ライダー達が怪人達と戦っている間、BSAAや隼、弾のパワーダイザーやヒート・ダイザーが戦闘員軍団と戦っていた。
パワーダイザーはアメフトを思わせるタックルを繰り出し、ヒート・ダイザーは火炎放射で戦闘員達を撃退していく。
「フィン!ピアーズ!右の方から来るぞ!!」
「了解!」
「しかし、何でここの警備部隊は動かないんですか!?」
フィンはセットした爆弾を起爆してそう言うと、怯んだマスカレイドをアンチマテリアルライフルで狙撃するピアーズに聞いた。
「あいつ等は肝心な時に動かないからな!」
「それに委員会の命令を優先させるのが先なのよ!」
ピアーズ、ジルがそう言いながら屑ヤミーを銃撃していく。
「怪人達はライダーに任せて、オレ達は戦闘員を倒すぞ!ここから先を誰一人も通すな!!」
「「「了解!」」」
BSAA隊員達はラウの言葉に返事をして戦闘員達と戦っていく。
『ホアチャ!』
一方、メテオはシャチパンダヤミーと戦っていた。
『きゅー!』
シャチパンダは謎のパンダ拳(?)を使うが、苦戦していた。
『やはり、再生怪人は弱いのがお約束だな…』
デルタはそう呟くと、新アイテムのデルタバスターを取り出した。
『さてと、試し撃ちといくか!』
『デ~ルタチャージ!』
デルタバスターから電子音が流れると、銀色のフォトンストリームが銃口に集まり始めた。
『撃つから離れろ!』
『え、分かった!』
『頼むぜ、相棒!』
『おいしい所持っていけ!』
フォーゼ達が離れるとデルタはデルタバスターの引き金を引いた。
『デ~ルタ、ストラァァイク!!』
デルタバスターから放たれた銀色のフォトンストリームの光弾にリバイバルのテイMが呼び出したデータ怪人は消滅した。
『データ怪人粒子、消滅、破壊』
シルバがそう言っていると、そこに相川始、橘朔也、上条睦月が駆け付けた。
『あれ?速水校長?』
「速水?俺は橘だが…」
何故か、フォーゼは橘を自身が通っている天高の校長の速水公平と勘違いをした。
更にそこにブルースペイダーに乗った男こと剣崎一真も駆けつけた。
「来てくれたか…剣崎」
「本当にお久しぶりですね、剣崎さん」
「相変わらずだな剣崎」
「そうだな…橘さん、睦月、始」
久しぶりの再会だが彼等は短めに言った。
それは彼等が剣崎一真を信じているからだ。
『剣崎さん、コレをお返しします!』
デルタは剣崎にブレイバックルを渡した。
そして、彼等はそれぞれの変身アイテムを装着して叫んだ。
「「「「変身!」」」」
『『Turn Up』』
『Change』
『Open Up』
電子音の後、彼等はブレイド、ギャレン、カリス、レンゲルに変身した。
『トォ!』
そこに黒い仮面ライダーが現れた。
『おい、あれって…』
『ああ、栄光の11人ライダーの1人の…』
そして、彼は叫んだ。
『俺は太陽の子!仮面ライダーBLACK!RX!!』
現れたのは太陽の力で超進化した戦士、仮面ライダーBLACKRXだった。
『おのれ…テイM!リバイバルタイマーだ!』
『了解…チクタクチクタク…』
ロボゴーグにそう言われ、テイMが再びリバイバルタイマーを発動した。
空間が歪み、デルタにある物が見えた。
それはロボゴーグが機械ではなく人間に見えた。
『チクタクチクタク…データ怪人!』
すると、テイMの近くにスパイダーアンデット、ピーコックアンデットが出現した。
『ここは俺達に任せて、君たちはBSAAの援護を頼む!』
『了解、お願いします光太郎さん!』
イクサはそう言うと、BSAAと合流をして戦闘員軍団と戦い始めた。
そして、ブレイドVSテイM、ギャレンVSピーコック、カリスVSシルバ、ターミネT、レンゲルVSスパイダー、RXVSロボゴーグが始まった。
『くらえ、撃砕バルカン!』
ロボゴーグは10サイの1つである、左腕に装備したバルカン砲でRXに向かって乱射した。
だが、RXはある姿になり、撃砕バルカンは通用しなかった。
その姿はロボットみたいな姿だった。
『なにぃ!その姿は…』
『俺は悲しみの王子、ロボライダー!』
ロボライダーは自身の武器、ボルティックシューターを構えた。
『ボルティックシューター!』
ボルティックシューターから放たれる光線をくらい、ロボゴーグは怯んだ。
『おのれ…伐採セイバー!!』
すると、ロボゴーグは右腕から剣を出現させて相手を伐採するが如く強力な斬撃をくらわせる伐採セイバーをロボライダーに攻撃しようとするが…
ロボライダーは光に包まれて、液状みたいな姿になると伐採セイバーをすり抜けた。
そして、もう1つの姿に超変身をした。
『ま、まただと!?』
『俺は怒りの王子、バイオライダー!』
バイオライダーはそう名乗ると、バイオブレードでロボゴーグと斬りあいになった。
一方、レンゲルはレンゲルラウザーにクローバーの6と5を読み込ませた。
『BLIZZARD』
『BITE』
『BLIZZARD CRASH』
そして、レンゲルは両足から放つ吹雪で標的を凍らせ、両足で頭部を砕くブリザードクラッシュをスパイダーアンデットに叩き込んだ。
『ギギャァァァァ!!』
