ブロリー達と合流したジャンバードがナオの誘導に従ってたどり着いたのは、隠れ宙域。スペースニトロメタンと呼ばれる特殊なガスが海のように広がる場所で、炎の海賊はここを根城にしているのだという。
炎の海賊とは、ベリアル軍とエメラル鉱石を巡って戦い、宇宙中を駆け回っている、自由を愛する宇宙海賊のことだ。
一同がしばらく待っていると、隠れ宙域に一隻の宇宙船がやってくる。船体のあちこちが燃え盛る炎に包まれているこの宇宙船は、アバンギャルド号。炎の海賊の旗艦である。
そのアバンギャルド号の船首で、鼻歌を歌っている真っ赤な巨人がいた。彼は炎の星出身の戦士、グレンファイヤー。炎の海賊の用心棒をしている。
そして…、
「わしらは炎の海賊の船長!ガル!」
「ギル!」
「グル!」
名乗りを上げたのは炎の海賊の船長を勤める、ガル、ギル、グルの三兄弟だ。
「わしらの海に、おかしな連中が来ておるぞ!」
「ベリアル軍じゃなさそうだが…」
「人の留守中に勝手に土足で上がり込みおって!」
「どこのどいつだ!?名乗らねぇと、焼き鳥にして食っちまうぞ!」
ガル、ギル、グル、グレンは思いっきり警戒している。
「焼き鳥…?無礼者!!」
ジャンバードは焼き鳥という言葉に反応した。確かにジャン『バード(鳥)』ではあるが、自分はエスメラルダ王家を守護してきた誇り高き戦士。彼としては、その誇りを汚された気分だ。
「まずは挨拶して…それから…お話を…!!」
元々交渉をした経験があまりないのか、エメラナは完全に緊張してしまっている。
「ここは俺に任せろ。」
ゼロは、そんな彼女の肩を叩いて言った。
「む?」
皇魔はゼロを見る。と、左手をかざすゼロ。同時に、ブレスレットから機械でできた眼鏡のようなものが飛び出してきた。ゼロはそれを手に取り、
「デュア!!」
自分の目に押し当てる。すると、ゼロの全身が光に包まれ、あっという間にウルトラマンゼロに変身。ジャンバードの外に出た。
「…ふん。」
同時に、皇魔もまたエンペラ星人に変身してジャンバードの外に出る。
「てめぇ!ベリアル軍のダークロプスか!しかも悪人面したやつまで連れやがって!」
早速勘違いするグレン。この反応は想定していたので、ゼロは間違いを訂正する。
「違う!俺は光の国のウルトラ戦士、ウルトラマンゼロだ!」
「余は皇魔。悪人面などという名前ではない」
「あれがゼロと皇魔…?」
「そうだよ!」
エメラナが初めて見るゼロと皇魔の本来の姿。ナオは得意げに肯定する。
「別にお前まで出てくることはなかったんだぜ?」
「貴様一人では不安だっただけだ。それより、よそ見をしていていいのか?」
皇魔が指摘した瞬間、
「だっしゃあ!!」
グレンは不意討ちとばかりにゼロを殴り飛ばした。
「うわあっ!!」
下にある小惑星まで落とされるゼロ。だが受け身は取れているので、あまりダメージはない。
「俺は敵じゃない!話を聞け!」
「うるせぇ!」
ゼロの言葉になど聞く耳持たないグレンは、すぐさまゼロと同じ地表に降り立ち、
「ファイヤー!!」
再度ゼロを殴り飛ばす。
「ヒャッホーイ!!」
勝利を確信したグレンは一人で大はしゃぎし、ゼロに背を向けて自分の癖、頭を掻き上げる行為を行う。
しかし、ゼロがこの程度の攻撃で倒れるはずがない。
「あ?」
気配に気付いて振り向くグレン。そこには立ち上がったゼロがいて、
「ふぅ…」
自分に付いた埃を払っていた。
グレンはそれを見て喜び、
「俺は自分が認めた相手以外とは話をしない主義なんだ。」
ステップを踏みながらそう言ったあと、
「来な!」
ゼロを挑発した。
