地表ニ衝突シマス。対ショック防御ヲトッテクダサイ。地表ニ……』
え?直撃?
「のわあああ!!」
俺は突然襲ってきた衝撃にのまれながら、俺は止まった人参ロケットのドアを蹴って開けた。
「いって~束姉さんの馬鹿やろ~」
どこにもいない束姉さんに向かって文句を言いながら人参ロケットから赤ちゃんがするよちよち歩きで這い出た。死ぬかと思った。
状況を確認する為に周りを見るとちょうど人と目が会った。だが、それはこの状況下では会いたくない人だった。
『何故お前がそこにいる…達深』
「うわーお。千冬ちゃんだー」
俺は暢気にそう言って頭を掻いた。いや~広いようで狭いですな~。
そう言っている間に千冬ちゃん(と量産型のIS・打鉄を装着した教師達)がこっちに向かってきた。
「やあやあどうも!千冬ちゃん!」
「はあ…相変わらずその調子なんだな」
千冬さんはそう言ってため息をついた。
幸せが逃げていくよ千冬ちゃん!」
「なあ!!」
あれ?何故握りこぶしなんか作ってんのかな?それに怒ってる?
「それは余計なお世話だ!!」
「うわっ!危ないな~。それだから「死ね!達深!」うわっ!!言っている途中なのに!!」
知らないうちに横の教師の人が装着していた打鉄を装着して襲い掛かってきた!
⇒タツミ ハ アイシャ ヲ ブソウ シタ!
「RIDE ON!!」
俺がそう言った瞬間俺の手にはアングルブレードが握られていた。
「良かった~アイシャが起きててくれて良かったよ~」
俺は、空いている右手で肩に乗っていたストラーフ型、アイシャの頭をそっと撫でた。
「別にマスターの為に起きていたわ、わけじゃない!」
そう言ってアイシャは顔を真っ赤にして背中を見せた。
そんなやり取りを見ていた千冬ちゃん達、教師を見ると固まっていた。何故だろう?
あ!そっか~~。
「俺がISを使っていることに驚いているんだ~」
「やっとそれに気づいたのですか達深」
俺がそんな事を言ってみんなを見ていると後ろから声を掛けられた。
「やっと気が付いた?リインフォース」
「ええ。しかし、良いのですかこの状況は」
「駄目でしょうねマスター」
うわっ!今度はユリカが言ってきた!
「さっさと説明したほうがいいんじゃないのか兄貴」
お前もかアギト…
仕方ない。ちょっと説明しますか。
「千冬ちゃん?おーい千冬ちゃん!」
「あ、ああ…。何だ?一体何なんだあそこにいるやつらは」
やっぱり聞くよね~。
「説明するけど、ちゃんと聞いてよね千冬ちゃん。何回も説明するのは嫌だから」
そう言って俺は、武装神姫、ユリカとアイシャ、ユニゾンデバイス、リインフォースとアギトの事を話した。
まあ、周りには他の教師の皆さんも居たようだけど。
そこは気にしない気にしないイェエイ!だと思う…。
「わかった。だが、いちようお前の試験を行う。いいな」
そう言って千冬ちゃん…いや、千冬ちゃんは刀を構えなおした。どうやら試験管は千冬さんのようだな。仕方ない。やるかね。
「了解。使うのはアイシャで行く。行くぞアイシャ!」
「ああ…マスター!」
「「RIDE ON!!」」
俺とアイシャがそう言うと改めて俺たちは武装した。
GA4“チーグル”アームパーツ
シュラム・RvGNDランチャー
モデルPHCハンドガン・ヴズルイフ
フルストゥ・グフロートゥ×2
フルストゥ・クレイン×2
アングルブレード×2
ジレーザ ロケットハンマー
DTリアユニットplus GA4アーム
FL013 01スパイクアーマー
FL013 01スパイクアーマー
FL013 ガードシールド
FL013 胸部アーマー
GA2“サバーカ”レッグパーツ L/R
GA2”サバーカ・ローカ”レッグパーツ L/R
アングルブレード
フルストゥ・クレイン
フルストゥ・グフロートゥ
FL013 センサーブレード L/R
FL013 シニヨン L/R
FL013 サーマルセンサー...カンドリョウコウ シヨウヲミトメマス...