断末魔を上げたスパイダーアンデットはデータ怪人の為、消滅した。
一方、ギャレンはピーコックの羽手裏剣を回避しながらギャレンラウザーで銃撃していく。
『くっ…おのれ!』
どうやら、このピーコックには生前(?)の記憶が少しあるらしい。
そして、3枚のカードを読む込ませた。
BGM:辛味噌ことrebirth
『FIRE』
『DROP』
『GEMINI』
『BURNING DIVIDE』
すると、ギャレンの脳裏にある女性のことが浮かんだ。
そして、彼は叫んだ。
『小夜子ぉぉぉぉぉぉ!!』
ギャレンは高くジャンプして宙返りして自身の分身を作り出し、2人で両足に炎をまとった状態で二段つま先蹴りを放つ、バーニングディバイドを繰り出した。
『バカな…私が…再び負けるなんて……』
ピーコックはそう呟くと消滅した。
一方、カリスはカリスアローに2枚のカードを読み込ませた。
『DRILL』
『TORNADO』
『SPINNING ATTACK』
カリスは竜巻に包まれながら上昇し始めた。
『必殺技粒子反応アリ!撃て、撃て!!』
『さっさとうせろ、ベイビー!』
シルバはバイバスターでターミネTは超電磁キャノンを撃ち出すが弾き返される。
『ハァァァァ!!』
カリスはドリルキックを叩き込むスピニングアタックをシルバ、ターミネTに打ち込んだ。
『俺の粒子反応、瀕死!撤退!!』
『撤退するべきだ!』
そう叫ぶと、シルバ、ターミネTは撤退した。
一方、ブレイドは自身の武器、ブレイラウザーでテイMの時計の針を模した刀、十刑刀(トケイトウ)で戦っていた。
『ウェーイ!』
『チックゥゥゥ!!』
ブレイラウザーの一撃でテイMの十刑刀をへし折った。
『ここで決着をつけるぜ!』
ブレイドはそう言うと、ブレイラウザーに3枚のカードを読み込ませた。
『KICK』
『THUNDER』
『MACH』
『LIGHTENING SONIQUE』
電子音が流れると、ブレイドはブレイラウザーを地面に突き刺した。
右脚に電撃をまとい、さらにはマッハによる加速力を加えた強烈な飛び蹴りを叩き込む、ライトニングソニックをテイMに叩き込んだ。
『チック、ターク!!』
テイMは断末魔を最後に爆発した。
『トォ!!』
一方、RXはリボルケインを持ち、ロボゴーグにリボルクラッシュを決めようとジャンプして叩き込もうとするが…
『甘い!要塞アーマー!!』
ロボゴーグは肩・両足の装甲を巨大化させ要塞が如き頑強な壁を作り出してリボルクラッシュを防ぐ。
『残念だったな!貴様の最後の一撃もこれで無駄になったな!』
『悪いが俺は1人で戦ってるじゃないんだ!』
すると、RXの後ろからイクサ・バーストモードがイクサカリバー・カリバーモードを構えていて、カリバーフエッスルをイクサベルトにセットした。
『その命、神に返しなさい!』
『IXA KALIBER RIES UP』
後ろでは燃え盛る太陽が輝き、イクサは光を纏ったイクサカリバーで敵を一刀両断にするイクサ・ジャッジメントを放った。
『バカな……この私がぁぁぁぁぁぁ!!』
リボルクラッシュにイクサ・ジャッジメントを叩き込まれたロボゴーグは爆散した。
身体はバラバラになったが、頭部は遠くに吹き飛ばされた。
『おのれ…覚えていろよ!』
そう呟くと、ロボゴーグはボウリングの球の如くゴロンゴロンと転がって去った。
『さてと、ここを去るか…』
「待て!」
そこに千冬が警備部隊と共に現れた。
「仮面ライダー!貴様等を拘束する!!」
千冬がそう叫ぶと、刀剣型ブレードの雪片を構えて、瞬時加速をしようとすると…
「うあたぁぁぁぁぁ!!」
「うわっ?!」
奇声を発したジンヤが何所からか現れた飛び回し蹴りを千冬に叩き込んだ。
飛び回し蹴りをくらった千冬は校舎にぶつかり、壁が壊れて瓦礫に埋もれた。
「千冬様!?」
「ISを装備していたのに何で?!」
「アイツは人間なの?!」
警備部隊員は千冬に気を取られている間にRXやイクサ達は撤退していた。
「しばらく眠っていろ…」
ジンヤがそう呟くと…
「ジンヤァァァァァァァァァ!!」
千冬が瓦礫の山からスラスターを全開にして飛び出した。
「まだだ!まだ終わっていない!!」
「リキッドかてめぇはぁぁぁぁぁぁ!!」
千冬は雪片でジンヤに切り掛かろうとするがジンヤは瞬時に高周波ブレードを出現させて防いだ。
左手で高周波ブレードを持つと、右手でジンヤの愛銃S&W M29をカスタムしたウルフを取り出して、発砲した。
千冬は瞬時に距離を取って防いだ。
「ジンヤ、貴様は前々から邪魔だった。貴様を叩きのめしてやる!」
「それはこっちのセリフだ…アンタは俺の悪夢だ。アンタとはケリを付けてやる」
ジンヤはそう言うと、高周波ブレードとウルフを一旦しまうと村正ブレードを取り出して構えた。
千冬も雪片を構えなおした。
「来い、神崎ジンヤァァァァァ!!」
「ケリを付けてやる、織斑千冬!!」
そして、世界最強VS最凶の元少年兵の戦いが始まった。
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