「やっぱこうなるか…」
ゼロは自分の師匠、ウルトラマンレオ直伝の宇宙拳法の構えを取って呟く。こうなることも、無論想定済み。なぜなら、一昔前の自分がグレンや炎の海賊と同じような性格だったからだ。
こういう相手に話を聞かせるには、まず叩きのめして大人しくさせるのが一番。
「…行くぜ」
静かに攻撃宣言をしたゼロは一瞬でグレンに接近し、アッパーで殴り飛ばした。
「ぐあっ!!」
飛んでいったグレンは、ゼロが放った拳のあまりの威力に背後にあった小惑星を砕き、その後ろにあったもう一つの大きめな小惑星に叩きつけられる。その大きめな小惑星でさえ、拳の勢いを受けきれずに、角度が傾いてしまう。
グレンの側に立ったゼロは、グレンがやったようにステップを踏み、
「来な!」
と挑発する。
「んの野郎マネしやがって!」
元々の気性の荒らさから見事なまでに挑発に乗り、立ち上がるグレン。そこから、男二人の暑苦しい一騎討ちが始まった。
「すごい戦いじゃ!」
「両者とも、いいぞ!」
大盛り上がりな炎の海賊のクルー達。
「…ふん。」
皇魔は鼻を鳴らす。ジャンバードは訊いた。
「お前は行かないのか?」
「…余はあのような暑苦しい連中が苦手なのだ。」
一方、ブロリー達の宇宙船。
「はぁ……暇です。」
ブロリーは呟いた。自分が戦うならまだしも、他人の戦いには全くと言っていいほど興味がない彼。戦おうにも、宇宙船が壊れるからやめろとパラガスに言われている。何かいい暇潰しはないかと、その弱いおつむで考えるブロリー。
と、彼は一つ思い出した。
「そういえば、この宇宙船の名前を決めてなかったな。」
パラガス曰く、この宇宙船が完成したのはつい先日で、まだ名前も付けてないとのこと。なら、今名前を考えてもいいだろうと思ったブロリーは、早速考える。
だがそれを聞いて、この男が黙っていないはずはなかった。
「もちろん、ベジータ号だふおおっ!!」
そしてブロリーに殴られた。
「ベジータ。そりゃさすがにダサすぎるぞぉ」
指摘する悟空。
「ここはやっぱり孫悟空号にうわああああああ!!!」
「大して変わってないだろうが!」
悟空はベジータと同じようにブロリーに殴られ、指摘される。
「ムシケラ。お前は何かないのか?」
「…スペースシップ仙豆ぐわあああ!!!」
やっぱり蹴られたピッコロ。
「僕は別に名前なんてなくてもいいと」
「お前は論外だぁ!!」
「うわああああああああ!!!」
悟飯の予想外だったが論外な答えにキレたブロリーは、エネルギー弾を投げつけて黙らせる。
と、
「ブロリー。」
パラガスがブロリーの肩を叩いた。
「ウルトラセクシーパラガス号はいかがかな?」
「できぬぅ!!」
「どあっ!!」
ブロリーはパラガスに裏拳を喰らわせた。自分の父だから他とは違うと期待したが、どうやら変わらなかったらしい。まぁ、サイヤ人は例外こそあれど、基本的に知能が低いのだから仕方ない。戦闘時や戦闘関連の話題には冴え渡る知略やカンの持ち主達であるが、それ以外の場面ではからっきしなのだ。
「えーっと、僕は」
「お前達真面目に考えろ!」
「!!」
そして、トランクスはスルーされる。
そうこうしているうちに、ゼロとグレンの戦いはますますヒートアップ。グレンはゼロを転ばせ、上下逆さまに持ち上げる。
「こいつは効くぜ!」
「やめろ!」
ゼロの制止を振り切って、グレンはそのままゼロを頭から地面に叩きつけた。この技の名はグレンドライバー。いわゆるところのパイルドライバーだ。
しかしすぐに復帰したゼロは、逆にグレンを転ばせ、同じように抱え上げる。
「放せ!放せったらよ!」