そういった言葉がモニターに連続で表示されると俺の体は、ストラーフ型のカラー、黒い武装を纏った。
「さてと、いいですよ。千冬さん」
俺がそう言うと、千冬さんはすでにモニターできる場所にいる教師に合図をしると試験が始まった。
「はあああ!!」
「くっ!?」
俺は、開始の合図とともに千冬さんの懐に一瞬で移動してアングルブレードを横一線に振ったが、やはりブリュンヒルデ、このぐらいの攻撃は防ぐようだ。そうこなくっちゃな!
俺はそのまま追撃に出た。
ブレードをそのまま四方八方からの攻撃が来るように振って千冬さんに反撃する暇を与えなかった。そろそろ行くかな。
「これでも食らったらどうです!!」
そう言った瞬間俺の背中にあったアームの形をしたウィングが動いて千冬さんに向かってブレードを振り下ろした。
「ほう。面白い装備をしているな」
「でしょ?まあ、作ったのは俺と束姉さんだしね!」
俺はそのまま、アームと己のブレードを使って千冬さんに追撃を続けた。
しかし、一瞬の隙をついて千冬さんは打鉄のブレードを下から上に振り上げてきた。
「やば!」
俺は、攻撃に集中していてその攻撃に反応するのに遅れたが……
『しっかりしろマスター!』
アイシャの声が聞こえた瞬間右のアームが千冬さんのブレードを防いだ。だが、その代わり、アームは見事に真っ二つに切れた。
「ほう。今のはアイシャのサポートのおかげか?」
「ええ。ですが、まだ早いですがそろそろ眠たくなってきたので終わらさせてもらいます!」
そういって俺は溜まっていたライドレシオンゲージを解放した。そうしたら俺の体は、ピンク色をしたオーラみたいなものに包まれた。
「さて、一気に決める!いけるなアイシャ!」
『行けるとも!マスター!』
「『レールアクション』」
その瞬間、俺の姿は消えたと周りには見えないようになった(と前の任務で使ったときのアギトの感想)。
「は、はやい!」
千冬さんがそう言ってブレードを防御の構えにしたのを確認して俺はもっとスピードを出して、後ろに回った。千冬さんに気づかれないように。
「『ハァアアアア!!』」
俺は、アングルブレードを上段構えで、一気に振り下ろした。
それは見事に打鉄のシールドエネルギーを全て切り裂いて、無くした。
『試験終了です。勝者、篠ノ之 達深!』
アナウンスがなり、俺はすぐにアイシャをの武装をはずした。
「お疲れアイシャ。少し休んでていいよ」
「…ああ。そうさせてもうらうよマスター」
アイシャはそう言って俺のバックの中に入った。そこに二人の寝床はそこに入っていたのね…。
俺が、そう考えていたら打鉄をといた千冬ちゃんが歩いてきた。
「私の負けだ。強くなったな達深」
「そうでもないよ~。千冬ちゃん~」
俺がまたその呼び方で呼ぶと千冬ちゃんの顔が少しだけ、赤くなった。
…その反応は無しですよ千冬さん。
「それで、俺は合格なのかな?不合格なのかな?」
俺がそう聞くと、千冬ちゃんの顔は少し真面目になった。
「もちろん合格だ。それとすでに一限目が始まっているが、どうする。このまま教室に行くか?」
俺は少し悩んでリインフォース達の方を向いて、行くか行かないか悩んだか、リインフォースが首を縦に振ったのを見たので行けるらしい。ならそうするか。
「そうだね~。行くよ~千冬ちゃん~「そろそろその呼び方はやめろ!」うわぁ!」
俺が千冬ちゃんとまた呼ぶとグーが飛んできた。
それを反応できるギリギリの範囲で避けたが、追撃がきそうので少し距離をとった。
すると、リインフォースが千冬さんの(…こう言わないと殺されるような)元にいって何かを囁いた。それを一生懸命聞こうとしたが、アギトに邪魔をされ、聞こえなかった。
すると、何故か二人は握手をして、何かを納得しあったのか互いの目を見ていた。
ここに友情が生まれた!…的な。
それはさて置き俺たちは、一年一組の教室へと向かった。
アギト、ユリカ、アイシャは子供モードと俺より少し、背が低い子供状態(アイシャの場合は、スタイルが良くて、子供とは思えないがな)になった。
さて、これからは色々と面白くなりそうだけど…。
耐えられるか心配だな。
今日から俺のIS学園生活が始まった。
ISの第一話です!コメントなどを待っています!皆様のコメントを力に頑張らせていただきます!
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ISが開発されて数年たった。IS学園に行く事になった青年が紡ぐ物語。