「行くぜ!」
ゼロはグレンを天高く放り投げ、投げたグレンに組み付いて一緒に落下。
「危ない危ない危ない危ない!やめろーーーーっ!!!」
グレンドライバーよりさらに強力な技、ゼロドライバーを決め、離脱するゼロ。
「あー首痛ぇ!」
だが本当に倒すつもりでやってはいないので、グレンのダメージは軽傷で済んだ。
「おい!お前一体何モンだ!?」
「やっと話を聞く気になったかよ!」
ゼロがただ者ではないということを理解したグレンは、ゼロに問いかけつつ殴りかかる。
「俺達は、バラージの盾を探す者だ!」
ゼロはそれを受け流しながら、自分達の目的を伝えた。
「バラージの盾だと?」
「どこにあるか教えてくれ!」
「バラージの盾はな、封印を解く欠片がなきゃ意味がねぇ。ありかを知ってても、夢も希望もねぇんだよ!」
グレンを含め、炎の海賊はバラージの盾のありかを知っている。そう、使えるものならとっくに使っているのだ。だが、バラージの盾を使うためには、バラージの盾の欠片を使って封印を解かなければならない。そのため、彼らはバラージの盾を使えなかったのである。
しかし、
「希望ならある!その希望は、あそこだ!」
「……焼き鳥……?」
ゼロはジャンバードを指差す。ジャンバードに乗っているナオが、封印を解くのに必要な欠片を持っているのだ。つまり、希望はある。
その時、
「!」
グレンが何かに気付き、振り向いた。
その方向からは、アヌーを襲っていたものと同じ戦艦の艦隊が、ワープしてきていたのだ。
「大変です!ベリアル軍です!」
「「ええっ!?」」
艦隊の正体は、ベリアル軍。ジャンバードはその襲来をナオとエメラナに伝えた。
「見つけましたよ。炎の海賊!」
戦艦の一つの上に、何者かが乗っている。
「私はベリアル帝国軍暗黒参謀ダークゴーネ。我が軍に逆らうとは、愚かな者達です。行け!」
律儀にダークゴーネと自己紹介した怪物は号令をかけた。すると、戦艦から大量のレギオノイドが出撃し、向かってくる。グレンは素早くアバンギャルド号に帰還し、船長達に指示を仰いだ。
「よう船長!こりゃあさすがにヤバいんじゃねぇか!?」
それに対する船長達の答えは、
「炎の海賊は!」
「決して逃げん!」
「受けて立つ!」
徹底交戦。ちなみに、グルだけは愛用している銃を頭上に向けて発砲した。
「だよな!じゃあまず、俺が…!!」
当然グレンも降伏するつもりなどなく、頭を掻き上げて戦意を高め、切り込もうとする。
だが、
「行く必要はない!」
ガルがグレンを止めた。
「は?」
「お前の力が必要になる本当の時が、いつか来ると思っていた。」
「な、何言ってんだ!?」
突然何を言い出すのか意味がわからず、狼狽するグレン。
「彼らとともに行け。そして、バラージの盾のありかを教えてやれ。」
「ちょっ、ちょっと待ってくれよ!」
「元気での~。」
ギルとグルに送り出され、グレンを置き去りに、アバンギャルド号は発進する。
「…俺の力が必要になる…本当の時?…それって一体……」
ずっと一緒に戦っていた仲間達から突き放され、どうしたらいいかわからず放心状態になるグレン。
しかし、
「馬鹿野郎!何やってんだ!!」
ゼロから気合いを入れられ、正気に戻る。気付くと、アバンギャルド号は船体の全砲門を開き、ベリアル軍と射撃戦を演じていた。今度のレギオノイドは、両手にドリルではなく大砲を装備しているタイプ。他の戦艦と連携して、アバンギャルド号を攻撃する。もちろんアバンギャルド号の方もありったけの砲撃を撃ち込むが、相手があまりにも多すぎるせいで大して効果がない。
「…ようやく出番だな。」
ジャンバードの上にあぐらをかいて座っていた皇魔は、やっと戦う時がきたとばかりに出撃した。
「科学者。」
「よろしいですじゃ。」
パラガスから命令を受けて、何かの薬を持ってくる科学者。
「夢原さんからもらったデカビタンを使う時が遂にきた。」
科学者から薬を受け取ったパラガスは、それをブロリーに渡す。
「ブロリー。お前のパワーで、ベリアル軍をこの世から消し去ってしまえーっ!」
「はい。」
素直にもらったブロリーは、デカビタンと呼ばれたその薬を飲み、宇宙船から外に出る。
すると、
「うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
ブロリーが巨大化した。ゼロや皇魔と同じ大きさだ。
「夢原様からいただいたデカビタンに改良を加え、宇宙での戦闘も可能にしました。」
説明する科学者。ちなみにこの改良型デカビタンは、一度服用すれば効果が半永久的に持続し、戻る時は戻りたいと念じればいい。夢原さん、本当にありがとうございます。
「いぇい!!」
巨大化したブロリーは、そのパワーを余す所なく発揮し、レギオノイド達を駆逐していく。
「お前達も行けぇ!!」
パラガスは悟空達にもデカビタンを与えて出撃させ、
「総員戦闘準備!」
さらにパラガスが号令をかけ、宇宙船も戦いに加わる。
だが、レギオノイドの一体がアバンギャルド号の甲板に乗ってしまう。そのままアバンギャルド号を撃墜しようとするレギオノイド。しかし、間一髪のところでゼロが間に合い、レギオノイドを突き飛ばし、額から放つ光線、エメリウムスラッシュで撃破した。ひとまずアバンギャルド号から離れたゼロは、ブレスレットに手をかざす。と、ブレスレットが槍、ウルトラゼロランスに変化し、ゼロはそれをレギオノイドの群れに向かって投げた。超高速で飛んでいくウルトラゼロランスは、多数のレギオノイドを次々と貫いていく。
「ファイヤースティック!!」
グレンも炎で出来た棒、ファイヤースティックを出して突撃し、レギオノイド達をすり抜け様にファイヤースティックで焼き斬る。皇魔の方はエンペラブレードを二本精製し、二刀流でレギオノイドを葬っていく。やがて一通りの攻撃を終えた三人は集結し、それぞれポーズを取った瞬間、攻撃を受けたレギオノイドは一斉に爆発した。グレンがゼロと皇魔に訊く。
「なぜ俺達を助ける!?」
「同じベリアルと戦う仲間だ!!」
「見捨てるわけにはいくまい!!」
互いに答えたゼロと皇魔は、再びレギオノイドを倒しに行く。
「仲間…」
グレンは静かに呟いた。
ゼロ、グレン、皇魔、ブロリーの奮闘で一体、また一体と倒されていくレギオノイド。
「ほう…」
それを一人、見物しているのは、ダークゴーネ。
「…なかなか、やりますねぇ。」
炎の海賊がここまでしぶとく、またそれに与する者達の実力がこれほど高かったのは、正直予想外だった。しかし、ダークゴーネにはまだ余裕がある。レギオノイドなど腐るほどいるし、これから別動隊も到着する。数ではベリアル軍の方が圧倒的に上なのだ。
「天将奔烈(てんしょうほんれつ)!!」
両手から莫大な量の闘気を拡散させ、レギオノイドを薙ぎ払う皇魔。
「このタコ!」
再びアバンギャルド号の甲板に降り立ち、射撃しようとしていたレギオノイドを、グレンが倒す。
「!」
そのグレンを、アバンギャルド号ごと撃破しようとレギオノイド達が攻撃するが、直前でゼロがバリアを張って防ぐ。
「…」
グレンはそれを見ていた。再度ウルトラゼロランスを投擲しようと構えるゼロだったが、
ピコン!ピコン!ピコン!ピコン!
「!」
ゼロのカラータイマーが点滅を始めてしまった。
「おい大丈夫か!?なんかピコピコいってんぞ!?」
当然カラータイマーを初めて見たグレンには、これが何を意味しているかなど知るよしもない。だが、ウルトラマンとの交戦経験が長い皇魔だけは、この意味を知っていた。
(エネルギー切れか!)
ウルトラセブンから託された三回分の変身エネルギー。その一回目が、尽きかけていたのだ。
「戦艦接近!このままでは危険です!」
さらなる敵の到来を伝えるジャンバード。
「クズが…」
「キリがねぇぞ!」
「くそ…わらわらと集まってきやがって…!!」
ブロリーと悟空、ベジータにもまだかなり余裕があるが、倒しても倒しても現れる敵に、苛立ちを募らせつつあった。彼がその気になればベリアル軍を銀河系もろとも消し去ることができるが、確実に皇魔達を巻き込んでしまう。今は力をセーブして戦っているのだ。
「こっから離れろゼロ!皇魔!船長達も急いで!ジャンプの準備を!」
ゼロの危機を感じ取ったグレンは、
「ベリアル軍ども!まとめて吹き飛ばしてやるぜ!!」
胸にあるファイヤーコアというランプを点灯させ、
「ファイヤァァァァァァァァァァァァァ!!!!」
全身を炎で包む技、グレンスパークを発動させる。
「何をするつもりだ!?」
ゼロはその凄まじい熱量に一瞬顔をしかめる。
「まさか、奴の目的は…!!」
パラガスには、グレンが何をしようとしているのかすぐにわかった。この宙域を満たしているスペースニトロメタンは、ニトロとついているように、爆発する。グレンはそのスペースニトロメタンを爆破することで、この宙域一帯の全てをベリアル軍ごと一掃するつもりなのだ。
「お前ら!!急いで戻ってこい!!この宙域一帯が消し飛ぶぞ!!」
「そりゃてぇへんだ!」
「父さん!!早く!!」
「言われなくてもそのつもりだ!!」
パラガスから命令を受けて帰還する悟空、ベジータ、トランクス。
「ブロリー!!お前も戻れ!!」
ブロリーにも帰還を呼び掛けるパラガスだったが、
「ハハハハハ!!!」
ブロリーは戦闘に夢中で気付かない。
「ブロリーさん!!」
「よせ悟飯!あいつは話を聞かない!」
慌ててブロリーを呼びに行く悟飯を止め、宇宙船へ急ぐピッコロ。
「くっ…やむを得ん!どうせ死なないだろうし、ブロリーはあとで回収する!」
パラガスはブロリーの耐久力を信じ、宇宙船は悟空達を回収して、一足先に離脱する。
「…バラージの盾は、『鏡の星』にある。」
「鏡の星!?」
「『二次元の民』を捜せ!」
グレンはここにきて、ゼロにバラージの盾の情報を与えた。
「俺の名は、グレンファイヤー!仲間ってのは、いいもんだよな……へへっ!楽しかったぜ!」
「よせ!!」
ゼロはグレンを止めようとするが、
「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
グレンはゼロの制止を振り切って宙域の中心に突撃し、
そして、
大爆発が起きた。
「おわっ!!」
爆風を受けて一瞬よろめいたダークゴーネは、
「小癪な真似を…!!」
恨み事を呟きながら、離脱していった。
続いてアバンギャルド号が離脱し、
「くっ!」
「無茶しおって…!!」
ゼロがバリアを展開し、皇魔がジャンバードを抱き抱える形で守り、爆風を防ぎつつ三者も離脱。
「馬ぁ鹿ぁなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
命令を無視して暴れ回っていたブロリーは離脱できず、他のベリアル軍同様、爆発に巻き込まれてしまった。
物語の舞台は、バラージの盾が眠る惑星、鏡の星へ。
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次回は、鏡の星の勇者が登場します。
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今回はドラゴンボール組がカオスです。